故伊東正義氏は、過去2回総裁候補に擬せられた。
一度目は、昭和55年、大平正芳首相の急死のとき、臨時首相代理をしていたことから、暫定候補とされた。
二度目は、平成元年、リクルート事件で竹下首相が退陣したとき、清廉さが買われてのことだった。
いずれの場合も、その気があれば総理・総裁になれたのに、伊東氏はこれを一蹴した。
総理大臣が短期のうちに何度も変わる時代にあって、総理の座を固辞した伊東氏の頑固一徹な生き様は、政治史の上で長く語り継がれることだろう。

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伊東正義 総理のイスを蹴飛ばした男――自民党政治の「終わり」の始まり 単行本 – 2014/4/25
国正 武重
(著)
大平正芳の盟友として大平亡き後の首相臨時代理や、鈴木内閣での外務大臣を務め、竹下首相辞任後には「次期総理候補」として取り沙汰された政治家・伊東正義。彼の生き様を通して、自民党政治が変わりゆく様を描き出す。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2014/4/25
- 寸法13.5 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104000259709
- ISBN-13978-4000259705
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2014/4/25)
- 発売日 : 2014/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4000259709
- ISBN-13 : 978-4000259705
- 寸法 : 13.5 x 2.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 413,836位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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最新刊は、伊東正義 総理のイスを蹴飛ばした男――自民党政治の「終わり」の始まり [単行本]。
また、電子書籍「今だから言えること 歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影」(ArsLonga Inc.刊)。
http://www.artislong.jp/works/ima.html など 多数。
政治評論家,ジャーナリスト.1933年愛媛県生まれ。58年早稲田大学第一法学部卒業。59年朝日新聞に入社し、67年東京本社政治部に配属される。以来、佐藤栄作内閣を皮切りに歴代政権を担当した。78年政治部次長、大平内閣の首相官邸クラブ責任者となる。81年編集委員(政治担当)、93年役員待遇。1995年退社し,以後フリーとして活躍.著書に『漂流する政治』『戦後政治の素顔――記者の証言』『湾岸戦争という転回点』,『戦争体験は無力なのか ある政治記者の遺言』『自民単独支配の終焉』など多数.「湾岸戦争という転回点」で99年度日本記者クラブ賞を受賞。
日本記者クラブ主催講演会
https://www.youtube.com/watch?v=dCPH7TUOdSw