身近な商品の開発事情がわかってとても興味深かった。私は工業製品の研究開発に携わっているが
全く分野が違う商品開発ではあるが、セブンイレブンが行っている新製品へのアプローチの仕方は
とても科学的であり参考になった。そして、最後に載せられている鈴木会長の、「お客様第一」
「コンビニとしての基本を貫く」という姿勢は非常に好感が持てたし、現在のセブンイレブン好業績
の根底に流れるものであると感じた。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
セブン-イレブンおでん部会―ヒット商品開発の裏側 (朝日新書 34) 新書 – 2007/3/13
吉岡 秀子
(著)
いかに消費者が自分でも気づいていない「嗜好」を発掘するか。店を出るときにどれだけ「余分」なものを買わすか! 商品開発者たちの30数年に渡る悪戦苦闘ぶりと、お馴染みのヒット商品が出来るまでのプロセスを、日本初の「コンビニ専門記者」が丹念にリポート。コンビニ業界の隠れた消費者戦略が、いまはじめてここに明らかになる。鈴木敏文会長の「こんどはこの商品で勝負」と題したロングインタビューも掲載予定!
- ISBN-104022731346
- ISBN-13978-4022731340
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2007/3/13
- 言語日本語
- 本の長さ237ページ
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2007/3/13)
- 発売日 : 2007/3/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 237ページ
- ISBN-10 : 4022731346
- ISBN-13 : 978-4022731340
- Amazon 売れ筋ランキング: - 900,533位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セブン-イレブンは、おでんも美味しいので気になって購入しました。
2017年10月6日に日本でレビュー済み
著者が読者と同じ目線に立って、コンビニの現場に目をキラキラさせているのが存分に伝わってきて、それが何よりの魅力だった。
心のどこかで、コンビニの食べ物について、「食べると確かにおいしいのに、”そこそこ”だと決めつけたい(素直においしいと認めたくない)」という気持ちがあったのを、「これだけ商品開発に一生懸命なのだから、おいしいのも納得だ!」と、コンビニのごはんを堂々とおいしいと思えるようになった気がする。
そういった理念的な部分もそうだが、「なぜ昔は総菜パンと言えば焼きそばパンだったのか」の意外な理由や「なぜサンドイッチはトマトでびちゃびちゃにならないのか」など、興味を”掘り起こす”筆致に惹き込まれる。
また、森永・グリコ事件や食中毒事件などの事件のエピソードが入っていることで、コンビニの発展は社会とのかかわり抜きでは語れないということが、ダイナミズムを持って伝わってきた。
それから、これは余談のようで重要なことだと思うが、読んでいるとお腹が空いてくる(笑)
気軽に読めてコンビニ商品の魅力が伝わる、いい本。
心のどこかで、コンビニの食べ物について、「食べると確かにおいしいのに、”そこそこ”だと決めつけたい(素直においしいと認めたくない)」という気持ちがあったのを、「これだけ商品開発に一生懸命なのだから、おいしいのも納得だ!」と、コンビニのごはんを堂々とおいしいと思えるようになった気がする。
そういった理念的な部分もそうだが、「なぜ昔は総菜パンと言えば焼きそばパンだったのか」の意外な理由や「なぜサンドイッチはトマトでびちゃびちゃにならないのか」など、興味を”掘り起こす”筆致に惹き込まれる。
また、森永・グリコ事件や食中毒事件などの事件のエピソードが入っていることで、コンビニの発展は社会とのかかわり抜きでは語れないということが、ダイナミズムを持って伝わってきた。
それから、これは余談のようで重要なことだと思うが、読んでいるとお腹が空いてくる(笑)
気軽に読めてコンビニ商品の魅力が伝わる、いい本。
2014年9月4日に日本でレビュー済み
結局、人々の食べたいものはおふくろの味だったり
地方の味だったり…というのが面白かった。
そしてそこに近づけていく努力をしてきたセブン。
近所に店舗が少ないのが残念。
と、思っていたら、たくさんあったのは驚き。
コンビニおでんデビューしてみようかしら?
地方の味だったり…というのが面白かった。
そしてそこに近づけていく努力をしてきたセブン。
近所に店舗が少ないのが残念。
と、思っていたら、たくさんあったのは驚き。
コンビニおでんデビューしてみようかしら?
2009年9月19日に日本でレビュー済み
コンビニで購入する食費の自分のベスト3は、「おにぎり」「おすし(いなりを含む)」「おでん」です。
おでんでは、「だいこん」「厚揚げ」「卵」が自分のベスト3です。
コンビニでなぜ、おでんを買うかといえば、
弁当では、
暖かい汁物がない。(即席のものは、化学調味料が多すぎ)
煮物が少ない。
好物の大根、厚揚げ、卵が思う存分入っていない。
という点が不満でした。
おでんは、最適です。
コンビニ間のおでん戦争は、「ちびたのおでんはサークルK」というコマーシャルで頂点に達したように感じました。
本書では、セブンイレブン側の裏側が見れたような気がしました。
おでんでは、「だいこん」「厚揚げ」「卵」が自分のベスト3です。
コンビニでなぜ、おでんを買うかといえば、
弁当では、
暖かい汁物がない。(即席のものは、化学調味料が多すぎ)
煮物が少ない。
好物の大根、厚揚げ、卵が思う存分入っていない。
という点が不満でした。
おでんは、最適です。
コンビニ間のおでん戦争は、「ちびたのおでんはサークルK」というコマーシャルで頂点に達したように感じました。
本書では、セブンイレブン側の裏側が見れたような気がしました。
2007年7月22日に日本でレビュー済み
セブン絡みの本は・・・
1)POSに代表される店舗運営システムに焦点を当てる
2)稀代の経営者である鈴木会長を取り上げる
といった系統が多いのですが、この本は−新書という媒体の特性も
影響しているだろう−セブンで扱っている2,500アイテムの内、食品
それも自社開発商品(プライベートブランド)がどのようにして
企画され、消費者の胃袋にまで行くのか?という点に焦点を当てた
一冊です。
たかがおにぎり、たかが麺類、棚を見れば分かるとおり大層な
料理が並んでいる訳でもありません。
でも、棚の向こうには妥協することなく常に改良を重ねている人たちが
いるのです。それを本書は溢れんばかりの愛で描き出しています。
(セブン肯定ありき、という執筆スタイルは賛否別れるでしょうが)
きちんとマーケティングを勉強する為の参考書として読むも良し
明日の飲み会用のネタ仕込みとして読むも良し。
おもしろく&手軽に読める一冊です。
1)POSに代表される店舗運営システムに焦点を当てる
2)稀代の経営者である鈴木会長を取り上げる
といった系統が多いのですが、この本は−新書という媒体の特性も
影響しているだろう−セブンで扱っている2,500アイテムの内、食品
それも自社開発商品(プライベートブランド)がどのようにして
企画され、消費者の胃袋にまで行くのか?という点に焦点を当てた
一冊です。
たかがおにぎり、たかが麺類、棚を見れば分かるとおり大層な
料理が並んでいる訳でもありません。
でも、棚の向こうには妥協することなく常に改良を重ねている人たちが
いるのです。それを本書は溢れんばかりの愛で描き出しています。
(セブン肯定ありき、という執筆スタイルは賛否別れるでしょうが)
きちんとマーケティングを勉強する為の参考書として読むも良し
明日の飲み会用のネタ仕込みとして読むも良し。
おもしろく&手軽に読める一冊です。
2015年3月25日に日本でレビュー済み
マツコの番組・・・アレ何だwww 711の回し者かい?おまえさん
2007年4月11日に日本でレビュー済み
出張の機内で読んだ。前のレビューでも言ったが セブン関係は割と読むようにしている。
前に幾つか読んだ本は 鈴木というカリスマ的な経営者に関しての話が多かった。それに対し 本書は いくつかの商品に絞って その商品がどのような歴史と努力の下で 今日に至っているかを描き出している。その点が新鮮だ。
セブンの商品開発の熱意と 商品開発のシステム構築は大変勉強になる。特にシステム構築は凄みがある。セブン自身は メーカーでは無いわけだが 各種メーカーを統合し、リードしてセブン独自の商品を作り上げていく様には感銘を受けた。これは素人の予感だが 対比できるのはトヨタ自動車ではないかと思った次第だ。トヨタも関連産業のメーカーを育てた上で それらを巻き込んで開発をやっていると解している。自動車とおでんは その意味では似ているのかもしれない。
全体にちょっとセブン賛美が強いきらいはある。但し 著者が描き出す対象に惚れるのも 一つの作家としての「戦略」かもしれない。
前に幾つか読んだ本は 鈴木というカリスマ的な経営者に関しての話が多かった。それに対し 本書は いくつかの商品に絞って その商品がどのような歴史と努力の下で 今日に至っているかを描き出している。その点が新鮮だ。
セブンの商品開発の熱意と 商品開発のシステム構築は大変勉強になる。特にシステム構築は凄みがある。セブン自身は メーカーでは無いわけだが 各種メーカーを統合し、リードしてセブン独自の商品を作り上げていく様には感銘を受けた。これは素人の予感だが 対比できるのはトヨタ自動車ではないかと思った次第だ。トヨタも関連産業のメーカーを育てた上で それらを巻き込んで開発をやっていると解している。自動車とおでんは その意味では似ているのかもしれない。
全体にちょっとセブン賛美が強いきらいはある。但し 著者が描き出す対象に惚れるのも 一つの作家としての「戦略」かもしれない。