なんとなく、気晴らしに読み始めたら、笑ってしまった。
日本語の言葉の微妙な感覚に関心のある人は、一読の価値があります。
この本を読んで、ユカイな気持ちになるとは、実は、思わなかったのです。
購入履歴を見ると、2015年6月26日とあり、積読状態でした。
日本語研究家の三代、祖父・金田一京助、父親・金田一春彦、
そして著者・金田一秀穂と、それぞれのお話を興味深く読めました。
「第一章 平成のことばたち」では、若者たちの言葉の感覚に戸惑い、
心理的な意味を読み解こうとされる秀穂先生の解釈も、興味深くもあり、
面白くもありで、楽しい気持ちになりました。
「あたしこれ好きかも~」の謎では、「意識障害が疑われる」と述べてみたり、
「コンビニ敬語」は摩訶不思議、「ヨロシカッタデショウカ」の謎など、
時代の空気が言葉から伝わってくるようでもあるし、笑ったりもしました。
小学6年の国語の教科書に、金田一京助が、アイヌの言葉を調査に行ったのがありました。
それを学芸会で発表した時、僕は大道具係で、森の舞台を作ったけど、
言葉を、ひとつひとつ知る場面は、なんとなく話している言葉への問いかけ、
大人になっても関心を寄せるのキッケケになっています。
父親・春彦と、息子・秀穂の「女ことば」の対談も、好きです。
なにげなく話している母国語の魅力を知り、楽しめる1冊です。
関連図書
井上ひさし著 『私家版 日本語文法』 (新潮社1981年)
イアン・アーシー著 『怪しい日本語研究室』 (毎日新聞社2001年)
三浦しをん著 『舟を編む』 (光文社2011年)
新品:
¥836¥836 税込
お届け日 (配送料: ¥460
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3月30日 - 4月2日
発送元: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店 販売者: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店
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中古品: ¥54
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金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書) 新書 – 2014/8/8
金田一秀穂
(著)
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購入オプションとあわせ買い
コンビニで使われる敬語が一般化している。
京助・春彦に続く日本語研究3代目の秀穂が、言葉の謎に分け入って変化や揺れを探っていく。
辞書編集の老舗家系としては、これからの言葉が変わる予感もあり、
IT化時代の外国語と日本語、といったテーマにも肉薄。
●金田一家、三代
【初代】金田一京助(きんだいち・きょうすけ)
1882(明治15)年、盛岡市生まれ。東京帝国大学言語学科卒。
國學院大學教授、東京帝国大学教授。
アイヌ語研究で有名で、言語学・民俗学者として成し遂げた研究は「金田一学」ともいわれ、文化勲章受賞。
石川啄木の親友として知られる。1971(昭和46)年没、89歳。
【二代目】金田一春彦(きんだいち・はるひこ)
1913(大正2)年、京助の長男として東京都に生まれる。東京帝国大学国文学科卒業。
日華学院などで教え、のち東京外国語大学教授、上智大学教授。
平安時代から現代にいたる京都語のアクセントの変遷を明らかにし、全国の方言のアクセントについて敷衍した。
文化功労者、名誉都民。2004(平成16)年、91歳で没。
【三代目】金田一秀穂(きんだいち・ひでほ)
1953(昭和28)年、春彦の次男として東京都に生まれる。
上智大学心理学科卒、東京外国語大学大学院修了。杏林大学外国語学部教授。
中国大連外語学院、コロンビア大学などの講師、
国際交流基金日本語国際センター客員講師、ハーバード大学客員研究員などを歴任。
●目次
はじめに
第一部 今の日本語はどんな姿か
第一章 平成のことばたち
・「金田一さん」と「週刊Gさん」
・「あたしこれ好きかも~」の謎
・おかしなおかしな「コンビニ敬語」
・「コンビニ敬語」は摩訶不思議
・「ヨロシカッタデショウカ」の謎
・「頭がパニック」「パニクる」に意義あり
・「言葉の欠落」と「ムカツイタァ」
・「フツウにカワイイ」ってどんな意味?
・「ガガ様」と「首領様」
・日本語の乱れ?変化?
・「たった一つの正しい日本語」
第二章 辞書はどうなるべきか
・金田一家と「辞書」
・辞書の語彙集め
・辞書と50音順
・辞書のキモは語の用法
・電子辞書と紙の辞書
第三章 IT時代の日本語
・IT時代のコミュニケーション
・外国人に日本語を教えること
・蘇る中国の敬語
・ブラジルの日本語
・言葉にしない文化
・イランカラプテ
第二部 日本語三代
第一章 初代の京助
・明治の精神
・盛岡のこと
・室蘭
・最期の食事
・知里幸恵さんのこと
・学者の死
第二章二代目の春彦
・暮らしを継ぐ父と子
・父の写真
・父との旅行
・父との中国1
・父との中国2
第三章 親子ニホンゴ対話
・日本語の特徴
<春彦・秀穂 ニホンゴ対談>
・「身体語彙」
・「よろしく」
・「女ことば」
・「日本語の語順は不便か?」
第四章 三代目・秀穂のでき上がり
・ゆとり教育ということ
・決まりが悪い
・魔
・ぶらぶら
・後の祭りか
・平家物語
・父の名の道
あとがき
京助・春彦に続く日本語研究3代目の秀穂が、言葉の謎に分け入って変化や揺れを探っていく。
辞書編集の老舗家系としては、これからの言葉が変わる予感もあり、
IT化時代の外国語と日本語、といったテーマにも肉薄。
●金田一家、三代
【初代】金田一京助(きんだいち・きょうすけ)
1882(明治15)年、盛岡市生まれ。東京帝国大学言語学科卒。
國學院大學教授、東京帝国大学教授。
アイヌ語研究で有名で、言語学・民俗学者として成し遂げた研究は「金田一学」ともいわれ、文化勲章受賞。
石川啄木の親友として知られる。1971(昭和46)年没、89歳。
【二代目】金田一春彦(きんだいち・はるひこ)
1913(大正2)年、京助の長男として東京都に生まれる。東京帝国大学国文学科卒業。
日華学院などで教え、のち東京外国語大学教授、上智大学教授。
平安時代から現代にいたる京都語のアクセントの変遷を明らかにし、全国の方言のアクセントについて敷衍した。
文化功労者、名誉都民。2004(平成16)年、91歳で没。
【三代目】金田一秀穂(きんだいち・ひでほ)
1953(昭和28)年、春彦の次男として東京都に生まれる。
上智大学心理学科卒、東京外国語大学大学院修了。杏林大学外国語学部教授。
中国大連外語学院、コロンビア大学などの講師、
国際交流基金日本語国際センター客員講師、ハーバード大学客員研究員などを歴任。
●目次
はじめに
第一部 今の日本語はどんな姿か
第一章 平成のことばたち
・「金田一さん」と「週刊Gさん」
・「あたしこれ好きかも~」の謎
・おかしなおかしな「コンビニ敬語」
・「コンビニ敬語」は摩訶不思議
・「ヨロシカッタデショウカ」の謎
・「頭がパニック」「パニクる」に意義あり
・「言葉の欠落」と「ムカツイタァ」
・「フツウにカワイイ」ってどんな意味?
・「ガガ様」と「首領様」
・日本語の乱れ?変化?
・「たった一つの正しい日本語」
第二章 辞書はどうなるべきか
・金田一家と「辞書」
・辞書の語彙集め
・辞書と50音順
・辞書のキモは語の用法
・電子辞書と紙の辞書
第三章 IT時代の日本語
・IT時代のコミュニケーション
・外国人に日本語を教えること
・蘇る中国の敬語
・ブラジルの日本語
・言葉にしない文化
・イランカラプテ
第二部 日本語三代
第一章 初代の京助
・明治の精神
・盛岡のこと
・室蘭
・最期の食事
・知里幸恵さんのこと
・学者の死
第二章二代目の春彦
・暮らしを継ぐ父と子
・父の写真
・父との旅行
・父との中国1
・父との中国2
第三章 親子ニホンゴ対話
・日本語の特徴
<春彦・秀穂 ニホンゴ対談>
・「身体語彙」
・「よろしく」
・「女ことば」
・「日本語の語順は不便か?」
第四章 三代目・秀穂のでき上がり
・ゆとり教育ということ
・決まりが悪い
・魔
・ぶらぶら
・後の祭りか
・平家物語
・父の名の道
あとがき
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2014/8/8
- ISBN-104022735767
- ISBN-13978-4022735768
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2014/8/8)
- 発売日 : 2014/8/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4022735767
- ISBN-13 : 978-4022735768
- Amazon 売れ筋ランキング: - 294,211位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2017年7月18日に日本でレビュー済み
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2018年11月10日に日本でレビュー済み
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なにかの番組のタネ本になってたかどうからしく、どこかで聞いたことのある話が、混ざっていた。
2017年9月18日に日本でレビュー済み
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金田一京助、春彦、秀穂の3人が、それぞれ何を成し遂げようとしたか(しているか)が、わかる本です。
3人は、国語学者ということは知っていましたが、言語学や国語学とのちがいや、その立ち位置の違いがわかる本で、みな同じように考えていた自分にとって、それぞれの違いや、逆に3人が同じように成し遂げ様としたことがわかり、大変参考になる本でした。
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2019年2月27日に日本でレビュー済み
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テレビ等のメディアで見る通りの飄々としたヒデホ先生
春彦 京助両先生のご生前の活躍もリアルタイムで知ってるから面白く読みました ファミリーストーリー
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2016年4月9日に日本でレビュー済み
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金田一さん、文章の結論へもって行こうと、話をいささか作ってやしませんか。
お人柄が伺えるような優しい本です。
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2015年10月17日に日本でレビュー済み
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日本語について、また、辞書の編纂をするにあたって それはそれは気の遠くなるような作業をされている事を知り、とても勉強になりました。
言葉は大切で、その言葉の使い方は70歳の私にはもはや ついていけません。 気になる日本語に昔?は目くじらを立てていましたが・・・
辞書にも「敬意を払う」気持ちが多大の年代ですが 新しい言葉辞書には新しい言語が 加えられているのですね。
電子辞書をよく利用しますが、ずっしりとした 広辞苑 は手元におきたい。
言葉は大切で、その言葉の使い方は70歳の私にはもはや ついていけません。 気になる日本語に昔?は目くじらを立てていましたが・・・
辞書にも「敬意を払う」気持ちが多大の年代ですが 新しい言葉辞書には新しい言語が 加えられているのですね。
電子辞書をよく利用しますが、ずっしりとした 広辞苑 は手元におきたい。
2014年8月23日に日本でレビュー済み
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表題から想像して国語学の何かを学ぼうと志した読者には3つ星で、筆者の軽快な筆致が楽しい随筆と思えば5つ星であろう。平均して4つ星とした。表題が筆者の意向なのか出版社の商業的な方針なのかは判らないが「ひみつ」などという表題を随筆に付けないで欲しい。筆者があとがきに書いているように、出版は2014年8月だが原稿の執筆は10年も前である。そのことは読書中に感じた。
共に有名な国語学者である祖父金田一京助、父金田一春彦の思い出や人となり、また逸話などを、筆者の筆力が楽しく描いて飽きさせない。また自らも国語学者になった筆者が日本語を論評する部分も興味深い。国語に興味がある読者への一服の清涼剤だ。
共に有名な国語学者である祖父金田一京助、父金田一春彦の思い出や人となり、また逸話などを、筆者の筆力が楽しく描いて飽きさせない。また自らも国語学者になった筆者が日本語を論評する部分も興味深い。国語に興味がある読者への一服の清涼剤だ。
2015年6月21日に日本でレビュー済み
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金田一家の秘密が明らかに!私の年代では春彦先生が一番なじみが有ります。なぜ平曲に熱心に取り組まれたか分かりました。