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僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース) コミック – 2013/6/1
三部 けい
(著)
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殺されたはずの少女が目の前に…!かつてない【再上映】が悟を追い詰める!
母の死をきっかけとした【再上映】で、18年前の過去に飛ばされた悟!かつてない程の過去に飛ばされた先で見たもの、それは…連続誘拐殺人事件で殺された少女・雛月加代の家庭内に潜む闇だった…!?
母の死をきっかけとした【再上映】で、18年前の過去に飛ばされた悟!かつてない程の過去に飛ばされた先で見たもの、それは…連続誘拐殺人事件で殺された少女・雛月加代の家庭内に潜む闇だった…!?
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2013/6/1
- 寸法13 x 1.5 x 18 cm
- ISBN-104041207010
- ISBN-13978-4041207017
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
18年前の未解決事件である女児誘拐事件を止めるために孤立する女子をなくす主人公
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろい。ただただおもしろい。
2016年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
有言実行で結局1巻を読破したあと、現在の最新刊まで購入し通読した。ここでは2巻の感想を述べたい。
本巻では悟が昭和63年にタイムワープし、「リバイバル」が単なる少し前の出来事を繰り返す能力(もしくは「少し先の未来を予知する能力」)ではないということが明らかになる。そもそも「リバイバル」は能力ではなく、神から与えられた悟への試練のようなものだ。それは1巻で、異変の匂いを察知して惨劇を悟が回避しようとしていたことと同様である。彼は、本当であれば惨劇を無視してもよかったはずだ。だが「見えてしまった」がゆえに惨劇を無視できなくなる。その等身大の善意は私たちにとってとても気分がよいものだ。
だがそのような善意的行動は全て18年前の惨劇に立ち向かうための助走に過ぎなかった。私たちは死んだはずの母親とともに、謎の中核である雛月加代に出会う。雛月は学校の文集でこう書いた。「私だけがいない街のことを考えると気持ちが軽くなる」。それは明らかに彼女のSOSであり、この事実を放置したからこそ1巻の出来事は起きたのである。
果たして悟は加代を救うために奔走し、見事彼女の命日である「3月2日」を乗り越える。それは悟と加代の誕生日でもあった。呪われた日を祝福されるべき日として取り戻したはずの悟だったが、翌日直面したのは、学校にやってこない雛月の不在だった。かくして物語はいったん未来へ戻らざるを得なくなる。
何が失敗だったのだろうか? たった一つの異変の匂いを嗅ぎ取ればよかった2006年の準備運動とは違う。母が殺されたあとの事件も、雛月が殺されてしまう運命も、複雑で周到な悪意によって強固の組織している。緻密な計算と時間の帳尻合わせによってまずは雛月を救おうとしていたはずの物語は、その緻密さを持って、次には「悪意」の正体を探り始める――。
本巻では悟が昭和63年にタイムワープし、「リバイバル」が単なる少し前の出来事を繰り返す能力(もしくは「少し先の未来を予知する能力」)ではないということが明らかになる。そもそも「リバイバル」は能力ではなく、神から与えられた悟への試練のようなものだ。それは1巻で、異変の匂いを察知して惨劇を悟が回避しようとしていたことと同様である。彼は、本当であれば惨劇を無視してもよかったはずだ。だが「見えてしまった」がゆえに惨劇を無視できなくなる。その等身大の善意は私たちにとってとても気分がよいものだ。
だがそのような善意的行動は全て18年前の惨劇に立ち向かうための助走に過ぎなかった。私たちは死んだはずの母親とともに、謎の中核である雛月加代に出会う。雛月は学校の文集でこう書いた。「私だけがいない街のことを考えると気持ちが軽くなる」。それは明らかに彼女のSOSであり、この事実を放置したからこそ1巻の出来事は起きたのである。
果たして悟は加代を救うために奔走し、見事彼女の命日である「3月2日」を乗り越える。それは悟と加代の誕生日でもあった。呪われた日を祝福されるべき日として取り戻したはずの悟だったが、翌日直面したのは、学校にやってこない雛月の不在だった。かくして物語はいったん未来へ戻らざるを得なくなる。
何が失敗だったのだろうか? たった一つの異変の匂いを嗅ぎ取ればよかった2006年の準備運動とは違う。母が殺されたあとの事件も、雛月が殺されてしまう運命も、複雑で周到な悪意によって強固の組織している。緻密な計算と時間の帳尻合わせによってまずは雛月を救おうとしていたはずの物語は、その緻密さを持って、次には「悪意」の正体を探り始める――。
2013年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公は28歳の売れない漫画家、藤沼悟。周囲で事件が起きそうになると、自分の意思とは関係なく数分間だけ過去に戻れる〈再上映(リバイバル)〉という能力を持っています。
1巻の終わりで、事件に巻き込まれた母親を救うために初めて自分の意思でリバイバルを実行し、18年前の北海道に飛ばされた悟。2巻では10歳の悟が母親の為に未来を変えるべく、18年前に起きた小学生連続誘拐殺人事件を阻止しようとします。果たして全ての事象は繋がっているのか?
話はグイグイと進み伏線がいくつも張られ、一度読み始めると息をするのも忘れて読み進めてしまいます。
しかしこの作品が素晴らしいのは、サスペンスミステリーの部分だけではありません。丁寧に描かれた人間関係のおかげで、気がつくと登場人物の心の内に深く同化しています。
主人公が1巻で母親の見舞いを知らされたとき、心の内に浮かんだ言葉は「ウゼェ」でした。
そして18年前の世界で、悟は少しずつ母親の愛情に気がついていきます。母親が夕食を作る背中をみながら、実は母親の気持ちの全てが愛情の全てが自分に注がれていたことを悟ります。読んでいて本当に胸が締め付けられました。
ごく普通の貧しい母子家庭の夕食の風景を、これだけ愛の満ちた空間として描ききる作者の力には驚くしかありません。
また連続殺人事件の最初の犠牲者になる予定の雛月加代の信頼を得て、仲を深めていく課程も心を打ちます。
母親から虐待を受け、クラスでは浮いた存在で自らも言葉少なく人を遠ざける加代。
そんな加代も積極的に接してくる悟に少しずつ心を開くようになり、二人は一歩一歩打ち解けていきます。
時には味方になり、時には遊びに連れ出し、朝家まで迎えにくる悟に対して、笑顔やはにかんだ表情を見せるようになる加代。読んでいるこちらの心も優しく暖かくなり、二人を見守りたい気持ちになります。
そして母親の虐待と殺人犯から必死で加代を守ろうとする悟に、加代は「藤沼と・・・みんなも友達になれてよかった」と告げます。
その直後だからこそ際立つラスト。
加代に何が起こったのか?心を揺さぶられ、次の展開が気になって次巻を読みたい衝動を抑えられません。
キンドルの無料サンプルを読んだときは買うのをやめましたが、迷ったあとで買って良かった。
人と人との関係、事象と事象の繋がり全てが疑わしく、クラスの雰囲気さえ怪しさに満ちたものに感じられ、読み進めるうちに胸が詰まりそうになります。
これは隠れた名作、お薦めです。
できれば悟、母親、加代、これから犠牲になるかもしれない人全員が、幸せになる形でラストを迎えて欲しいと思います。
1巻の終わりで、事件に巻き込まれた母親を救うために初めて自分の意思でリバイバルを実行し、18年前の北海道に飛ばされた悟。2巻では10歳の悟が母親の為に未来を変えるべく、18年前に起きた小学生連続誘拐殺人事件を阻止しようとします。果たして全ての事象は繋がっているのか?
話はグイグイと進み伏線がいくつも張られ、一度読み始めると息をするのも忘れて読み進めてしまいます。
しかしこの作品が素晴らしいのは、サスペンスミステリーの部分だけではありません。丁寧に描かれた人間関係のおかげで、気がつくと登場人物の心の内に深く同化しています。
主人公が1巻で母親の見舞いを知らされたとき、心の内に浮かんだ言葉は「ウゼェ」でした。
そして18年前の世界で、悟は少しずつ母親の愛情に気がついていきます。母親が夕食を作る背中をみながら、実は母親の気持ちの全てが愛情の全てが自分に注がれていたことを悟ります。読んでいて本当に胸が締め付けられました。
ごく普通の貧しい母子家庭の夕食の風景を、これだけ愛の満ちた空間として描ききる作者の力には驚くしかありません。
また連続殺人事件の最初の犠牲者になる予定の雛月加代の信頼を得て、仲を深めていく課程も心を打ちます。
母親から虐待を受け、クラスでは浮いた存在で自らも言葉少なく人を遠ざける加代。
そんな加代も積極的に接してくる悟に少しずつ心を開くようになり、二人は一歩一歩打ち解けていきます。
時には味方になり、時には遊びに連れ出し、朝家まで迎えにくる悟に対して、笑顔やはにかんだ表情を見せるようになる加代。読んでいるこちらの心も優しく暖かくなり、二人を見守りたい気持ちになります。
そして母親の虐待と殺人犯から必死で加代を守ろうとする悟に、加代は「藤沼と・・・みんなも友達になれてよかった」と告げます。
その直後だからこそ際立つラスト。
加代に何が起こったのか?心を揺さぶられ、次の展開が気になって次巻を読みたい衝動を抑えられません。
キンドルの無料サンプルを読んだときは買うのをやめましたが、迷ったあとで買って良かった。
人と人との関係、事象と事象の繋がり全てが疑わしく、クラスの雰囲気さえ怪しさに満ちたものに感じられ、読み進めるうちに胸が詰まりそうになります。
これは隠れた名作、お薦めです。
できれば悟、母親、加代、これから犠牲になるかもしれない人全員が、幸せになる形でラストを迎えて欲しいと思います。
2017年7月15日に日本でレビュー済み
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1巻に続き、2巻もあっという間に読んでしまいました。
とても面白いです。
とても面白いです。
2016年2月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もうとにかく続きが気になります!!
ただの推理系じゃないし、
かといって世を正す・・とかでもない。
時間があるときに、手を伸ばした方がいい漫画です(笑)
はまります!
ただの推理系じゃないし、
かといって世を正す・・とかでもない。
時間があるときに、手を伸ばした方がいい漫画です(笑)
はまります!
2014年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵がとりわけうまいわけではない。なのにこの引きこまれ感は何なのだろう。
主人公は漫画家。「再上映(リバイバル)」という特殊な能力を持ち、その能力が発動すると過去へタイムスリップ。何がしかの事件を目撃し、その事件の原因が取り除かれるまで何度もタイムスリップしてしまう。つまり原因取り除きに失敗するとまたタイムスリップ。
この設定がうまい。
人間誰しも後悔があり、もしあの時にやり直せていたら?と思うことはしばしばある。
この漫画では小学生時代に起きたある重大事件を解決するために主人公はタイムスリップし、原因解決に挑む。
先の読めない展開。早く続きが読みたい!!
『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位。『マンガ大賞2014』第2位。
主人公は漫画家。「再上映(リバイバル)」という特殊な能力を持ち、その能力が発動すると過去へタイムスリップ。何がしかの事件を目撃し、その事件の原因が取り除かれるまで何度もタイムスリップしてしまう。つまり原因取り除きに失敗するとまたタイムスリップ。
この設定がうまい。
人間誰しも後悔があり、もしあの時にやり直せていたら?と思うことはしばしばある。
この漫画では小学生時代に起きたある重大事件を解決するために主人公はタイムスリップし、原因解決に挑む。
先の読めない展開。早く続きが読みたい!!
『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位。『マンガ大賞2014』第2位。
2015年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
五巻までで一番面白かった。
この巻がいろんな意味でピークだと思います。
ミステリー的な要素を押されているレビューが多いですが、
その点に期待して買ってしまうと恐らく拍子抜けしますので
軽いノリで今後どうなるんだろうくらいで読むのがいいかと思います。
なにしろ特定できる容疑者が情報が少なすぎるせいでほとんどいない。
ミステリーはミステリーなのですが推理できるミステリーではないです、想像はできますが。
まだ登場していない人物が犯人でなければもうこの時点で終わりな気がします。
この巻がいろんな意味でピークだと思います。
ミステリー的な要素を押されているレビューが多いですが、
その点に期待して買ってしまうと恐らく拍子抜けしますので
軽いノリで今後どうなるんだろうくらいで読むのがいいかと思います。
なにしろ特定できる容疑者が情報が少なすぎるせいでほとんどいない。
ミステリーはミステリーなのですが推理できるミステリーではないです、想像はできますが。
まだ登場していない人物が犯人でなければもうこの時点で終わりな気がします。