パソコンが扱えないため捜査本部からはずされ留守番をしていた紺野巡査部長。
彼は、署長から特命をうけて調査にのりだすことになった。
「逮捕された容疑者がどうして悪びれていないのか」
容疑者の前科を探っていき、退職した刑事二人の話を聞き、容疑者の故郷を訪ねてその心理を推し量ろうとしますが。
紺野巡査部長は、あまり能力がない刑事として登場します。
ところが会話の糸口のために周辺を散策して下準備をしたり、同僚からウラの話を聞くためにお酒の席で探りを入れる様子など
「きめこまかな効果的な方法を使う」
唸らせる場面が多く出てきて面白く読む進めることができます。
報告書を作成して最後の「担当者の見解」を示す欄で筆が止まる場面は真実味があって面白いです。

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挙動不審者 (角川文庫 さ 34-6) 文庫 – 2004/5/1
佐竹 一彦
(著)
これは誤認逮捕か? 警察ミステリーの問題作。
万全の証拠は揃っているものの自白まで持ち込めない犯人。それどころか犯人は「澄んだ目」で無実を主張する。自白と証拠の狭間にある事件の真実とは?旧来の捜査手法に警笛を鳴らす本格警察小説。
万全の証拠は揃っているものの自白まで持ち込めない犯人。それどころか犯人は「澄んだ目」で無実を主張する。自白と証拠の狭間にある事件の真実とは?旧来の捜査手法に警笛を鳴らす本格警察小説。
- 本の長さ279ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/5/1
- ISBN-104043451067
- ISBN-13978-4043451067
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2004/5/1)
- 発売日 : 2004/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 279ページ
- ISBN-10 : 4043451067
- ISBN-13 : 978-4043451067
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,189,447位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2007年4月7日に日本でレビュー済み
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2023年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでに経験したことのない警察小説で、淡々とした展開の中に秘めた緊張感を憶えつつ、予想だにしなかった結末に驚きを感じました。
2024年2月9日に日本でレビュー済み
最初から最後まで否認し続ける被疑者の心の中は伏せられていて、誰も近づけない。
署長命令で背景を調べていた主人公の捜査官は、最後の確認のため面談しようとするが、そこであっけなく物語は終わる。
作者の意図が何か、全く分からないまま、読者は宙に放り出される。
不思議な小説だ。
署長命令で背景を調べていた主人公の捜査官は、最後の確認のため面談しようとするが、そこであっけなく物語は終わる。
作者の意図が何か、全く分からないまま、読者は宙に放り出される。
不思議な小説だ。
2001年6月11日に日本でレビュー済み
物語を読んで、タイトルが見事に当てはまる作品だと最初に痛感した本書は、誤認逮捕か?と最初に思ってしまう程の内容で、警察の捜査能力の低下の原因など旧来の捜査方法にも一石を投じています。事件を別の形で追う紺野巡査部長が容疑者に対して感じた目の正体を確かめるべく捜査する姿は地味であるものの、物語の丹念さというか真の正体に迫る過程は読みごたえがあります。ラストの呆気なさが欠点だと思いますし、著者のこれまでの作品と比べるとやや物足りなさを覚えましたが、警察捜査を物語で活かした作品です。