国際政治がなぜ難しいのか、という点がきわめてわかりやすく書かれていて真の国際人の発言だと思った。
日本に偏る、中国に偏る、そのどちらでもなく国民性の違いや、文化の違いによる相違点、解釈のズレなども解説されている。
本気で国際平和を望んでいる人の書いた本だと思った。「対日戦略の本音に迫る」とオビにはあるが、そこまで迫っているとは思わなかったが、
評価する点は、著者の視点の置き所である。国際社会における日本というテーマは、国際貿易に従事するビジネスマンにも参考になるのでは。

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胡錦濤 日本戦略の本音 ナショナリズムの苦悩 単行本 – 2005/10/29
朱 建栄
(著)
反日は中国の本音か? 21世紀の対日戦略の深層に迫る!
反日に揺れる中国。胡錦濤を中心とする新世代の指導部は、日本とどう向き合おうとしているのか。中国指導部との間に独自のパイプを持つ著者が、グローバルな視点から21世紀の中国の対日戦略の本音に迫る。
反日に揺れる中国。胡錦濤を中心とする新世代の指導部は、日本とどう向き合おうとしているのか。中国指導部との間に独自のパイプを持つ著者が、グローバルな視点から21世紀の中国の対日戦略の本音に迫る。
- 本の長さ275ページ
- 言語日本語
- 出版社角川学芸出版
- 発売日2005/10/29
- ISBN-104046519290
- ISBN-13978-4046519290
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登録情報
- 出版社 : 角川学芸出版 (2005/10/29)
- 発売日 : 2005/10/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 275ページ
- ISBN-10 : 4046519290
- ISBN-13 : 978-4046519290
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,746,724位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 522位中国のエリアスタディ
- - 5,777位国際政治情勢
- - 13,324位政治入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国人である著者は中国にも日本にも偏らない記述を心がけているようだ。しかし私はどちらかという日本寄りという印象を受けた。本当は日本と仲良くしたいという胡錦濤政権の本音を知っているだけに、どうして日本はもっと上手くやれないのかという、そんなもどかしささえ感じられる。迷走する日本外交への応援歌という感じだ。
しかし右派の安部政権が誕生してあっさりと日中は仲直りしてしまった。小泉さんのあの対中ケンカ外交はいったいなんっだたのだろうか。しかしそんな今だからこそ本書の価値は増していると思う。政府の中枢にパイプを持つという著者ならではの鋭い分析は、日本がこれから胡錦濤政権とどうお付き合いをしていくのかを考える際に大いに参考になるはずだ。
また著者は本書で日本への提言もいくつかしている。経済的には台頭した中国を良きライバルとして認めてライバルに負けないために国内改革をせよ、外交はしたたかな米国に学ぶべし、等々である。傾聴に値すると思う。
しかし右派の安部政権が誕生してあっさりと日中は仲直りしてしまった。小泉さんのあの対中ケンカ外交はいったいなんっだたのだろうか。しかしそんな今だからこそ本書の価値は増していると思う。政府の中枢にパイプを持つという著者ならではの鋭い分析は、日本がこれから胡錦濤政権とどうお付き合いをしていくのかを考える際に大いに参考になるはずだ。
また著者は本書で日本への提言もいくつかしている。経済的には台頭した中国を良きライバルとして認めてライバルに負けないために国内改革をせよ、外交はしたたかな米国に学ぶべし、等々である。傾聴に値すると思う。
2007年9月25日に日本でレビュー済み
他の人の評価が低いのは、日本人としての感情がそうさせているのでしょう。
本書は、日本に在住する中国人専門家が両国の視点から日中関係を分析しています。
基本的に友好的な分析ですが、中国に関しての評価が高く、日本の視点に対する反論が多く書かれているため、反中的な日本人からすると感情的な反発心がおこると思われます。
しかし、中国側の視点を知るという意味では大変貴重な内容であり、またその視点も決して感情的で非論理的なものではなく、論理的で納得させられる内容です。
日本にいるとどうしても日本側からの視点に偏りがちです。
バランスの良い視点を身につけるためにも、必読の書だと思います。
本書は、日本に在住する中国人専門家が両国の視点から日中関係を分析しています。
基本的に友好的な分析ですが、中国に関しての評価が高く、日本の視点に対する反論が多く書かれているため、反中的な日本人からすると感情的な反発心がおこると思われます。
しかし、中国側の視点を知るという意味では大変貴重な内容であり、またその視点も決して感情的で非論理的なものではなく、論理的で納得させられる内容です。
日本にいるとどうしても日本側からの視点に偏りがちです。
バランスの良い視点を身につけるためにも、必読の書だと思います。
2005年12月23日に日本でレビュー済み
著者は中国の核武装については言及せず、中国は平和国家、野心はない
と主張する一方で、日本の内政である靖国に限度を超えて干渉し、右翼化と
か軍国主義化と称します。この目的は明らかに、日本の保守勢力に釘を刺す
一方、日本国内のサヨク勢力を見方につけることで、世論の分断を謀ることを
狙っています。最終的に、中国の軍事的優位を確立することを目指していると
考えられます。
言論の自由が保証されている日本では、外国の政治的意図のある書であ
っても憲法の範囲内で出版できる自由が確保されています。一方で、著者の
祖国の中国で、日本の主張をそのまま(検閲なく)主張する自由を確保できる
でしょうか。それが無理なことはだれもが知るところです。是非とも、中国指導
部との間に独自のパイプを持つ著者にはこの質問に対して答えてほしいです。
と主張する一方で、日本の内政である靖国に限度を超えて干渉し、右翼化と
か軍国主義化と称します。この目的は明らかに、日本の保守勢力に釘を刺す
一方、日本国内のサヨク勢力を見方につけることで、世論の分断を謀ることを
狙っています。最終的に、中国の軍事的優位を確立することを目指していると
考えられます。
言論の自由が保証されている日本では、外国の政治的意図のある書であ
っても憲法の範囲内で出版できる自由が確保されています。一方で、著者の
祖国の中国で、日本の主張をそのまま(検閲なく)主張する自由を確保できる
でしょうか。それが無理なことはだれもが知るところです。是非とも、中国指導
部との間に独自のパイプを持つ著者にはこの質問に対して答えてほしいです。
2009年12月23日に日本でレビュー済み
ナショナリズムの台頭の本当の原因が江沢民の進めた反日教育であることを
ごまかすために書かれた本。
ごまかすために書かれた本。