ついにワタシも買いました。うわさの「なめこ図鑑」！
ええ、ええ、ワタシも最初はそう思っていましたよ。
「なにこのキモいキャラクター。
キャラクターものって、後から後から湧いて出て、キリがないわよね〜。
子ども達のお小遣いをチビチビむしり取ろうとする、悪どい商業主義者の戦略に引っかかってなるものですか！」
冷ややかな目で、現実的な対応を…オトナなんだからっ！
……それが今なぜこんなことに？
この図鑑が出るまでは、ガチャポンのシール図鑑を集めようとまでしていたのです…。
このキャラクターの発生源はアプリゲームらしいのですが、ワタシは見た事もありません。
もう純粋にキャラクターの引きが強くてフラフラと。
でも「なめこ」単品だけであれば、ハマらなかったでしょう。
このなめこワールドの魅力は、なめこのバリエーションの多さ、これに尽きるでしょう。
次はどんな形で出てくるのか。
どんなスペックが付いているのか。
どんなネタを仕込んで出てくるのか。
単なるきのこだろ？…とあなどってはなりません。
そのあまりにも意外過ぎる形状、意外過ぎるコンセプト。
もはや、きのこを母体にしたキメラの博覧会となっているのであります。
大なめこ、長なめこ…この辺は普通に出るかな…
…激辛なめこ、岩なめこ…ふんふん。
…黄金なめこ、ねこなめこ…（え？なめねこ？と聞き返したワタシは昭和生まれ…）
黄金なめこって何？…なぜに猫？？？…と思いませんでしたか？
ワタシは思いました。
そこがヤツら（←？）の狙いめだったのかもしれません。
またキャラクター造形が巧みに出来ていて、一見すると強烈な違和感を放っている黄金なめこ（エジプトっぽい）とねこなめこ。
しかし、見れば見るほど…ナットク〜っという感じになっていきました。
もはやなめこでは無い形状なのですが…。（この本の裏表紙に載っているので、気になる方は見てみてください）
微妙にコワいけど、なんだかユーモラス。
キモさと面白さ・可愛さのさじ加減が絶妙。
このバランス感覚は図鑑に収録された各なめこ紹介のコマ漫画でも同様。
時にほのぼのと、時に可愛らしく、時に切なく、時におぞましく…その魅力を発揮しています。
つまむたんびに味が違う、楽しいスナック菓子。
そんな雰囲気のなめこワールド、一度ご賞味あれ。
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