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ココロコネクト プレシャスタイム (ファミ通文庫) 文庫 – 2013/9/30
ありったけの気持ちを込めて言いたい。本当に、本当に本当に――
「新たな化学反応を起こすのよ! 」三年に進級した藤島麻衣子が開催したのは、学校全体を巻き込んだ一大イベントだった!
文研部員同士をも激突させた熱き闘いと、藤島の隠された思惑が錯綜する波乱のカップルバトルロイヤルから、
部長に千尋が、副部長に紫乃が就任した新文研部が巻き起こす悪戦苦闘の新入生勧誘活動、
さらには莉奈の『お兄ちゃんの友達チェック』に、卒業を目前に永瀬伊織が振り返る高校生活まで。
シリーズラストを飾る愛と青春の五角形コメディ、美味しいところだけを凝縮したココロコレクト第3弾!
「新たな化学反応を起こすのよ! 」三年に進級した藤島麻衣子が開催したのは、学校全体を巻き込んだ一大イベントだった!
文研部員同士をも激突させた熱き闘いと、藤島の隠された思惑が錯綜する波乱のカップルバトルロイヤルから、
部長に千尋が、副部長に紫乃が就任した新文研部が巻き起こす悪戦苦闘の新入生勧誘活動、
さらには莉奈の『お兄ちゃんの友達チェック』に、卒業を目前に永瀬伊織が振り返る高校生活まで。
シリーズラストを飾る愛と青春の五角形コメディ、美味しいところだけを凝縮したココロコレクト第3弾!
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2013/9/30
- 寸法10.7 x 1.7 x 14.8 cm
- ISBN-104047291501
- ISBN-13978-4047291508
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2013/9/30)
- 発売日 : 2013/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4047291501
- ISBN-13 : 978-4047291508
- 寸法 : 10.7 x 1.7 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 710,345位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ココロコネクトは今まで読んできた、いえ、これから読んでいくだろうラノベのなかで揺るぎない1位です(自分のなかで) ほんとに素晴らしいの一時。是非レビューを見ながら買うか買わないかで迷ってるあなた!!買いましょう!!! ココロコネクトはいいぞ(洗脳)
2014年2月14日に日本でレビュー済み
本作は同作の最後を飾る、<ふうせんかずら>がいなくなったあとの文研部(『わたしだけのお兄ちゃん』を除く)と
その周辺を描いた短編集。
時系列が異なる連作短編四作で構成されているため、それぞれのエピソードごとにレビューします。
『わたしだけのお兄ちゃん』
時系列としては『ユメランダム』と『アスランダム』の間。八重樫家に遊びに来た文研部のメンバーを
見極めるべく一人ずつ『面接』を始めた太一の妹・莉奈を主人公にしたおはなし。
僅かな会話で相手の人となりを的確に把握しつつ、文研部の六人によって兄の自分に対する位置づけが
相対的に下がってしまうのではという不安をうまく描写しています。
『カップルバトルロイヤル』
太一たちが三年生になって二週間。藤島麻衣子の発案により、受験前最後のビッグイベントとして
学校の公認を取り付けて開催されることとなったカップルバトルロイヤル。文研部の二組は言うに及ばず、
永瀬伊織は生徒会長'香取讓二と組み、藤島麻衣子に好意を抱く太一の友人、渡瀬伸吾は藤島とペアを
組んで戦いに挑むが、それぞれの思惑が渦巻く中、この中で誰が勝ち抜くのかそして、渡瀬は藤島との
距離を近づけることが出来るのか……というおはなし。ストーリーもゲーム内容も本編の様々な現象同様
ぶっ飛んだものではあるものの、中高生が学校生活に抱く憧憬を短編と言うよりほぼ中編で描き切っている。
『新入生よ、大志を抱け』
『カップルバトルロイヤル』より少し前に戻り、部活見学で部室を訪れたとある新入生の視点から見た
文研部を描いたおはなし。
クラスの中でヒエラルキー(別の言い方をすれば『スクールカースト』だろうか)が形成されつつある微妙な時期に、
少しでも上位を押さえておきたいと思いつつも、積極的に動いて空回りしてしまったらどうしようという不安にさいなまれ、
何も出来ないままいたずらに時が流れ、二人一組からあぶれるのを恐れ、カップルバトルロイヤルに参加せず、
更にクラスメイトとの距離が決定的になる状況はまさに『非リア充』が形成されるフェーズそのものであり、
それだけに、一種のカタルシスすら感じてしまう。最後に彼自身の『気付き』によって一種の救いがあるエンディングに
なっているが、この『気付き』に、この時期に気付くことが出来れば苦労はしないんだよな。
『未来へ』
同級生たちが受験に向けて最後の追い込みに入る中、教育大学への推薦入学を決め、
一足早く受験が終わった永瀬伊織。それぞれの未来に向かって動き始めている友人や後輩たちの姿を見て、
自分の選択が本当に正しかったのか、自分の人生をここで決めてしまってもいいのだろうかという迷いが芽生える中、
担任・後藤龍善のすすめで学童保育の手伝いをすることになり、時期を同じくして藤島麻衣子の発案で
クリスマスパーティーの幹事を引き受けることになるが……というのが大まかなあらすじ。
自分の進路が今後の人生を決めるすべてではない。自分がしたいことを実現させる方法はひとつじゃないという
メッセージと、卒業して物理的な距離は変わっても、心の距離は変わらないという後藤龍善の言葉で、
自分の思いを再確認する永瀬伊織の姿をうまく描いています。
最後に、『ココロコネクト』全体の感想として、文研部の七人のみならず、あれだけ多くの人物の視点で描かれていながら、
読み手に混乱を与えなかった技術力は純粋に凄いと考えております。
『アスランダム(下)』のあとがきによれば、作者は作家と言う生業に強いこだわりを持ってはいないようですが、
いつの日か、次回作を読める日が来ればいいなと願いつつ、本シリーズのレビューを締めくくりたいと思います。
その周辺を描いた短編集。
時系列が異なる連作短編四作で構成されているため、それぞれのエピソードごとにレビューします。
『わたしだけのお兄ちゃん』
時系列としては『ユメランダム』と『アスランダム』の間。八重樫家に遊びに来た文研部のメンバーを
見極めるべく一人ずつ『面接』を始めた太一の妹・莉奈を主人公にしたおはなし。
僅かな会話で相手の人となりを的確に把握しつつ、文研部の六人によって兄の自分に対する位置づけが
相対的に下がってしまうのではという不安をうまく描写しています。
『カップルバトルロイヤル』
太一たちが三年生になって二週間。藤島麻衣子の発案により、受験前最後のビッグイベントとして
学校の公認を取り付けて開催されることとなったカップルバトルロイヤル。文研部の二組は言うに及ばず、
永瀬伊織は生徒会長'香取讓二と組み、藤島麻衣子に好意を抱く太一の友人、渡瀬伸吾は藤島とペアを
組んで戦いに挑むが、それぞれの思惑が渦巻く中、この中で誰が勝ち抜くのかそして、渡瀬は藤島との
距離を近づけることが出来るのか……というおはなし。ストーリーもゲーム内容も本編の様々な現象同様
ぶっ飛んだものではあるものの、中高生が学校生活に抱く憧憬を短編と言うよりほぼ中編で描き切っている。
『新入生よ、大志を抱け』
『カップルバトルロイヤル』より少し前に戻り、部活見学で部室を訪れたとある新入生の視点から見た
文研部を描いたおはなし。
クラスの中でヒエラルキー(別の言い方をすれば『スクールカースト』だろうか)が形成されつつある微妙な時期に、
少しでも上位を押さえておきたいと思いつつも、積極的に動いて空回りしてしまったらどうしようという不安にさいなまれ、
何も出来ないままいたずらに時が流れ、二人一組からあぶれるのを恐れ、カップルバトルロイヤルに参加せず、
更にクラスメイトとの距離が決定的になる状況はまさに『非リア充』が形成されるフェーズそのものであり、
それだけに、一種のカタルシスすら感じてしまう。最後に彼自身の『気付き』によって一種の救いがあるエンディングに
なっているが、この『気付き』に、この時期に気付くことが出来れば苦労はしないんだよな。
『未来へ』
同級生たちが受験に向けて最後の追い込みに入る中、教育大学への推薦入学を決め、
一足早く受験が終わった永瀬伊織。それぞれの未来に向かって動き始めている友人や後輩たちの姿を見て、
自分の選択が本当に正しかったのか、自分の人生をここで決めてしまってもいいのだろうかという迷いが芽生える中、
担任・後藤龍善のすすめで学童保育の手伝いをすることになり、時期を同じくして藤島麻衣子の発案で
クリスマスパーティーの幹事を引き受けることになるが……というのが大まかなあらすじ。
自分の進路が今後の人生を決めるすべてではない。自分がしたいことを実現させる方法はひとつじゃないという
メッセージと、卒業して物理的な距離は変わっても、心の距離は変わらないという後藤龍善の言葉で、
自分の思いを再確認する永瀬伊織の姿をうまく描いています。
最後に、『ココロコネクト』全体の感想として、文研部の七人のみならず、あれだけ多くの人物の視点で描かれていながら、
読み手に混乱を与えなかった技術力は純粋に凄いと考えております。
『アスランダム(下)』のあとがきによれば、作者は作家と言う生業に強いこだわりを持ってはいないようですが、
いつの日か、次回作を読める日が来ればいいなと願いつつ、本シリーズのレビューを締めくくりたいと思います。
2013年9月30日に日本でレビュー済み
「あー…終わっちゃったのか…」と「ココロコネクト」シリーズ最終巻を読み終えて、しばし呆然としてました
ファミ通文庫は現在の派手さを競い合う様なライトノベル界にあって、ちょっと珍しいぐらいに思春期の少年少女を
真正面から描いた物語が少なくない貴重なレーベルと思っているのですが、その代名詞と言えるぐらいに良い意味で
青臭い物語が終わってしまった事に何とも言えない深い所でのショックを受けていたのだと思います
物語の方なのですが今回は短編集。これまでの短編集は番外編ではあってもどこかしら「ふうせんかずら」という
非日常の存在を匂わせる部分があったのですが、今回に限ってはそれも無し。本当に等身大の、「普通の高校生」に戻った
伊織や太一、姫子ら文研部メンバーの日常を描いております
タイトルの方に「プレシャスタイム」とありますが…Precious time=「大切な(貴重な)時間」という副題が
これほどまでに相応しいとは!「青春」や「思春期」という言葉が遠い昔の物語になってしまったオッサン読者にとっては
眩しいぐらいに贅沢な時間、文研部初期メンバー五人組が高校の最終学年を迎えた一年を舞台にした物語です
藤島さんが企画した山星高校最高のカップルの座を勝ち取る馬鹿馬鹿しくも真剣そのものな生存競争を描いた「カップルバトルロイヤル」
宇和部長、円城寺副部長体制で始動した新生文研部を何の取り柄も無い事に悩む新入生視点から描いた「新入生よ、大志を抱け」
両作ともにこれまでシリーズに登場した人物たちが「ふうせんかずら」が関わらなくても必死になっている日々の姿を描いています
そう、思えば非日常の存在である「ふうせんかずら」なんかが関わらなくても思春期と言うのは自分の事に必死にならざるを得ない
そういう日々であったのだと思わざるを得ません
そういう意味でシリーズの本当のラストを飾った短編、教育大学への推薦入学が決まった永瀬伊織の一人語りで進む「未来へ」こそは
長い人生の中で世界と自分を向かい合わせに置いて悩む事が許される時間、「思春期」がいかに贅沢なものであるかを思い知らされます
「自分という人間が分からない」、「無限の可能性である未来にどう向き合ったら良いか分からない」。分からない事ずくめの
時間の中で立ち止まって考える事が許されるという時期がいかに贅沢であったか…失って初めて分かるとはまさにこの事ですね
自分という人間が本当はどういう人間であったかを見失っていた永瀬がふと立ち止まって考え、また未来へと歩き始める姿は
ココロコネクトというシリーズを象徴していた様に思われます
冒頭に「読み終えて呆然とした」と記させて貰いましたが、その理由が分かりました。「いい歳こいた」自分にはもう許されない
悩み、惑う時間の過ごし方――その貴重な時間の価値をこれほどまでに明確な形で、その時間が過ぎ去ってしまった人間が思い知らされて
この自失に至ったのだと思われます
これからこの「ココロコネクト」シリーズに手を付けられる方には「思春期に思い残す事が無いぐらい想い、悩み、惑ったか?」
そう自問してから読む事をお勧めします。ここにはもう二度と戻らない大切な時間が詰められているのだから…
等身大の思春期を正面から描いたシリーズ、まさに思春期の意味と価値を読み手に思い知らせてくれる一冊でした
ファミ通文庫は現在の派手さを競い合う様なライトノベル界にあって、ちょっと珍しいぐらいに思春期の少年少女を
真正面から描いた物語が少なくない貴重なレーベルと思っているのですが、その代名詞と言えるぐらいに良い意味で
青臭い物語が終わってしまった事に何とも言えない深い所でのショックを受けていたのだと思います
物語の方なのですが今回は短編集。これまでの短編集は番外編ではあってもどこかしら「ふうせんかずら」という
非日常の存在を匂わせる部分があったのですが、今回に限ってはそれも無し。本当に等身大の、「普通の高校生」に戻った
伊織や太一、姫子ら文研部メンバーの日常を描いております
タイトルの方に「プレシャスタイム」とありますが…Precious time=「大切な(貴重な)時間」という副題が
これほどまでに相応しいとは!「青春」や「思春期」という言葉が遠い昔の物語になってしまったオッサン読者にとっては
眩しいぐらいに贅沢な時間、文研部初期メンバー五人組が高校の最終学年を迎えた一年を舞台にした物語です
藤島さんが企画した山星高校最高のカップルの座を勝ち取る馬鹿馬鹿しくも真剣そのものな生存競争を描いた「カップルバトルロイヤル」
宇和部長、円城寺副部長体制で始動した新生文研部を何の取り柄も無い事に悩む新入生視点から描いた「新入生よ、大志を抱け」
両作ともにこれまでシリーズに登場した人物たちが「ふうせんかずら」が関わらなくても必死になっている日々の姿を描いています
そう、思えば非日常の存在である「ふうせんかずら」なんかが関わらなくても思春期と言うのは自分の事に必死にならざるを得ない
そういう日々であったのだと思わざるを得ません
そういう意味でシリーズの本当のラストを飾った短編、教育大学への推薦入学が決まった永瀬伊織の一人語りで進む「未来へ」こそは
長い人生の中で世界と自分を向かい合わせに置いて悩む事が許される時間、「思春期」がいかに贅沢なものであるかを思い知らされます
「自分という人間が分からない」、「無限の可能性である未来にどう向き合ったら良いか分からない」。分からない事ずくめの
時間の中で立ち止まって考える事が許されるという時期がいかに贅沢であったか…失って初めて分かるとはまさにこの事ですね
自分という人間が本当はどういう人間であったかを見失っていた永瀬がふと立ち止まって考え、また未来へと歩き始める姿は
ココロコネクトというシリーズを象徴していた様に思われます
冒頭に「読み終えて呆然とした」と記させて貰いましたが、その理由が分かりました。「いい歳こいた」自分にはもう許されない
悩み、惑う時間の過ごし方――その貴重な時間の価値をこれほどまでに明確な形で、その時間が過ぎ去ってしまった人間が思い知らされて
この自失に至ったのだと思われます
これからこの「ココロコネクト」シリーズに手を付けられる方には「思春期に思い残す事が無いぐらい想い、悩み、惑ったか?」
そう自問してから読む事をお勧めします。ここにはもう二度と戻らない大切な時間が詰められているのだから…
等身大の思春期を正面から描いたシリーズ、まさに思春期の意味と価値を読み手に思い知らせてくれる一冊でした
2013年10月1日に日本でレビュー済み
レビューにならないかとも思いますが、書きたいので書かせてください。
僕にとってココロコネクトは今を生きるバイブルです。
みなさんも書かれていますが、青春というものをとてもまっすぐに描ききった作品のシリーズ完結巻。
最終話の「未来へ」で、最後に伊織とごっさんが対話する場面。ごっさんの教師らしい、温かい祝福、改めて彼の言葉にハッとさせられました。
本当に良い作品とは、「終わらない作品」だと個人的に思っていますが、彼らのストーリーは本質的に終わりがない。どこまでもつながっている。
伏線だとか何とかだとか、そういうのでなく、それが始まった時点からすべてはつながっている。僕らひとりひとりが今までの時間を歴史に刻んできたように。
ネタバレするので詳しくは書きませんが、「新入生よ、大志を抱け」ではやってくれました。ココロコの魅力の一つは登場人物の端役の誰までもが主人公であるということ。5人から始まって、7人、各家族、クラスメイト、学校全体のひとりひとりに物語があって、それがときにはしがらみになりながらも等しくつながっていく、、。だから読者のひとりひとりも主人公。本を離れてもここで得た教訓を胸にまっすぐ生きていける。「希望」とはこういうことなのだな、と感慨深い気持ちになりました。
出演キャラクターのひとりひとりに心から言いたい。
「ありがとう」
庵田さん、本当にありがとう。お疲れさまでした。
もしかしたら、この言葉をいうためだけにレビューを書いたのかもしれない。
どんなに現実社会の荒波に揉まれようとも、読者はもはや光を失わず、強く、優しく、誰かとともに生きていけると信じています。
だってそう、僕らもつながっているから。それに気がついたその瞬間から。
僕にとってココロコネクトは今を生きるバイブルです。
みなさんも書かれていますが、青春というものをとてもまっすぐに描ききった作品のシリーズ完結巻。
最終話の「未来へ」で、最後に伊織とごっさんが対話する場面。ごっさんの教師らしい、温かい祝福、改めて彼の言葉にハッとさせられました。
本当に良い作品とは、「終わらない作品」だと個人的に思っていますが、彼らのストーリーは本質的に終わりがない。どこまでもつながっている。
伏線だとか何とかだとか、そういうのでなく、それが始まった時点からすべてはつながっている。僕らひとりひとりが今までの時間を歴史に刻んできたように。
ネタバレするので詳しくは書きませんが、「新入生よ、大志を抱け」ではやってくれました。ココロコの魅力の一つは登場人物の端役の誰までもが主人公であるということ。5人から始まって、7人、各家族、クラスメイト、学校全体のひとりひとりに物語があって、それがときにはしがらみになりながらも等しくつながっていく、、。だから読者のひとりひとりも主人公。本を離れてもここで得た教訓を胸にまっすぐ生きていける。「希望」とはこういうことなのだな、と感慨深い気持ちになりました。
出演キャラクターのひとりひとりに心から言いたい。
「ありがとう」
庵田さん、本当にありがとう。お疲れさまでした。
もしかしたら、この言葉をいうためだけにレビューを書いたのかもしれない。
どんなに現実社会の荒波に揉まれようとも、読者はもはや光を失わず、強く、優しく、誰かとともに生きていけると信じています。
だってそう、僕らもつながっているから。それに気がついたその瞬間から。
2017年6月18日に日本でレビュー済み
一生心に残る作品だったと思います。この作品を学生時代に読めたことをありがたく思います。
2013年10月1日に日本でレビュー済み
私はココロコを通じて、「青春」とは自分を確立するための準備期間だと学びました。
この作品の登場人物(特に文研部員)は、本当に青臭く、だけどとても好感が持てました。
それはきっと、(他のレビュアーさんも仰ってますが)思春期である彼ら彼女らの気持ちを
真っ向から描いてるからだと私は考えます。
私の高校生活には、常にココロコがあり、そしてその思想に共感できる部分がたくさんありました。
なにか、日々に物足りなさを感じた学生の皆さん、一度手にとって読んでみたらどうでしょうか?
きっと・・・共感できるものがあると思います。
最後に、庵田先生、白身魚さん三年半おつれさまでした!
この作品の登場人物(特に文研部員)は、本当に青臭く、だけどとても好感が持てました。
それはきっと、(他のレビュアーさんも仰ってますが)思春期である彼ら彼女らの気持ちを
真っ向から描いてるからだと私は考えます。
私の高校生活には、常にココロコがあり、そしてその思想に共感できる部分がたくさんありました。
なにか、日々に物足りなさを感じた学生の皆さん、一度手にとって読んでみたらどうでしょうか?
きっと・・・共感できるものがあると思います。
最後に、庵田先生、白身魚さん三年半おつれさまでした!
2013年9月30日に日本でレビュー済み
一つの物語が終わりを迎えることは、いつも喜びと同時に寂しさだったり悲しさを感じさせる。登場人物は引退や卒業という節目で、読者は作品そのものの完結をもってそれを感じる。しかし、ココロコネクトでは『眩しい』彼らがそれにどう向き合うのかを読者に示してくれる。是非最後の1ページまで噛み締めて読み、彼らとそれを共感してもらいたい。
最後に庵田先生お疲れ様でした。
最後に庵田先生お疲れ様でした。
2013年10月6日に日本でレビュー済み
とてもいい終わり方でよかったです。
特に最後の’ 未来へ’がとても良くこの話を伊織たち文研部と自分が同じ年齢の時に読んでたらまた今とは違う自分になっていたのかなと思いました。
今何かに悩んでる人や受験真っ只中の人、将来について迷いや不安がある人にぜひ読んでほしいです。
特に最後の’ 未来へ’がとても良くこの話を伊織たち文研部と自分が同じ年齢の時に読んでたらまた今とは違う自分になっていたのかなと思いました。
今何かに悩んでる人や受験真っ只中の人、将来について迷いや不安がある人にぜひ読んでほしいです。