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古書屋敷殺人事件 ―女学生探偵シリーズ― 単行本(ソフトカバー) – 2014/3/29

4.4 5つ星のうち4.4 37個の評価

■内容紹介
「先生、またもや事件です!!」
ファン待望の「女学生探偵」シリーズ小説化第2弾!
動画投稿サイトで60万再生を突破した和ロックテイストの大人気ボカロ曲を作者自らノベライズ。ミステリー仕立てで歌詞の言葉遊びが楽しい曲が、本格長編推理小説として登場!
推理小説が好きな高校2年生のひばりたちは、古書店主の枯島に同行し、東京近県の山間部にある旧家・溝呂木(みぞろぎ)家を訪れる。
そこは亡き主人によって集められた、おびただしい数の古書に埋もれた「古書屋敷」だった。
商売敵の癖のあるセドリ師らと競うように古書の査定を始めるひばりたちだが、やがて村に伝わる「収穫の唄」になぞらえた連続殺人事件に巻きこまれることに……!
かけだしの女学生探偵・花本ひばりは事件を解決できるか!?
そのとき、東京で新作小説の資料探しに行き詰っていた偏屈推理作家の久堂はーー!?

■収穫の歌(一番)
稲を刈りましょ 頭を垂れて
人が一把刈りゃ三把刈る
月の出拝んで日の出と思い
日の出来るまで稲を刈る
花は咲く咲く五色の花よ
お日さん当たれば花は咲く

■人物紹介:
・花本ひばり(はなもとひばり):推理小説好きな高校2年生。久堂のもとに珈琲豆を届けるついでに珈琲を淹れ、身の回りの世話を焼いている。
・久堂蓮真(くどうれんま):ひばりの父が営む純喫茶の常連で偏屈な美男子。売れない推理作家だが、ひばりの話を聞けば犯人がわかる"安楽椅子探偵"。
・枯島宗達(かれしまそうたつ):東京・神田神保町に古書店『穀雨堂』を構える若き店主。飄々として掴みどころがない青年。久堂とは先輩・後輩の間柄。

■「古書屋敷殺人事件」とは?
2012年7月3日にニコニコ動画に投稿され、1年足らずで50万再生を超えた、てにをはの代表曲。
のちに「女学生探偵シリーズ」と称される、テンポが良くて歌詞の言葉遊びが楽しく、どこか懐かしいあじわいのシリーズ1作目。
その後「異国人形殺人事件」、「こっちむいてほい」、「能面島神隠し事件」と続く。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014/3/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/3/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 360ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048663631
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048663632
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 37個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
37グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
立派な推理小説です。

キャラクターの絡み合いも面白いですが、曲の歌詞を思わせる描写がしっかりしていました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の内容も状態もすごくよかったと思います。とても満足しました。
2014年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
てにをはさんのファンです。CDは勿論、前作の小説も持っています。

内容は同名の楽曲にそって書かれています。アルバムを買っていれば、「ここはあの歌詞の場面だ!」と気づけるところが多くあります。 てにをはさんの独特の言葉選びも満載です。

そんな訳で、個人的にはこの小説を買って良かったと思います。

ですが、やはり…前作を読んだときも思ったのですが、普通の推理小説としては、読めたもんじゃないです。

ネタバレになるので言及は控えますが、酷いオチです。それとなく伏線は張られていますが、推理小説のタブーギリギリです。

やっぱりボカロ小説ってこんなもんかな、って出来です。

総合して、星3で。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推理を楽しむより一生懸命なひばりちゃんまさに女学生探偵小説。さらっと格好いい久堂先生も相も変わらず魅力的でした。読後に曲聞き直し、あぁ、これはあのシーンで、それはこっちで、とより一層楽しめましたので個人的にはとても満足です。
2015年5月22日に日本でレビュー済み
ボカロ動画の中でも異彩を放つ原作動画(?)からのファンで本書を手に取りました。

時代設定、戦争に運命を狂わされた登場人物、閉鎖的な田舎での村八分等
横溝正史を彷彿させるキーワードの目立つ内容ですが、非常に読みやすく書かれております。

密室殺人のトリックはちょっと苦しいかなとも思いましたが、よくよく考えれば密室殺人の古典
「モルグ街の殺人」の「そんなのアリか?」と頭を抱えたくなるような犯人と、様々な偶然が
重ならなければ起こらなかった密室殺人事件に比べたら、全然アリだと思い直しました。

反則ギリギリと表現された真犯人像や動機、トリック等も、某ミステリーの中禅寺秋彦が
代わって解説すれば全て納得できるレベルかな、ただそうなると巻数は3倍くらいになって
読みやすさが失われるし、推理小説初心者は着いてこれなくなりますね。

本格を期待する人には色々と粗が目立ち評価はイマイチな「推理小説」でしょうが、
主な購買層はボカロ動画を観て興味を持った若者、もしかしたら推理物と言えば
「名探偵コナン」位しか知らないという層と考えると、彼らに推理小説に興味を持たせるのに
丁度いい小説だと言えるかもしれません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月19日に日本でレビュー済み
同名曲のファンなので購入しました。

文章も読みやすくテンポもよい、ひばりちゃんと先生の掛け合いも楽しく、たまにキュンと来たり…と、私のツボを見事刺激した作品でした。
ただ、期待していた推理パートがやや甘かったのが惜しいです。ですがこればっかりは好みですね。読後感はさほど悪くないので、私としては問題無かったです。
推理小説というよりは、まさしく女学生”探偵”小説なのだと思います。

ファンとしては大満足の作品です。次回作があるならば、是非とも他の曲も小説化を希望したいです。その期待も込めて星5つで。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月30日に日本でレビュー済み
女学生探偵シリーズ2作目ですね。歌を知らない人は先にそちらを聴くことをおススメします。そして読み終わった後にまた聴くと新たな発見があると思います。
一つ注意ですが、今回は絵が全くありません。表紙だけです。それが少し残念でした。前回のようにきれいな挿絵を楽しみにしていたのに。ニコニコ動画のほうで見てほしいということなんでしょうか。また、次回予告漫画もありませんでした。
内容についてはとても面白かったです。割とテンポよく進んでいきます。1作目も買いましたが、2作目であるこちらの長編のほうがよくできているとおもいました。てにをはさんは長編に向いているのではないでしょうか。推理ものはあまり読まないほうですが、なかなか凝った仕掛けで、これがあれで、あれがこれで、と読みながら私もひばりちゃんと一緒にこんがらがってしまいました。そんなときに先生登場。さすが安楽椅子探偵。ひばりちゃんにヒントを教えつつ、終息に向かいますね。動画の古書屋敷で最後に先生がひばりちゃんの首を絞めていたシーンが作者曰く「単なるイチャイチャだ」と書いてあったのでどんなイチャイチャだよと思っていましたが、なるほど、そういうことだったのかと読んで納得しました。あと、やんちゃな3姉妹が出るとのことで、てっきり先生の取り合いシーンなどひばりちゃんの嫉妬もあるかと思っていましたが、それはありませんでした。少し期待していたんですけどね。でも先生がひばりちゃんをおもちゃにしながらも大切にしている感じはよく表れていますね。なかなか家にひばりちゃんが来ないから喫茶店に行って「あの子はどこだ」と詰め寄るシーンなど想像しただけでも笑えてきます。周りからみれば、二人はイチャイチャしてるようにしか見えないと思うんですけどね。小さい時の二人の話も読んでみたいです。もちろん枯島さんも出てきますよ、ほのぼのとした彼が大好きです。ゆへちゃんと桃花ちゃんも出てきます。あとは黒鴉も出てきます。まさかこの巻から出てくるとは。そしてあの人だったとは。読んだ後にびくっとして驚きでした。早く逃げてよ、危ないよひばりちゃん!!まあ、危なくなっても先生が必ず来てくれるんでしょうけど。
次回予告がなかったのでつぎがいつ発売されるのかはわかりませんが、きっと発売されることでしょう。シリーズの最終は黒鴉との勝負になるのかな?そんな感じがしますね。外伝みたいな日常的な短編集も読んでみたいです。
というわけで総合的に面白かったですよ。買って満足です。次回作は絵も入れてほしいです、お願いします。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の方も書いている様に推理小説ではちょっと微妙かな?でも読みやすい内容でした。私的には最初の推理がひばりちゃんと被り、次では考え過ぎで外し、最後は斜め上の真実が待っていたのでビックリでした。ゆえに犯人に感情移入しにくい。動機もイマイチ理解しにくい。
なので星⭐3つが妥当かな