短いホラーが好きで購入しました。水にまつわる怖い話を集めているというコンセプトが夏の納涼にピッタリです。
あまり良い話系のホラー好みでないので、手紙に関連するエピソードはいただけなかったですが、その他は概ね楽しめました。

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仄暗い水の底から 単行本 – 1996/2/1
鈴木 光司
(著)
巨大都市は知っている--海が奇蹟を胎んだことを。ゴミ、汚物、夢、憎悪…打ち捨てられた生の残骸が流れこみかきまぜられる世紀末の水たまりに満ちる破滅と希望の予感。戦慄の超リアリティ小説。
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1996/2/1
- ISBN-104048729373
- ISBN-13978-4048729376
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ゴミ、汚物、夢、憎悪…打ち捨てられた生の残骸が流れ込み、かきまぜられる世紀末の水たまりに満ちる破滅と希望の予感。「東京湾」が抱えこむ邪悪が今、動きはじめた。戦慄のカルトホラー。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1996/2/1)
- 発売日 : 1996/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 259ページ
- ISBN-10 : 4048729373
- ISBN-13 : 978-4048729376
- Amazon 売れ筋ランキング: - 887,724位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,616位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月31日に日本でレビュー済み
水にまつわる怖い話。
霊的なモノばかりではない。
他の方のレビューにもある通り水の臭いや湿度を生々しく感じる。
「海に沈む森」が泣けた。
小さい子供いる人なら尚更だと思う。
霊的なモノばかりではない。
他の方のレビューにもある通り水の臭いや湿度を生々しく感じる。
「海に沈む森」が泣けた。
小さい子供いる人なら尚更だと思う。
2016年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の体験談がはいっているみたいなので興味があり購入しました。
確かに短編なので読みやすいってのもありますが
まだ、生きていた?!あの中で、、、つい最近まで!!!
あの中に、、、まだ、、いる!!みたいな展開はリングですね
この程度のお話なら感受性豊かな子供の頃に
悪い事をして暗い押入れに入れられた人であれば誰でも思うもの
怖い話の後なら尚更です
それか精神病んでいる人や不思議ちゃんと付き合うと
こんな感じの体験談は聞けますね
作者が凄いのは日本人がこうすれば怖く感じるだろうなって
普通の話でも表現や構成にひねりを入れてここまで読ます事
私としてはこんな短編で映画作れる映画監督の方がよっぽど凄いです
確かに短編なので読みやすいってのもありますが
まだ、生きていた?!あの中で、、、つい最近まで!!!
あの中に、、、まだ、、いる!!みたいな展開はリングですね
この程度のお話なら感受性豊かな子供の頃に
悪い事をして暗い押入れに入れられた人であれば誰でも思うもの
怖い話の後なら尚更です
それか精神病んでいる人や不思議ちゃんと付き合うと
こんな感じの体験談は聞けますね
作者が凄いのは日本人がこうすれば怖く感じるだろうなって
普通の話でも表現や構成にひねりを入れてここまで読ます事
私としてはこんな短編で映画作れる映画監督の方がよっぽど凄いです
2015年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ホラーなのに感動した」という表現がレビュー内でよく疲れていたので図書館で借りました。そして読み終わってまた読みたくなるほど面白かったので購入しました。
ホラー小説事態はあまり好きではないのですが、作者の心理描写などは丁寧なので「ホラーっぽいことが起こる中でのヒューマンドラマ」として捉えることができます。またそれぞれバラエティーに富んでいて本当に怖い一話、社会での居心地の悪さを感じている女性の苦悩が書かれている一話、などなどあります。ねずみ講に勧誘されて困っている話では図々しいカップルを上手く表現されているので共感できる読者もいるのでは?一話(どれかは言いませんが)個人的につまらなく感じるのがありましたが他はすべて良かったです。
で、実際に感動するかどうかですが・・・・。あまりネタバレしたくないので実際に読んでみてください(笑)。
ホラー小説事態はあまり好きではないのですが、作者の心理描写などは丁寧なので「ホラーっぽいことが起こる中でのヒューマンドラマ」として捉えることができます。またそれぞれバラエティーに富んでいて本当に怖い一話、社会での居心地の悪さを感じている女性の苦悩が書かれている一話、などなどあります。ねずみ講に勧誘されて困っている話では図々しいカップルを上手く表現されているので共感できる読者もいるのでは?一話(どれかは言いませんが)個人的につまらなく感じるのがありましたが他はすべて良かったです。
で、実際に感動するかどうかですが・・・・。あまりネタバレしたくないので実際に読んでみてください(笑)。
2011年5月14日に日本でレビュー済み
じわじわ怖いです!
ホラーだけどグロくはないです。精神的に怖い感じ。
私は、短編小説はおもしろそうな題名のものからランダムに読んだりするのですが、これは最初か順番に読んでほしいです。
ホラーだけどグロくはないです。精神的に怖い感じ。
私は、短編小説はおもしろそうな題名のものからランダムに読んだりするのですが、これは最初か順番に読んでほしいです。
2008年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「リング」を読み、今度はこの本にも挑戦。
湯船を満たす水道水の描写、転覆した小型漁船の内部の描写。
水の臭い、肌感触、窒息感……どれもが非常に生々しい。
水に臭いがする恐怖を、ここまで静謐な筆致で紡ぎ上げる著者は、
ほとんどいないように思う。
映像作品からこの著者を知った自分は、この著者に対して偏見を抱いていた。
どうせ映画みたいな派手でチープなホラー世界を作る人なんだろうと。
ゴメンナサイと言いたい。
もっと早く偏見を捨てていればと後悔の念に駆られている。
湯船を満たす水道水の描写、転覆した小型漁船の内部の描写。
水の臭い、肌感触、窒息感……どれもが非常に生々しい。
水に臭いがする恐怖を、ここまで静謐な筆致で紡ぎ上げる著者は、
ほとんどいないように思う。
映像作品からこの著者を知った自分は、この著者に対して偏見を抱いていた。
どうせ映画みたいな派手でチープなホラー世界を作る人なんだろうと。
ゴメンナサイと言いたい。
もっと早く偏見を捨てていればと後悔の念に駆られている。
2020年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
停滞した濁った水のようなにおいが、文章から漂ってくるような短編集です。
表紙が良い。
中身は、雰囲気は悪くないし、特に幽霊船の話は面白かった。
ただ全体的にみると怖さや不気味さよりも気色悪さが勝ってしまい、ストーリーは予定調和で驚きが乏しく、小粒で似たような話の集まりだった。
表紙が良い。
中身は、雰囲気は悪くないし、特に幽霊船の話は面白かった。
ただ全体的にみると怖さや不気味さよりも気色悪さが勝ってしまい、ストーリーは予定調和で驚きが乏しく、小粒で似たような話の集まりだった。
2009年8月22日に日本でレビュー済み
東京湾をテーマに、その周辺を舞台にした7つの物語から成ります。
ホラー小説に分類されていますが、超常現象の類が動員されることは少なく、もっぱら登場人物自身の心の内に沸き上がる恐怖を読者に共感させるという手法をとっています。水の中で死体が浮遊するというシーンやイメージが頻繁に出てきて、これが登場人物たちを襲う恐怖の中心になっています。
7つの短編の配列は、やや意図的なように思います。やり場のない不条理が支配するエピソード群が語られた後、「ウォーター・カラー」と「海に沈む森」からは未来につながる前向きな姿勢を感じ取ることができます。
個人的には、「夢の島クルーズ」で、外資系マルチ商法に熱心な夫婦がヨットに置き去りにされたのが小気味よかったです。
ホラー小説に分類されていますが、超常現象の類が動員されることは少なく、もっぱら登場人物自身の心の内に沸き上がる恐怖を読者に共感させるという手法をとっています。水の中で死体が浮遊するというシーンやイメージが頻繁に出てきて、これが登場人物たちを襲う恐怖の中心になっています。
7つの短編の配列は、やや意図的なように思います。やり場のない不条理が支配するエピソード群が語られた後、「ウォーター・カラー」と「海に沈む森」からは未来につながる前向きな姿勢を感じ取ることができます。
個人的には、「夢の島クルーズ」で、外資系マルチ商法に熱心な夫婦がヨットに置き去りにされたのが小気味よかったです。