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日本軍とドイツ軍: どうしたら勝てたのか、どうやっても負けたのか? 単行本 – 2014/7/30
藤井非三四
(著)
第二次大戦における日本軍とドイツ軍をさまざまな面で徹底比較しながら、両者に共通する敗因を探り出す。また、両者の勝敗の分水嶺となった戦いの問題点を浮き彫りにし、軍人の実像や代表的な兵器についても比較しつつ理解を深める。
- 本の長さ311ページ
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日2014/7/30
- 寸法13 x 1.9 x 18.9 cm
- ISBN-10405406048X
- ISBN-13978-4054060487
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商品の説明
著者について
中大法学部卒。国士舘大政治学研究科修士課程終了。著書に小社『日本軍の敗因』『レアメタルの太平洋戦争』、『陸海軍戦史に学ぶ負ける組織と日本人』(集英社新書)『日本の防衛10の怪』(草思社)など。
登録情報
- 出版社 : 学研プラス (2014/7/30)
- 発売日 : 2014/7/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 311ページ
- ISBN-10 : 405406048X
- ISBN-13 : 978-4054060487
- 寸法 : 13 x 1.9 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 550,129位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この側面からの考察を新鮮に読みました
2023年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数字で考えることの大切さを教えてくれます。
ここに書かれている数字を鵜呑みにすることはできませんが、自分で調べるガイドラインとしては
非常に良いと思います。
ひとつひとつ自分で調べて検証するのは面白そうです。
数字のマジックを上手に使ってうまく自分の意図する意見に誘導するというのはいろいろ応用が利きそうです。
ここに書かれている数字を鵜呑みにすることはできませんが、自分で調べるガイドラインとしては
非常に良いと思います。
ひとつひとつ自分で調べて検証するのは面白そうです。
数字のマジックを上手に使ってうまく自分の意図する意見に誘導するというのはいろいろ応用が利きそうです。
2014年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドイツと日本はなぜ第二次世界大戦に敗れたのか。いわゆる「ミリタリー」を趣味や生業にしている人なら誰でも一度は考える、「ミッドウェー海戦がなければ!」「バルバロッサ作戦開始が早ければ!」日独は戦争に勝てたかもしれない!という可能性を、
国力(第1章)、大戦略(第2、3章)、作戦術(第4、5章)、思考(第6章)、装備・兵器(第7章)、人材(第8章)
という戦争を構成する6つの要素について、日独の短所長所・敗因と勝利の可能性を並記して比較しながら分析している。検証の根底には「ゆるぎない数字」と「発生した事象・結果」があり、希望的観測は含まれていない。
いわゆる「敗因分析本・勝率検討本」の中でも、著書の藤井氏は「敗因分析」の専門家であり、データに基づいた論調は説得力がある。結論については、皆さんの読後にお任せしたいと思うが、この本の最大にして唯一の欠点は、日独を同じ土俵で分析してしまったところではないだろうか。
「戦争目的の完遂=戦争の勝利」と定義するならば、ドイツの戦争目的とは「ソビエト連邦を崩壊させ、ソ連領をドイツの植民地化する」ことである。一方、日本には戦争目的そのものが存在しなかった。強いて言うなら「自衛」である。日本の侵略は「自衛のための防衛線拡大」だった。日独では根本的に「今次戦争」の解釈が異なっていた。
一方、敵国を消滅させる勝利とは理論上のもので、妥協としての停戦・講和が必要になるとクラウゼヴィッツは述べているが、ドイツと日本には「戦いに勝利して講和」へと持ち込む意図も計画も無かった。前述したように、ドイツは「理論上の完全な勝利」を目指していたし、日本は緒戦で「勝ってしまったけど…これからどうしよう?」という体である。
それを同列において議論するには、戦史を時系列順に検討する必要があるが、本著にその視点は無い。
本書は「国家間戦争=現代戦=総力戦」を理解するには大変優れた資料だが、第二次世界大戦の勝敗を巡る分水嶺あるいは天王山を論じる「戦史本」ではない。
本書のタイトルを見て、「栗田艦隊が反転しなければ!」「クルスク戦が二ヶ月早ければ!」といった「戦史IF本」は期待しない方がいい。
それでも本書はミリタリーファンに限らず、ビジネス書・歴史書として多くの人にオススメしたい。
「戦術的に負けても戦略的に勝つ」ことは出来るが、「戦略的な負けを戦術的な勝利で覆す」ことは難しい。
日独に勝利の可能性があったとするなら、それは目に見える作戦や軍隊ではなく、もっと深いところにあったことを本書は示唆している。
国力(第1章)、大戦略(第2、3章)、作戦術(第4、5章)、思考(第6章)、装備・兵器(第7章)、人材(第8章)
という戦争を構成する6つの要素について、日独の短所長所・敗因と勝利の可能性を並記して比較しながら分析している。検証の根底には「ゆるぎない数字」と「発生した事象・結果」があり、希望的観測は含まれていない。
いわゆる「敗因分析本・勝率検討本」の中でも、著書の藤井氏は「敗因分析」の専門家であり、データに基づいた論調は説得力がある。結論については、皆さんの読後にお任せしたいと思うが、この本の最大にして唯一の欠点は、日独を同じ土俵で分析してしまったところではないだろうか。
「戦争目的の完遂=戦争の勝利」と定義するならば、ドイツの戦争目的とは「ソビエト連邦を崩壊させ、ソ連領をドイツの植民地化する」ことである。一方、日本には戦争目的そのものが存在しなかった。強いて言うなら「自衛」である。日本の侵略は「自衛のための防衛線拡大」だった。日独では根本的に「今次戦争」の解釈が異なっていた。
一方、敵国を消滅させる勝利とは理論上のもので、妥協としての停戦・講和が必要になるとクラウゼヴィッツは述べているが、ドイツと日本には「戦いに勝利して講和」へと持ち込む意図も計画も無かった。前述したように、ドイツは「理論上の完全な勝利」を目指していたし、日本は緒戦で「勝ってしまったけど…これからどうしよう?」という体である。
それを同列において議論するには、戦史を時系列順に検討する必要があるが、本著にその視点は無い。
本書は「国家間戦争=現代戦=総力戦」を理解するには大変優れた資料だが、第二次世界大戦の勝敗を巡る分水嶺あるいは天王山を論じる「戦史本」ではない。
本書のタイトルを見て、「栗田艦隊が反転しなければ!」「クルスク戦が二ヶ月早ければ!」といった「戦史IF本」は期待しない方がいい。
それでも本書はミリタリーファンに限らず、ビジネス書・歴史書として多くの人にオススメしたい。
「戦術的に負けても戦略的に勝つ」ことは出来るが、「戦略的な負けを戦術的な勝利で覆す」ことは難しい。
日独に勝利の可能性があったとするなら、それは目に見える作戦や軍隊ではなく、もっと深いところにあったことを本書は示唆している。
2018年2月14日に日本でレビュー済み
様々な理由で負けた原因を述べているのだが、勝ったほうにもダメなところが多かった。しかし、そのようなところは無視している。
2014年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資料をもとに作者が解説した本ですが、根拠となる資料の提示は少ないですので資料的価値はありません。
ただ、資料をもとに語っているので、よくあるこうやったら勝てたという雑な本とは違い、当時の日本が何をやっても勝てなかったことが良くわかります。
ただ、資料をもとに語っているので、よくあるこうやったら勝てたという雑な本とは違い、当時の日本が何をやっても勝てなかったことが良くわかります。
2014年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は大変読みやすい。
専門用語とかもほとんどなく理解しやすいし、必要な図表類も大体本文の近くにあって参照しやすい。
だが、論拠を示すこともなく唐突に「はずである」という表現がところどころにみられる。同様に「理解に苦しむ」と思考を停止している部分もある。
また、巻末の参考文献を見ると、全てが日本語の出版物(翻訳も含む)であり、しかもその最新のものは2001年である。2014年刊の本にしては古いのではないかと思う。
よって本著は、研究書としてではなく、小説等のエンターテイメント本として期待した方がよいであろう。
専門用語とかもほとんどなく理解しやすいし、必要な図表類も大体本文の近くにあって参照しやすい。
だが、論拠を示すこともなく唐突に「はずである」という表現がところどころにみられる。同様に「理解に苦しむ」と思考を停止している部分もある。
また、巻末の参考文献を見ると、全てが日本語の出版物(翻訳も含む)であり、しかもその最新のものは2001年である。2014年刊の本にしては古いのではないかと思う。
よって本著は、研究書としてではなく、小説等のエンターテイメント本として期待した方がよいであろう。
2018年7月7日に日本でレビュー済み
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たしかフリーマン・ダイソンだったと思うが、どこの軍隊も間違いはおかす、いかにその過ちを正して減らしたものが勝利する。という主旨のエッセイを読んだ。それを鑑みるにドイツより日本の方が反省と内省が不足していると感じた。本書の著者のレアメタルや技術、教育制度など具体的な指摘は傾聴に値すると思うが、旧軍から自衛隊への過渡期に、反省すべき主体が失われてしまったことがわかる。冷静に考えても、この国は戦争すべきでないと結論できる。
2014年12月6日に日本でレビュー済み
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読み終えて感じた事は、文化比較論だったと思えるような内容でした。組織、作戦、兵器について幅広く触れているのですが、その歴史的な背景、国民として性格まで踏み込んで記載しているので、単なる軍事に関する本ではありません。極めて面白い本です。