表現としても斬新で面白く、ストーリーも先が気になるような展開になっています。ファミコン世代なら楽しく読めるかと思います。
RPGにおけるクリア後の世界は平和の始まりなどではなく、終末への入り口なのかもしれないと考えさせられました。
水が上から下に流れるように、役割を全うした世界は当然のように壊れていき、人々も居なくなる。
敵も居ない世界では勇者たちには終末を防ぐ手立ては無く、ただ崩壊していく世界を彷徨うばかり。
一巻はそんな世界と、壊れた世界の向こうにある何かが描かれています。突如現れた8bitの世界の外にあるものは、一体なんなのか!

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Final Re:Quest ファイナルリクエスト(1) (シリウスKC) コミック – 2015/5/8
全ての元勇者に捧ぐ、勇気と再出発の8bitファンタジー!! かつて「Final Re:Quest」というRPGがあったのを覚えているだろうか。 一緒に旅をした仲間たち。 一緒に救った小さなもう一つの世界。 そのエンディング画面で目覚めた戦士・アソンテ。 全てが静止した世界で彼は今一度勇者に会わんと旅に出る。 その果てで彼が目にするものとは…!?
新感覚の全編ドット絵漫画!全ての元勇者に捧ぐ、勇気と再出発の8bitファンタジー!!古いゲームソフトの中で目覚めた老戦士アソンテ。NPCである彼はバグが蔓延する世界でプレイヤー(=勇者)を探す旅に出る。今、僕らの冒険はRe:STARTする!彼ら(NPC)は今でも勇者(プレイヤー)を待っている!
新感覚の全編ドット絵漫画!全ての元勇者に捧ぐ、勇気と再出発の8bitファンタジー!!古いゲームソフトの中で目覚めた老戦士アソンテ。NPCである彼はバグが蔓延する世界でプレイヤー(=勇者)を探す旅に出る。今、僕らの冒険はRe:STARTする!彼ら(NPC)は今でも勇者(プレイヤー)を待っている!
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2015/5/8
- 寸法18 x 12.8 x 2.2 cm
- ISBN-104063765482
- ISBN-13978-4063765489
商品の説明
著者について
日下 一郎
2014年9月より講談社月刊少年シリウス&ニコニコ動画「水曜日のシリウス」にて『Final Re:Quest -ファイナルリクエスト-』連載中。他の著作に『“世界最後の魔境群馬県から来た少女 』(スマッシュ文庫)など。
ヒューガ
事業概要
・コンピュータゲームの企画、開発、運営、販売及び配信
・漫画、映像、イラスト等の企画、制作、出版及び配信
http://www.huga-studio.com/
2014年9月より講談社月刊少年シリウス&ニコニコ動画「水曜日のシリウス」にて『Final Re:Quest -ファイナルリクエスト-』連載中。他の著作に『“世界最後の魔境群馬県から来た少女 』(スマッシュ文庫)など。
ヒューガ
事業概要
・コンピュータゲームの企画、開発、運営、販売及び配信
・漫画、映像、イラスト等の企画、制作、出版及び配信
http://www.huga-studio.com/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はニコ動でこの作品を見ていました、本でも面白い作品ですが、この作品は音楽も含めて傑作ですので、音楽抜きの本だと評価を下げて☆3つです。
ニコ動で一話が無料で読めるので、ぜひ音楽付きの作品を見て下さい。
ニコ動で一話が無料で読めるので、ぜひ音楽付きの作品を見て下さい。
2016年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近インデイーズゲームなんかでドット絵のゲームやチップチューンなどが流行ってます
そんな中このドット絵のマンガというアプローチはとても斬新で素敵だと思います。
所々に出てくるドット絵の背景とかすごいし知名度さえ上がればこれ絶対流行ると思うんだが・・・
内容もJRPGの世界観に+メタ視点からの話というところで個人的にすごくツボにはまっています
欠点は誰もが思うところではありますがサイトにある音楽ありのバージョンのほうが見せ方にしても何にしても上という点
この形式を続けていくのであればこの本はあくまでファンブックとかお布施にしかならないでしょう 買いますけど
そんな中このドット絵のマンガというアプローチはとても斬新で素敵だと思います。
所々に出てくるドット絵の背景とかすごいし知名度さえ上がればこれ絶対流行ると思うんだが・・・
内容もJRPGの世界観に+メタ視点からの話というところで個人的にすごくツボにはまっています
欠点は誰もが思うところではありますがサイトにある音楽ありのバージョンのほうが見せ方にしても何にしても上という点
この形式を続けていくのであればこの本はあくまでファンブックとかお布施にしかならないでしょう 買いますけど
2015年5月30日に日本でレビュー済み
最大の特徴は全編がファミコン風のドット絵でRPGの世界を舞台に物語が描かれているということだ。表紙だけではない。
3色パレット縛りなど、当時の仕様にこだわった絵作りがされており巷にあふれる生半可な「レトロ風」とは一線を画している。
乱暴な例えであらすじを言うと、クリア後のドラゴンクエスト4(っぽいRPG)のバグった世界で
ライアン(っぽい老戦士)が勇者(プレイヤー)を探すというものだ。
仲間として、お金にガメツイ商人が加わり、第2巻ではお転婆すぎる姫君や即死魔法が得意な神官までも登場する。
こう書くと、アリがちなドラクエ系のRPGあるあるなパロディに見えるかも知れないが
読んでいるうちに、そうではないとすぐに気づかされる。
ファイナルリクエストの物語を一言で説明するなら
「プレイヤーの不在・沈黙」である。
クリア後のゲームにプレイヤー(我々)は普通は帰ってこない。
ゲームに残されたNPCたちの救いの無さそうな冒険劇を見せつけられ嘗て勇者であった我々は胸が締め付けられる。
作者の日下一郎氏は、この作品は「ファミコンに対する落とし前」だと語っている。
ドラクエやFFが牽引したファミコンRPGの物語は本当に偉大で少年少女だった我々の心を揺さぶり、
大いに感動させたのだが、いつしか我々はそれを過去のものとして忘れ去ってしまっている。
この物語にある寂寞とした苦悩は、その落とし前なのだ。
勇者の仲間だった老戦士アソンテは、
勇者の居ない忘れられた世界を放浪し続ける。
「クリアしてきたRPG」=「忘れ去ってきた小さな世界」それが多ければ多い者ほど、この物語は深く突き刺さる。
私という勇者の背後にも四半世紀で見捨ててきた100を越える世界や1000を越えるNPC達が縷々と連なってるのだ。
そう思うと、泣くしかない。そして物語の行方から、目を反らすわけにもいかない。
ファミコンよりもスーファミ世代だった私がこれほどの「かいしんのいちげき」を食らってるので
ファミコンにハマってた人なら尚更であろう。いつの間にかゲームをやらなくなった普通の大人にも良いだろう。
まさに「もっと評価されるべき」の定型句の似あうの作品で高クオリティなのにまだまだマイナーである。
・じじい、オッサンばかりでキャラに華が少ない。
・パッと見、ゲームあるある的なパロディ作品に見える。
・斬新な見た目のせいでマンガだと一見解らない。
・「ファイナルリクエスト」というタイトルは良いがマンガぽくない。
・若者や非ゲーマーなどドット絵に慣れてない人には読みづらい。
・単純に宣伝不足 etc……
理由はいくつも思いつくが、そういう諸々のマイナスがあっても、この作品を好きになる人はもっといると思うので、
気になる人はニコニコ静画版のファイナルリクエストの視聴をお勧めする。
音や動きのある静画版ばかりが持てはやされがちだが単行本もニコニコに劣らず、フルカラーでじっくりと楽しめる。
特典として取扱説明書風ページや、昔懐かしい紙とインクの匂いを堪能できる。
DVD化は単行本の売り上げ次第らしいので期待している方も、是非購入を。
3色パレット縛りなど、当時の仕様にこだわった絵作りがされており巷にあふれる生半可な「レトロ風」とは一線を画している。
乱暴な例えであらすじを言うと、クリア後のドラゴンクエスト4(っぽいRPG)のバグった世界で
ライアン(っぽい老戦士)が勇者(プレイヤー)を探すというものだ。
仲間として、お金にガメツイ商人が加わり、第2巻ではお転婆すぎる姫君や即死魔法が得意な神官までも登場する。
こう書くと、アリがちなドラクエ系のRPGあるあるなパロディに見えるかも知れないが
読んでいるうちに、そうではないとすぐに気づかされる。
ファイナルリクエストの物語を一言で説明するなら
「プレイヤーの不在・沈黙」である。
クリア後のゲームにプレイヤー(我々)は普通は帰ってこない。
ゲームに残されたNPCたちの救いの無さそうな冒険劇を見せつけられ嘗て勇者であった我々は胸が締め付けられる。
作者の日下一郎氏は、この作品は「ファミコンに対する落とし前」だと語っている。
ドラクエやFFが牽引したファミコンRPGの物語は本当に偉大で少年少女だった我々の心を揺さぶり、
大いに感動させたのだが、いつしか我々はそれを過去のものとして忘れ去ってしまっている。
この物語にある寂寞とした苦悩は、その落とし前なのだ。
勇者の仲間だった老戦士アソンテは、
勇者の居ない忘れられた世界を放浪し続ける。
「クリアしてきたRPG」=「忘れ去ってきた小さな世界」それが多ければ多い者ほど、この物語は深く突き刺さる。
私という勇者の背後にも四半世紀で見捨ててきた100を越える世界や1000を越えるNPC達が縷々と連なってるのだ。
そう思うと、泣くしかない。そして物語の行方から、目を反らすわけにもいかない。
ファミコンよりもスーファミ世代だった私がこれほどの「かいしんのいちげき」を食らってるので
ファミコンにハマってた人なら尚更であろう。いつの間にかゲームをやらなくなった普通の大人にも良いだろう。
まさに「もっと評価されるべき」の定型句の似あうの作品で高クオリティなのにまだまだマイナーである。
・じじい、オッサンばかりでキャラに華が少ない。
・パッと見、ゲームあるある的なパロディ作品に見える。
・斬新な見た目のせいでマンガだと一見解らない。
・「ファイナルリクエスト」というタイトルは良いがマンガぽくない。
・若者や非ゲーマーなどドット絵に慣れてない人には読みづらい。
・単純に宣伝不足 etc……
理由はいくつも思いつくが、そういう諸々のマイナスがあっても、この作品を好きになる人はもっといると思うので、
気になる人はニコニコ静画版のファイナルリクエストの視聴をお勧めする。
音や動きのある静画版ばかりが持てはやされがちだが単行本もニコニコに劣らず、フルカラーでじっくりと楽しめる。
特典として取扱説明書風ページや、昔懐かしい紙とインクの匂いを堪能できる。
DVD化は単行本の売り上げ次第らしいので期待している方も、是非購入を。