当時中学生だったか、この第一巻に収録されている「幸福者」という話が大好きです。
現代では見かける機会も少ないマッチ箱が出てくる話なんですが、何度読んでも静かな感動と幸福について考えさせてもらえます。
全体的に暗い話が多い本作ではありますか、どこかに救いと、根源的な癒やしを感じさせてくれる作品でもあります。
あと4巻だったかと思いますが秋野さんカワイイ。
この漫画の影響もありドイツに行って、クリスマスマーケットを見に行く体験も出来ました。当時の彼女は日本にいたけど(ゴメンね)今でも良い思い出です。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
MIND ASSASSIN 1 (集英社文庫(コミック版)) 文庫 – 2005/4/15
かず はじめ
(著)
かつてナチスドイツの手で創り出された暗殺者・MIND ASSASSIN。その特殊能力は、精神と記憶を破壊する。奥森かずいは、その力を受け継ぐ日独クォーターの三代目。虎弥太と二人、医師として暮らす彼の元には、心の傷を抱えた人々が訪れる…。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/4/15
- ISBN-10408618317X
- ISBN-13978-4086183178
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2005/4/15)
- 発売日 : 2005/4/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 408618317X
- ISBN-13 : 978-4086183178
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,007,315位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,690位集英社文庫コミック版
- - 7,729位集英社文庫
- - 384,913位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ああ、過去の真っ黒な歴史を消してくれる・・そんな人が本当に居たら・・
2019年8月28日に日本でレビュー済み
さらりと描かれているけど、深みのある人間ドラマだと思います。
開業医になりマインドアサシンの力を今のように使うようになった経緯も気や、同居するこやたとの関係性も含めて今後描かれますが奥森かずいの人間性も魅力のひとつ。
病院に助けを求める人に対しては救済者であり、悪人に対してはしっかり制裁を与えます。記憶を消す力を使うことが必ずしも良い結果に繋がるとは限らない、切なさの残る結末もありますが、かずいに助けられ一歩を踏み出す人たちの明るい表情は読んでいて前向きな気持ちにさせられます。
開業医になりマインドアサシンの力を今のように使うようになった経緯も気や、同居するこやたとの関係性も含めて今後描かれますが奥森かずいの人間性も魅力のひとつ。
病院に助けを求める人に対しては救済者であり、悪人に対してはしっかり制裁を与えます。記憶を消す力を使うことが必ずしも良い結果に繋がるとは限らない、切なさの残る結末もありますが、かずいに助けられ一歩を踏み出す人たちの明るい表情は読んでいて前向きな気持ちにさせられます。
2005年7月31日に日本でレビュー済み
明るくバカっぽいのりを身上とするジャンプ連載作品の中では稀有な作品。暗いトーンと繊細でなタッチ、「癒し」をテーマに据えた作品設定。見事な出来栄えである。しかし……である。連載自体は長続きしなかった。理由は簡単だ。連載してる雑誌とは根本的に相性が合わなかったからだ。ジャンプはあくまでも豪快さ、バカっぽさが信条なんすからねぇ。そこで踏み誤ったのかもしれませぬ。
主人公である奥森かずいは、自らが持つ「人の記憶を破壊する」MIND ASSASSINの能力で相手の心の闇から救い出す。たとえ、それが自らの父親を殺した相手であったとしても。そこには人間に対する思いやりと罪に対する独特な視点が入っており、興味を魅かれる。
そもそも、人の記憶とは一体なんだろうか? 不幸な記憶や経験を超克し、人間としてもう一段成長してゆくのも一つの行き方なのかもしれないが、もしできるのならば不幸な記憶を跡形も無く破壊してしまうのも一つの生き方なのかもしれない。
残念なのは、長期連載になっていればこの点を深く掘り下げるような作品に仕上がっていたかもしれない、ということ。やはり、掲載する雑誌を間違えたのか……それが残念でならない。
主人公である奥森かずいは、自らが持つ「人の記憶を破壊する」MIND ASSASSINの能力で相手の心の闇から救い出す。たとえ、それが自らの父親を殺した相手であったとしても。そこには人間に対する思いやりと罪に対する独特な視点が入っており、興味を魅かれる。
そもそも、人の記憶とは一体なんだろうか? 不幸な記憶や経験を超克し、人間としてもう一段成長してゆくのも一つの行き方なのかもしれないが、もしできるのならば不幸な記憶を跡形も無く破壊してしまうのも一つの生き方なのかもしれない。
残念なのは、長期連載になっていればこの点を深く掘り下げるような作品に仕上がっていたかもしれない、ということ。やはり、掲載する雑誌を間違えたのか……それが残念でならない。
2007年2月8日に日本でレビュー済み
この作品に出会えて、改めて日本の漫画界の素晴らしさに気付く。
1巻からここまで夢中になって読める作品が他にあるんだろうか。
一つ一つの話に主人公の心情が刹那に書かれていて感情移入せずにはいられない。
1巻からここまで夢中になって読める作品が他にあるんだろうか。
一つ一つの話に主人公の心情が刹那に書かれていて感情移入せずにはいられない。
2006年1月27日に日本でレビュー済み
人間の暗黒面を描きつつも、透明感のある作画が印象的です。この透明感は背景など余分なものを極力描き込まないことから生まれていて、だから昔は手抜きだと思っていましたが、主人公の純粋な精神とよく合っているので、今ではこれはこれでいいんだと納得しています。
物語についてはまず設定がスキですね。この設定で主人公の職業が医者であるのが、このマンガの深いところでしょう。惜しいのはいいキャラが登場しても、基本的にその話の中だけしか登場しない点。作者の視線がもっといろんな方向に向いていたら、物語にも奥行きが出たのでは?
とはいえ、必ずしも主人公の行動が正しいとは思わないけれど、じゃお前ならどうするよ? と問われれば答えに困るような話をよくこれだけやったもんだと、連載自体は短かったけど、描いた作者をけっこー尊敬してますね。
物語についてはまず設定がスキですね。この設定で主人公の職業が医者であるのが、このマンガの深いところでしょう。惜しいのはいいキャラが登場しても、基本的にその話の中だけしか登場しない点。作者の視線がもっといろんな方向に向いていたら、物語にも奥行きが出たのでは?
とはいえ、必ずしも主人公の行動が正しいとは思わないけれど、じゃお前ならどうするよ? と問われれば答えに困るような話をよくこれだけやったもんだと、連載自体は短かったけど、描いた作者をけっこー尊敬してますね。
2003年8月9日に日本でレビュー済み
主人公の奥森かずいは診療所の医者であるとともに、戦時中ドイツの暗殺者だった祖父から受け継いだ「人の記憶を破壊する力」を持った「マインドアサシン」。でも3代目のクォーター、かずいはきわめて穏やかで優しい心の青年です。
舞台は現代日本。かずいはその「マインドアサシン」としての力を普段制御用のピアスで抑えて、記憶や心について悩む患者の手助けとして使っています。
この物語はそんなかずいのもとに訪れる悩める人々の物語です。
罪を犯した者、逆に犯された者、愛されない者、愛する者・・・
そんな人々のドラマを淡々と語ってはいますが、実際読み直してみると哀しい物語だったりします。
かずいはだいたいその力を患者のために使っていますが、作中ではしばしば自殺に追い込まれる者や、殺害されてしまう患者も登場します。かずいはピアスを外し、心悪しき者の記憶・心を破壊します。
少年漫画ならではの勧善懲悪ですが、年を重ねて読み直してみるとともに、かずいが実はこの力の使い方に葛藤していること、そして彼の唯一の理解者・虎弥太の存在が、そんな彼にホッとさせる時間を与えていることなど感じます。
ジャンプコミックスでも派手なドンパチマンガではけしてない、深い人間ドラマ、です。
どちらかといえば大人向けかな・・・・。
舞台は現代日本。かずいはその「マインドアサシン」としての力を普段制御用のピアスで抑えて、記憶や心について悩む患者の手助けとして使っています。
この物語はそんなかずいのもとに訪れる悩める人々の物語です。
罪を犯した者、逆に犯された者、愛されない者、愛する者・・・
そんな人々のドラマを淡々と語ってはいますが、実際読み直してみると哀しい物語だったりします。
かずいはだいたいその力を患者のために使っていますが、作中ではしばしば自殺に追い込まれる者や、殺害されてしまう患者も登場します。かずいはピアスを外し、心悪しき者の記憶・心を破壊します。
少年漫画ならではの勧善懲悪ですが、年を重ねて読み直してみるとともに、かずいが実はこの力の使い方に葛藤していること、そして彼の唯一の理解者・虎弥太の存在が、そんな彼にホッとさせる時間を与えていることなど感じます。
ジャンプコミックスでも派手なドンパチマンガではけしてない、深い人間ドラマ、です。
どちらかといえば大人向けかな・・・・。
2005年8月16日に日本でレビュー済み
ジャンプマンガの中で数少ない傑作。これがジャンプでやっていたことがある意味奇跡。
ただ、人間の奥深さ、癒し、悲しみ、心の傷、などかなり人間の心に踏み込んだ話を書いた作品であり、戦っているだけのジャンプの中で浮きまくり、五巻で消滅。掲載雑誌が間違っていたとしか思えない。
素晴らしい作品なのでぜひ手にとって
ただ、人間の奥深さ、癒し、悲しみ、心の傷、などかなり人間の心に踏み込んだ話を書いた作品であり、戦っているだけのジャンプの中で浮きまくり、五巻で消滅。掲載雑誌が間違っていたとしか思えない。
素晴らしい作品なのでぜひ手にとって