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エミリー (集英社文庫) 文庫 – 2005/5/20
嶽本 野ばら
(著)
孤高の魂を抱える乙女たちのためのバイブル。
「この残酷な世界に生み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね」。少女と少年が、原宿の路上で出逢った夜から世界が始まる…。生きづらさを抱える老若男女に贈る物語。(解説・綿矢りさ)
「この残酷な世界に生み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね」。少女と少年が、原宿の路上で出逢った夜から世界が始まる…。生きづらさを抱える老若男女に贈る物語。(解説・綿矢りさ)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/5/20
- ISBN-104087478181
- ISBN-13978-4087478181
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2005/5/20)
- 発売日 : 2005/5/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 224ページ
- ISBN-10 : 4087478181
- ISBN-13 : 978-4087478181
- Amazon 売れ筋ランキング: - 281,461位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月25日に日本でレビュー済み
SNSなどで悩む今の少年少女に読んでもらいたいですね。ひとりぼっちだから、たったひとつの愛が見つけられたんだと思いました。自分一人に語りかけられているような気がする本です。
2006年3月9日に日本でレビュー済み
少女と少年の無垢な魂は、あまりに早くおとなの世界に早くさらされてしまった。少女は子どものころに本人の意図とはまったく無関係に性的対象されたこと、少年は同性愛者であることを自覚したことが要因でそれぞれ周囲とのズレに苦しみ、中学校ではイジメにあう。彼らは、自分を守るための「繭」を紡ぎはじめた。彼らにとっての繭は、Emily Temple cuteやSUPER LOVERSの「お洋服」である。ふたりは毎日のように「お洋服」を身につけてラフォーレ原宿の前で会い、あるいはイジメられている者同士らしく学校のゴミ焼却場で一緒に昼食をとる。繭のなかで静かに成長していくふたりを、しかし周囲は放っておいてくれない。イジメはひどくなる一方で、少年も片思いの相手から無惨な仕打ちを受ける。手に手をとってふたりが入っていったのは、渋谷のラブホテルだった。自らの意志で飛びこんだおとなの世界。猥雑な部屋での拙いセックスを経て、ふたりは繭を脱ぎ捨てる日がくることを初めて意識する。
2004年4月30日に日本でレビュー済み
The first time I read this book I couldn't help crying. "Emily" is just amazing. this is not the book you want to read when you are happy( I'm sorry but it's true..) but when you want to think about something really deeply you might wanna pick this book and go to Novara's world.
2013年1月15日に日本でレビュー済み
恋愛をテーマにした短編が三つ収録されています。
どのお話も面白く、外れのないクオリティの高いものになっています。
冷静に考えると、嶽本野ばら作品に出てくる人物は決して良い人じゃないことが多いし
主張も積極的に肯定できないものが少なくありません。
それでもファッションの拘りや姿勢からも伝わってくるように、自分の中の大切ななにかを
切実に叫んでいるのです。
そこが登場人物たちの不思議な魅力につながっているように思いました。
どのお話も面白く、外れのないクオリティの高いものになっています。
冷静に考えると、嶽本野ばら作品に出てくる人物は決して良い人じゃないことが多いし
主張も積極的に肯定できないものが少なくありません。
それでもファッションの拘りや姿勢からも伝わってくるように、自分の中の大切ななにかを
切実に叫んでいるのです。
そこが登場人物たちの不思議な魅力につながっているように思いました。
2012年2月20日に日本でレビュー済み
ずっと気になっていた著者の作品を、ようやく読むことができました。そして、やられました。なんですか、このメルヘンと悪趣味とお下品と芸術の絶妙なバランス感覚は。確かに、文章はまだまだ稚拙だけど、この独特のセンスは相当なもの。特に「くるくるしいたけ」の箇所は、幼児への性的虐待を描いたシーンなのに(不謹慎を承知のうえで)爆笑してしまいそうになりました。また違う作品も読んでみようと思います。
2005年6月9日に日本でレビュー済み
こんなに読み応えのある物語には初めて出会いました。
ロリータに対する偏見でこの作品を避ける人は損をします。
ココには今まで知りえなかった愛の形がありました。
全然甘ったるくも生ぬるくもありません。
3つの物語が収められていますが、
タイトルにもなっている【エミリー】は
これでもかこれでもかと描かれている神様の悪戯(と、ココでは書くことにします)に
とてもリアルに登場人物の心が伝わり、
"物語"と"読者"という距離を忘れて
感情的に涙を流してしまいました。
『うっとり読んでいると、破壊力抜群の言葉になぎ倒される(綿矢りさ・解説)』
まさしく。
何度でも読み返したい1冊です。
ロリータに対する偏見でこの作品を避ける人は損をします。
ココには今まで知りえなかった愛の形がありました。
全然甘ったるくも生ぬるくもありません。
3つの物語が収められていますが、
タイトルにもなっている【エミリー】は
これでもかこれでもかと描かれている神様の悪戯(と、ココでは書くことにします)に
とてもリアルに登場人物の心が伝わり、
"物語"と"読者"という距離を忘れて
感情的に涙を流してしまいました。
『うっとり読んでいると、破壊力抜群の言葉になぎ倒される(綿矢りさ・解説)』
まさしく。
何度でも読み返したい1冊です。
2009年3月26日に日本でレビュー済み
人は誰しも一度くらい、もっと昔に生まれていたら、と思うのではないだろうか。たとえば自分の好きなものが昔は当たり前にあったり、当たり前の風習だったと知ったとき、私は強くそう思う。
だからといって、今の世界から逃亡することはない。
しかし逃亡せざるを得ない人もいるのだ。
前述の通り、何かしら現代に対して生きづらさを感じている人に読んでほしい。
だからといって、今の世界から逃亡することはない。
しかし逃亡せざるを得ない人もいるのだ。
前述の通り、何かしら現代に対して生きづらさを感じている人に読んでほしい。
2005年7月25日に日本でレビュー済み
これは、ティーンエイジャーが読んで満足する類の小説
ではありません。20代はもちろん30代・40代でさえ独自の
感想を持ちえる、真に優れた恋愛小説だと思います。
ピュアとはいいましたが、乙女チックにプラトニックな
描写が続いているわけではなく、「チン○くわえる」なんて
言葉も出てきたりします。何回もSEXしたりとか。
でも、澄み切った空、どこまでも透明な海を思わせるピュアネス
が漂います。
これを読んで、ロリータファッションに対する印象も変わって
しまいました。 ご一読をおすすめします。
ではありません。20代はもちろん30代・40代でさえ独自の
感想を持ちえる、真に優れた恋愛小説だと思います。
ピュアとはいいましたが、乙女チックにプラトニックな
描写が続いているわけではなく、「チン○くわえる」なんて
言葉も出てきたりします。何回もSEXしたりとか。
でも、澄み切った空、どこまでも透明な海を思わせるピュアネス
が漂います。
これを読んで、ロリータファッションに対する印象も変わって
しまいました。 ご一読をおすすめします。