という格言を引用した水道橋博士の巻末解説は秀逸。
「プロレスは世間から軽蔑されている。それは試合が演技だからだ。だからこそプロレスは偉大なのに。プロレスの強さはどれだけ敵の攻撃を受けられるかだ」
という一文にすべてが詰まっているミッキーローグ主演の「レスラー」にまつわるコラムは涙すら誘う。
とともに
全く感動には走らないのが町山氏の素晴らしい点。
とにかくエイリアンとしての観察者に徹している。
日本を飛び出した事の無い私のような人にとって、この内容は衝撃的を通り越している。
アメリカの20年後が日本だ、とはいうが・・・
ここまでいくとはとても思えない(笑)
そんなぶっ飛んだ内容の数々。
アメリカ恐るべし。

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アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (SHUEISHA PB SERIES) 単行本 – 2009/2/25
町山 智浩
(著)
スポーツを通して見える現代アメリカの病巣
10代のステロイド使用者数30万人! スポーツの裏側に存在する、薬物、貧困、教育崩壊、差別…。野球、アメフトなどのメジャーからマイナーまで、スポーツを通じて見えてくる現代アメリカの現実。
10代のステロイド使用者数30万人! スポーツの裏側に存在する、薬物、貧困、教育崩壊、差別…。野球、アメフトなどのメジャーからマイナーまで、スポーツを通じて見えてくる現代アメリカの現実。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2009/2/25
- ISBN-104087805166
- ISBN-13978-4087805161
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2009/2/25)
- 発売日 : 2009/2/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4087805166
- ISBN-13 : 978-4087805161
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,044,768位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,591位社会と文化
- - 2,020位サブカルチャー一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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映画評論家、コラムニスト。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社社員を経て、洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。現在カリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。週刊文春などにコラム連載中。映画評論の著作に『映画の見方がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』など。アメリカについてのエッセイ集に『底抜け合衆国』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
USAスポーツ狂想曲と書かれた副題のほうが内容を示してます。
雑誌に掲載されたエッセイを集めた本です。ステロイドに直接関わる話は少なく、それぞれ良い話から悪い話まで内容が多岐にに渡ります。
文章は面白いです。タイトルや内容紹介に魅力を感じた人ならおすすめ。
雑誌に掲載されたエッセイを集めた本です。ステロイドに直接関わる話は少なく、それぞれ良い話から悪い話まで内容が多岐にに渡ります。
文章は面白いです。タイトルや内容紹介に魅力を感じた人ならおすすめ。
2016年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ステロイドについて詳しく書いてありません。他のことが沢山書いてますね。少し残念でした。
2013年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もっとスポーツ界のドーピングの話が書かれていると思い込んでいて、少し物足りなさを感じた。
2012年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
米国のスポーツを題材にしたエッセイ集。著者は米国在住の映画評論家。月刊『Sportiva』誌の連載を中心にまとめた
単行本
が2009年に出版されたが,連載自体は同誌の休刊(2010年4月)まで続いていた。本書はその文庫化で,単行本出版後の連載の一部(7編)が加えられ,計51編のエッセイが収録されていている。
今もあるのかどうか知らないが,「世界まる見え!テレビ特捜部」というTV番組では,海外のドキュメンタリー(のダイジェスト)をときどき放送していた。本書に収められた各コラムも,印象としてはこれに近い。1編がコンパクトにまとめられていて(4ページ前後),描かれているのは,幸か不幸かスポーツに人生のほとんどを捧げることになった人々である。何よりも文体が映像的だ。事実を客観的に切り取りつつも,いつの間にやら被写体の内面にまで踏み込んでしまう。
タイトルにある「ステロイド」とは,アトピーなどの治療に用いられる副腎皮質ステロイドではなくて,ドーピングに使われるアナボリックステロイド,平たく言えば筋肉増強剤を指す。それとアメリカン・スポーツが具体的にどう関係しているかについては,本書の「まえがき」で簡単に触れられている(より詳しい説明が『 松嶋×町山 未公開映画を観る本 』52ページ以下にある)。付言すれば本書は,薬物問題のみを扱っているわけではない。本書で取り上げられているのは,プロレス,野球,アメフトといったメジャーなものから,日本では聞いたこともないようなマイナーなスポーツ(?)まで多岐にわたる。出版時期がロンドン五輪と重なっているが,柔道や体操や水泳などには触れられておらず,内容的にはほぼ無関係である。昨年(2011年)からにわかに注目されだした女子サッカーに言及がないのはちょっと残念(掲載誌の方が先に休刊となってしまった)。しかし,第7章「敗れざる者たち」に収められている幾編かのコラムを読めば,五輪後に開催されるパラリンピックを観てみようかな,という気になることうけ合いである。
表紙の,明るくも馬鹿っぽいデザインも本書の内容によく合っている。タイトルと装丁が気に入った人は,本書を買って損はないと思う。文庫版解説は水道橋博士。
今もあるのかどうか知らないが,「世界まる見え!テレビ特捜部」というTV番組では,海外のドキュメンタリー(のダイジェスト)をときどき放送していた。本書に収められた各コラムも,印象としてはこれに近い。1編がコンパクトにまとめられていて(4ページ前後),描かれているのは,幸か不幸かスポーツに人生のほとんどを捧げることになった人々である。何よりも文体が映像的だ。事実を客観的に切り取りつつも,いつの間にやら被写体の内面にまで踏み込んでしまう。
タイトルにある「ステロイド」とは,アトピーなどの治療に用いられる副腎皮質ステロイドではなくて,ドーピングに使われるアナボリックステロイド,平たく言えば筋肉増強剤を指す。それとアメリカン・スポーツが具体的にどう関係しているかについては,本書の「まえがき」で簡単に触れられている(より詳しい説明が『 松嶋×町山 未公開映画を観る本 』52ページ以下にある)。付言すれば本書は,薬物問題のみを扱っているわけではない。本書で取り上げられているのは,プロレス,野球,アメフトといったメジャーなものから,日本では聞いたこともないようなマイナーなスポーツ(?)まで多岐にわたる。出版時期がロンドン五輪と重なっているが,柔道や体操や水泳などには触れられておらず,内容的にはほぼ無関係である。昨年(2011年)からにわかに注目されだした女子サッカーに言及がないのはちょっと残念(掲載誌の方が先に休刊となってしまった)。しかし,第7章「敗れざる者たち」に収められている幾編かのコラムを読めば,五輪後に開催されるパラリンピックを観てみようかな,という気になることうけ合いである。
表紙の,明るくも馬鹿っぽいデザインも本書の内容によく合っている。タイトルと装丁が気に入った人は,本書を買って損はないと思う。文庫版解説は水道橋博士。
2011年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生が薬物を使用してまで筋肉を獲得したり、他の全てを投げ打って子供に
トレーニングを強要したり。
スポーツを巡る奇妙なアメリカの価値観を、多数のエピソードで紹介します。
エピソードはどれも4〜5ページで完結する読みやすいものです。
よく映画や事件で話題にされるような、スポーツ選手が大変もてはやされるアメリカの
現実は、日本でも似たような側面があっても、やはりどこか逸脱した狂気すら感じさせます。
極端に可能性が低いスターの栄光を目指し、異常ともいえる情熱を傾けたりする背景には
格差の激しすぎる社会にあって、一発逆転を夢見る人が多いのか、などと単純に感じたりします。
ただ一方でそうした偏った価値観を疑問視し、もっと教育などの基本を重視すべきという
声も小さくないようです。本書は基本的にそうした「やり過ぎ」の末路が語られています。
ただ、後半は純粋なスポーツエピソードとは異なるような話もあります。
個人的に、この著者の本からは洋画のバックボーンを知ることができるのも楽しみの一つです。
「メリーに首ったけ」監督の障害者ネタの数々、その背景の実は愛ある感動的なこだわり、
「ミリオンダラー・ベイビー」の元ネタと真実など、とにかく多彩な映画薀蓄が紹介されます。
そうしたまだ観ぬ名作に出会える楽しみも、おまけとして期待できるかもしれません。
トレーニングを強要したり。
スポーツを巡る奇妙なアメリカの価値観を、多数のエピソードで紹介します。
エピソードはどれも4〜5ページで完結する読みやすいものです。
よく映画や事件で話題にされるような、スポーツ選手が大変もてはやされるアメリカの
現実は、日本でも似たような側面があっても、やはりどこか逸脱した狂気すら感じさせます。
極端に可能性が低いスターの栄光を目指し、異常ともいえる情熱を傾けたりする背景には
格差の激しすぎる社会にあって、一発逆転を夢見る人が多いのか、などと単純に感じたりします。
ただ一方でそうした偏った価値観を疑問視し、もっと教育などの基本を重視すべきという
声も小さくないようです。本書は基本的にそうした「やり過ぎ」の末路が語られています。
ただ、後半は純粋なスポーツエピソードとは異なるような話もあります。
個人的に、この著者の本からは洋画のバックボーンを知ることができるのも楽しみの一つです。
「メリーに首ったけ」監督の障害者ネタの数々、その背景の実は愛ある感動的なこだわり、
「ミリオンダラー・ベイビー」の元ネタと真実など、とにかく多彩な映画薀蓄が紹介されます。
そうしたまだ観ぬ名作に出会える楽しみも、おまけとして期待できるかもしれません。
2013年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この一冊を機に町山さんが書いたアメリカ関連の著書を全部買っちゃいましたww
全部おもしろくて外れなし!!!!!!!
アメスポ好きなら損はない一冊です!
全部おもしろくて外れなし!!!!!!!
アメスポ好きなら損はない一冊です!
2015年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルは薬物ドーピングの話を連想させますが、途中からほとんどはスキャンダルの話が中心で期待はずれです。