時代を、明治を食い物にしている人間、四民平等を食い物にしている人間が多く存在した。 今の日本も同じで、私利私欲のために、利権のために生きている。 口先だけの、平等、平和・・・権力で、圧力で、あらゆるものを食い物にして、集団で嫌がらせをして、 おいしい思いをしている腐った人間。 また、皆が皆、村八分を恐れ、右向け右となり、誇りと尊厳を持って生きてはいけず、動物化して家畜の生き方となる。 だけど、自分はどう生きるかが問われている。流されて流されてただ生きるか、 孤高の精神を持って、誇り高く生きるか。 今の世の人々に必要なことが描かれている。孤高に信念を貫いていく登場人物達。 私利私欲のために群れて意気がっている人間を斎藤一は完全否定。 人殺しは正当化できない。しかし、警察としての職務を全うする。孤高に信念を貫いていく。 剣心は過去において、人斬り時代を過ごした。しかし、人を斬ったところで誰も幸せになれないと、自分を見つめ続け、自分の生き方が間違いであったと反省し人を斬ることを止める。逆刃刀を手に、不殺(ころさず)の志で、葛藤し挫折を味わうが、孤高に信念を貫き通す。 己は殺されようとも、他人は不殺(ころさず)、暴走を止めるのみ。そして、相手の間違いを教え、諭す。不殺(ころさず)の道をいく剣心は過去最高の武士であろう。 剣心が逆刃刀を手に生きる姿は、菩薩のように私は感じる。たとえ、一人になって世間全員が敵になっても、孤高に信念を貫いていく。
この漫画を読んで、己も真っ直ぐに、孤高に信念を貫いて生きていきたいと・・・。 そう思える素晴らしい漫画である。
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