経済には興味があるけど活字の本を読む気は無い。そんな人は私だけではないと信じています。
経済を扱った漫画や小説は多からずありますが、経済の知識の無かった作者が勉強しながら描いた漫画はこれしか知りません。
経済の素人が経済系漫画を描くなんて、甚だ作品の質に疑問でしたが、結果は巻を追うごとに払拭されていきました。
経営、株、政策...漫画によって娯楽を得ながら、ストーリー中で自然に経済とその界隈の知識を学べたのはとても有意義な時間でした。特に驚きだったのが、最近よく聞くあの経済政策について漫画の終盤で議論されていたことです。漫画で指摘された利点や欠点は、自分が考えもしなかった事も多く、これからの政治を見る目が変わりました。
しかし、私がこの漫画を押すのは、経済や政治の知識が気軽に身に着くというだけではありません。むしろその背後にあるお金を稼ぐという事の意味や、生き方について作者なりに描かれていた点です。登場人物の台詞を介したあらゆる方面からの意見は、何が最善であるのか自ら考えさせられ、頭を悩ませました。
決して安易とは言えない経済学の一面と哲学を、とっつきやすく、分かりやすく描いた作者らのプロフェッショナルに敬意を示します。

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市場クロガネは稼ぎたい (1) (少年サンデーコミックス) コミック – 2012/9/18
梧桐 柾木
(著)
少年よ大金を抱け?学園マネーゲーム開幕!
私立・学円園学園。ここは一風変わった教育システムを基としている。
それは…学園内で稼いだ”金”が進級・卒業・就職の全てを決める、というもの! このシステムで実社会へ有用な人材を送り出しているのだ。
そして今この学園に、1人の少年が降り立った。その男の名は市場クロガネ! 財閥御曹司でありながら、自らの力を試しにこの学園へ入学したのだった……働く女のコが盛りだくさんの、学園マネーゲーム開幕!!
もう1つの梧桐柾木ワールド!『AKB48殺人事件』も同時発売!!
【編集担当からのおすすめ情報】
コミックサイト、クラブサンデー史上最速200,000DL突破作品!!
「金を稼げる能力がある人間は美しい」
主人公・クロガネは自信を持って、そう言い放ちます。
新ジャンル・マネーコメディーに挑戦した意欲作をお楽しみください!
また、梧桐先生は女の子に定評あり!
サンデー本誌にて連載のAKB殺人事件と同様、働く女の子の魅力を感じてもらえれば幸いです。
私立・学円園学園。ここは一風変わった教育システムを基としている。
それは…学園内で稼いだ”金”が進級・卒業・就職の全てを決める、というもの! このシステムで実社会へ有用な人材を送り出しているのだ。
そして今この学園に、1人の少年が降り立った。その男の名は市場クロガネ! 財閥御曹司でありながら、自らの力を試しにこの学園へ入学したのだった……働く女のコが盛りだくさんの、学園マネーゲーム開幕!!
もう1つの梧桐柾木ワールド!『AKB48殺人事件』も同時発売!!
【編集担当からのおすすめ情報】
コミックサイト、クラブサンデー史上最速200,000DL突破作品!!
「金を稼げる能力がある人間は美しい」
主人公・クロガネは自信を持って、そう言い放ちます。
新ジャンル・マネーコメディーに挑戦した意欲作をお楽しみください!
また、梧桐先生は女の子に定評あり!
サンデー本誌にて連載のAKB殺人事件と同様、働く女の子の魅力を感じてもらえれば幸いです。
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2012/9/18
- ISBN-104091238653
- ISBN-13978-4091238658
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2017年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはいい、稼ぐという事は何なのか?会社とは?報酬とは?と考えさせられる。
2015年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「市場クロガネは稼ぎたい」。ちょっと刺激的なタイトルですね。私のように、お金儲けに少しでもマイナスイメージのある人は、読み始めるのに抵抗があるかもしれません。ですが、そんな人にこそ読んで欲しい。
このマンガは、一言で言うと、身一つから始まってお金を稼いでいくお話です。お金を稼ぐ、ということについて、技術的・実際的なことだけでなく、生き方についても考えさせてくれます。それでいて、非常に読みやすい。少年マンガとして許される範囲を越えることなく、骨太な作品になっています。娯楽としても教養としても優れていると思いました。小さいながらも7年間商売をしてきた私にとっては、新しい発見もありましたし、再確認できたこともありました。
ただ、マンガですから、現実にあてはめようとすると、少し無理のある部分はあります。詳細については、本作の面白さを削ぐかもしれないので、ここでは述べません。もし、本作を単なる娯楽以上のものとして扱うのであれば、現実とのギャップについて自分の頭で考えることが、娯楽以上の意味を生み出すのではないかと思います。
抽象的な説明が長くなってしまいました。マンガとして一番楽しめたのは、表紙の少女「朝政ハガネ」の可愛らしさですね。容姿だけではありません。彼女の内面の可愛らしさは、容姿の比ではありません。有名なところだと「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむらに似ていますね。彼女の可愛さは、分かる人には分かる、分からない人には分からない、そんな感じです。
このマンガは、一言で言うと、身一つから始まってお金を稼いでいくお話です。お金を稼ぐ、ということについて、技術的・実際的なことだけでなく、生き方についても考えさせてくれます。それでいて、非常に読みやすい。少年マンガとして許される範囲を越えることなく、骨太な作品になっています。娯楽としても教養としても優れていると思いました。小さいながらも7年間商売をしてきた私にとっては、新しい発見もありましたし、再確認できたこともありました。
ただ、マンガですから、現実にあてはめようとすると、少し無理のある部分はあります。詳細については、本作の面白さを削ぐかもしれないので、ここでは述べません。もし、本作を単なる娯楽以上のものとして扱うのであれば、現実とのギャップについて自分の頭で考えることが、娯楽以上の意味を生み出すのではないかと思います。
抽象的な説明が長くなってしまいました。マンガとして一番楽しめたのは、表紙の少女「朝政ハガネ」の可愛らしさですね。容姿だけではありません。彼女の内面の可愛らしさは、容姿の比ではありません。有名なところだと「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむらに似ていますね。彼女の可愛さは、分かる人には分かる、分からない人には分からない、そんな感じです。
2014年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラノベみたいな妙なタイトルで敬遠していたけれど、コンセプトが気になったので試し読みしてみるとこれがなかなかの良作。
小学生の娘に、とさっそく新品で注文。
「経済」がテーマ・・・というほどには今のところなってないような気がしますが、
細かいツッコミどころを気にしないのなら、これは良い読書体験になるのではないかな。
社会と経済活動と人生との間にあるもの、をゆるく楽しく示してくれるように感じました。
いい言葉もちらほら出てきます。
期待を込めて☆五つで。
小学生の娘に、とさっそく新品で注文。
「経済」がテーマ・・・というほどには今のところなってないような気がしますが、
細かいツッコミどころを気にしないのなら、これは良い読書体験になるのではないかな。
社会と経済活動と人生との間にあるもの、をゆるく楽しく示してくれるように感じました。
いい言葉もちらほら出てきます。
期待を込めて☆五つで。
2013年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなことを言うのは野暮かもしれない。しかし、作品に描かれるような孤立した島で、昔のような自給自足社会ならともかく、ネットまで駆使できる独立した経済圏を形成できるのかどうかということにはかなり興味がある。
学円園学園のある島は「東京ドーム2万個分」と形容されているので、およそ935平方キロである。佐渡島が855.26平方キロだから、それよりちょっと大きいぐらいだ(そういえば描かれた島の形もどこか佐渡島に似ている)。一方、佐渡島の人口は2009年の時点で63,328人である。学円園学園は生徒だけで30万人、教職員を含めればそれ以上だろうから、佐渡島よりかなり人口密度が高い。
電気・ガス・上下水道や公共交通などのインフラは学園によって供給されているものと仮定しよう。しかし生徒が日本円で入学金や授業料を払わないなら、学園はどうやってその費用を賄っているのか? これも優秀な人材の確保を見込む諸企業によって莫大な寄付が行われていると仮定する。
しかし、生産手段となる原材料や資材はどうなのだろう。服飾部があるようだが、織物を作るための繊維や染料はどうやって確保するのか? 紡績機や織機も生徒が製作・維持管理しているのか? 車やバイクが走っているようだがその燃料は? バイオ? 農業部もあるようだがトラクターなどはいらないのか? 農薬は? なるこ亭の内装に使われた家具類はどこから来たのか? もし家具などを作る木材も自給しているとしたら、あっという間に島中の森は伐採されつくしてしまうのではないか?
島が経済圏として自立するという場合、鎖国時代の日本のように、農林水産業が経済の基盤となり、その余剰生産高によって他の産業が維持されるという構図がイメージできる。しかしこの場合、圧倒的な規模の農林水産業が、他のわずかな産業を支えるというスケールが必要だ。この島単独でそれが実現できるかどうかはきわめて疑問である。
ようするに、この規模の経済圏が維持されるには、どう考えても島の生産物を何らかの形で「輸出」し、島の生産手段を維持するため、原料や燃料などを「輸入」するという活動が必要なはずなのである。つまりマリネラ方式だ(・・・といって分かる人がどれだけいるだろうか)。
このあたりの事情も今後描かれるのかどうか・・・楽しみである。
学円園学園のある島は「東京ドーム2万個分」と形容されているので、およそ935平方キロである。佐渡島が855.26平方キロだから、それよりちょっと大きいぐらいだ(そういえば描かれた島の形もどこか佐渡島に似ている)。一方、佐渡島の人口は2009年の時点で63,328人である。学円園学園は生徒だけで30万人、教職員を含めればそれ以上だろうから、佐渡島よりかなり人口密度が高い。
電気・ガス・上下水道や公共交通などのインフラは学園によって供給されているものと仮定しよう。しかし生徒が日本円で入学金や授業料を払わないなら、学園はどうやってその費用を賄っているのか? これも優秀な人材の確保を見込む諸企業によって莫大な寄付が行われていると仮定する。
しかし、生産手段となる原材料や資材はどうなのだろう。服飾部があるようだが、織物を作るための繊維や染料はどうやって確保するのか? 紡績機や織機も生徒が製作・維持管理しているのか? 車やバイクが走っているようだがその燃料は? バイオ? 農業部もあるようだがトラクターなどはいらないのか? 農薬は? なるこ亭の内装に使われた家具類はどこから来たのか? もし家具などを作る木材も自給しているとしたら、あっという間に島中の森は伐採されつくしてしまうのではないか?
島が経済圏として自立するという場合、鎖国時代の日本のように、農林水産業が経済の基盤となり、その余剰生産高によって他の産業が維持されるという構図がイメージできる。しかしこの場合、圧倒的な規模の農林水産業が、他のわずかな産業を支えるというスケールが必要だ。この島単独でそれが実現できるかどうかはきわめて疑問である。
ようするに、この規模の経済圏が維持されるには、どう考えても島の生産物を何らかの形で「輸出」し、島の生産手段を維持するため、原料や燃料などを「輸入」するという活動が必要なはずなのである。つまりマリネラ方式だ(・・・といって分かる人がどれだけいるだろうか)。
このあたりの事情も今後描かれるのかどうか・・・楽しみである。
2012年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぶっちゃけてしまえば、『唯一無二のルールが支配する閉鎖社会で主人公がその才覚でピンチをチャンスにして道を切り拓いていく(そしてヒロイン多数登場)』というステロタイプな作品ではありますが、そのルールというのが「自分で稼ぎ出したお金が全て」という非常に判りやすいものであり、主人公の才覚というのが「人を見抜く能力」というこれまたどんなストーリー展開でも適材適所のキャラを放り込めるというチート的スキル。
この 1 巻収録の話では「才能がありながら不遇にも埋もれてしまっているヒロインを主人公が才能を見抜き適材適所に抜擢して大成功」という、いかにも日本人が好む痛快・爽快な展開で気持ちよく読み進められるのが良かったです(悪く言ってしまえばご都合主義ではありますが、それを言ったら勧善懲悪時代劇なんかも否定しないとなりません(笑))。
単純に才能発掘→大成功!! という流れにならないよう、地味に伏線も転がしてありますし今後も楽しみです。
このコミックスと同発の同じ作者による AKB タイアップの作品が週刊の方で集中連載されましたが、これはこちらの作品の週刊移籍への試金石だったのではないかなと思っています。
この 1 巻収録の話では「才能がありながら不遇にも埋もれてしまっているヒロインを主人公が才能を見抜き適材適所に抜擢して大成功」という、いかにも日本人が好む痛快・爽快な展開で気持ちよく読み進められるのが良かったです(悪く言ってしまえばご都合主義ではありますが、それを言ったら勧善懲悪時代劇なんかも否定しないとなりません(笑))。
単純に才能発掘→大成功!! という流れにならないよう、地味に伏線も転がしてありますし今後も楽しみです。
このコミックスと同発の同じ作者による AKB タイアップの作品が週刊の方で集中連載されましたが、これはこちらの作品の週刊移籍への試金石だったのではないかなと思っています。
2014年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学で経営学を専攻しています。
講義で聞いたことがある内容もちょこちょこ出てくるので復習気分で見ています。
キャラも可愛いしむつかしい内容でも楽しくよめます
講義で聞いたことがある内容もちょこちょこ出てくるので復習気分で見ています。
キャラも可愛いしむつかしい内容でも楽しくよめます
2014年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっと1巻が買えたのでレビュー、今度は4巻が在庫切れ・・・。
経済の漫画というのは読んだことがなかったが、
絵柄も可愛いし、ストーリーも難しい物ではなく読みやすい。
学校を卒業するためには金を稼ぐという斬新な設定なので、
この学園の細かいところがどうなっているのか知りたいと思ったところ
おまけページを使っての補足が充実していたのは良かった。
経済の漫画というのは読んだことがなかったが、
絵柄も可愛いし、ストーリーも難しい物ではなく読みやすい。
学校を卒業するためには金を稼ぐという斬新な設定なので、
この学園の細かいところがどうなっているのか知りたいと思ったところ
おまけページを使っての補足が充実していたのは良かった。