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童話絵本 宮沢賢治 やまなし: 童話絵本 (創作児童読物) 単行本 – 2015/4/15
童話絵本
2016年で生誕120年を迎える宮沢賢治。その前年にあたる2015年からはブームの再燃が期待される。
賢治作品の中でも極めて異色の幻想的作品「やまなし」は、文体の平易さから児童向け絵本でも多く採り上げられ、
シェア50%を誇る光村図書の小学六年国語教科書でも長年採用されている定番教材である。宮沢賢治のこの作品の、絵本としての決定版を目指して、画家には岩手出身で賢治の世界に深い造詣をもって描き続ける田原田鶴子さんを起用。解説には、「やまなし」の名人授業で名高い野口芳宏氏を起用。学習の面からも、この優れた作品の魅力を深く掘り下げ、教師や保護者にとっての指導にも役立つ絵本に仕上げたい。
【編集担当からのおすすめ情報】
・物語にしっかり根ざした絵本~五月と十二月という二つの場面の季節感や自 然の風景を克明に描写している。
・これまでの絵本では明瞭でなかった「月夜」の光をしっかりと描写している。
・最高の国語教師の視点から、内容を解説しているので、読み聞かせの際の要 点がしっかりとつかめる。
・美しいイラスト付きの用語解説も魅力。
2016年で生誕120年を迎える宮沢賢治。その前年にあたる2015年からはブームの再燃が期待される。
賢治作品の中でも極めて異色の幻想的作品「やまなし」は、文体の平易さから児童向け絵本でも多く採り上げられ、
シェア50%を誇る光村図書の小学六年国語教科書でも長年採用されている定番教材である。宮沢賢治のこの作品の、絵本としての決定版を目指して、画家には岩手出身で賢治の世界に深い造詣をもって描き続ける田原田鶴子さんを起用。解説には、「やまなし」の名人授業で名高い野口芳宏氏を起用。学習の面からも、この優れた作品の魅力を深く掘り下げ、教師や保護者にとっての指導にも役立つ絵本に仕上げたい。
【編集担当からのおすすめ情報】
・物語にしっかり根ざした絵本~五月と十二月という二つの場面の季節感や自 然の風景を克明に描写している。
・これまでの絵本では明瞭でなかった「月夜」の光をしっかりと描写している。
・最高の国語教師の視点から、内容を解説しているので、読み聞かせの際の要 点がしっかりとつかめる。
・美しいイラスト付きの用語解説も魅力。
- 本の長さ39ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2015/4/15
- 寸法19 x 0.9 x 26.5 cm
- ISBN-104092897421
- ISBN-13978-4092897427
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2015/4/15)
- 発売日 : 2015/4/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 39ページ
- ISBN-10 : 4092897421
- ISBN-13 : 978-4092897427
- 寸法 : 19 x 0.9 x 26.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 178,681位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。
富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』(1924)のみ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までにない視点で作成された「やまなし」です。教材研究に使おうと複数購入しました。満足しています。
2018年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵が見事、本当に素晴らしいいと見入ります。ありがとうございます。
2017年3月24日に日本でレビュー済み
宮沢賢治は嫌いではないが、ファンというほどでもない私。この本の紹介記事を見て手に取ってみた。
「やまなし」 ひらがななので、山梨?山なし?山の梨? すら分からずページを開くと、「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です」と書いてあって、1枚の半月過ぎの月のある夜更けと思われる絵がのっている。「?」二枚とあるのに、一枚しかない絵。
拍子をみると、満月の絵。この表紙と合わせて二枚の幻燈の絵なのかな???
まず、1ページ目で疑問符で止まってしまった。宮沢賢治の話が、ちょっと幻想的だったり不思議さを含んでいるのはいつものことだが、これはオカシイ。
読み進むと、「光の網」という言い方が出て来て、本の中の絵と相まって、水底にいる時の「光の網」と言われる光景が目に浮かんで、ゆったりと話の中に入り込めた。
でも、結局最初私を立ち止まらせて「二枚の幻燈の絵」のもう一枚がどれなのかが分からないママだ。
「私の幻燈はこれでおしまいであります」とあるけれど、このページの満月の絵が二枚目?
すると、表紙の満月のはやまなしが1つ浮いているから想像の絵?二、十二月としてすぐに出てきた満月の他の2つと似ている絵もやまなしが描いてないから別の絵? これは、絵の作者の問題なのかもしれないが、何とも気持ちがすっきりしなかった。
絵はきれいだし悪くはないが、なんともおさまりが悪い本と思えたが、絵本の最後まで読むと、植草学園大学の野口芳宏名誉教授の解説がついていた。そこに、「『やまなし』は(他の宮沢賢治の本)とは、いささか異なっている作品」「多くの教師が戸惑った」「難解」と書いてあったので、ひと安心。
他の本のように結末が納得ある構成でないけれど、そこに読み取れることの解説がある中で、読後のすっきりしない気分が収まった。
たぶん、この解説がなければ、この本はオススメではなかったかもしれない。 解説を含めて宮沢賢治の世界を楽しめてよかった。
余談だが、解説にこの話がよく分からないままに、いつでもどこでも誰かが話題にして、広く遍くしられたと書かれていた。
それで思い出すのは、カワセミが魚を襲ってくる描写にしても、やまなしの描写にしても、みすずと共通する視点がこの作品にあることだ
「大漁」 朝焼け小焼けだ 大漁だ 大羽鰮(おおはねいわし)の大漁だ。 浜はまつりのようだけど 海の中では何万の鰮のとむらい するだろう
当時においては、この視点はきっと新鮮な驚きを与えただろうと推察され、そこが人々の興味を誘っただろうと思った。
自分だけの視点でなく、水底に生きる蟹の立場でものを見られる視点。その視点の大切さは今も変わらないだろう。
不思議な作品だが、宮沢賢治の作品が私たちに大切なことを伝え続けてくれることは確かだと思った。
「やまなし」 ひらがななので、山梨?山なし?山の梨? すら分からずページを開くと、「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です」と書いてあって、1枚の半月過ぎの月のある夜更けと思われる絵がのっている。「?」二枚とあるのに、一枚しかない絵。
拍子をみると、満月の絵。この表紙と合わせて二枚の幻燈の絵なのかな???
まず、1ページ目で疑問符で止まってしまった。宮沢賢治の話が、ちょっと幻想的だったり不思議さを含んでいるのはいつものことだが、これはオカシイ。
読み進むと、「光の網」という言い方が出て来て、本の中の絵と相まって、水底にいる時の「光の網」と言われる光景が目に浮かんで、ゆったりと話の中に入り込めた。
でも、結局最初私を立ち止まらせて「二枚の幻燈の絵」のもう一枚がどれなのかが分からないママだ。
「私の幻燈はこれでおしまいであります」とあるけれど、このページの満月の絵が二枚目?
すると、表紙の満月のはやまなしが1つ浮いているから想像の絵?二、十二月としてすぐに出てきた満月の他の2つと似ている絵もやまなしが描いてないから別の絵? これは、絵の作者の問題なのかもしれないが、何とも気持ちがすっきりしなかった。
絵はきれいだし悪くはないが、なんともおさまりが悪い本と思えたが、絵本の最後まで読むと、植草学園大学の野口芳宏名誉教授の解説がついていた。そこに、「『やまなし』は(他の宮沢賢治の本)とは、いささか異なっている作品」「多くの教師が戸惑った」「難解」と書いてあったので、ひと安心。
他の本のように結末が納得ある構成でないけれど、そこに読み取れることの解説がある中で、読後のすっきりしない気分が収まった。
たぶん、この解説がなければ、この本はオススメではなかったかもしれない。 解説を含めて宮沢賢治の世界を楽しめてよかった。
余談だが、解説にこの話がよく分からないままに、いつでもどこでも誰かが話題にして、広く遍くしられたと書かれていた。
それで思い出すのは、カワセミが魚を襲ってくる描写にしても、やまなしの描写にしても、みすずと共通する視点がこの作品にあることだ
「大漁」 朝焼け小焼けだ 大漁だ 大羽鰮(おおはねいわし)の大漁だ。 浜はまつりのようだけど 海の中では何万の鰮のとむらい するだろう
当時においては、この視点はきっと新鮮な驚きを与えただろうと推察され、そこが人々の興味を誘っただろうと思った。
自分だけの視点でなく、水底に生きる蟹の立場でものを見られる視点。その視点の大切さは今も変わらないだろう。
不思議な作品だが、宮沢賢治の作品が私たちに大切なことを伝え続けてくれることは確かだと思った。
2017年10月1日に日本でレビュー済み
宮沢賢治『やまなし』は幻想的な童話である。「クラムボンはわらったよ。」などの表現が印象に残る。リズム感のある文章である。東北という土地がリズムを生んだのだろうか。『やまなし』は小学校の教科書にも掲載されている。そこで本作品を知った人も少なくない。小学生の頃は山梨のことと思っていた。
宮沢賢治にはユーモアがある。苦しんだ人というイメージがあるが、それだけではない。宮沢賢治を「雨ニモ負ケズ」から知った人と「やまなし」から知った人では印象が変わる。かつて「雨ニモ負ケズ」を暗誦した世代が存在した。そのイメージがあると宮沢賢治を説教臭く、道徳臭く感じて敬遠する人も出てくる。
宮沢賢治にはユーモアがある。苦しんだ人というイメージがあるが、それだけではない。宮沢賢治を「雨ニモ負ケズ」から知った人と「やまなし」から知った人では印象が変わる。かつて「雨ニモ負ケズ」を暗誦した世代が存在した。そのイメージがあると宮沢賢治を説教臭く、道徳臭く感じて敬遠する人も出てくる。