軽く読めるのが良かった◎
柴田よしきさんのこういうテイストって大好きです。
大手出版社に勤めるOLなんていっても、
みんながみんな仕事にやりがいを感じてて、常に充実した恋愛ができてるわけじゃない。
そこそこのお給料で、現実に不満を抱きながらもまあまあ妥協して生きてる。
毎日にドラマなんてない。
そこにリアリティを感じ、共感できました。
でも、何もないようにみえる平凡な日々の中にもちょっとした事件はある。
そういう小さな出来事を積み重ねながら、
仕事や会社や仲間のいい面を見つけて、少しずつ変わっていく主人公の寧々。
劇的な出来事なんてなくっても、人は成長していくもの・・・。
そのさりげなさが、寧々だけでなく
平凡な私たち読者にも可能性を感じさせてくれるんです。
コネ入社であることのコンプレックス。
容姿も良くなく、彼氏もいない。
自分にないものってはっきり自覚しがちだけど、
持っているものって自分ではなかなか気づけないもの。
寧々だって気づいてなかっただけで、いい友人や相談相手に恵まれている。
一生をかけて楽しめる生きがいも持っている。
これからは「自分が持っていないもの」ではなく「持っているもの」を数えてみよう。
持っているものの数は同じでも、
その方が毎日がきっと輝いてみえるよね♪
週末、月曜日のことを思うと憂鬱・・・。
「やってられない」でも「やらなきゃならない」。
主人公と一緒に私もガンバローと、ちょっと元気を与えてくれる本でした。

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やってられない月曜日 (新潮文庫) 文庫 – 2010/6/29
柴田 よしき
(著)
高遠寧々、二十八歳、経理部勤務、就職氷河期のコネ入社が引け目──。勤め先は一応大手の出版社、彼氏はいなくても、気の合う仲間もいるし、趣味もあるし、一人暮らしも満喫中。だから辞める気なんか少しもない。けど、職場にあるのは伝票の山と経費のゴマカシとパワハラと不倫……、はっきり言って、不満だらけです! 働く女性のリアルな日常と本音を描いたワーキングガール・ストーリー。
- 本の長さ332ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/6/29
- 寸法10.5 x 1.3 x 15 cm
- ISBN-104101396264
- ISBN-13978-4101396262
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2010/6/29)
- 発売日 : 2010/6/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 332ページ
- ISBN-10 : 4101396264
- ISBN-13 : 978-4101396262
- 寸法 : 10.5 x 1.3 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,040,571位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,471位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1995年、『RIKO―女神の永遠―』で横溝正史賞を受賞。受賞作の主人公である村上緑子は、従来の女性刑事のイメージを一新したキャラクターとして人 気を獲得した。以後、村上緑子シリーズの他、京都を舞台に壮大なスケールで展開する伝奇小説「炎都」シリーズ、猫を主人公にした猫好き必読の本格推理小説 「猫探偵正太郎」シリーズなど、ジャンルを超えて、幅広く意欲作を発表し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 やってられない月曜日 (ISBN-13: 978-4101396262)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月25日に日本でレビュー済み
推薦された経済小説ということで読んでみたが、ジャンルとして興味が無く☆一つ。
出版社に勤めるOLたちの日常をつずったものだが、この作品の面白さなり良さが理解できない。
最近特に女性のお仕事小説が増えているがこの作品もこの類であろう。
女性向けの作品はこの程度のストーリーで読者に喜ばれるなら作家家業も楽な商売に違いないと思う。
一般文学通算1323作品目の感想。2014/11/25 20:15
出版社に勤めるOLたちの日常をつずったものだが、この作品の面白さなり良さが理解できない。
最近特に女性のお仕事小説が増えているがこの作品もこの類であろう。
女性向けの作品はこの程度のストーリーで読者に喜ばれるなら作家家業も楽な商売に違いないと思う。
一般文学通算1323作品目の感想。2014/11/25 20:15
2011年4月30日に日本でレビュー済み
主人公が同年代で、自分自身が月曜日が嫌なんで苦笑、
タイトルに惹かれ
本屋でパラ見した感じが面白そうだったんでこちらで購入。
主人公のオタク趣味や生活ぶりの地味さ加減はは共感できませんでしたが。
もう少し女の子的要素があったらよかったかなと。
職場での日々の様々な小さな出来事は、
読み進めていく上で興味をそそられました。
まあでも1回読んだらもういいかなって・・・・
タイトルに惹かれ
本屋でパラ見した感じが面白そうだったんでこちらで購入。
主人公のオタク趣味や生活ぶりの地味さ加減はは共感できませんでしたが。
もう少し女の子的要素があったらよかったかなと。
職場での日々の様々な小さな出来事は、
読み進めていく上で興味をそそられました。
まあでも1回読んだらもういいかなって・・・・
2008年10月26日に日本でレビュー済み
久々に読んだ小説でしたが、クセのない文章でサクサクと
読めた点はよかったです。会社に自殺者が出て愛人騒ぎに
巻き込まれたり、下着泥棒が隣のOLだったりして、絶対
ありえないうな展開で引っ張って行ったものの、エンディングは、
「平凡な日常生活の中に小さな幸せがあるんだよ」的な、
この種の小説では、よくありがちなお手軽な結末でした。
でも、リフレッシュしたい時に清涼剤として読むにはいい
本だと思いますよ。
読めた点はよかったです。会社に自殺者が出て愛人騒ぎに
巻き込まれたり、下着泥棒が隣のOLだったりして、絶対
ありえないうな展開で引っ張って行ったものの、エンディングは、
「平凡な日常生活の中に小さな幸せがあるんだよ」的な、
この種の小説では、よくありがちなお手軽な結末でした。
でも、リフレッシュしたい時に清涼剤として読むにはいい
本だと思いますよ。
2008年5月4日に日本でレビュー済み
軽く読めて嫌みの無い内容で、
おたく、秋葉、ネット等
現代の用語や背景の内容ではありますが
なんとなく80年代コバルトブックスの読後感(^^♪
麻生さんやレンさんの暗黒世界も好きですが
ワーキングガールズウォーズや今回の作品も
やがて近い将来OLになるであろう女子高生をもつ
母親の立場から読むと興味深いものがありますデス(*^_^*)
おたく、秋葉、ネット等
現代の用語や背景の内容ではありますが
なんとなく80年代コバルトブックスの読後感(^^♪
麻生さんやレンさんの暗黒世界も好きですが
ワーキングガールズウォーズや今回の作品も
やがて近い将来OLになるであろう女子高生をもつ
母親の立場から読むと興味深いものがありますデス(*^_^*)
2007年8月27日に日本でレビュー済み
高遠寧々・28歳。
名前はキラキラ少女漫画風だが、どっちかというとお年頃とは思えない地味っぷり。
コネ入社でもぐりこんだ大手出版社・経理課勤務。領収書をごまかそうとする
無礼な人もいるし、コネの後ろめたさもあるけど、同じコネ入社組の親友・弥々だって
おなじ会社の総務にいるし、忙しい決算のとき以外は、基本的にマイペースで
いられる悪くないOL暮らし。アニメとか模型とか、ちょっとヲタクっぽい趣味は
あるものの、基本的に、平凡な毎日を淡々と過ごしている・・・そんな平凡な会社員生活でも
たまにはちょっとした事件、とも呼べるかどうかビミョーなトラブルくらいはあるもので。
働く女子を描いた小説は多いけれど、キャリアウーマンとして過剰に美化されてなく、
かといって、恋愛ばかりでお前いつ仕事してるんだ?とウソくさい感じもない
等身大なヒロインは、とても感情移入しやすい感じ。ヘタすると「私のほうが
もうちょっとがんばってるかも」「ましかも」と思っちゃうくらいのフツーっぽさ。
寧々や同僚たちの周辺で起こる事件は、出版社が舞台と言っても、漫画やドラマに
ありがちな「原稿をなくした」「作家を怒られて全員で熱く土下座した」みたいな、
もうおなかいっぱい!な展開ではなかったのもよかった。不倫やパワハラなど、
どこの会社でもありえなくはなさそうな感じの出来事。それらを知ることによって
寧々が、仕事って?会社って?といろいろ考えて、最後には物語が始まった頃より、
ほんの少しだけ会社や仕事と仲良くなっているような予感で明るく終わるのも良いです。
物語は、本のタイトルになっている「やってられない月曜日」という章から始まって
火曜日、水曜日、と曜日ごとの章立てになっているので、1日1章ずつ通勤電車の中で
ざくざく読むのも似合いそうな1冊です。
名前はキラキラ少女漫画風だが、どっちかというとお年頃とは思えない地味っぷり。
コネ入社でもぐりこんだ大手出版社・経理課勤務。領収書をごまかそうとする
無礼な人もいるし、コネの後ろめたさもあるけど、同じコネ入社組の親友・弥々だって
おなじ会社の総務にいるし、忙しい決算のとき以外は、基本的にマイペースで
いられる悪くないOL暮らし。アニメとか模型とか、ちょっとヲタクっぽい趣味は
あるものの、基本的に、平凡な毎日を淡々と過ごしている・・・そんな平凡な会社員生活でも
たまにはちょっとした事件、とも呼べるかどうかビミョーなトラブルくらいはあるもので。
働く女子を描いた小説は多いけれど、キャリアウーマンとして過剰に美化されてなく、
かといって、恋愛ばかりでお前いつ仕事してるんだ?とウソくさい感じもない
等身大なヒロインは、とても感情移入しやすい感じ。ヘタすると「私のほうが
もうちょっとがんばってるかも」「ましかも」と思っちゃうくらいのフツーっぽさ。
寧々や同僚たちの周辺で起こる事件は、出版社が舞台と言っても、漫画やドラマに
ありがちな「原稿をなくした」「作家を怒られて全員で熱く土下座した」みたいな、
もうおなかいっぱい!な展開ではなかったのもよかった。不倫やパワハラなど、
どこの会社でもありえなくはなさそうな感じの出来事。それらを知ることによって
寧々が、仕事って?会社って?といろいろ考えて、最後には物語が始まった頃より、
ほんの少しだけ会社や仕事と仲良くなっているような予感で明るく終わるのも良いです。
物語は、本のタイトルになっている「やってられない月曜日」という章から始まって
火曜日、水曜日、と曜日ごとの章立てになっているので、1日1章ずつ通勤電車の中で
ざくざく読むのも似合いそうな1冊です。
2011年6月7日に日本でレビュー済み
ワーキングガール・ウォーズとセットで購入して一気に読んでしまいました。
難解な頭を使いながら読む感じではなく、
さっくりと読める本なので、かばんに入れておいて暇なときに読むというのに適した本です。
同年代ということもあり、特に具体的なことに悩んでる訳でも苦しんでる訳でもない、
でもなんかこのままでいいのかな、もっと別の人生があったんじゃないかなとくよくよし、
周りを見渡すとみんなわたしより充実した人生送ってるように見える、
って不安、不満、すごい共感できました。
私も寧々みたいに「自分はこれだったらなんとか出来るな」っていう小さな、
でも壮大な第一歩を踏み出してみよう、と前向きな気持ちになりました。
難解な頭を使いながら読む感じではなく、
さっくりと読める本なので、かばんに入れておいて暇なときに読むというのに適した本です。
同年代ということもあり、特に具体的なことに悩んでる訳でも苦しんでる訳でもない、
でもなんかこのままでいいのかな、もっと別の人生があったんじゃないかなとくよくよし、
周りを見渡すとみんなわたしより充実した人生送ってるように見える、
って不安、不満、すごい共感できました。
私も寧々みたいに「自分はこれだったらなんとか出来るな」っていう小さな、
でも壮大な第一歩を踏み出してみよう、と前向きな気持ちになりました。
2010年7月28日に日本でレビュー済み
仕事は嫌いじゃないけど、この職場にいても先が見えない・・・
現代の働く女性の気持ちを代弁してるような、そんな小説でした。
ただ、同人誌とか秋葉原とかおたく趣味な内容はこの小説には合わないような気がしたので、もう少し控え気味に書いてほしかった。
その代わり、ヤヤと坂上くんの恋愛事情とか、主人公寧々のその辺とこももっと取り入れてほしかった。
現代の働く女性の気持ちを代弁してるような、そんな小説でした。
ただ、同人誌とか秋葉原とかおたく趣味な内容はこの小説には合わないような気がしたので、もう少し控え気味に書いてほしかった。
その代わり、ヤヤと坂上くんの恋愛事情とか、主人公寧々のその辺とこももっと取り入れてほしかった。