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日本共産党 (新潮新書 164) 新書 – 2006/4/15
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党財政300億円の内実から、
宮本顕治引退の真相まで──
党歴39年、党ナンバー4だった元最高幹部が
赤裸々に明かす「革命政党」の実態!
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/4/15
- 寸法10.8 x 0.9 x 17.3 cm
- ISBN-104106101645
- ISBN-13978-4106101649
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商品の説明
抜粋
日本共産党は二〇〇五年の総選挙で、「たしかな野党が必要です」というキャッチコピーを掲げた。このコピーに異論はない。ただ衆参ともに九議席というのは、いかにも少なすぎる。これでは「たしかな」力には到底なりえない。一九七〇年代には、共産党が与党として参加する政権を、かすかにではあったが展望しえたときもあった。だがいまでは、国会議員の数は、ピーク時の半分以下にまで減ってしまった。「しんぶん赤旗」の発行部数も同様だ。
日本共産党にすれば、いつでも正しい政策、方針を持ち、正しくたたかってきたはずだ。だが、その正しいはずの共産党がなぜ大きくならないのか、なぜ多数の国民からの支持を獲得することができないのか。よもや共産党の正しさを理解できない国民が愚昧というわけではなかろう。そうではないはずだ。であるなら、どこかに共産党が国民に受け入れられない理由があるはずだ。
日本共産党はいうまでもなく、普通の日本人によってつくられた政党である。特殊な人間の集まりでもなければ、選りすぐられた人間の集まりでももちろんない。したがって、共産党在籍中からの私の持論でもあるのだが、日本人のレベルを超える共産党などありえないのである。ところが実際には、本当の姿、等身大の共産党というのものが、党外はもちろん、党内でさえ意外と知られていないように思う。
共産党のかつての選挙コピーに「澄んだ瞳で見て下さい」というのがあった。私自身の瞳が澄んでいるなどと、おごったことをいうつもりはないが、離党したからこそいえることがある。共産党の実像を紹介しておくことは、共産党の元幹部、参議院議員であった者としての責任であろうと思う。当然、そこには共産党への否定的評価もあるだろうし、肯定的評価もあるだろう。
もちろん、この作業は私自身の責任をも厳しく問うことになる。なぜなら私は、二年余前まで共産党の常任幹部会委員、書記局長代行、政策委員長であり、「ナンバー4」と呼ばれる最高幹部の一人であった。けっして他人事ではないからだ。
(「序章 なぜ私は入党し、離党したのか」より一部抜粋)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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共産党の元幹部が共産党批判となると自己批判となりますが、著者は共産党に在籍時に言わなかったことを後悔しているようです。
離党後、しがらみがなくなったからこそ言えるようになったのでしょう。
書いてあることは批判だけでなく、肯定的な意見もあります。
そういう意味で書名が『日本共産党』となっているのだと思います。
最後の方では日本共産党について批判が多いですが、なかなか的を得た内容だと思います。
特に「議席が減った選挙でも肯定的にとらえ、責任転嫁する」という批判は、直近国政選挙の結果について「大躍進」「自共対決」などと言っている現在にも当てはまるでしょう。ご存知の通り、議席数は2桁を超えたぐらいで、議席数を自民党と比べても大きな差があります。これで「大躍進」「自共対決」とはどういうことなのか。誇張する体質は今も残っているようですね。
筆坂氏は日本共産党No.4までいき(不破哲三がNo.1で、あとはそれ以外ということだったらしいのだが)参議院議員の時不祥事(多分はめられたのだと思う)で最終的には離党している。
共産党が伸びない理由がよくわかり、頑張っている党員が何だか気の毒になってくる。
無理をせずに、強がらずに、普通に国民に好かれて、国民のために活躍する政党になればよい、と筆者は言うのであるが、全くその通りで、共産党でなくてもそうなのであるが、私は共産党は絶対にそうならないと思う。
なぜなら、理屈好きの人に、理屈を捨てよ、というようなものだからである。
一般的に説明書というと、商品に付帯されていて、その商品をどう使うかとする人には大変有益だが、
商品の説明のみの記載なので、読み物としてはあまり面白くない。
そういう意味で、共産党という組織について軽く触れてみたい程度の動機で本書を手にとっても、
あまり知的好奇心をそそられたり、刺激を受けるものではないというのが正直な感想だ。
更に、筆坂氏が離党したのをきっかけに書かれた本なので、
離党のきっかけとなったスキャンダルに対する言い訳と組織に対する批判は、説得力に欠けた。
その中でも、いくつか共感する内容もあった。例えば、共産党がいかに潔癖に徹しているかについての内容では、
その潔癖さが、組織をよくもし悪くもした点は同感。また、党名を変更たうえで社民党と一緒になって、
社会主義的政策を要求する政党になれば良いという、自民党の後藤田氏の発言の引用にしても、
共産党の良さを活かした次世代に向けた提案だと思う。
痛々しかったのは、ムネオ事件やKSD汚職事件の追及に「調査の共産党」を支える秘書軍団が
いかに活躍したかが述べられているが、現在は2つの事件ともに国策捜査疑惑にさらされている。
つまり、時の権力者に利用されていたということではないだろうか。
何故この組織を維持できるのか、大量の離党者を出さないのか。
党幹部に対する反抗が生まれないのか。
個人レベルでしかもかつての党最高幹部のコメントだけに信ぴょう性がある。
最も危険かつ独善的なこの組織、しかし裏を返せば現代においてその存在そのものが貴重ではある。
人の論理と思想をそこまで収斂させるエネルギーは今の日本には他にない。
中国、北朝鮮にみる独裁の根源も同根ではあろう。
日本共産党が日本で共産革命をもたらせることはないであろう。
それを信じて活動にまい進する下部党員の実像が知りたい。
そうでないとこの党の実態、構造は明らかにはならない。
一幹部の証言なのだから。