朝鮮総連の成立と現在 (2021時点としては多少古く2008年出版時) について、知りたかったことが書かれており、章立ても明快。論点はサブタイトルに的確に表現されており、当団体の深刻な両面性である。1章.成立過程 2章.教育体制 3章.財政状況 4章.工作活動 5章.内部抗争
著者は朝鮮総連の教育中枢に近い元関係者であるが伝記調の記述は最小限であり、当団体と一定の距離をおいた客観的記述は好感が持てる。また当団体の否定ではなく、再生についての提言で本書をしめくくっている点も好印象。著者はテレビは出禁状態だそうで、本書も再版できない事情があるのかもしれないが、電子書籍などでの復活、あるいは第2版の出版を期待したい。

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朝鮮総連: その虚像と実像 (中公新書ラクレ 298) 新書 – 2008/11/1
朴 斗鎮
(著)
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2008/11/1
- ISBN-104121502981
- ISBN-13978-4121502988
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2008/11/1)
- 発売日 : 2008/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 269ページ
- ISBN-10 : 4121502981
- ISBN-13 : 978-4121502988
- Amazon 売れ筋ランキング: - 344,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 53位朝鮮半島のエリアスタディ
- - 329位中公新書ラクレ
- - 1,883位政治入門
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2021年10月3日に日本でレビュー済み
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2009年1月15日に日本でレビュー済み
著者は元朝鮮総連の幹部。朝鮮総連が金日成・金正日親子に私物化された経緯、朝鮮総連傘下の教育事情、工作活動、カネの流れ、内部抗争について暴いている。
関連テーマの書籍は数多くあるが、内部に精通していた人物による批判と“暴露”は圧倒的ににパワフルであり、他書とは、説得力が違う。朝鮮総連の歴史についても、その流れを解説しており、朝鮮総連の実情を知らない人でも読める作品になっている。
関連テーマの書籍は数多くあるが、内部に精通していた人物による批判と“暴露”は圧倒的ににパワフルであり、他書とは、説得力が違う。朝鮮総連の歴史についても、その流れを解説しており、朝鮮総連の実情を知らない人でも読める作品になっている。
2021年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
片や民団を言及する本は、一冊も世に出回っていない。何故なら戸籍の整理やパスポートを請け負い、生きる手助けをしてくれる団体。韓国語学習迄サポートしてくれる。その反面、生活に困った朝鮮人を片っ端から北へ送り込んだ総連。助ける素振りで、資産を巻き上げる。漸く口を開ける様になったのは、脱北者達のお陰だ。けったいな国を私なりにまとめると、ハイジャック犯が安泰な国。海外在中の外交官にアングラな金儲けを強要する国。日本の刑期、無期を食らった人を英雄と呼ぶスパイ天国。道徳、価値観が日本とは逆に位置する。元朝鮮総連に在籍していた著者が、組織が間違っているからだと明言したこの本には、金集めの実態が詳しく書かれていた。現在の在日の生き辛さを作ったのも朝鮮総連であり北朝鮮の狂った体制である。二度と同じ組織を作らせない世の中の仕組み作りに取りかかる事が先決だと、考えさせる本だった。つくづく、朝鮮人を辞めて良かった。