福祉分野と経済分野は、一般的に言えば水と油の関係にある。
本書は経済学者による生活保護論であるため、
中立的立場というよりは右寄りの立場からの生活保護改革論であるように感じた。
しかしながら、両分野の長年の対立関係がある以上、これは仕方のないことである。
以上のような問題を伴うとは言え
本書には優れた経済分析が含まれると思う。星4つ。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥4,180¥4,180 税込
ポイント: 42pt
(1%)
無料お届け日:
3月30日 土曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥4,180¥4,180 税込
ポイント: 42pt
(1%)
無料お届け日:
3月30日 土曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥2,000
中古品:
¥2,000

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
生活保護の経済分析 単行本 – 2008/3/1
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥4,180","priceAmount":4180.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"4,180","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"Z20%2BHsze6%2BLN6AAnuoyca0FJjf908gZNmrq0H5WXTEPAremyrjMFDJ2ZFsyPzRN8w3hOl1FZnsB0wEXMgJmFEzilfnfD3%2FFP%2F29AVouIKw%2BZ0i1Iy531Dd09dJEev7RI","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥2,000","priceAmount":2000.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,000","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"Z20%2BHsze6%2BLN6AAnuoyca0FJjf908gZNXCS1M01VfFcIuFnz50axlpaY4fdw%2Fz0YloraNoBPPYr4c%2Bte7eN4p32mDPdf5tRv3r03M315BfOoGLKHx7Ror0QSblRDbCoTiYjXevXhikf86ge7WwXHjrclQ9TWAk2%2F3ektVztsnvkMTzYZT2lNe7pU8ou3w0ha","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
経済学の観点から生活保護制度にかかわる諸問題に対して理論分析や実態分析を行う。特に生活保護制度に隣接する各種の社会保障制度や行財政制度とのかかわり合いからも同制度を評価する。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2008/3/1
- ISBN-104130402382
- ISBN-13978-4130402385
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 生活保護の経済分析
¥4,180¥4,180
最短で3月30日 土曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
¥1,830¥1,830
最短で3月30日 土曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2008/3/1)
- 発売日 : 2008/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4130402382
- ISBN-13 : 978-4130402385
- Amazon 売れ筋ランキング: - 743,534位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,694位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年3月24日に日本でレビュー済み
1.内容
生活保護が中心だが、それだけでなく、社会保障や公的扶助がどうあるべきかを、経済学的(数式など)方法を用いて探ったものである
2.評価
「高齢者や医療扶助が大半」(p15)、「日本の社会保障制度の実際の移転は、貧困層には厳しく、非貧困層にとっては比較的に潤沢なパターン」(p47)のように、イメージを覆すような現状が語られていて有益なところもあるが、おおむね、サプライサイドの都合が主で(資源が有限だから仕方がないところもあるが)、デマンドサイドの都合を無視したり、蔑視する記述が多いように感じた(p142「老後の安易な選択肢として生活保護」等から判断)。また、日本の制度自体の当然視も目立った(なぜ医療は無料ではいけない?などの疑問を生じた)。おおむね以下が星2つ、それ以前が星4つ、中間を取って星3つ。
生活保護が中心だが、それだけでなく、社会保障や公的扶助がどうあるべきかを、経済学的(数式など)方法を用いて探ったものである
2.評価
「高齢者や医療扶助が大半」(p15)、「日本の社会保障制度の実際の移転は、貧困層には厳しく、非貧困層にとっては比較的に潤沢なパターン」(p47)のように、イメージを覆すような現状が語られていて有益なところもあるが、おおむね、サプライサイドの都合が主で(資源が有限だから仕方がないところもあるが)、デマンドサイドの都合を無視したり、蔑視する記述が多いように感じた(p142「老後の安易な選択肢として生活保護」等から判断)。また、日本の制度自体の当然視も目立った(なぜ医療は無料ではいけない?などの疑問を生じた)。おおむね以下が星2つ、それ以前が星4つ、中間を取って星3つ。
2008年11月24日に日本でレビュー済み
どんな人たちが生活保護を受けているのか?、どうすれば生活保護を受ける
人たちを減らせるのか?という問題。その問題を経済学的に分析し(本書の
言葉を借りると「社会保障についての研究は成されていても、生活保護に関して
は研究自体が遅れている」とのこと)そして解決方法を提示しています。
例えば・・・
・そもそも生活保護とは何なのか?(生活保護=貧困救済というイメージ強い
が、実際は医療給付が半数以上を占めている。また対象者には高齢者が多い。)
・年金と高齢者向け生活保護は問題が密接なので分けるのでは無くセットで
考えるべき。
・年金を掛けなくても(及び基礎年金部分の税方式)、生活保護を貰えば
良いや、というモラルハザード対策として、一定額を強制貯蓄させる。
定額給付を行う場合は財源が巨額となる為、皆が負担する仕組みが必要になる。
・・・等。では如何すれば良いのか?を考える材料が(論拠のあるデータ=
現状把握と共に)詰まっています。値が張る一冊ですが、興味がある方には
得るものが多い一冊だと思います。
ただ、気になるのは前書きで「研究者だけでは無く生活保護等に関心のある
一般読者にも親しんで頂けるよう配慮した」と書かれているのに、説明や一例が
無いままに数式を本文中に持ってくるのはどうかと思います。私に数学力が無い
のは認めますが、説明の無いまま持ってこられても理解出来ないのです。
一例(本書p88より引用)
U=u(c1)+βu(c2)
※c1は現役時の消費水準、c2は高齢期の消費水準。βは割引因子。
「U」は何を示すのか説明が無いのです。経済学を学んでいれば「U」=何それ
の式が成り立つのかも知れませんが、そうでない人には不親切だろうと。それに
割引因子の「割引」とは何を指すのか?これも説明が無いので真の理解へは辿り
着けないのです。
人たちを減らせるのか?という問題。その問題を経済学的に分析し(本書の
言葉を借りると「社会保障についての研究は成されていても、生活保護に関して
は研究自体が遅れている」とのこと)そして解決方法を提示しています。
例えば・・・
・そもそも生活保護とは何なのか?(生活保護=貧困救済というイメージ強い
が、実際は医療給付が半数以上を占めている。また対象者には高齢者が多い。)
・年金と高齢者向け生活保護は問題が密接なので分けるのでは無くセットで
考えるべき。
・年金を掛けなくても(及び基礎年金部分の税方式)、生活保護を貰えば
良いや、というモラルハザード対策として、一定額を強制貯蓄させる。
定額給付を行う場合は財源が巨額となる為、皆が負担する仕組みが必要になる。
・・・等。では如何すれば良いのか?を考える材料が(論拠のあるデータ=
現状把握と共に)詰まっています。値が張る一冊ですが、興味がある方には
得るものが多い一冊だと思います。
ただ、気になるのは前書きで「研究者だけでは無く生活保護等に関心のある
一般読者にも親しんで頂けるよう配慮した」と書かれているのに、説明や一例が
無いままに数式を本文中に持ってくるのはどうかと思います。私に数学力が無い
のは認めますが、説明の無いまま持ってこられても理解出来ないのです。
一例(本書p88より引用)
U=u(c1)+βu(c2)
※c1は現役時の消費水準、c2は高齢期の消費水準。βは割引因子。
「U」は何を示すのか説明が無いのです。経済学を学んでいれば「U」=何それ
の式が成り立つのかも知れませんが、そうでない人には不親切だろうと。それに
割引因子の「割引」とは何を指すのか?これも説明が無いので真の理解へは辿り
着けないのです。
2009年10月23日に日本でレビュー済み
お恥ずかしながら生活保護というと、労働意欲がない人が頼っているものという偏見がありましたが、実際には高齢者が4割強、傷病者が2割、精神障害の方が1割と事実上働くのが困難な方たちが8割を占めているそうです。審査が厳しいという声もありますが、たしかにセーフティーネットとしての役割を(少なくともある程度は)はたしているのだと実感できます。
また、後半ではホームレスについても独自の調査を交えて分析しています。好景気もあってホームレス人口はたしかに減っていること、高齢化が進んでいること、平均所得が4万円であること等を検証されています。本書刊行後のリーマンショック以後また増えているのかもしれませんが、行政の自立支援によって自立できる方の割合は20%程度と大変厳しいようです。「貧困問題」というと情緒的になってしまいがちですが、データを見ることで今まで見えなかったものが浮かんできたりもします。
また、後半ではホームレスについても独自の調査を交えて分析しています。好景気もあってホームレス人口はたしかに減っていること、高齢化が進んでいること、平均所得が4万円であること等を検証されています。本書刊行後のリーマンショック以後また増えているのかもしれませんが、行政の自立支援によって自立できる方の割合は20%程度と大変厳しいようです。「貧困問題」というと情緒的になってしまいがちですが、データを見ることで今まで見えなかったものが浮かんできたりもします。