とでも言えそうな……
司祭、兵士、詩人、学者、探偵、領事……
と、次々に話に引き込まれました。
ちなみに、ハイペリオンの陥落、以降は未読です。
あくまでも、ハイペリオン上下を読んだ感想として……
言葉の詳細説明なく、壮大なSF宇宙がドッと繰り広げられ……
それぞれの話がどうつながっていくのか、という興味も、もちろんありましたが、
それより、ひとつひとつのストーリーの内容がまったく異なり、それぞれが濃い。
醍醐味は、その独特な世界、繰り広げられるSF景観、登場人物たちの想い、
などでしょうか。
謎解き、という意味では答えはでていないようですが、気になりませんでした。
壮大なSF宇宙を舞台とする、重厚なものを楽しみたい方に、お勧めです。

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ハイペリオン (上) (ハヤカワ文庫 SF シ 12-1) 文庫 – 2000/11/30
- 本の長さ442ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2000/11/30
- ISBN-104150113335
- ISBN-13978-4150113339
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハイペリオン~ハイペリオンの没落まで上下巻×2と続くシリーズの最初の本です。
既に語りつくされてはいますが、「ハイペリオン」上下は「ハイペリオンの没落」ですべての話が集結するためのイントロです。巡礼者のひとつひとつの話を読むのだ、ここだけでは話はおわらないのだ、という前情報と、重たく説明が不親切な重厚な文章を4冊読み切るという気合がないと先へは進めないかもしれません。
最後まで読み終わった時の満足感はそこらのSFの比ではないのですけどね。
既に語りつくされてはいますが、「ハイペリオン」上下は「ハイペリオンの没落」ですべての話が集結するためのイントロです。巡礼者のひとつひとつの話を読むのだ、ここだけでは話はおわらないのだ、という前情報と、重たく説明が不親切な重厚な文章を4冊読み切るという気合がないと先へは進めないかもしれません。
最後まで読み終わった時の満足感はそこらのSFの比ではないのですけどね。
2017年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SFというジャンルには興味があったもののほとんど触れてこなかったものです。
精々スターウォーズや攻殻機動隊やマトリックスを観たことある程度で、書籍のSFタイトルを読了した経験はありませんでした。
そんな私がこの作品を読了するのは、まーーー、至難でした。
ですが、読み終えたときには「SFってなんてすごいんだ…」と、今までに感じたことのない達成感と、さらなる知的好奇心に満たされていました。
作品としては星5個でも10個でもあげたいほどです。
ですが、初心者という立場の私として言いたいのは、この作品を入門に選んではいけない。ということです。
よほどSFに対して興味関心がある、あるいは書籍を読了するある種の意地的な何かがない限りほぼ確実に途中で読むのをやめます。
事実、私も半年ほどかけて読み終えました。
何故かと言うと、とにかく難しい。これに尽きます。
一般的な書籍ならば知っている知識の中で物語が進むものですから、当然「このセーターというのは、綿で作られた服で…」などという説明は不要です。ですが同時に知らない知識があれば「このセーターは青色で…」と説明が入ります。
そうして活字から脳内にその世界を作り出して、織りなす物語を楽しむわけですが、ことこの作品にはその常識が一切通用しません。
まず、知らない単語をいきなり出しても説明がないことが多い。冒頭も冒頭でまず「ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調を演奏して――」と出てきますが、ラフマニノフも知らなければ前奏曲嬰ハ短調なんて以ての外です。ですが、曲の雰囲気の説明もないままズンズン進んでいきます。
こうした実在するがおよそ普通は知らない。という事柄から「立体映像投影ピットで連邦の首都タウ・ケティ・センターにいるマイナ・グラッドストーンと会話――」というシーンが続いて出てくる。「え?どこ?の誰?と何で会話してるって??」そんな疑問符を他所にやはりズンズン進んでいく。この後マイナ・グラッドストーンもタウ・ケティ・センターも立体映像投影ピットもすぐには説明されない。
また、説明してくれる場合もあるが、またその説明が非常に難解で「北の方からは雷雨の前線が迫りつつある。巨大な裸子植物の森は蒼黒い雲の下に黒々と沈み、荒ぶる天に伸びる層積雲は高さ9キロメートルに達する――」という具合。
だが、こうした疑問符というのがSFのミソで、いわゆる「センス・オブ・ワンダー」と呼ばれるものを感じさせてくれる。
(SF作品などに触れることで起こる謎の感動や心理的感覚を表現する概念、および言葉)
知らない単語が出てくる、その中で自分なりの解釈で世界を形成していく。すると、ある瞬間「ああ!この世界ってこうなんだ!」という謎の納得と言うか、脳みそが広がったような感覚になる。今までの固定観念を破壊され、可能性に対して寛容になり、夢見ることを恐れなくなる瞬間が来る。その瞬間こそがSFにしか与えられないものだと思う。
この作品は、傑作だと呼ばれている。それが何故かと言うと、SFに慣れ親しんだ人間でもセンス・オブ・ワンダーを感じることができるからだ。
つまり、それはある意味ある程度のSF耐性があることを前提にしているとも言える。
センス・オブ・ワンダーを感じるには様々な独特の表現、独自の言葉を独りで黙々と読まなければいけない。
映画なら絵面でごまかしたり、隣りにいる誰かと会話して盛り上がることもできる。
だが書籍ではそれができない。だからこそ、初心者にはあまりおすすめできない。
長々と書きましたが、この作品は間違いなく稀代の傑作で(と言ってもこの作品くらいしか知らないが、そう感じさせる力がある)間違いなく最高に面白い一冊だということだ。
本当ならどんな人にでもおすすめしたい一冊だが、この本を読んで、結果として「SF?なんか難しかったからいいや」となってしまうのはもったいないと思い乱筆ながらも想いを載せました。
精々スターウォーズや攻殻機動隊やマトリックスを観たことある程度で、書籍のSFタイトルを読了した経験はありませんでした。
そんな私がこの作品を読了するのは、まーーー、至難でした。
ですが、読み終えたときには「SFってなんてすごいんだ…」と、今までに感じたことのない達成感と、さらなる知的好奇心に満たされていました。
作品としては星5個でも10個でもあげたいほどです。
ですが、初心者という立場の私として言いたいのは、この作品を入門に選んではいけない。ということです。
よほどSFに対して興味関心がある、あるいは書籍を読了するある種の意地的な何かがない限りほぼ確実に途中で読むのをやめます。
事実、私も半年ほどかけて読み終えました。
何故かと言うと、とにかく難しい。これに尽きます。
一般的な書籍ならば知っている知識の中で物語が進むものですから、当然「このセーターというのは、綿で作られた服で…」などという説明は不要です。ですが同時に知らない知識があれば「このセーターは青色で…」と説明が入ります。
そうして活字から脳内にその世界を作り出して、織りなす物語を楽しむわけですが、ことこの作品にはその常識が一切通用しません。
まず、知らない単語をいきなり出しても説明がないことが多い。冒頭も冒頭でまず「ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調を演奏して――」と出てきますが、ラフマニノフも知らなければ前奏曲嬰ハ短調なんて以ての外です。ですが、曲の雰囲気の説明もないままズンズン進んでいきます。
こうした実在するがおよそ普通は知らない。という事柄から「立体映像投影ピットで連邦の首都タウ・ケティ・センターにいるマイナ・グラッドストーンと会話――」というシーンが続いて出てくる。「え?どこ?の誰?と何で会話してるって??」そんな疑問符を他所にやはりズンズン進んでいく。この後マイナ・グラッドストーンもタウ・ケティ・センターも立体映像投影ピットもすぐには説明されない。
また、説明してくれる場合もあるが、またその説明が非常に難解で「北の方からは雷雨の前線が迫りつつある。巨大な裸子植物の森は蒼黒い雲の下に黒々と沈み、荒ぶる天に伸びる層積雲は高さ9キロメートルに達する――」という具合。
だが、こうした疑問符というのがSFのミソで、いわゆる「センス・オブ・ワンダー」と呼ばれるものを感じさせてくれる。
(SF作品などに触れることで起こる謎の感動や心理的感覚を表現する概念、および言葉)
知らない単語が出てくる、その中で自分なりの解釈で世界を形成していく。すると、ある瞬間「ああ!この世界ってこうなんだ!」という謎の納得と言うか、脳みそが広がったような感覚になる。今までの固定観念を破壊され、可能性に対して寛容になり、夢見ることを恐れなくなる瞬間が来る。その瞬間こそがSFにしか与えられないものだと思う。
この作品は、傑作だと呼ばれている。それが何故かと言うと、SFに慣れ親しんだ人間でもセンス・オブ・ワンダーを感じることができるからだ。
つまり、それはある意味ある程度のSF耐性があることを前提にしているとも言える。
センス・オブ・ワンダーを感じるには様々な独特の表現、独自の言葉を独りで黙々と読まなければいけない。
映画なら絵面でごまかしたり、隣りにいる誰かと会話して盛り上がることもできる。
だが書籍ではそれができない。だからこそ、初心者にはあまりおすすめできない。
長々と書きましたが、この作品は間違いなく稀代の傑作で(と言ってもこの作品くらいしか知らないが、そう感じさせる力がある)間違いなく最高に面白い一冊だということだ。
本当ならどんな人にでもおすすめしたい一冊だが、この本を読んで、結果として「SF?なんか難しかったからいいや」となってしまうのはもったいないと思い乱筆ながらも想いを載せました。
2023年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少しネタバレというか、構成について触れますが、
長い、のは良いのだけれど、SF要素はやや薄め。
SF作品ではあるのだが、よくあるSFガジェットを詰め込んだストーリー小説の側面が強い。
作者がSF専門作家でないこともそれを物語っているのだが。
舞台設定は面白く、最初に主要登場人物がドバッと出て、
それぞれ順にそこまで辿ってきた人生の物語を語っていく。
そこにそれぞれ異なるSFガジェットが割り当てられている。
登場人物たちは個性があり、灰汁はかなり強い。
上下で全員が語り終わり、それぞれの話で実は本人たちも知らなかったリンクしていた要素や、
共通した大きな謎が浮かび上がり、いよいよここから、最序盤から先のストーリーが始まる…。
ここまでが<ハイペリオン四部作>の第一部にあたる上下巻で、続いて『ハイペリオンの没落(上下)』は、
派手な活劇も多く、謎を回収していき、一応話に区切りは着くらしい。
前半の二冊がそこまで楽しめなかった自分でも、さすがに続きが気になるくらいなので、
文庫本四冊分は読まないと、もやもやが残るという覚悟は必要かもしれない。
ちなみに大森望氏は大絶賛で、
SFガジェットを総ざらいして一つの物語に集約させた手腕を評価している模様。
長い、のは良いのだけれど、SF要素はやや薄め。
SF作品ではあるのだが、よくあるSFガジェットを詰め込んだストーリー小説の側面が強い。
作者がSF専門作家でないこともそれを物語っているのだが。
舞台設定は面白く、最初に主要登場人物がドバッと出て、
それぞれ順にそこまで辿ってきた人生の物語を語っていく。
そこにそれぞれ異なるSFガジェットが割り当てられている。
登場人物たちは個性があり、灰汁はかなり強い。
上下で全員が語り終わり、それぞれの話で実は本人たちも知らなかったリンクしていた要素や、
共通した大きな謎が浮かび上がり、いよいよここから、最序盤から先のストーリーが始まる…。
ここまでが<ハイペリオン四部作>の第一部にあたる上下巻で、続いて『ハイペリオンの没落(上下)』は、
派手な活劇も多く、謎を回収していき、一応話に区切りは着くらしい。
前半の二冊がそこまで楽しめなかった自分でも、さすがに続きが気になるくらいなので、
文庫本四冊分は読まないと、もやもやが残るという覚悟は必要かもしれない。
ちなみに大森望氏は大絶賛で、
SFガジェットを総ざらいして一つの物語に集約させた手腕を評価している模様。
2016年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファウンデーションシリーズ、レンズマンシリーズ、火星シリーズ、エンダーゲーム、
リングワールド、にデューン、竜騎士と大作SFシリーズは数えだしたらきりが無いと思うのですが、
叙事詩的で日本人の琴線に触れる作品の筆頭がハイペリオン作品群だと思うのですね。
総論としてSFは科学的な要素と空想世界を表す難解な表現に偏りがちで作者の自己満足、自己顕示
の集約のようになってしまい、「理解できないのは読者が悪いんだろう」と読み手の気持ちなんて一切斟酌しない
傲慢ささえ感じてしまう作品が意外と多いと思うのですね。
出版社側も海外のなんとか賞を沢山とってるんだから、取り敢えず絶賛のオンパレードの帯作って
後書の解説も、絶賛風に書いてもらえばいいだろ。と安易に売り出したりする。
読者もそういう風で、なんとか賞とかの目くらましに騙され、実はちんぷんかんぷんなのに
○○節で傑作です!などと書いてしまったりする。
前置きは長くなりましたが、そういった嫌いが本作には一切無いのです。
簡単に言えば「本物」だと思うのですね。
登場人物の魅力を導く艱難辛苦の経験が実に興味をそそり、点の点の話がやがて線で繋がり
面となり立体となり見事な造形が創られていく。サイドストーリーがメインストーリーを創り上げる
ともいうのでしょうか、読者はどんな結末を迎えるのか必然的に期待感に包まれていく。
そんなSF作品は近年稀だと思うのですね。
そして、そう言わせることに何より寄与しているのが酒井 昭伸の訳であることも見逃せません。
本棚に大切に大切に仕舞い、何度も手に取り読み返し、その都度新たな発見があり洞察・感銘を深めていく。
「至宝の名作」の言葉が相応しいでしょう。
リングワールド、にデューン、竜騎士と大作SFシリーズは数えだしたらきりが無いと思うのですが、
叙事詩的で日本人の琴線に触れる作品の筆頭がハイペリオン作品群だと思うのですね。
総論としてSFは科学的な要素と空想世界を表す難解な表現に偏りがちで作者の自己満足、自己顕示
の集約のようになってしまい、「理解できないのは読者が悪いんだろう」と読み手の気持ちなんて一切斟酌しない
傲慢ささえ感じてしまう作品が意外と多いと思うのですね。
出版社側も海外のなんとか賞を沢山とってるんだから、取り敢えず絶賛のオンパレードの帯作って
後書の解説も、絶賛風に書いてもらえばいいだろ。と安易に売り出したりする。
読者もそういう風で、なんとか賞とかの目くらましに騙され、実はちんぷんかんぷんなのに
○○節で傑作です!などと書いてしまったりする。
前置きは長くなりましたが、そういった嫌いが本作には一切無いのです。
簡単に言えば「本物」だと思うのですね。
登場人物の魅力を導く艱難辛苦の経験が実に興味をそそり、点の点の話がやがて線で繋がり
面となり立体となり見事な造形が創られていく。サイドストーリーがメインストーリーを創り上げる
ともいうのでしょうか、読者はどんな結末を迎えるのか必然的に期待感に包まれていく。
そんなSF作品は近年稀だと思うのですね。
そして、そう言わせることに何より寄与しているのが酒井 昭伸の訳であることも見逃せません。
本棚に大切に大切に仕舞い、何度も手に取り読み返し、その都度新たな発見があり洞察・感銘を深めていく。
「至宝の名作」の言葉が相応しいでしょう。
2018年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この魅力を、どう表現すれば良いのか。。。
まず、小説として面白いです。
色々オマージュ。オタク的知識あれば語る事に事欠かない模様。
センス・オブ・ワンダーの宝庫にして、技法に富んだ多様な物語が楽しめる。
カンタベリー物語的に、枠物語の中に、6つの全く雰囲気の異なるお話が短編的に入っていて。この一つ一つがまたべらぼうに面白い。 で、それぞれの物語の主人公、6人が、それぞれの事情を抱えて、一緒に対決に向かう。。。
で次作ハイペリオンの没落へ。。。ここで止まらんですよ。即、ポチりました。
学者の物語:シーユーレイターアリゲーター、フォーアフォアイルクロコダイル。涙ちょちょぎれる事必至。
まず、小説として面白いです。
色々オマージュ。オタク的知識あれば語る事に事欠かない模様。
センス・オブ・ワンダーの宝庫にして、技法に富んだ多様な物語が楽しめる。
カンタベリー物語的に、枠物語の中に、6つの全く雰囲気の異なるお話が短編的に入っていて。この一つ一つがまたべらぼうに面白い。 で、それぞれの物語の主人公、6人が、それぞれの事情を抱えて、一緒に対決に向かう。。。
で次作ハイペリオンの没落へ。。。ここで止まらんですよ。即、ポチりました。
学者の物語:シーユーレイターアリゲーター、フォーアフォアイルクロコダイル。涙ちょちょぎれる事必至。
2014年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
稀有壮大な銀河叙事詩が今始まる!
宇宙の辺境にある惑星ハイぺリオン。
その地にある不可思議な遺跡<時間の墓標>、そして不死身の怪物<シュライク>。
その謎を解明すべく様々な経歴を持つ七人の男女がかの惑星へ旅立った。
このハイぺリオンだけでも十分過ぎるほどボリュームがあるのだが、物語としては「ハイぺリオン」と「ハイぺリオンの没落」のセットで一つの物語を成しており圧倒的なボリュームの物語である。
しかし、物語のテンポと読者を惹きつけて放さないストーリーの魅力により全然長く感じない。
ハイぺリオンでは七人の男女がなぜこの探索行に加わることになったのかその経緯が各人の口から語られる。
この巻では、司祭、兵士そして詩人の物語が語られる。
なんか中世に書かれたカンタベリー物語のSF版ぽくってすごく面白いです!
宇宙の辺境にある惑星ハイぺリオン。
その地にある不可思議な遺跡<時間の墓標>、そして不死身の怪物<シュライク>。
その謎を解明すべく様々な経歴を持つ七人の男女がかの惑星へ旅立った。
このハイぺリオンだけでも十分過ぎるほどボリュームがあるのだが、物語としては「ハイぺリオン」と「ハイぺリオンの没落」のセットで一つの物語を成しており圧倒的なボリュームの物語である。
しかし、物語のテンポと読者を惹きつけて放さないストーリーの魅力により全然長く感じない。
ハイぺリオンでは七人の男女がなぜこの探索行に加わることになったのかその経緯が各人の口から語られる。
この巻では、司祭、兵士そして詩人の物語が語られる。
なんか中世に書かれたカンタベリー物語のSF版ぽくってすごく面白いです!
2018年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハイペリオン、紙も持ってるけどKindle版も買ってしまった。
紙、重いので。
内容は何度も読んでるので文句なしですが、ルビの多いハイペリオンの本文は大丈夫なのかと、文字割れすごいんじゃないかと不安があったのですが、本文の均等揃えをやめて上揃えになってました。
たまに本文の下が少し空くのですが、その代わり文字割れは全然ないようなので、大変読みやすいと思いました。
紙、重いので。
内容は何度も読んでるので文句なしですが、ルビの多いハイペリオンの本文は大丈夫なのかと、文字割れすごいんじゃないかと不安があったのですが、本文の均等揃えをやめて上揃えになってました。
たまに本文の下が少し空くのですが、その代わり文字割れは全然ないようなので、大変読みやすいと思いました。