庶民の生活が困窮しているのは、すべて官僚が悪く、彼らは上から下まで、一般市民の生活向上の事など、一切頭になく、いかに自分の懐を肥やすかという事を最優先事項としている人々であるというスタイルが上巻同様、貫かれています。
それをうそ臭く思うか、納得するかは、読む人それぞれだと思いますが、自分の体験としては後者ですね。
この下巻においては、物語は収束に向かい、無事、第3次世界大戦に至ろうかという危機は避けられます。
悪事はいつかばれ、懲らしめられるという勧善懲悪思想は分かりやすく、気持ち良いです。
ひとつ気になったのは、実在の政治家をモデルにしたと思われる名前が、やはり政治家の登場人物に付けられていた事。フィクションであることは理解しているが、作者がジャーナリストとしての活動を通して、人物像までモデルとしているならば、ちょっと怖い話である。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本崩壊 下 (ハヤカワ文庫 JA ミ 9-2) 文庫 – 2005/11/1
御堂地 章
(著)
- 本の長さ456ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2005/11/1
- ISBN-104150308233
- ISBN-13978-4150308230
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中5つ
5つのうち5つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。