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エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか 単行本 – 2007/8/24
デイヴィッド・ボダニス
(著),
吉田 三知世
(翻訳)
現代文明に欠かせない電気。電気に関わるイノベーションで重要なのが、電信技術の発明と、電磁波の発見である。導線でつなげば遠方とコミュニケーションが即時にとれ、やがてその「線」すらなくてもよくなったのは、これらのおかげだ。そしてこれらの技術の基盤となった「場」という考えかたは、電磁気学から素粒子物理学にいたる、広大な現代物理学すべての土台をなしている。ここから始まった技術革新はエレクトロニクスの華を咲かせ、レーダーという形で軍事技術にも貢献した。そしていまや生体を通じる電流の仕組が解明され、意識と電流の関わりさえ解き明かされつつある……電気が流れるとはどういうことか。何もないところを伝わる電波というものに誰がどのようにして気づき、確かめたのか。数式を知らなくても面白く鑑賞できる、知的かつ人間的なドラマを傑作『E=mc2』のボダニスが綴る、電気・電子の発見・開発物語。
- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2007/8/24
- ISBN-104152088494
- ISBN-13978-4152088499
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商品の説明
著者について
オックスフォード大学で長年科学史を教える。著書に、世界でもっとも有名な方程式のなりたちを人物伝を書くようにして描きベストセラーとなった『E=mc2』(早川書房刊)のほか The Secret Family, The Secret House など。シカゴ生まれで、現在はロンドンに在住。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2007/8/24)
- 発売日 : 2007/8/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 330ページ
- ISBN-10 : 4152088494
- ISBN-13 : 978-4152088499
- Amazon 売れ筋ランキング: - 646,232位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 274位科学史・科学者
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに目からウロコ状態。数式などは全く使わずに、これだけ奥深いことをやさしく分かり易く解説してくれた著者に感謝します。そして、この本に登場する数々の先人達の英知と泥臭い人間模様にも魅せられました。特に、力場(電磁場)の存在こそ、現代に至る数々の通信手段や産業の源になっていることが実感できたことと、人間の五感すら全て、神経系統による極小な電磁場の伝送によって確立されていることが理解出来たことは、最大の収穫でした。この本を読んでから、毎日が充実して感じられて、日に日に元気になっている自分を感じます。まるで、地球誕生の46億年前のエネルギーが自分の体の中にも沸々と沸き立っているかのようです。私は文系の人間ですが、どのページもするすると頭の中に入り込んで来て、既に2回目を読了して,3回目に至っています。好奇心の一番旺盛な中学生の頃に巡り会っていたら、まったく違う人生を歩んでいただろうと確信する内容です。是非、若い方に読んでいただきたい,必須の科学書です。電気が解明され始めてから、僅か200年ちょっとしか経っていないという事実。この世の中のことで、人間が解明して来たことなど、まさに表面上のさらにその表層の極く一部分でしかないと確信させる内容になっていると思います。女性の方にも、分かり易いと思いますし、まるでこの世の中の現象を見る目が読後には、一変すると思います。そして、何よりも素晴らしいことは、巻末に参考文献を原書で、網羅していることでしょう。読者が興味を持った分野は、そこからさらに切り込んで、理解を深め、新たな思索への旅と冒険に乗り出すことが出来ることです。必ずや,この書を読んだ若い人から,将来のノーベル科学賞を受賞する人間が出現すると確信します。是非、多くの人に読まれることを念願して止みません。
2008年7月29日に日本でレビュー済み
この分量で全体像が把握できると期待する方が無理と覚悟して読み始める。イギリス軍の動きの紹介は、本題のレーダー研究から逸れ気味だが、詳述された部分に著者のこだわりが感じられて楽しい。注にあるトランジスタ発明の記念写真の解説も鋭い。
惜しむらくは翻訳がこなれていないことで、特に珍しくない固有名詞を間違われると翻訳の気配りがその程度にしかされていないと思われてもしかたがない(ロンドンのEuston駅はユーストンで、オーストンではない)。
惜しむらくは翻訳がこなれていないことで、特に珍しくない固有名詞を間違われると翻訳の気配りがその程度にしかされていないと思われてもしかたがない(ロンドンのEuston駅はユーストンで、オーストンではない)。
2011年7月28日に日本でレビュー済み
すでに3人のレビューワーの方に賞賛されている良書。モールスの電信からアラン・チューリングのコンピューター、果ては脳の神経回路まで電気の発明、発見の歴史が語られている。その歴史が、エピーソード豊富で飽きずに読むことができ、しかも、とっちらかっていないので頭に入りやすいです。(負荷をかけない様に、読者の脳の神経回路にもやさしい。)電気の有難さを感じる2011年の夏の読書としてお勧めです。
2007年11月4日に日本でレビュー済み
電気がどのように取り組まれてきたのか、理解されてきたのか、応用されてきたのか。科学者に焦点をあてた電気の歴史です。これが実に面白い読み物になっています。
電子は導線に沿って、その内部を流れることができる。この知見から、電報、電話、電球、モーターが生まれた。力場という推進力が電子を導線に沿って押しすすめ、また、十分強く揺すってやれば、この力は振動を始め、導線を離れて空間を伝わることもできる波となる。そこから生まれたのが、無線やレーダーであり、最終的には携帯電話に内蔵された。この話は半導体、そしてコンピュータにも繋がっている。
ジョセフ・ヘンリー、サミュエル・モーリス、アレグザンダー・グレアム・ベル、トーマス・エジソン、J・J・トムソン、マイケル・ファラデー、ウィリアム・トムソン、ハインリヒ・ヘルツ、ロバート・ワトソン・ワット、アラン・チューリングなど著名な科学者たちが人間性豊かに描かれているのもこの本の魅力です。
電話の呼び出し音のトリックなんて知らなかった。。。まぁ、読んでみてください。
電子は導線に沿って、その内部を流れることができる。この知見から、電報、電話、電球、モーターが生まれた。力場という推進力が電子を導線に沿って押しすすめ、また、十分強く揺すってやれば、この力は振動を始め、導線を離れて空間を伝わることもできる波となる。そこから生まれたのが、無線やレーダーであり、最終的には携帯電話に内蔵された。この話は半導体、そしてコンピュータにも繋がっている。
ジョセフ・ヘンリー、サミュエル・モーリス、アレグザンダー・グレアム・ベル、トーマス・エジソン、J・J・トムソン、マイケル・ファラデー、ウィリアム・トムソン、ハインリヒ・ヘルツ、ロバート・ワトソン・ワット、アラン・チューリングなど著名な科学者たちが人間性豊かに描かれているのもこの本の魅力です。
電話の呼び出し音のトリックなんて知らなかった。。。まぁ、読んでみてください。