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粛清 単行本 – 2012/2/1
- 本の長さ403ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2012/2/1
- ISBN-104152092726
- ISBN-13978-4152092724
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2012/2/1)
- 発売日 : 2012/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 403ページ
- ISBN-10 : 4152092726
- ISBN-13 : 978-4152092724
- Amazon 売れ筋ランキング: - 717,516位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月29日に日本でレビュー済み
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全体のトーンは暗い。1940-1980年代のソ連時代(およびその前)と、独立直後のエストニアを舞台に二人の女性の物語が交差する。恋愛関係も含めて。人間というものが、いかに恐ろしいものかを描く良作だと思う。ソ連時代の悲惨さ、エストニアというドイツとソ連に翻弄された国の歴史、西と東の対立と金、女性の嫉妬および女性ならではの苦悩など、さまざまなテーマが描かれている。ヨーロッパでいろんな賞を取ったのが納得できる作品。2008年。
2021年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがとうございました
2014年4月7日に日本でレビュー済み
エストニアの村で住んでいる女性が怪我をした女性を救い・・・というお話。
ここで描かれているのは北欧か東欧のエストニアという国の歴史で寡聞にして国名を知らなかった不明を恥じつつ、今まで知らなかったエストニアという国の激動の軌跡に触れる機会を持てたことを感謝しました。
エストニアに限らず、独自の領土と言葉でよその国から干渉されずに主権を確立して生きていきたいという民族性はどこの地域やいつの時代でもありうることだということを再確認させてくれる小説でした。最近の日本でも真のありうべく日本とは何かということがよく論議されますが、そういう時にこういう優れた小説を読むと資するものがあるのではないかと思いました。
地理的に近いとはいえ何故フィンランドの人がエストニアの歴史に踏み込む小説を書いたのかはよくわかりませんが、優れた小説ということは論を待たない事実だと思えます。力作。
ここで描かれているのは北欧か東欧のエストニアという国の歴史で寡聞にして国名を知らなかった不明を恥じつつ、今まで知らなかったエストニアという国の激動の軌跡に触れる機会を持てたことを感謝しました。
エストニアに限らず、独自の領土と言葉でよその国から干渉されずに主権を確立して生きていきたいという民族性はどこの地域やいつの時代でもありうることだということを再確認させてくれる小説でした。最近の日本でも真のありうべく日本とは何かということがよく論議されますが、そういう時にこういう優れた小説を読むと資するものがあるのではないかと思いました。
地理的に近いとはいえ何故フィンランドの人がエストニアの歴史に踏み込む小説を書いたのかはよくわかりませんが、優れた小説ということは論を待たない事実だと思えます。力作。
2012年7月7日に日本でレビュー済み
私は普段から割とたくさんの本を読みますが、この小説はその中でもかなりレベルが高く、秀徹でした。
粛清という聞き慣れないタイトルと、何か不穏な気配のするセピア写真に惹かれて、読み始めた。
とにかく、読んでみようか悩んでいる人には、いいからとにかく読め、と言いたいです。
時間を経てからまた、読みなおしたいと思えるかなり素敵な、けれども残酷な、物語です。
粛清という聞き慣れないタイトルと、何か不穏な気配のするセピア写真に惹かれて、読み始めた。
とにかく、読んでみようか悩んでいる人には、いいからとにかく読め、と言いたいです。
時間を経てからまた、読みなおしたいと思えるかなり素敵な、けれども残酷な、物語です。
2013年7月19日に日本でレビュー済み
最終章を読むまでは、マルティン(アリーダの夫)は熱心で優秀な共産党員だが単純な人物だと思っていた。妻にだまされている彼に少々の同情も感じた。しかし、第5章の報告書の束は意外な事実を暴露する。マルティンは全てを知った上でアリーダと結婚したのだ。そして彼女が敵対者を摘発するのを監視していた。妻もだまされていたのだが、彼女はそうとは全く疑わなかった。最後まで読み終わると、マルティンがアリーダに呼びかける「かわいいキノコ」の愛称に、「裏切るなよ」という意味が含まれていたのではないか、と感じてしまう。