題名の通り、うつ病になった女子大生のうつ病日記。人へ伝えるものではなく、自分に向けたものという印象だった。
うつ病の苦悩は十分伝わってきた
また、著者の母や父のコメントが随所に入っており、家族の対処の仕方の参考になるかも知れない

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消えてしまいたい: ある女子大生の鬱病日記 単行本 – 2003/10/1
川上 涼子
(著)
- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104163654801
- ISBN-13978-4163654805
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
主だった理由もなく。それなのに陥った、鬱。しばしば頭の中で「死にたい」コールが巻き起こる…。希望に満ちた大学生活を送っていた女子大生をおそった鬱という病い。他人には理解されにくい苦しみを赤裸々に綴った日記。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 303ページ
- ISBN-10 : 4163654801
- ISBN-13 : 978-4163654805
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,313,209位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年7月10日に日本でレビュー済み
うつ病がどんな病気か理解のないまま読むと、
「そんなに消えたいなら消えてしまえ」と思ったり、
或いは知らぬ間にうつの世界に引き込まれたりするかもしれない。
うつ病の症状を一通り把握した上で読むと
客観的に闘病記として読めるだろう。
無気力、無関心、不安感、絶望感、焦燥感、
自責の念、食欲不振、極端な悲観視、希死念慮
全て、神経伝達物質の不足によるうつ病の症状である。
これらの症状が残らず現われているのが彼女の詩から窺える。
好きなことにすら情熱が湧かず、虚脱感を抱え、
症状だと割り切れずに自責の念に苛まれる、
そんな彼女の詩はとても重い。
また、闘病記としてではなく、単純に詩としても読み応えがる。
比喩表現が巧みで、色や匂いが本から湧き出てくるような詩も多い。
「そんなに消えたいなら消えてしまえ」と思ったり、
或いは知らぬ間にうつの世界に引き込まれたりするかもしれない。
うつ病の症状を一通り把握した上で読むと
客観的に闘病記として読めるだろう。
無気力、無関心、不安感、絶望感、焦燥感、
自責の念、食欲不振、極端な悲観視、希死念慮
全て、神経伝達物質の不足によるうつ病の症状である。
これらの症状が残らず現われているのが彼女の詩から窺える。
好きなことにすら情熱が湧かず、虚脱感を抱え、
症状だと割り切れずに自責の念に苛まれる、
そんな彼女の詩はとても重い。
また、闘病記としてではなく、単純に詩としても読み応えがる。
比喩表現が巧みで、色や匂いが本から湧き出てくるような詩も多い。
2005年2月27日に日本でレビュー済み
いわゆる闘病記な感じです。でもただの日記ではなくて、彼女からたびたび生み出される詩(文章)がとても印象的。才能、というんでしょうか、アレは。改行の具合とか、絶妙な。読んでるとぼうっとしてしまうくらい引き込まれる、深く深く先の見えないような独特の世界を感じました。言葉に、一字一句に、心をすごく揺さぶられました。静かなのに力強い。あの詩は一見の価値有りだと思います。
「無 の ド真ん中に 放り込んでちょうだい」
すごい。
「無 の ド真ん中に 放り込んでちょうだい」
すごい。