ここのところ、「CIA秘録」と「FBI秘録」を続けて読みました。ちょうどCIAの拷問に関する議会報告や米=キューバ国交正常化の動きなどと重なりました。
CIAは世間で信じられているより無能で、情報収集や特殊作戦活動の能力も低い。唯一うまくいったのは、秘密政治資金による外国政府の買収(主な例:日本とイタリア)。FBIはCIAよりは優秀だけど、盗聴をできなくなるととたんに情報収集能力がなくなる、ということがよくわかりました。
どちらも近年公開された公文書に依拠していて、諜報を含む国家安全保障と情報公開や国民への説明責任などを含む民主主義との緊張感の重要性を示していると思います。
著者の次作は国防総省になるとか。米軍の様々な諜報機関やNSA等、いよいよ本当に知らないところに踏み込むのでしょう。楽しみです。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,330¥2,330 税込
発送元: Amazon 販売者: mabksyo(24時間発送対応)
¥2,330¥2,330 税込
発送元: Amazon
販売者: mabksyo(24時間発送対応)
¥394¥394 税込
配送料 ¥358 5月16日-18日にお届け
発送元: Bookumania【2営業日以内に発送いたします】 販売者: Bookumania【2営業日以内に発送いたします】
¥394¥394 税込
配送料 ¥358 5月16日-18日にお届け
発送元: Bookumania【2営業日以内に発送いたします】
販売者: Bookumania【2営業日以内に発送いたします】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
CIA秘録上 単行本 – 2008/11/12
ティム・ワイナー
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,330","priceAmount":2330.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,330","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"tZey94%2FpqwEOo%2BBwvJ%2FDqLcJlr7YAbMfpYYjx3r9rDoAGvuGRb5jzGye%2B3pho7rcrA15FsHc1ER1cxnfpdvkViI8%2FP5evaB1Jdq0B0mSenxdlG3bCoRKEO%2F4BuRMbb7K1M6QnP%2B9afmq26xeARTC4gu8LgnSQ%2BNhB4JpEtGaQJmuY2m8IOk7t7hb6EkXG%2BhS","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥394","priceAmount":394.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"394","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"tZey94%2FpqwEOo%2BBwvJ%2FDqLcJlr7YAbMfTjOC1g3M%2B4y%2Bml5lKkro4Awmy2CeL3Hl2E4BDOfWzkeXeWwJThtYLN7Uw7iznZNRZus%2F1cGNSa%2FZpC7PVuZo3FN6fICHm29Ywt0LNkjyGWF65q5vl36XHNaZprKRMmk5NkTab1tjM4aE0Shg7QTRLQig3sDUe5Jv","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2008/11/12
- ISBN-104163708006
- ISBN-13978-4163708003
よく一緒に購入されている商品
対象商品: CIA秘録上
¥2,330¥2,330
最短で5月15日 水曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
¥2,500¥2,500
最短で5月26日 日曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
¥2,440¥2,440
最短で5月15日 水曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2008/11/12)
- 発売日 : 2008/11/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 472ページ
- ISBN-10 : 4163708006
- ISBN-13 : 978-4163708003
- Amazon 売れ筋ランキング: - 317,993位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 114位アメリカのエリアスタディ
- - 118位国際情勢
- - 1,710位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この手の書籍は幾つか読んだが、本書の"まえがき"から引き込まれた。ただ、日本語にしたことで分かりにくい記述もあり、原書も読んでみたいと思わせる内容。難点もあるが良書だと思う。
2009年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カネと人をふんだんに注ぎ込んで、ロクな成果が得られないのは、CIAだけでなくアメリカ(人)の典型的なパターン(イラク戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争)だが、その実態をかいま見るのは一興というもの。ただ、この本に挙げられたCIAの失敗の数々は、田中宇の言うように実はワザと失敗することを目的として、行われたのではないかと言う気もする。
一つ批判を書いておくと、翻訳があまりに稚拙。受験英語レベルの逐語訳にすら失敗していて、ところどころ何を言いたいのか意味不明なところがある。一ページに一カ所くらいならまだしも、ひどいところは10カ所くらいあり、まともな日本語になっておらず、思考が中断させられる。訳者自身も、何が書いてあるのか分かっていなくて訳文を書いているのが見え見え。はっきり言ってこの程度の出来で、お代を頂くのはご冗談でしょう、と言ったところ。
原書はベストセラーになっているようなので、原書を読める人は原書を読むべきだ。原書が読めない人は、本屋で立ち読みしてから、買うかどうか決めよう。
一つ批判を書いておくと、翻訳があまりに稚拙。受験英語レベルの逐語訳にすら失敗していて、ところどころ何を言いたいのか意味不明なところがある。一ページに一カ所くらいならまだしも、ひどいところは10カ所くらいあり、まともな日本語になっておらず、思考が中断させられる。訳者自身も、何が書いてあるのか分かっていなくて訳文を書いているのが見え見え。はっきり言ってこの程度の出来で、お代を頂くのはご冗談でしょう、と言ったところ。
原書はベストセラーになっているようなので、原書を読める人は原書を読むべきだ。原書が読めない人は、本屋で立ち読みしてから、買うかどうか決めよう。
2009年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻・下巻合わせの印象なのだけれど、
この本のテーマは、確かにCIAの「無能ぶり」を暴露する為のものであるのは解るのだが、その題材となるべく事件が余りにも種類が多すぎて良く分からなかった。
キューバ危機やケネディ暗殺、同時多発テロ(911)等の主要事件に絞って話を進めて方が良かったのではないかと思う。
実名を取り上げるのもすごい事とは思うものの、登場人物が多すぎて、結局誰が誰なのか分からなかったしねぇ…(汗)
まぁ、日本の岸さんの一件は驚かされました。
あと、この本(他の本にもたまに見かけられるのだけれど)
日本語の禁止文字(と、言うのかな?)の処理がまるでなっていませんね。
例えば、
」。
がとても多かった。
日本語の場合、「」や()の後には、なにも書き加えないのが正解です。
大出版社でありながら、そう言った所がなっていないのは…???
と、言う事で、評価は星2つ! 以上です。
この本のテーマは、確かにCIAの「無能ぶり」を暴露する為のものであるのは解るのだが、その題材となるべく事件が余りにも種類が多すぎて良く分からなかった。
キューバ危機やケネディ暗殺、同時多発テロ(911)等の主要事件に絞って話を進めて方が良かったのではないかと思う。
実名を取り上げるのもすごい事とは思うものの、登場人物が多すぎて、結局誰が誰なのか分からなかったしねぇ…(汗)
まぁ、日本の岸さんの一件は驚かされました。
あと、この本(他の本にもたまに見かけられるのだけれど)
日本語の禁止文字(と、言うのかな?)の処理がまるでなっていませんね。
例えば、
」。
がとても多かった。
日本語の場合、「」や()の後には、なにも書き加えないのが正解です。
大出版社でありながら、そう言った所がなっていないのは…???
と、言う事で、評価は星2つ! 以上です。
2009年1月3日に日本でレビュー済み
30年近くCIAや国防省といった諜報分野の取材をしてきた著者が、
「パールハーバーを繰り返すまい」という使命で設立されたCIAの誕生から現在までを記した本。
内容は、朝鮮戦争やキューバ危機、9.11の同時多発テロなど、CIAが情報を見誤り、
情報機関として失敗した事例をふんだんに盛り込んでいる。
特に印象に残ったのは、CIAによる自民党への秘密献金(上巻第12章)、イラクで大量破壊兵器があるという偽の情報伝達(下巻第50章)。
恥ずかしながら、自民党への秘密献金があったこと、そして、どの政治家がCIAの協力者であったかを初めて知った。
そして、アメリカがイラク戦争に突き進んだ理由となる「大量破壊兵器の存在」が、いかに根拠に欠くものであるのかということにも驚いた。
この本のすごさは、本全体で「誰に何を聞いたか」「誰がどこで何を言ったか」が、
実名で書かれていること。
日本の新聞によくあるような、関係者によると・・・ということはしていない。
歴代長官らからのインタビュー、秘密文書などを丹念に調べ上げた取材結果を実名で記しているのだ。だからこそ、説得力と重みが違う。
文末についた注釈(取材ソース)が上下巻で計約200ページに昇っているのも驚きだ。
とはいえ、上下巻とも読みこなすのはなかなか疲れる。
買おうかどうか迷っている人は、下巻に書かれた編集部による解説(379〜393ページ)をまず読んでみては。
「パールハーバーを繰り返すまい」という使命で設立されたCIAの誕生から現在までを記した本。
内容は、朝鮮戦争やキューバ危機、9.11の同時多発テロなど、CIAが情報を見誤り、
情報機関として失敗した事例をふんだんに盛り込んでいる。
特に印象に残ったのは、CIAによる自民党への秘密献金(上巻第12章)、イラクで大量破壊兵器があるという偽の情報伝達(下巻第50章)。
恥ずかしながら、自民党への秘密献金があったこと、そして、どの政治家がCIAの協力者であったかを初めて知った。
そして、アメリカがイラク戦争に突き進んだ理由となる「大量破壊兵器の存在」が、いかに根拠に欠くものであるのかということにも驚いた。
この本のすごさは、本全体で「誰に何を聞いたか」「誰がどこで何を言ったか」が、
実名で書かれていること。
日本の新聞によくあるような、関係者によると・・・ということはしていない。
歴代長官らからのインタビュー、秘密文書などを丹念に調べ上げた取材結果を実名で記しているのだ。だからこそ、説得力と重みが違う。
文末についた注釈(取材ソース)が上下巻で計約200ページに昇っているのも驚きだ。
とはいえ、上下巻とも読みこなすのはなかなか疲れる。
買おうかどうか迷っている人は、下巻に書かれた編集部による解説(379〜393ページ)をまず読んでみては。
2013年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「CIAの実像を、これほどまでに書いていいのか?」と思いながら、世界を動かす覇権国家アメリカを知りました。
CIA局員を海軍の潜水艦で救出、ある国を揺り動かす秘密献金など、物語じゃなくて、資料として情報公開されているアメリカの凄さがある。
p96「CIAは二百十二人の外国人工作員を降下させたが、このうち百一人は殺害され、百十一人は捕獲された。」の文章から、そこまで諜報活動に命をかけることに、情報の価値の高さに恐怖を感じるほどです。
CIAの歴史と活動、政治の舞台裏に震撼する貴重な1冊である。
CIA局員を海軍の潜水艦で救出、ある国を揺り動かす秘密献金など、物語じゃなくて、資料として情報公開されているアメリカの凄さがある。
p96「CIAは二百十二人の外国人工作員を降下させたが、このうち百一人は殺害され、百十一人は捕獲された。」の文章から、そこまで諜報活動に命をかけることに、情報の価値の高さに恐怖を感じるほどです。
CIAの歴史と活動、政治の舞台裏に震撼する貴重な1冊である。
2009年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の最大の売りは、伝聞や推測に頼るのではなく、膨大な数のインタビューと機密解除された内部文書を利用し、しかもこれらのソースを全て巻末に載せているところにある。これはこの種の分野の書物にしては珍しいことであり、意欲的な取り組みとして評価されるべきだと思う。ただ、本文の中に盛り込まれた全ての情報に脚注がついているわけではないので、筆者の想像によって書かれた箇所も少なくないものと思われる。「この部分については十分な情報が得られていない」といった断り書きを書いておいた方がもっと説得力が出たのではないかと思う。
内容はCIAの誕生から現在に至るまでの通史となっており、読み応えがある。第二次大戦後の国際政治上の様々な事件にどれだけCIAが深くコミットしてきたかがよく分かる。ただ、筆者は登場人物に対して明白な好き嫌いを有しており、それがあからさまに文章に表れており、かなり客観性に問題がある本だと感じた。そもそも、筆者のCIAに対する程度もネガティブであり、始めに結論ありきの本になっているとの感を拭うことができない。また、本書は読者の関心を引きやすい秘密工作のみに焦点をあてており、地味な分析の仕事や古典的なスパイ的な仕事についてはほとんど書かれていないのも物足りないところである。
内容はCIAの誕生から現在に至るまでの通史となっており、読み応えがある。第二次大戦後の国際政治上の様々な事件にどれだけCIAが深くコミットしてきたかがよく分かる。ただ、筆者は登場人物に対して明白な好き嫌いを有しており、それがあからさまに文章に表れており、かなり客観性に問題がある本だと感じた。そもそも、筆者のCIAに対する程度もネガティブであり、始めに結論ありきの本になっているとの感を拭うことができない。また、本書は読者の関心を引きやすい秘密工作のみに焦点をあてており、地味な分析の仕事や古典的なスパイ的な仕事についてはほとんど書かれていないのも物足りないところである。
2009年10月6日に日本でレビュー済み
一般的に秘匿期間40年と言われるCIAドキュメント
の開示で1945から1960年代の出来事がつまびらかに
なってきた。歴史の裏でこんなことがあったのだという
CIA発足から現代にいたる驚異のドキュメンタリー。
キューバ危機の話などほんとに危なっかしくて手に汗をにぎる。
CIA秘密工作部門が冷戦の悲劇の戦士だったことに思いを
馳せる。
テネットはセオドア・ルーズベルトを引用した。
「重要なのは、採点をする批評家でもなく、また勇者が転ぶのを
指さすものでもない。またこうしたらもっとうまくできたのにと、
実際に行動を起こしたものをあげつらう輩でもない。
賞賛を受けるべきは、闘技場で実際に戦い、その顔をほこりと汗と
血で汚したものである。」
また
「ここにはどの政府にもあり得るもっとも特異なタイプの活動の一つ
がある。それを運用するには、おそらく奇妙なたぐいの才能を必要とする。」
とアイゼンハワー大統領が五十年前に言った。
これまでに十九人が長官を務めていた。アイゼンハワーが設けた高い基準を
満たした者は一人としていなかった。
いま「テロとの戦争」に正規軍が投入されているが、本来であればCIAの
ような組織が対応すべきなのだろう。相手は国家ではないのだから。
の開示で1945から1960年代の出来事がつまびらかに
なってきた。歴史の裏でこんなことがあったのだという
CIA発足から現代にいたる驚異のドキュメンタリー。
キューバ危機の話などほんとに危なっかしくて手に汗をにぎる。
CIA秘密工作部門が冷戦の悲劇の戦士だったことに思いを
馳せる。
テネットはセオドア・ルーズベルトを引用した。
「重要なのは、採点をする批評家でもなく、また勇者が転ぶのを
指さすものでもない。またこうしたらもっとうまくできたのにと、
実際に行動を起こしたものをあげつらう輩でもない。
賞賛を受けるべきは、闘技場で実際に戦い、その顔をほこりと汗と
血で汚したものである。」
また
「ここにはどの政府にもあり得るもっとも特異なタイプの活動の一つ
がある。それを運用するには、おそらく奇妙なたぐいの才能を必要とする。」
とアイゼンハワー大統領が五十年前に言った。
これまでに十九人が長官を務めていた。アイゼンハワーが設けた高い基準を
満たした者は一人としていなかった。
いま「テロとの戦争」に正規軍が投入されているが、本来であればCIAの
ような組織が対応すべきなのだろう。相手は国家ではないのだから。