プーチンのウクライナ侵攻のニュースを見て、20代の頃(発売と同時)に読んだのを思い出して読み返した。
戦争って壮大な無駄づかいで、国民の生活が犠牲になるのはいつでもどこでも一緒。一党独裁の政府に反対し難い国では、政府の嘘を見抜くことや戦争を止める決定をするのが難しいことも、書かれた当時と変わらない。
当時の最先端技術を描いているので内容が古くなったとみなされそうだが、今と変わらない社会のしくみやヒトの心が表現されていて、今も読む価値がある本だと思った。

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レッド・ストーム作戦発動 上 (文春文庫 ク 2-3) 文庫 – 1987/9/1
バクー油田の爆発事故から危機感に陥ったソ連の先制攻撃は世界をどう動かしたか? 第三次大戦をテーマにした軍事冒険小説超大作
- 本の長さ605ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1987/9/1
- ISBN-104167275724
- ISBN-13978-4167275723
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思っていたより良い状態でした
2013年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レッド・ストーム作戦発動(ライジング)
レッド・ストーム作戦発動(ライジング)
レッド・ストーム作戦発動(ライジング)
2020年12月7日に日本でレビュー済み
私が学生時代に、通学用に購入した本。
陸海空と広大な舞台で、様々なストーリー。
脳内にはイメージが湧き出て、「ああ、小説だから出来るストーリーなんだな。絶対映画化無理だな」と思わせる素晴らしい小説でした。
戦略、戦術、様々なストーリーが詰まった最高傑作小説です。
2020年に読んでも色あせない小説です!
陸海空と広大な舞台で、様々なストーリー。
脳内にはイメージが湧き出て、「ああ、小説だから出来るストーリーなんだな。絶対映画化無理だな」と思わせる素晴らしい小説でした。
戦略、戦術、様々なストーリーが詰まった最高傑作小説です。
2020年に読んでも色あせない小説です!
2013年9月26日に日本でレビュー済み
冷戦期にここまで描いたトムクランシーには脱帽せざるを得ない。
兵器の描き方が細かく、現代で大規模戦闘を行うならこういう風になるのかと実感する。
人物像もわかるのがよく、ついつい敵方であるはずのソ連側にも感情移入してしまう。
架空の戦争物を描いた作品としては非常に良質な作品と言える。
惜しむらくは当時の情勢ゆえの情報不足だろう。
ソ連製のフォールトシステムやフランカー、各種ミサイルを知っていればさらに激しい戦闘が描かれたに違いない。
それらの兵器を知っている私からすると、ソ連側がやや実際よりも弱体化しているように見えてしまう。
本書は難しく、軍事的知識が必要になるだろう。
それでも、軍事に少しでも興味があるならばこれから読むことをお勧めする。
兵器の描き方が細かく、現代で大規模戦闘を行うならこういう風になるのかと実感する。
人物像もわかるのがよく、ついつい敵方であるはずのソ連側にも感情移入してしまう。
架空の戦争物を描いた作品としては非常に良質な作品と言える。
惜しむらくは当時の情勢ゆえの情報不足だろう。
ソ連製のフォールトシステムやフランカー、各種ミサイルを知っていればさらに激しい戦闘が描かれたに違いない。
それらの兵器を知っている私からすると、ソ連側がやや実際よりも弱体化しているように見えてしまう。
本書は難しく、軍事的知識が必要になるだろう。
それでも、軍事に少しでも興味があるならばこれから読むことをお勧めする。
2023年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が細かく面白い
2002年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クランシーの初期の作品ながら、ジャック・ライアン物でもなければオプ・センターでもネットフォースでもないので読んでいなかったが、購入。読んでみて驚いた。
ハイテク戦争の描写に関しては、他のどのクランシー作品よりも優れているかも知れないと言っても良いと思う。ここにはマンキューソ艦長やロビー・ジャクソン、ライアンやブレット・オーガスト大佐のようなスーパースター・ずば抜けて優れた人物が大勝利を収める、という胸のすくような戦争は出てこない。主人公たちは、初めて預かった艦を沈められて苦悶する米フリゲート艦の艦長や、大量の犠牲者を出しながらも進まぬ前線に苦しむNATO・ソビエトの両司令官、護衛してきた僚艦を、目的地目前で没められてしまう潜水艦長などであり、実際の「人の血の流れる」戦争の実体がここに描き切られている。
テクノロジーで勝るはずの西側のはずが、イージス艦は無敵ではなく、ファントムはソ連の超音速爆撃機に追いつけない。地上戦は拮抗し、機材と人員は湯水のごとく失われてしまう。勝敗を決定付けるのはテクノロジーではなく、人間と情報なのである...。現代の戦争を描いた作品では最高峰だと思う。とにかくショッピングカートへ入れよ!
ハイテク戦争の描写に関しては、他のどのクランシー作品よりも優れているかも知れないと言っても良いと思う。ここにはマンキューソ艦長やロビー・ジャクソン、ライアンやブレット・オーガスト大佐のようなスーパースター・ずば抜けて優れた人物が大勝利を収める、という胸のすくような戦争は出てこない。主人公たちは、初めて預かった艦を沈められて苦悶する米フリゲート艦の艦長や、大量の犠牲者を出しながらも進まぬ前線に苦しむNATO・ソビエトの両司令官、護衛してきた僚艦を、目的地目前で没められてしまう潜水艦長などであり、実際の「人の血の流れる」戦争の実体がここに描き切られている。
テクノロジーで勝るはずの西側のはずが、イージス艦は無敵ではなく、ファントムはソ連の超音速爆撃機に追いつけない。地上戦は拮抗し、機材と人員は湯水のごとく失われてしまう。勝敗を決定付けるのはテクノロジーではなく、人間と情報なのである...。現代の戦争を描いた作品では最高峰だと思う。とにかくショッピングカートへ入れよ!
2005年9月23日に日本でレビュー済み
【上下巻読了後の感想です】
驚くほどの戦闘の連続な本作です。思わぬ結果に終わる米空母戦や、
過酷な通商破壊戦、航空兵力との綿密な連携による機甲戦、
蒼空で乱舞な空中戦、忍び寄る潜水艦やステルス攻撃機、
果ては置き去りにされた兵士達の逃避行‥‥
分厚い上下巻の大半が戦闘描写で、それが精緻で説得力を持って迫ります。
ここまで広範な現代?戦闘を包括的に描写した物語は、希有はないでしょうか?
正直、物語性はほとんど感じませんでした。
また主戦場になる欧州の現地の人々が、あまり主要な立場で登場しないため、
この「戦争」の、本当の凄絶さは、やはり感じられませんでした。
(ある不幸な女性も登場しますが、物語的には少々ぎこちない印象です)
主要人物達も、もちっと人間的な旨みが感じられればとも思います。
反面、プロ同士の戦いが流れの中心にあるための
読みやすさは、大きな魅力にも感じます。
――しかしまったく、戦闘面で古さを感じさせないのは、本当にスゴイことです。
劇中で活躍しているステルス機なんか最たるモノで、
ホンモノ?のF-117とは随分違うけど、それはそれで
魅力的かつ迫真の描写で迫ります。
軍事的なガジェットに興味皆無の方には?な本作でしょうが、
核の登場しない、war gameを読みたい方には、強くオススメです。
驚くほどの戦闘の連続な本作です。思わぬ結果に終わる米空母戦や、
過酷な通商破壊戦、航空兵力との綿密な連携による機甲戦、
蒼空で乱舞な空中戦、忍び寄る潜水艦やステルス攻撃機、
果ては置き去りにされた兵士達の逃避行‥‥
分厚い上下巻の大半が戦闘描写で、それが精緻で説得力を持って迫ります。
ここまで広範な現代?戦闘を包括的に描写した物語は、希有はないでしょうか?
正直、物語性はほとんど感じませんでした。
また主戦場になる欧州の現地の人々が、あまり主要な立場で登場しないため、
この「戦争」の、本当の凄絶さは、やはり感じられませんでした。
(ある不幸な女性も登場しますが、物語的には少々ぎこちない印象です)
主要人物達も、もちっと人間的な旨みが感じられればとも思います。
反面、プロ同士の戦いが流れの中心にあるための
読みやすさは、大きな魅力にも感じます。
――しかしまったく、戦闘面で古さを感じさせないのは、本当にスゴイことです。
劇中で活躍しているステルス機なんか最たるモノで、
ホンモノ?のF-117とは随分違うけど、それはそれで
魅力的かつ迫真の描写で迫ります。
軍事的なガジェットに興味皆無の方には?な本作でしょうが、
核の登場しない、war gameを読みたい方には、強くオススメです。