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エロマンガ島の三人 (文春文庫 な 47-4) 文庫 – 2010/7/9
長嶋 有
(著)
実話にもとづいたゆるくもせつない南国小説に、初のSF、官能小説、ゴルフ小説など著者の異色作を集めた裏ベスト的な楽しい1冊
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2010/7/9
- ISBN-104167693046
- ISBN-13978-4167693046
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2010/7/9)
- 発売日 : 2010/7/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4167693046
- ISBN-13 : 978-4167693046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 453,688位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1972年生まれ。2001年に「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。02年に「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞、07年に『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 エロマンガ島の三人 (ISBN-13: 978-4167693046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月10日に日本でレビュー済み
長嶋有の「エロマンガ島の三人」です。短編集です。本書はタイトルで判断してはいけません。まるで中高生がふざけて作った物語のようなタイトルですが、中身は素晴らしいものです。実在の島「エロマンガ島」でエロマンガを読む、という企画を実行する為にやってきた3人。そもそもその企画の出発点は、飲んだ席での話しから発展していったものだったのです。本書の鍵はこの点にあるのです。飲んだ席での話しは実行すべきなのです。皆さんも経験があるでしょう、飲んだ席ではあんなに盛り上がり、あんなに爆笑したのに、実行しないことが。でもあれだけの「歓び」を一瞬でも感じることの出来る企画は、実行すればきっと楽しいのです。そのラインを超えることが出来るか、出来ないか。そこに1つの境界線があると思います。この物語はこの境界線を越えた男達の物語です。最高です。ギャクではありません。個人的には考えさせられてしまいました。何故かって、それは現地の子供達に、日本語の歌を教えて、とせがまれた主人公が教えてあげる歌が、物語全てを包含しているからです。ビックリしました。その歌だけで、物語の世界が構築されました。そんなことなので、タイトルに引かず、是非手にとっていただきたい。そして、ラストの「青色LED」で世界が完結します。読んで確かめてみましょう。
2017年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
残念な作品です。高野秀行氏の作品のような実録ルポでもなく、
ノンフィクションとしても「エロマンガ島」が生かされてなく、
これなら、なに島でもいい感じです。
結局、タイトルに釣られました。
もっと、面白く膨らませる要素があると思うのですが、、、、。
ラストの「青色LED」とで話としては、完結ですが、やはり、
短編のため、書き足りなさを感じます。
ノンフィクションとしても「エロマンガ島」が生かされてなく、
これなら、なに島でもいい感じです。
結局、タイトルに釣られました。
もっと、面白く膨らませる要素があると思うのですが、、、、。
ラストの「青色LED」とで話としては、完結ですが、やはり、
短編のため、書き足りなさを感じます。
2016年12月24日に日本でレビュー済み
タイトル作は、雑誌の企画”エロマンガ島でエロマンガを読もう”で現地(実在するそう)を訪れた編集者ら三名のゆるゆるの旅が描かれた短編。観光地としては楽園とは程遠い島だが、そこにくらす人々精神的な豊さが、これまたゆるゆると表現されている。
ゆるゆるの中に小さなざわめきを感じるのが著者の作品。本作品もB面ともいうべき同時収録作「青色LED」で明らかになる。
長編「パラレル」に登場する顔面至上主義者が主役の「ケージ、アンプル、箱」は、官能小説だそうだが、湿度は少なめ。
その他、著者としては珍しいSF風の作品も収録されている。「アルバトロスの夜」で描かれる世界観がすばらしい。
ゆるゆるの中に小さなざわめきを感じるのが著者の作品。本作品もB面ともいうべき同時収録作「青色LED」で明らかになる。
長編「パラレル」に登場する顔面至上主義者が主役の「ケージ、アンプル、箱」は、官能小説だそうだが、湿度は少なめ。
その他、著者としては珍しいSF風の作品も収録されている。「アルバトロスの夜」で描かれる世界観がすばらしい。
2010年9月28日に日本でレビュー済み
「エロマンガ島でエロマンガを読む」という、そのアイデア。
誰もが一度は考えそうではあるが、本書は、それを実際に実行してしまった男3人のお話。
本書はフィクションではあるが、解説によると、本当に、その企画は実行されていたらしい。
読んでいる間、ずっとニヤニヤしていたが、物語のディテールに、実体験の出来事が盛り込まれていると考えると、
人生は、結構楽しいなと思わされる。
今のエロマンガ島はどうなっているのだろう。
一度、行ってみたい。
そんな気にさせる、小説である。
誰もが一度は考えそうではあるが、本書は、それを実際に実行してしまった男3人のお話。
本書はフィクションではあるが、解説によると、本当に、その企画は実行されていたらしい。
読んでいる間、ずっとニヤニヤしていたが、物語のディテールに、実体験の出来事が盛り込まれていると考えると、
人生は、結構楽しいなと思わされる。
今のエロマンガ島はどうなっているのだろう。
一度、行ってみたい。
そんな気にさせる、小説である。