尊敬する三橋さんの今年8冊目の書籍です。
著者の三橋さんは2012年3月に出版した「コレキヨの恋文」で
財政出動と金融緩和をセットで行う、普通のデフレ対策を行う若手の総理大臣と、
それをバックアップする財務大臣を総理経験者が行う、という現在の内閣を完璧に予想ています。
この書籍が日本の将来を占う一助となれば、と期待を込めて。
本著は
「アベノミクスってホントのところどうなの?」
「株価が上昇しているけど、俺たちの給与は上がらないよ!」
「日本はハイパーインフレになる〜」
以上のような方々におすすめです。
現在の日本が抱えている様々な問題(デフレ、TPP、原発、安全保障、震災)とそれに対してアベノミクスがどのように作用するか、いつものようにデータをもとにした話なので、ある程度の読解力がある人であれば容易に理解できると思います。
日本人未満の理解力しか持たない残念な人々についてはその限りではありませんので悪しからず。
また、アベノミクスを邪魔しようとする勢力についても言及されています。
ご存じの通り、レーガノミクス、新自由主義経済、構造改革を信奉する、市場原理主義者達です。
彼らのこれまでの発言の数々が、いかに乱暴で、いかに目先のことすなわちお金の事しか考えていないかがよくわかります。
巻末の古屋国土強靭化担当大臣との対談で、自民党の人々がどのくらいまともであるかが大変よくわかります。
先の政権とは、比べ物にならないほど信頼できます。
次の大地震の被害予測にしても、
対策の筋道がはっきりしていないうちに公表してはパニックになる、
問題がある→解決策はこれこれ、と不安が解消される形でパッケージで国民に伝えるようにする、という気の配り方。
そんなの当たり前だろうですって?
前の3つの政権でそんなに国民の事を考えていた閣僚がいましたかね、私は全く思い付きません。
アベノミクスは万能でも特効薬でもない、安倍総理は素晴らしい政治家だと思いますが完璧超人ではない。
TPPなど、一度踏み込んだら絶対に抜けられない罠も控えています。
ですから今後とも安倍総理を、そして自民党を応援していこうと気持ちを新たにする一冊でした。

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アベノミクスで超大国日本が復活する! 単行本 – 2013/3/27
三橋 貴明
(著)
アベノミクスの本格始動に向けて、日経平均株価は急上昇、円安も追い風となり、景気に明るい兆しが生まれ始めている。
だがその一方で、安倍政権の中には、規制緩和やグローバリズムを推進する構造改革派が入り込んでおり、彼らの暗躍により、デフレ克服が頓挫する可能性も高まりつつある。
とくに先日の安倍首相によるTPPへの交渉参加表明は、その危険性を示唆するものであった。
アベノミクスを正しい軌道に導き、真のデフレ脱却を果たすには、何をすべきで、何をすべきでないのか。本書はわかりやすく解説。
同時に、ユーロ危機はなぜいつまでも終わらないのか、世界経済で起きている現実を読み解き、アベノミクスの成功こそが各国の模範となり、日本が世界を救うことにつながると説く。
最強の日本経済を取り戻すために、これからの世界経済を知るために、いまもっとも読んでおくべき「アベノミクス」解説本の決定版!
だがその一方で、安倍政権の中には、規制緩和やグローバリズムを推進する構造改革派が入り込んでおり、彼らの暗躍により、デフレ克服が頓挫する可能性も高まりつつある。
とくに先日の安倍首相によるTPPへの交渉参加表明は、その危険性を示唆するものであった。
アベノミクスを正しい軌道に導き、真のデフレ脱却を果たすには、何をすべきで、何をすべきでないのか。本書はわかりやすく解説。
同時に、ユーロ危機はなぜいつまでも終わらないのか、世界経済で起きている現実を読み解き、アベノミクスの成功こそが各国の模範となり、日本が世界を救うことにつながると説く。
最強の日本経済を取り戻すために、これからの世界経済を知るために、いまもっとも読んでおくべき「アベノミクス」解説本の決定版!
- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2013/3/27
- ISBN-104198635773
- ISBN-13978-4198635770
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2013/3/27)
- 発売日 : 2013/3/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 291ページ
- ISBN-10 : 4198635773
- ISBN-13 : 978-4198635770
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,566,925位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,283位経済学・経済事情
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家・経済評論家。中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなど を経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの 掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社) として書籍化されて、ベストセラーとなった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門 (ISBN-13: 978-4776206187)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月5日に日本でレビュー済み
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2013年11月28日に日本でレビュー済み
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日本政府の説明のインチキっぷりを斬り捨てて批評しているところは評価できるが、逆に原発を推進してたり、考え方がとにかく現場の経済最優先。原発はトータルコストもライフサイクルもまったく不透明で将来に重大な負債を残すことが明らかなのに推進するとは信じがたい。経済のことしか考えてなくて、将来のあるべき世界みたいな矜恃はまったくないのだろうか。
また都合のいいところだけ批判しているとも感じられる。会計検査院の無駄遣いの指摘や政治のインチキ会計制度など、庶民が普通に考える無駄遣いの話なく国土強靭化の200兆円は少ないなんて言われても納得いくわけがない。いくら投資するかではなく、何に投資するか、それは国民が将来に安心を与えるのか、もう少し人ベースで評価をして欲しい。所詮数値を追いかけるだけの経済評論家。
また都合のいいところだけ批判しているとも感じられる。会計検査院の無駄遣いの指摘や政治のインチキ会計制度など、庶民が普通に考える無駄遣いの話なく国土強靭化の200兆円は少ないなんて言われても納得いくわけがない。いくら投資するかではなく、何に投資するか、それは国民が将来に安心を与えるのか、もう少し人ベースで評価をして欲しい。所詮数値を追いかけるだけの経済評論家。
2016年1月18日に日本でレビュー済み
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「非常に良い」コンディションの筈が、しっかりとマーカー線や書き込みがありましたよ。まあ読めない訳ではないので別に構いませんが…
「書き込みあり、難あり」と説明記載してくれれば良かったものを…
「書き込みあり、難あり」と説明記載してくれれば良かったものを…
2013年4月1日に日本でレビュー済み
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原発事故が再び起こってしまったら?というリスクを全く考慮していない。
新しい安全規制委員会であれば事故が起きないという保証などない。
使用済み核燃料の再処理をしないことがありえないことがごとく書かれているが
ワンスルーという再処理しない方法を採る国も多い。(むしろ主流?)
「プルトニウムを消費するためにも再稼働」という論旨にも同意しかねる。
プルサーマルでは部分的にしかMOX燃料は使えず、残りはウラン燃料なので結局プルトニウムは減らない。
フルMOX原子炉は建設中の大間原発が世界初の商業用炉だそうだ。 …本当に大丈夫か?
原発をやめてプルトニウムをこれ以上増やさないという選択だってあるはずだ。
産業に影響がとか発電コストがとか核廃棄物処理コストがとか、「カネ」のために国土と人命に回復不能なリスクを負い続けるなど真っ平だ。
私は高コストでも安全な電気を買いたい。
また、電力の供給が不安定になるからと電力自由化にも反対のようだが、
地域独占の東電が原発事故を引き起こしたという事実はどう捉えるのか。
独占にあぐらをかき口だけは安全を唱え、結果として国土は破壊されてしまった。
適正な規制の下で競争させ、「消費者の信頼を失えばライバルに取って代わられる」という
緊張感があった方がより安全な社会になるのではないだろうか。
国民の安全よりインフラ性能を求めるなら、それは「経世済民」ではないだろう。
その他の主張には勉強させられた部分が多いだけに残念だ。
新しい安全規制委員会であれば事故が起きないという保証などない。
使用済み核燃料の再処理をしないことがありえないことがごとく書かれているが
ワンスルーという再処理しない方法を採る国も多い。(むしろ主流?)
「プルトニウムを消費するためにも再稼働」という論旨にも同意しかねる。
プルサーマルでは部分的にしかMOX燃料は使えず、残りはウラン燃料なので結局プルトニウムは減らない。
フルMOX原子炉は建設中の大間原発が世界初の商業用炉だそうだ。 …本当に大丈夫か?
原発をやめてプルトニウムをこれ以上増やさないという選択だってあるはずだ。
産業に影響がとか発電コストがとか核廃棄物処理コストがとか、「カネ」のために国土と人命に回復不能なリスクを負い続けるなど真っ平だ。
私は高コストでも安全な電気を買いたい。
また、電力の供給が不安定になるからと電力自由化にも反対のようだが、
地域独占の東電が原発事故を引き起こしたという事実はどう捉えるのか。
独占にあぐらをかき口だけは安全を唱え、結果として国土は破壊されてしまった。
適正な規制の下で競争させ、「消費者の信頼を失えばライバルに取って代わられる」という
緊張感があった方がより安全な社会になるのではないだろうか。
国民の安全よりインフラ性能を求めるなら、それは「経世済民」ではないだろう。
その他の主張には勉強させられた部分が多いだけに残念だ。
2013年10月23日に日本でレビュー済み
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世界の中の日本の位置が良く分かり参考になりました。もう一度読み直すつもりです。
2014年9月8日に日本でレビュー済み
アベノミクスというと拒否反応を示す人も多いのではないかと思います。でも、何に対して批判なのか、明確ではない人もいるのではないでしょうか。本書は、アベノミクスを支持する、というよりも、今までデフレ期に誤ったインフレ抑制策をしてきた政策を批判し、デフレ期にインフレ誘導策を行う政策を支持する著者がアベノミクス(デフレ経済に対するインフレ誘導策)の効能効果を説明しています。ただし、アベノミクスを手放しに礼賛するのではなく、インフレ効果を阻害する規制緩和、TPP推進には批判的です。
今まで日本経済はデフレ経済期のインフレ抑制策で日本政府に叩かれながら、よくここまで我慢してきたものだと、逆説的に日本が誇らしく感じます。日本のマスコミがアベノミクスをどのように報道するか、見比べるのも面白いかも知れませんね。
今まで日本経済はデフレ経済期のインフレ抑制策で日本政府に叩かれながら、よくここまで我慢してきたものだと、逆説的に日本が誇らしく感じます。日本のマスコミがアベノミクスをどのように報道するか、見比べるのも面白いかも知れませんね。
2013年5月30日に日本でレビュー済み
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全体像は解りやすかったが、具体的な部分に
見解のずれを感じた。
見解のずれを感じた。
2013年5月29日に日本でレビュー済み
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大変面白かった。「新聞を読むな。バカになる」という本の広告を見ましたが、震災以来、本当にそうだと思っています。