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どうか、お静かに 公立図書館ウラ話 文庫 – 2012/10/1

5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

ホットでスリリングな“知の殿堂"。だれも言わなかった“司書の本当のおシゴト"。新米司書が明かす公立図書館の本当のすがた。公共サービスのありように関心を持つすべての方に。これって、あなたの職場にも? 効率優先の管理職、ヒステリックな事務員、ああ言えばこう言う来館者…。「知識の案内人=司書」や「歴史と知識のアーカイヴ=図書館」は幻想??
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文芸社 (2012/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 551ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4286126676
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4286126678
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書と原作("Quiet, Please: Dispatches from a Public Librarian")、両方読みました。

アメリカはディズニーランドで有名なカリフォルニア州、アナハイムにある公立図書館を舞台に、
本が大好きな主人公スコット(著者)が図書館司書として迷いながらも成長していく物語。

主人公のスコットは「本が好きですか?」という求人広告につられて図書館で働き始めますが、
そこに待っていたのは理想と現実のギャップ。
司書はカウンターの内側で静かに本を読んでいるだけ…なんていう夢はどこにもなかったのです。
その後、館内で繰り広げられる様々なスタッフや利用者との体験を経て、
「図書館には“本”だけではない別の“何か”がある」ことを学んでいく主人公。

アナハイムの図書館で起こるとんでもない出来事が、スコットの目を通して冷静かつ客観的に
描かれているのがなんとも可笑しく、笑いあり、感動あり、毒舌あり、真面目に考えさせられる部分あり…
と読者の心に色々な感情の波が押し寄せます。

日本の公共図書館のウラ側はよく分かりませんが、
ご存知の方は本書と比較してみたら面白いかもしれません。
図書館司書資格の取得方法もアメリカと日本では全く違っていて、
アメリカでは大学院を修了しないと司書という専門職になれないそうです。

図書館や司書がテーマだと少々暗いイメージを持つかもしれませんが、この本は全く違います。
各章の途中にCMタイムとしてプチ情報〈図書館トリビア〉があったり、
章の見出しが図書カード(分類番号付き)になっているのも文庫にしては凝っていると思いました。

本文中、著者の補足コメントが「注」としてたくさん入っているのですが、
原書同様、同じ見開きページに載っているので読みやすかったです。

図書館という職場に限らず、「仕事とは…?」を考える意味で主人公に共感できる部分が多々あります。
「訳者あとがき」にもあるように、これから進路を考える学生、また就職したけれど迷っている社会人にも
ぜひオススメの本です。
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