史伝・史実としては評価できるが人物小説としては評価に値しない。
氏康の人物像が文章として多分に表現されているが会話(対話)がほとんどなく感動がつたわらない。
一般文学通算520作品目の感想。通算805冊目の作品。2009/11/03

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北条氏康 (人物文庫 な 1-3) 文庫 – 2007/2/1
永岡 慶之助
(著)
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社学陽書房
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104313752234
- ISBN-13978-4313752238
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登録情報
- 出版社 : 学陽書房 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 325ページ
- ISBN-10 : 4313752234
- ISBN-13 : 978-4313752238
- Amazon 売れ筋ランキング: - 864,636位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2016年6月27日に日本でレビュー済み
本書は、2001年の書き下ろしです。
内容は、16歳での初陣の話から始まり、祖父・早雲と父・氏綱に触れ、叔父・宗哲から学んだ帝王学を紹介します。
北条氏綱に触れ、国府台合戦を描き、氏綱の死と河越夜戦を描きます。
相甲駿三国同盟と今川義元の死に触れ、長尾景虎の小田原侵攻を描きます。
同盟を破棄して今川領に攻め込んだ武田との戦いと上杉との同盟に触れ、病に倒れた氏康が上杉との同盟を悔やむ姿を描きます。
死の間際に、上杉との同盟を絶ち、再び武田と同盟するように遺言して、57歳で亡くなります。
最後に、上杉家に養子に入った三郎が御館の乱で自害する話と、秀吉による北条家滅亡に触れて終わります。
本書では氏綱には多く触れず、長野業正を絶賛しています。
内容は、16歳での初陣の話から始まり、祖父・早雲と父・氏綱に触れ、叔父・宗哲から学んだ帝王学を紹介します。
北条氏綱に触れ、国府台合戦を描き、氏綱の死と河越夜戦を描きます。
相甲駿三国同盟と今川義元の死に触れ、長尾景虎の小田原侵攻を描きます。
同盟を破棄して今川領に攻め込んだ武田との戦いと上杉との同盟に触れ、病に倒れた氏康が上杉との同盟を悔やむ姿を描きます。
死の間際に、上杉との同盟を絶ち、再び武田と同盟するように遺言して、57歳で亡くなります。
最後に、上杉家に養子に入った三郎が御館の乱で自害する話と、秀吉による北条家滅亡に触れて終わります。
本書では氏綱には多く触れず、長野業正を絶賛しています。
2009年5月3日に日本でレビュー済み
本作品は,北条氏康の人生を史実に基づき比較的淡々と描いた作品である.だが,その淡々としたスタンスがかえって良い.
氏康は戦国時代に咲いた華の一人であるにもかかわらず,その評価は未だに定まっているとは言い難い.その理由の一つには,氏康の身近に多くの“偉人”がいたため,常に彼らとの比較を余儀なくされる立場にあるからであろう.領土を近接した武田信玄,上杉謙信,今川義元はもちろんのこと,自身の血族である関東北条家の初代早雲,二代目氏綱は,いずれも一時代を築いた大人物であった.三代目の氏康を論じる際には,こういった面々との比較で語られることがほとんどである.
本作品は史実に忠実でありながらも,理屈っぽくなくさらりと読める.かつ,小説としての面白さも感じる.北条氏康を描いた書籍は多々購読したが,小説・歴史書を含め本作品のようなスタンスのものは意外に数少ないように思う.評価というものは,まずは北条氏康という人物が歩んだ人生そのものを知ったうえで,次の段階に行うものである.そういった観点から,本作品の存在意義は大きいと判断した.
氏康は戦国時代に咲いた華の一人であるにもかかわらず,その評価は未だに定まっているとは言い難い.その理由の一つには,氏康の身近に多くの“偉人”がいたため,常に彼らとの比較を余儀なくされる立場にあるからであろう.領土を近接した武田信玄,上杉謙信,今川義元はもちろんのこと,自身の血族である関東北条家の初代早雲,二代目氏綱は,いずれも一時代を築いた大人物であった.三代目の氏康を論じる際には,こういった面々との比較で語られることがほとんどである.
本作品は史実に忠実でありながらも,理屈っぽくなくさらりと読める.かつ,小説としての面白さも感じる.北条氏康を描いた書籍は多々購読したが,小説・歴史書を含め本作品のようなスタンスのものは意外に数少ないように思う.評価というものは,まずは北条氏康という人物が歩んだ人生そのものを知ったうえで,次の段階に行うものである.そういった観点から,本作品の存在意義は大きいと判断した.
2007年3月2日に日本でレビュー済み
淡々と関東甲信越の戦国史が語られるだけで、氏康自身の力量が分からない。
序盤は雄雄しい氏康の若武者姿が見られるが、後半は説明文のようになってしまう。
特に、高く評価されているはずの氏康の民政能力が全く描かれていない。
それに何故かこの作者さんは登場人物の名前を長ったらしく述べるのが好きで、
それでページを潰している感じがする。
序盤は雄雄しい氏康の若武者姿が見られるが、後半は説明文のようになってしまう。
特に、高く評価されているはずの氏康の民政能力が全く描かれていない。
それに何故かこの作者さんは登場人物の名前を長ったらしく述べるのが好きで、
それでページを潰している感じがする。