選挙で、各政党から広告代理店にいくらの資金が流れているか一覧表があります、広告代理店が選挙を仕切っている、ビジネス選挙という1面を知らなかったし、わたしには驚きだった
むしろ、この一点をこの本は密かに訴えたいのではないかと勘ぐります
本の内容は、イメージ戦略が大事で、投票日に向けたPR合戦というのが選挙戦の枠組みで、それの事例を書くのだが、ページ数のかさましの必要でもあるのか、この事例の記述が著者の説得力を作る背景知識なのでしょうけど、ひどく退屈に思えて心象を下げます。
おそらく作者は本気でこの書物を仕上げていないように思います、その意味でもペーパーバックスなのかもしれますん。
そして、著者自身が後書きで述べるように、洗脳選挙というタイトルは出版社の意見であり中身とはミスマッチで、読者と書物のミスマッチを生みます。不完全燃焼の読後感ですが、この領域はやはり興味深いと余韻を残し、次こそ良書に出会いたいと思いました。
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洗脳選挙 (ペーパーバックス) 単行本 – 2005/1/21
三浦 博史
(著)
ダブルポイント 詳細
この本の特徴は5つある。第一に選挙最前線・最新事情を生でご覧いただく。そして第二に、2004年の米大統領選挙で、なぜ、ほぼ世界中のマスコミがケリー陣営を応援し、全米史上2番目といわれるくらい高い投票率(投票率が高ければ圧倒的に民主党・ケリーに有利と、これまた世界中の評論家が喧伝していた)だったにもかかわらず、ブッシュが圧勝(350万票差は辛勝ではない)したのか?選挙プロからみた謎解きを試みた。そして第三に、政党助成金といわれる公費を導入しながら、これまで門外不出だった日本の全政党の先の参議院選挙におけるTV、新聞、夕刊紙等の詳細な出稿高と価格(推計)を本邦初公開した。そして第四は電子投票は信用できるのか?特に最近のアメリカに見るその恐るべき実態を披露し、わが国の電子投票の今後についての警鐘とした。最後はTVCMプロパガンダの元祖といわれる米国大統領選挙史上に残る名作『デイジー』(このたった一本の一回で全米の世論を変えたといわれる伝説のCM)をはじめとする米国大統領選挙CMと日本の政党のCMとの比較を試みた。いずれも一つの問題提起として紹〓介・分析・コメントしたものだ。
- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/1/21
- ISBN-104334933513
- ISBN-13978-4334933517
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商品の説明
著者について
三浦博史氏は最近では松沢成文神奈川県知事、上田清司埼玉県知事、伊藤祐一郎鹿児島県知事、泉田裕彦新潟県知事等の選挙キャンペーンマネージャーを務め、連勝してきた、わが国最強の選挙プランナー(選挙コンサルタント)。米国国務省個人招聘プログラムで、訪米する等、米国や海外の選挙事情にも精通している。選挙ソフトや、新しい宣車、選挙街頭アンケート等、実用新案や特許申請を含む常に斬新な選挙キャンペーンを提唱、実践している。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/1/21)
- 発売日 : 2005/1/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 229ページ
- ISBN-10 : 4334933513
- ISBN-13 : 978-4334933517
- Amazon 売れ筋ランキング: - 762,242位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
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2017年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者の手がけた選挙が勝つのは当然である。最終章に「勝てる見込みのある選挙しか引き受けない」と自らばらしているのだから。
要するに著者の選挙プレゼンであって、書いてあることが本当だなどと思ってはいけない。むしろ、著者が「やってはならない」とか、「わが陣営ではないと信じたい」などと書いてある部分(汚い選挙)こそ、やったのだと疑うべきだ。きれいごとで勝てるなら、こんな人は要らない。
この著者の成功は同業他社のいないニッチを狙ったことであろう。
内容の未熟さは暇つぶしにもならない。
要するに著者の選挙プレゼンであって、書いてあることが本当だなどと思ってはいけない。むしろ、著者が「やってはならない」とか、「わが陣営ではないと信じたい」などと書いてある部分(汚い選挙)こそ、やったのだと疑うべきだ。きれいごとで勝てるなら、こんな人は要らない。
この著者の成功は同業他社のいないニッチを狙ったことであろう。
内容の未熟さは暇つぶしにもならない。
2005年2月1日に日本でレビュー済み
米国などは選挙はマーケティング技術が勝敗を制すると言われています。専門のマーケティング会社もあります。良く知られた話ではケネディ対ニクソンのテレビ討論会です。最近ではシュワちゃんが勝利しているのは記憶に新しいと思います。先般の参院選での民主党の躍進もそうです。選挙に関わる人にとっては選挙はビジネスでしかありません。
洗脳という表現が適切かどうかわ分かりませんが、有権者としては自分の考えをしっかり持つ必要がありますし、また候補者も自分の情報を正しく短期間に伝達する技術・能力が問われますからやはりこうしたビジネスは今後も必要とされていくと思います。
洗脳という表現が適切かどうかわ分かりませんが、有権者としては自分の考えをしっかり持つ必要がありますし、また候補者も自分の情報を正しく短期間に伝達する技術・能力が問われますからやはりこうしたビジネスは今後も必要とされていくと思います。
2005年1月28日に日本でレビュー済み
~この本では、選挙のプロ=選挙プランナーである著者が、その経験に基づいて実際の選挙で行われた数々の「技」を披露している。選挙のプロというと非常にうさん臭いものを感じてしまうが、読み進んでいくとさにあらず、著者の行う選挙戦はある意味清々しくもある。その原因は、「選挙では候補者らしさを打ち出す」「重要なのは本人の熱い思い」と著者が述べて~~いるためだろう。しかしその一方で、「長所は活かす、欠点は隠しても許される」とも述べているから、有権者はよくよく候補者を見極めなければならないということだ。
本書のタイトル「洗脳選挙」は、結局そういう名前のついた選挙手法があるということではない。ただしこのタイトルを目にして本を手に取ってしまった人は、まんまと光文社の「洗脳」にはまっ~~たことになる。評価は迫力のある前半に対して後半ダレ気味となったため星3つとしました。~
本書のタイトル「洗脳選挙」は、結局そういう名前のついた選挙手法があるということではない。ただしこのタイトルを目にして本を手に取ってしまった人は、まんまと光文社の「洗脳」にはまっ~~たことになる。評価は迫力のある前半に対して後半ダレ気味となったため星3つとしました。~