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心理試験 新装 (江戸川乱歩文庫) 文庫 – 1987/7/1
江戸川 乱歩
(著)
- 本の長さ234ページ
- 言語日本語
- 出版社春陽堂書店
- 発売日1987/7/1
- ISBN-104394301106
- ISBN-13978-4394301103
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登録情報
- 出版社 : 春陽堂書店 (1987/7/1)
- 発売日 : 1987/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 234ページ
- ISBN-10 : 4394301106
- ISBN-13 : 978-4394301103
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,633,366位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江戸川乱歩の入門として、非常に乱歩らしさが感じられる本だと思います。内容も、ユーモアと人間心理の巧みさが光る品です。
2011年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芋虫に☆☆☆☆。その他は☆☆☆程度。
芋虫。あまりの絶望的な状況に胸が苦しくなる。単なる残虐趣味の作品かと思っていると、最後に思わぬ感動が。。
切ない。。
芋虫。あまりの絶望的な状況に胸が苦しくなる。単なる残虐趣味の作品かと思っていると、最後に思わぬ感動が。。
切ない。。
2018年2月19日に日本でレビュー済み
・サノーさん一言コメント
「しゃべり過ぎた男の完全犯罪未遂。小さな綻びから虚飾を引きはがす、明智の洞察力」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「人は矛盾した生き物です。良かれと思って、良くないことに突き進みます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):乱歩先生初期の作品だが、巧みな心理描写と「あり得る」トリックにより、人気の高い作品だ。
ウノーさん(以下ウ):文字通り「心理」がテーマで、それによって人は罪を犯し、罪を逃れようとし、罪を認めることになることが、よくわかります。
サ:「心理学」に対する皮肉も、乱歩先生らしい。
ウ:判事の笠森さんがおこなった「心理試験」では、犯人は「別の人」でしたね。
サ:そこから「名探偵明智小五郎」と「秀才で勤勉家・蕗屋」との心理戦となるわけだ。
ウ:自分を「守る」ためにとった行動の数々が、一つ一つ「証拠」へと変化していくさまは、さすがの江戸川乱歩です。
サ:実によく練れていて、さすがの明智小五郎も「もしかして、降参?」と思わせるくらい、完全犯罪としての計画ができている。
ウ:さらに「通常はこうだろう」という「常識」を巧みに利用した「証拠」は「敵ながらアッパレ」でした。
サ:その「証拠」たちから、一点のくもり、陰りを探し出し、そこから一気に崩す。やっぱり明智小五郎には敵わないわけだ。
ウ:やっぱり怖いのは「殺人」の「動機」です。あまりにも自己中心的で、自分勝手ですが、この「動機」を抱く「理由」は、誰もがもっている「感情」かもしれません。
サ:だからこそ、人は生きているだけで価値があることを認め合い、その前提において社会を営んでいる事実を認識しなければならない。
ウ:日本の推理小説で、ここまで論理的に組み立て、描写も含め綺麗に完結させたのは、この作品が最初のほうだと思います。
サ:そして、その「理論」が犯人の「心情」によって打ち砕かれるという「もっていきかた」に、乱歩先生の面白さが滲み出ている。
ウ:読んでおくべき、隠れた名作です。
【了】
「しゃべり過ぎた男の完全犯罪未遂。小さな綻びから虚飾を引きはがす、明智の洞察力」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「人は矛盾した生き物です。良かれと思って、良くないことに突き進みます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):乱歩先生初期の作品だが、巧みな心理描写と「あり得る」トリックにより、人気の高い作品だ。
ウノーさん(以下ウ):文字通り「心理」がテーマで、それによって人は罪を犯し、罪を逃れようとし、罪を認めることになることが、よくわかります。
サ:「心理学」に対する皮肉も、乱歩先生らしい。
ウ:判事の笠森さんがおこなった「心理試験」では、犯人は「別の人」でしたね。
サ:そこから「名探偵明智小五郎」と「秀才で勤勉家・蕗屋」との心理戦となるわけだ。
ウ:自分を「守る」ためにとった行動の数々が、一つ一つ「証拠」へと変化していくさまは、さすがの江戸川乱歩です。
サ:実によく練れていて、さすがの明智小五郎も「もしかして、降参?」と思わせるくらい、完全犯罪としての計画ができている。
ウ:さらに「通常はこうだろう」という「常識」を巧みに利用した「証拠」は「敵ながらアッパレ」でした。
サ:その「証拠」たちから、一点のくもり、陰りを探し出し、そこから一気に崩す。やっぱり明智小五郎には敵わないわけだ。
ウ:やっぱり怖いのは「殺人」の「動機」です。あまりにも自己中心的で、自分勝手ですが、この「動機」を抱く「理由」は、誰もがもっている「感情」かもしれません。
サ:だからこそ、人は生きているだけで価値があることを認め合い、その前提において社会を営んでいる事実を認識しなければならない。
ウ:日本の推理小説で、ここまで論理的に組み立て、描写も含め綺麗に完結させたのは、この作品が最初のほうだと思います。
サ:そして、その「理論」が犯人の「心情」によって打ち砕かれるという「もっていきかた」に、乱歩先生の面白さが滲み出ている。
ウ:読んでおくべき、隠れた名作です。
【了】
2007年12月18日に日本でレビュー済み
1962年に春陽堂文庫として出た『江戸川乱歩名作集7』の新装版。
「心理試験」「二銭銅貨」「二廃人」「一枚の切符」「百面相役者」「ざくろ」「芋虫」の7つの短篇が収められている。
有名な作品が多く、充実した一冊と思う。
しかし、「心理試験」と「二銭銅貨」には感心しなかった。探偵手法といい、結末といい、現代の読者は納得しないのではないだろうか。
面白かったのは「ざくろ」と「芋虫」。ストーリーとして良く出来ている。
まあ、読んで損のない一冊だろう。
「心理試験」「二銭銅貨」「二廃人」「一枚の切符」「百面相役者」「ざくろ」「芋虫」の7つの短篇が収められている。
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しかし、「心理試験」と「二銭銅貨」には感心しなかった。探偵手法といい、結末といい、現代の読者は納得しないのではないだろうか。
面白かったのは「ざくろ」と「芋虫」。ストーリーとして良く出来ている。
まあ、読んで損のない一冊だろう。
2005年8月3日に日本でレビュー済み
この本の中では、石榴(ざくろ)が秀逸の一品でお気に入りです。
エログロあり、トリックも巧妙で、初めて読んだ時、度肝を抜かれました。
春陽堂の表紙が素敵でここの出版社のを集めているんですが、画像が表示されてないのが残念ですね・・・。
エログロあり、トリックも巧妙で、初めて読んだ時、度肝を抜かれました。
春陽堂の表紙が素敵でここの出版社のを集めているんですが、画像が表示されてないのが残念ですね・・・。