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おれは清麿 単行本 – 2012/3/10
山本兼一
(著)
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利休、虎徹、そして…新たな“鬼”
幕末の名工を直木賞作家が描く!
刀、女、酒。
天才鍛冶の熱くたぎった波乱の日々!
「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」
信州小諸藩赤岩村に生まれた山浦正行、のちの源清麿は、大石村の名主長岡家に十七歳で婿に入る。だが、武道と武具を究めようとする九つ上の兄真雄の影響で、鍛刀に興味を持ち、やがて、その熱情は妻子をおろそかにさせるほど高まろうとしていた……。
藩お抱え刀工推挙の話が頓挫した正行は、鍛えた刀を背に松代に向かうことにした。――よい刀とはなにか。道々考え続ける正行に、江戸で刀剣を学ぶ道が与えられた。紹介された窪田清音を番町に訪ねて、試斬で鍛刀の奥深さに触れた正行は、名刀への思いを強くする。そこに真田藩武具奉行の高野から声がかかり、松代の鍛冶場に入る。理想の鍛冶場を求めるうち、佐久間国忠(のちの象山)という男に出会うが……。
のちに萩藩にも迎えられ、幕末の名刀工の一人と称せられた清麿の清冽な生涯!
幕末の名工を直木賞作家が描く!
刀、女、酒。
天才鍛冶の熱くたぎった波乱の日々!
「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」
信州小諸藩赤岩村に生まれた山浦正行、のちの源清麿は、大石村の名主長岡家に十七歳で婿に入る。だが、武道と武具を究めようとする九つ上の兄真雄の影響で、鍛刀に興味を持ち、やがて、その熱情は妻子をおろそかにさせるほど高まろうとしていた……。
藩お抱え刀工推挙の話が頓挫した正行は、鍛えた刀を背に松代に向かうことにした。――よい刀とはなにか。道々考え続ける正行に、江戸で刀剣を学ぶ道が与えられた。紹介された窪田清音を番町に訪ねて、試斬で鍛刀の奥深さに触れた正行は、名刀への思いを強くする。そこに真田藩武具奉行の高野から声がかかり、松代の鍛冶場に入る。理想の鍛冶場を求めるうち、佐久間国忠(のちの象山)という男に出会うが……。
のちに萩藩にも迎えられ、幕末の名刀工の一人と称せられた清麿の清冽な生涯!
- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2012/3/10
- ISBN-104396633815
- ISBN-13978-4396633813
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商品の説明
著者について
1999年、小社『小説NON』誌の創刊150号記念短編時代小説賞を「弾正の鷹」(同題の短編集に収録・祥伝社文庫)で受賞。選者の笹沢左保氏から、高い評価を受ける。2002年、『戦国秘録 白鷹伝』(祥伝社文庫)で長編デビュー後、04年に『火天の城』で第11回松本清張賞、09年『利休にたずねよ』で第140回直木三十五賞を受賞した。1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2012/3/10)
- 発売日 : 2012/3/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 337ページ
- ISBN-10 : 4396633815
- ISBN-13 : 978-4396633813
- Amazon 売れ筋ランキング: - 693,828位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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山本兼一(やまもと けんいち)
昭和31年(1956)京都生まれ。
同志社大学卒業後、出版社勤務、フリーランスのライターを経て作家になる。
平成11年(1999)「弾正の鷹」で「小説NON創刊150号記念短編時代小説賞」佳作。
平成14年(2002)『戦国秘録 白鷹伝』(祥伝社)でデビュー。
平成16年(2004)『火天の城』(文藝春秋)で第11回松本清張賞を受賞。同作は翌年、
第132回直木賞候補となる。
平成20年(2008)『利休にたずねよ』(PHP研究所)で第140回直木賞受賞。
その他の著作に『雷神の筒』(集英社)、『いっしん虎徹』(文藝春秋)、『弾正の鷹』(祥伝社)、『狂い咲き正宗』(講談社)、『命もいらず名もいらず(上・下)』(日本放送出版協会)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
清麿を知りたい方におすすめします。
2015年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
清麿は私の5代くらい前の先祖、この本で先祖山浦一門の動きがよくわかりました
ありがとうございました
ありがとうございました
2012年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全編通して登場人物の悲しみや辛さは淡々と抑制された筆致で描写されているにもかかわらず、
清麿の滾るような熱い思いが読了と同時に私の心を深々と貫いた。
貫かれるとともに胃の腑に焼けるような熱さを感じたが、
それは手にしたこの一冊があたかも清麿作の名刀と化してその渾身の覇気を私の腸に突き刺したかのようだった。
読み進むにつれて、山本兼一が憑依して蘇らせた清麿の悲しいほどに妥協のない生きざまは、
幕末に向けて密度を増す空気、加速していく時代の風、西洋化近代化に伴う日本刀の衰退の兆し、
そしてそれが象徴する日本の伝統文化の退潮の予感を背景として、
それ自体、彼が追求した究極の刀であるかのように私の胸に迫ってきた。
清麿が刀に傾けた精魂は、やがて表舞台から静かに消えてゆく者を愛しみ惜しむかのようでもある。
それは同時に山本の歴史観、日本観の断面の一つでもあるのだろう。
臨場感あふれる鍛冶場そして鉄(かね)の鍛錬の描写を支えているのはディテールへの山本のこだわりであり、
そのこだわりは取りも直さず逆に山本に憑依した清麿の執念でもある。
優れた歴史小説は、歴史上の人物が、時空を超えて作家に創作の霊感を送り続け、
そのペンを走らせているのではないか、と読者に思わせるほどの迫真力をもつものだが、
山本のこの一作も例外ではない。
清麿、刀、そして彼の人生を彩った女たちと対話できて僕は幸せだった。作者にありがとうと言いたい。
清麿の滾るような熱い思いが読了と同時に私の心を深々と貫いた。
貫かれるとともに胃の腑に焼けるような熱さを感じたが、
それは手にしたこの一冊があたかも清麿作の名刀と化してその渾身の覇気を私の腸に突き刺したかのようだった。
読み進むにつれて、山本兼一が憑依して蘇らせた清麿の悲しいほどに妥協のない生きざまは、
幕末に向けて密度を増す空気、加速していく時代の風、西洋化近代化に伴う日本刀の衰退の兆し、
そしてそれが象徴する日本の伝統文化の退潮の予感を背景として、
それ自体、彼が追求した究極の刀であるかのように私の胸に迫ってきた。
清麿が刀に傾けた精魂は、やがて表舞台から静かに消えてゆく者を愛しみ惜しむかのようでもある。
それは同時に山本の歴史観、日本観の断面の一つでもあるのだろう。
臨場感あふれる鍛冶場そして鉄(かね)の鍛錬の描写を支えているのはディテールへの山本のこだわりであり、
そのこだわりは取りも直さず逆に山本に憑依した清麿の執念でもある。
優れた歴史小説は、歴史上の人物が、時空を超えて作家に創作の霊感を送り続け、
そのペンを走らせているのではないか、と読者に思わせるほどの迫真力をもつものだが、
山本のこの一作も例外ではない。
清麿、刀、そして彼の人生を彩った女たちと対話できて僕は幸せだった。作者にありがとうと言いたい。
2016年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山本兼一は刀剣小説を書いても天下一品。亡くなったのは実に残念です。
2015年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どれほど熱意があっても、正しい努力、人の縁がなければ成功しない。兄・山浦真雄の影響で刀の魅力に取りつかれた若き日の清麿は、一心不乱に刀を打っていく。その熱意と非凡な才能は、「そなたを試したくなった。」と、後に幕府講武所頭取に就任する大学者・窪田清音の眼鏡にかなったことが道を拓く分岐点になる。今でいうなら、地方の受験生が東京大学教授の家に押しかけて認められ、住み込みで何年も研究するようなものである。清麿の情熱と才能は、窪田清音の所蔵する名刀、周囲の一級の人材と触れ合うことで才能が開花する。
この本の大きな功績は、窪田清音の武器講から逃れるため出奔したというこれまでの刀剣界の定説を、小説執筆のため萩に出向き新しい史料を発見し、窪田清音や事情や萩藩の事情から「萩に招かれたという説」を打ち出したことにある。清麿の「名誉回復」を成し遂げた山本謙一氏の情熱と丁寧な執筆は、同じく早世した清麿の熱意とオーバーラップするのである。
この本の大きな功績は、窪田清音の武器講から逃れるため出奔したというこれまでの刀剣界の定説を、小説執筆のため萩に出向き新しい史料を発見し、窪田清音や事情や萩藩の事情から「萩に招かれたという説」を打ち出したことにある。清麿の「名誉回復」を成し遂げた山本謙一氏の情熱と丁寧な執筆は、同じく早世した清麿の熱意とオーバーラップするのである。
2014年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず表紙の装丁が素晴らしいと思います。この表紙はこの本の内容をそのまま凝縮しているように感じます。また内容も史実を忠実に踏まえ山本氏の推理と創造を交えて人間清麿の非凡さと人となりが時の隔たりを超えて彷彿とされるよう描かれており、一般の人が読んでも楽しい内容になっていると思います。日本刀と言うと顔をしかめるか全く関心を示さない人がほとんどの現在において、古来神器の一つとされ過去の日本人(武士)の魂とも言われた刀に対する一般の方の認識を新たにしてもらえる格好な本の一つだとも思います。