と、言ったのはジム・ロジャーズだっけ。
中国がGDPでアメリカを抜くのはもうすぐだ。日本は軍事的には日米同盟を
堅持するだろうが、経済的には中国寄りになっていかざるをえない。
つまり中国人と一緒にビジネスをする機会は増える。このとき問題になるのが
両国のカルチャーの違い。お互いをよくわかっていないから、対応がちぐはぐに
なる。
当書は20年前に書かれた本だが、内容は今でも新しい。中国でビジネス展開を
考えている人には必読だし、平易な比較文化論にもなっている。
中国人は「公」を「私」よりも優先しない。自分の利益と保身がすべてであり、
そのためにはコネやワイロ、リベートなどなんでもあり。
邱永漢先生は教えてくれる。「禾」とは稲であり、「ム」とは自分を意味するから、
「私」とは収穫した稲のうちの自分の取り分(=自分の利益)を意味する。
「公」の「八」=北=背くだから、「公」は個人の利益に相反するもの。
中国人は常に「公」より「私」を優先させる。これはどちらがいいとか、そういう
問題じゃなくて民族のカルチャーだから、いまさらどうすることもできないらしい。
日本人は中国人相手にこれから随分と苦労することになる。

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騙してもまだまだ騙せる日本人: 君は中国人を知らなさすぎる 単行本 – 1998/8/1
邱 永漢
(著)
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日1998/8/1
- ISBN-104408102792
- ISBN-13978-4408102795
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
我々は信用を重んずる、なのに彼らはそうではない。日本人はそう言うが、中国人もそう思う。信義を守るポイントが違うのである。日中合同の仕事がうまくいくよう願い、両者をよく知る著者が語る中国人とのつきあい方。
登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (1998/8/1)
- 発売日 : 1998/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4408102792
- ISBN-13 : 978-4408102795
- Amazon 売れ筋ランキング: - 943,526位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 886位日本論
- - 17,629位社会学概論
- - 78,848位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月16日に日本でレビュー済み
2022年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海外の人から見た日本人をしっかりと捉えているので見ていて『確かにな』っと気付かされます。邱永漢さんの他の本と重複している部分も多々あります。
2012年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルは外が、内容は良い。
中立的な立場からしっかりと、あらゆる側面から論じている。
今に繋がるバックグラウンドをしっかりと把握できるので、
とても良い。
買った古書がきたなかったのでもう一冊買い足そうかと
中立的な立場からしっかりと、あらゆる側面から論じている。
今に繋がるバックグラウンドをしっかりと把握できるので、
とても良い。
買った古書がきたなかったのでもう一冊買い足そうかと
2010年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国のことをよくご存知の方の著書であって、鋭い分析と細やかな観察による本書は大変な情報量がありました。
中国人が「家」を大切にすることがよく感じ取ることが出来ました。
しかし、なぜ中国人が「家」を大切にする本当の訳を書かれていなかった気がします。
世界で例を見ない5000年歴史を持つ唯一の古代文明巨大国の中国は、どうやって「家」を大切にし、子孫代々繁栄させてきたのか?その他の国にない秘訣が絶対あるはずだと思います。
日本文化にも絶大な影響を与えた孔子の儒教の教えである徳仁義礼智を尊重していたはずの中国はなぜ今みたいな中国になってしまったのか?これに関しても言及は殆どなかったのです。
本自体はとても言葉にしても流暢で、展開も面白いのですが、内容的にはもう少し広い面で述べて頂けたら、「木を見て森を見ず」という印象にならないのではないと思います。
読んでいて一番知りたかったことに答えが得られなかったことはちょっと残念でした。
中国人が「家」を大切にすることがよく感じ取ることが出来ました。
しかし、なぜ中国人が「家」を大切にする本当の訳を書かれていなかった気がします。
世界で例を見ない5000年歴史を持つ唯一の古代文明巨大国の中国は、どうやって「家」を大切にし、子孫代々繁栄させてきたのか?その他の国にない秘訣が絶対あるはずだと思います。
日本文化にも絶大な影響を与えた孔子の儒教の教えである徳仁義礼智を尊重していたはずの中国はなぜ今みたいな中国になってしまったのか?これに関しても言及は殆どなかったのです。
本自体はとても言葉にしても流暢で、展開も面白いのですが、内容的にはもう少し広い面で述べて頂けたら、「木を見て森を見ず」という印象にならないのではないと思います。
読んでいて一番知りたかったことに答えが得られなかったことはちょっと残念でした。
2013年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルは、上海日本人会の川柳をあてたそうですが、この川柳を知っているだけでも
中国事業の心構えになると思います。
本書で同感したところは、
・政府は日本のように国民の上にあって、国民のたまに何かをやってくれるありがたい存在ではない、。
政府は威圧的なもので、税金を取り立てたり、故人の行動を拘束したり、家族をおびやかすものだと思っている。
・あらゆる災難から身を守る手段として中国人が尊重しているものは2つある。
一つはお金であり、もう一つは家族である。
・中国人は上から下まで自己中心的に徹していて、自分や家族のためにしか
物を考えない習慣が強い。
・中国人ほど自分の都合で、約束を反故にする国民はないと思いたくなるほど、約束は守られない。
・中国人の友人は日本人に比べて根っから親切で、かつ礼儀正しい・・・・・
・・・それは利害関係のない場合に限られていて、いったん、利害が相反するように
なると、思わず目をむくような光景にしばしばぶつかる。
・とくに人事と金のことを任せれば、必ずと言ってよいほど間違いを起す。
違うと思ったところ
・中国人は大阪商人をもう少し徹底させた人間だと思えばわかりやすいし、
大阪商人とつきあう要領でつきあえばだいたい間違いない。←こんなもんじゃないでしょ!
全体的に、中国人の特性に対してよく観察されていれ、理解が深まる本だと思います。
しかし、残念なのは、著者が、ビジネスの世界よりもやはり作家ということが
本業だからか、あまり利害がぶつかるようなリアルなことについては
具体的に触れられていないか、あるいは何十年も前の話を例にされていることです。
上記で引用したようなところは、心得ておかなければならないことで、
いい内容なのですが、全体的にだらだら文章が書かれているので、
ここを強調というような解説やハウツー的な要素が薄いので、
内容はとても良いのですが、構成そのものが、実践的とまでは言えません。
中国事業の心構えになると思います。
本書で同感したところは、
・政府は日本のように国民の上にあって、国民のたまに何かをやってくれるありがたい存在ではない、。
政府は威圧的なもので、税金を取り立てたり、故人の行動を拘束したり、家族をおびやかすものだと思っている。
・あらゆる災難から身を守る手段として中国人が尊重しているものは2つある。
一つはお金であり、もう一つは家族である。
・中国人は上から下まで自己中心的に徹していて、自分や家族のためにしか
物を考えない習慣が強い。
・中国人ほど自分の都合で、約束を反故にする国民はないと思いたくなるほど、約束は守られない。
・中国人の友人は日本人に比べて根っから親切で、かつ礼儀正しい・・・・・
・・・それは利害関係のない場合に限られていて、いったん、利害が相反するように
なると、思わず目をむくような光景にしばしばぶつかる。
・とくに人事と金のことを任せれば、必ずと言ってよいほど間違いを起す。
違うと思ったところ
・中国人は大阪商人をもう少し徹底させた人間だと思えばわかりやすいし、
大阪商人とつきあう要領でつきあえばだいたい間違いない。←こんなもんじゃないでしょ!
全体的に、中国人の特性に対してよく観察されていれ、理解が深まる本だと思います。
しかし、残念なのは、著者が、ビジネスの世界よりもやはり作家ということが
本業だからか、あまり利害がぶつかるようなリアルなことについては
具体的に触れられていないか、あるいは何十年も前の話を例にされていることです。
上記で引用したようなところは、心得ておかなければならないことで、
いい内容なのですが、全体的にだらだら文章が書かれているので、
ここを強調というような解説やハウツー的な要素が薄いので、
内容はとても良いのですが、構成そのものが、実践的とまでは言えません。
2005年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国人が拝金主義だという話はよくきく話しではあるが、そのわけは、生存競争が激しい事と政府を信頼していないからであるらしい。
ここに書いてある事がほんとだとするなら、私は中国人とは仲良くなれないと思う。いつだまされるのか不安を抱かずにはいられないからである。
昨今日本でも成果主義等といい、会社が従業員を平気できりすてるようになると、日本でも拝金主義があたりまえになるのではないだろうか?
また株式の有り方にも違いがでている、配当性向が中国株が高い理由がわたかったような気がする。これほど金利が下がってくると、外国株の配当の高さが魅力である。これからの日本の株式市場にもこういった傾向になっていくであろう?愛社精神が強いのは日本だけであるようである。
ここに書いてある事がほんとだとするなら、私は中国人とは仲良くなれないと思う。いつだまされるのか不安を抱かずにはいられないからである。
昨今日本でも成果主義等といい、会社が従業員を平気できりすてるようになると、日本でも拝金主義があたりまえになるのではないだろうか?
また株式の有り方にも違いがでている、配当性向が中国株が高い理由がわたかったような気がする。これほど金利が下がってくると、外国株の配当の高さが魅力である。これからの日本の株式市場にもこういった傾向になっていくであろう?愛社精神が強いのは日本だけであるようである。
2004年5月23日に日本でレビュー済み
実は邱永漢さん自身は、台湾人の父と、日本人の母との間に生まれた、
台日ダブルなのですね。
以前彼の本を読み、てっきりコテコテの中国人だとばかり思っていたので、驚きました・・・。
邱永漢さんは、中国人になりきって、色々書いてるところがすごいと思います。
これも、母の国である日本人への愛と、こうやって上手に国際社会を生き抜いてもらいたい・・・という、期待でしょうか?
私は最近の台湾の外国音楽進来状態を見ますと、台湾頑張れ!と思いますが、うまく言えませんが、日本人も台湾人も、ずぶとく!!世界をまたにかけて生きましょう!!
お互い人網をはりめぐらせ、助け合い成功していきましょう!
なんだかヤル気がでてきました。
台日ダブルなのですね。
以前彼の本を読み、てっきりコテコテの中国人だとばかり思っていたので、驚きました・・・。
邱永漢さんは、中国人になりきって、色々書いてるところがすごいと思います。
これも、母の国である日本人への愛と、こうやって上手に国際社会を生き抜いてもらいたい・・・という、期待でしょうか?
私は最近の台湾の外国音楽進来状態を見ますと、台湾頑張れ!と思いますが、うまく言えませんが、日本人も台湾人も、ずぶとく!!世界をまたにかけて生きましょう!!
お互い人網をはりめぐらせ、助け合い成功していきましょう!
なんだかヤル気がでてきました。
2003年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウマいたとえだな、と思いました。日本人・中国人気質の徹底比較。こういう本がやまほど日本にはあるのに中国には日本に関する本なんてほとんどないとか意外な指摘多し。会社・家族に対する考え方の違いとかカネへの思いとかコンパクトかつ鋭いマトメです。