対訳本なので、日本語だけだったらたぶんこの半分以下の厚さ(たぶん三分の一くらい)だと思います。
従って文庫にしても良いくらいの量で、大変読みやすいです。
(同様のテーマの対訳本、「THE NEW KOREA―朝鮮が劇的に豊かになった時代」は数字のデータもふんだんに出てきて性格なのだと思いますが、私にはちょっと荷が重かった)
ただ、この本の英語はそれ程難しくないです。特に各章の頭に置かれたダイジェストの英語はほぼ中学レベルです。
従って、日本語を読みながら、んっ?と思うところを原文で確認できます。
例)311頁の「元への貢物の出費によって云々」江戸時代に元?原文ではちゃんとCHINAと書いてありました。
日本と朝鮮の歴史については、日本人として日本史を一通り学んだものにとってはあまりに簡潔すぎますが、かといって間違っているわけではない。欧米人が日本の歴史を理解するにはこのくらいの簡潔さが必要なのだろうと妙に納得させられます。
全体は二部に分かれていて、第一部は筆者の個人的体験に基づいた評論、第二部はより客観的な歴史経過と筆者の論評になっています。歴史関係をおおざっぱに理解したい場合は、第二部から読み始めても良いかも知れません。
さて、読んで感じた感想は、
「朝鮮は 昔も今も変わらない 近づくなかれ 関わるなかれ」
と言うことでしょうか?
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1907 IN KOREA WITH MARQUIS ITO(伊藤侯爵と共に朝鮮にて) 単行本 – 2015/4/11
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今日、日韓問題を語る上で常に議論となる「日韓併合」。本書を読むと、そこに到らざるを得なかった当時の朝鮮半島情勢が手に取るように分かる。
米国心理学会の第2代会長であるイェール大学教授(哲学・心理学)のジョージ・トランブル・ラッド博士(1842-1921)が、伊藤博文初代統監と共に1907年、日韓併合前の朝鮮を訪問し、当時の実情をありありと記録した貴重な一次資料である(日本で初翻訳、対訳本)。
1900年代初め、帝国主義の時代。宗主国であった清の弱体化に伴い、ロシアが虎視眈々と朝鮮半島への侵出を狙っていた。朝鮮半島の安定は、日本にとっても死活問題であった。日本国内は、朝鮮を併合し安定化を図ろうとする強硬派と、あくまで朝鮮の自主独立を援助する穏健派とに二分 されていた。
一方、朝鮮は、腐敗し陰謀がうずまく李氏朝鮮王朝の政治、労働を忌み嫌い利権に安住しようとする支配階級、貧しく搾取されるだけの民衆、女性はといえば、奴隷同然であった。 日本の穏健派の指導者、伊藤博文初代統監は、何とか腐敗した朝鮮を立て直し、人民の生活を向上発展させようと、一心に思案努力していたが、伊藤統監の招きで、1907年、朝鮮半島を訪れたのが、ジョージ・T・ラッド博士であった。
ラッド博士は、1907年3月から5月まで朝鮮半島を旅し、人々に講演をして教育に関する啓蒙活動を行なうかたわら、第二次日韓協約が締結されるまでの朝鮮の皇帝や臣下たちとの伊藤博文の粘り強い交渉の様子、皇帝の裏切り行為など、普通では知ることが出来ない歴史の分岐点を、近くでつぶさに知る機会を得た。
そして、伊藤統監の朝鮮へかける思いに心打たれ、その様子を詳細に記録し、アメリカに帰国後ニューヨーク・タイムズなどに記事を投稿。 1908年、米ニューヨークで、本書の原書である『IN KOREA WITH MARQUIS ITO(伊藤侯爵と共に朝鮮にて)』を出版した。 ラット博士は、アメリカや日本で心理学の発展に貢献した学者であるが、1907年、日本への貢献から外国人初の旭日中綬章(勲三等)を受賞し ている。
本書の題名である1907年の2年後の1909年、伊藤博文が暗殺され、日韓併合へと時代は急展開していく。本書は、日韓併合の直前の朝鮮の実情を、ドキュメンタリー映画のように、生々しく伝えている。
米国心理学会の第2代会長であるイェール大学教授(哲学・心理学)のジョージ・トランブル・ラッド博士(1842-1921)が、伊藤博文初代統監と共に1907年、日韓併合前の朝鮮を訪問し、当時の実情をありありと記録した貴重な一次資料である(日本で初翻訳、対訳本)。
1900年代初め、帝国主義の時代。宗主国であった清の弱体化に伴い、ロシアが虎視眈々と朝鮮半島への侵出を狙っていた。朝鮮半島の安定は、日本にとっても死活問題であった。日本国内は、朝鮮を併合し安定化を図ろうとする強硬派と、あくまで朝鮮の自主独立を援助する穏健派とに二分 されていた。
一方、朝鮮は、腐敗し陰謀がうずまく李氏朝鮮王朝の政治、労働を忌み嫌い利権に安住しようとする支配階級、貧しく搾取されるだけの民衆、女性はといえば、奴隷同然であった。 日本の穏健派の指導者、伊藤博文初代統監は、何とか腐敗した朝鮮を立て直し、人民の生活を向上発展させようと、一心に思案努力していたが、伊藤統監の招きで、1907年、朝鮮半島を訪れたのが、ジョージ・T・ラッド博士であった。
ラッド博士は、1907年3月から5月まで朝鮮半島を旅し、人々に講演をして教育に関する啓蒙活動を行なうかたわら、第二次日韓協約が締結されるまでの朝鮮の皇帝や臣下たちとの伊藤博文の粘り強い交渉の様子、皇帝の裏切り行為など、普通では知ることが出来ない歴史の分岐点を、近くでつぶさに知る機会を得た。
そして、伊藤統監の朝鮮へかける思いに心打たれ、その様子を詳細に記録し、アメリカに帰国後ニューヨーク・タイムズなどに記事を投稿。 1908年、米ニューヨークで、本書の原書である『IN KOREA WITH MARQUIS ITO(伊藤侯爵と共に朝鮮にて)』を出版した。 ラット博士は、アメリカや日本で心理学の発展に貢献した学者であるが、1907年、日本への貢献から外国人初の旭日中綬章(勲三等)を受賞し ている。
本書の題名である1907年の2年後の1909年、伊藤博文が暗殺され、日韓併合へと時代は急展開していく。本書は、日韓併合の直前の朝鮮の実情を、ドキュメンタリー映画のように、生々しく伝えている。
- 本の長さ590ページ
- 言語日本語
- 出版社星雲社
- 発売日2015/4/11
- 寸法15 x 2.7 x 21 cm
- ISBN-104434204319
- ISBN-13978-4434204319
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商品の説明
著者について
ラッド博士は、ハーバード大学に比肩する名門イェール大学で哲学の教授を務めた人物で、哲学だけにとどまらず幅広い学問分野で活躍し、特に心理学ではアメリカ心理学会の第二代会長。
登録情報
- 出版社 : 星雲社 (2015/4/11)
- 発売日 : 2015/4/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 590ページ
- ISBN-10 : 4434204319
- ISBN-13 : 978-4434204319
- 寸法 : 15 x 2.7 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 294,297位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 136位韓国・朝鮮史
- カスタマーレビュー:
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2019年9月6日に日本でレビュー済み
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2019年10月24日に日本でレビュー済み
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外国人の目から見た内容であり、文章を見ても
偏見が無さそうだ。
偏見が無さそうだ。
2018年1月1日に日本でレビュー済み
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予算の都合で翻訳されなかった部分も読んでみたいです。
朝鮮人は昔からこうだったんだと、本当にため息が出ます。
日本人への差別が本当に昔から酷かったんですね。
朝鮮人は昔からこうだったんだと、本当にため息が出ます。
日本人への差別が本当に昔から酷かったんですね。
2015年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これが1907年の出来事とはとても思えず、
現代の韓国、東アジア情勢と何ら変わらないように思えた。
朝鮮半島の政治的混乱、極端な階級社会、腐敗構造、
地政的な脅威、メディアの悪用は今と全く同じ。
この本で驚いたのは、ハーグ密使事件と高宗退位の民衆達の反応だった。
こんなことは他には書いていない。全く初めて知ったことだった。
この本を読むと日韓併合が悲劇であるという韓国・朝鮮は
併合がなければ、ロシアか中国になっていたと思えた。
すべてを覚悟していた伊藤博文と、日本人の努力は大変なものだっただろう。
そして、伊藤博文は今の結果をどう思うのかと、現代の日本人として考えさせられる本だった。
ラッド博士は本当に貴重な記録を残してくれた。
現代の韓国、東アジア情勢と何ら変わらないように思えた。
朝鮮半島の政治的混乱、極端な階級社会、腐敗構造、
地政的な脅威、メディアの悪用は今と全く同じ。
この本で驚いたのは、ハーグ密使事件と高宗退位の民衆達の反応だった。
こんなことは他には書いていない。全く初めて知ったことだった。
この本を読むと日韓併合が悲劇であるという韓国・朝鮮は
併合がなければ、ロシアか中国になっていたと思えた。
すべてを覚悟していた伊藤博文と、日本人の努力は大変なものだっただろう。
そして、伊藤博文は今の結果をどう思うのかと、現代の日本人として考えさせられる本だった。
ラッド博士は本当に貴重な記録を残してくれた。
2015年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
100年前の明治期における末期的な朝鮮王朝と社会の状況が的確に記述されている。
当時の朝鮮社会と言うのは、自立的な改善や発展と言うのは到底望めない状態であった。
国王や宮廷、両班達は、汚職、陰謀、賄賂、などなど私利私欲のみにドライブされた存在であり、いわゆる儒教道徳と言うものは大部分の支配階級で地に落ちていたと思われる。
しかも、まれに高潔な両班階級の指導者が出ると、必ずやその者は陰謀、讒訴、そねみによって処刑か流刑が末路の運命であった。
この本が日本のプロパガンダの為の本という位置づけにしようという企みが在ると、編集主幹が後書きで書いているが、さもありなん。
しかしながら、同じく100年前に書かれたイザベラ・バード女子の「朝鮮紀行」と会わせ読むと、この本の内容と照合する事実が多数有ることがよく解る。尤もAmazon の書評の一つによると、奇怪なことには、韓国版の復刻版「朝鮮紀行」も在って、それは内容が書き換えられていると言うが。
更に、黄 文雄氏の著作に書かれていたことの裏付けともなるであろう。即ち、李氏朝鮮王朝の時代には、上記のような社会状況の故に人口は減少しつつあり、庶民は悲惨な生活を送っていたい。日本政府の統治が始まって、漸く人口が増え、生活が安定し始めたのであった。農業生産が日本の指導と投資によって増えることで、日本への農産物輸出も可能となり、日本からの輸入額を上回ったと言うことも事実として重い。現代の韓国・朝鮮人は、日本が食料を略奪して日本に持って行ったと非難するが、そうではなく、当時の朝鮮人に現金収入をもたらし、その金で近代的な製品を購入することを知ったのである。
しかも、更に重要なことは、日本の統治により、法制度が整備され、一般朝鮮人にはじめて個人所有が法的に認められ保証されたと言うことも理解する必要がある。これ無くしては、勤労意欲も生活向上の意欲も起きるはずが無いからである。
実に面白い本である。編集主幹が言うように翻訳の質はばらつきがあるが、読む価値は充分に在る。
当時の朝鮮社会と言うのは、自立的な改善や発展と言うのは到底望めない状態であった。
国王や宮廷、両班達は、汚職、陰謀、賄賂、などなど私利私欲のみにドライブされた存在であり、いわゆる儒教道徳と言うものは大部分の支配階級で地に落ちていたと思われる。
しかも、まれに高潔な両班階級の指導者が出ると、必ずやその者は陰謀、讒訴、そねみによって処刑か流刑が末路の運命であった。
この本が日本のプロパガンダの為の本という位置づけにしようという企みが在ると、編集主幹が後書きで書いているが、さもありなん。
しかしながら、同じく100年前に書かれたイザベラ・バード女子の「朝鮮紀行」と会わせ読むと、この本の内容と照合する事実が多数有ることがよく解る。尤もAmazon の書評の一つによると、奇怪なことには、韓国版の復刻版「朝鮮紀行」も在って、それは内容が書き換えられていると言うが。
更に、黄 文雄氏の著作に書かれていたことの裏付けともなるであろう。即ち、李氏朝鮮王朝の時代には、上記のような社会状況の故に人口は減少しつつあり、庶民は悲惨な生活を送っていたい。日本政府の統治が始まって、漸く人口が増え、生活が安定し始めたのであった。農業生産が日本の指導と投資によって増えることで、日本への農産物輸出も可能となり、日本からの輸入額を上回ったと言うことも事実として重い。現代の韓国・朝鮮人は、日本が食料を略奪して日本に持って行ったと非難するが、そうではなく、当時の朝鮮人に現金収入をもたらし、その金で近代的な製品を購入することを知ったのである。
しかも、更に重要なことは、日本の統治により、法制度が整備され、一般朝鮮人にはじめて個人所有が法的に認められ保証されたと言うことも理解する必要がある。これ無くしては、勤労意欲も生活向上の意欲も起きるはずが無いからである。
実に面白い本である。編集主幹が言うように翻訳の質はばらつきがあるが、読む価値は充分に在る。
2015年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の近代史を知る上で、とても参考になりました。
訳と原文が確認し易いよう構成されており、訳を正しく理解するのに助かります。
訳と原文が確認し易いよう構成されており、訳を正しく理解するのに助かります。
2015年4月15日に日本でレビュー済み
最初、1907って何かと思ったら、この原著が書かれた年だという。
朝鮮史、韓国問題関連本が沢山出版されているが、この本のように切ない、そして、明治の重鎮、伊藤博文を改めて見直す本はないだろう。
伊藤博文については、最後、朝鮮人に暗殺された場面だけが、はるか昔の歴史の授業の記憶に残っているだけで、実際、伊藤博文という人が、何を考え、何を志したのか、ほとんど知らなかった。
108年前に書かれた本なのに、この本からは、その当時の鼓動が聞こえてくるような気がする。
両班(貴族階級)と奴婢(奴隷階級)という両極端に分かれた社会構造の朝鮮を、日本からは、なかなか実感しにくい。
しかし、この理解無くしては、きっと朝鮮を知ることは出来ないのだろう。
その点、日本に生まれて幸いだったと思う。
伊藤博文の、朝鮮の発展にかける思いが熱いだけに、2年後に暗殺されたことが、切なく悲しい。
しかし、朝鮮の自立を心から願っていた伊藤博文は、今生きていたら、曲がりなりにも独立国となっている朝鮮半島の二国をどう思うのだろう。
そんなことを思いながら、この長編を読んでみた。
まるでタイムトラベラーのように、108年前の人が語り掛けてくれる当時の朝鮮半島の情勢。
朝鮮の国民性って、今も昔もあまり変わらない気がする。
変わったのは、日本人の方かもしれない。
昔の日本人は、毅然として、100年先を見ていた。
自分自身の近視眼的な発想も反省した。
明治維新を成し遂げた侍たちは、やはり現代の日本人とは器の大きさが違うと感じさせる。
歴史書という枠に収まりきらない、重厚な本である。
朝鮮史、韓国問題関連本が沢山出版されているが、この本のように切ない、そして、明治の重鎮、伊藤博文を改めて見直す本はないだろう。
伊藤博文については、最後、朝鮮人に暗殺された場面だけが、はるか昔の歴史の授業の記憶に残っているだけで、実際、伊藤博文という人が、何を考え、何を志したのか、ほとんど知らなかった。
108年前に書かれた本なのに、この本からは、その当時の鼓動が聞こえてくるような気がする。
両班(貴族階級)と奴婢(奴隷階級)という両極端に分かれた社会構造の朝鮮を、日本からは、なかなか実感しにくい。
しかし、この理解無くしては、きっと朝鮮を知ることは出来ないのだろう。
その点、日本に生まれて幸いだったと思う。
伊藤博文の、朝鮮の発展にかける思いが熱いだけに、2年後に暗殺されたことが、切なく悲しい。
しかし、朝鮮の自立を心から願っていた伊藤博文は、今生きていたら、曲がりなりにも独立国となっている朝鮮半島の二国をどう思うのだろう。
そんなことを思いながら、この長編を読んでみた。
まるでタイムトラベラーのように、108年前の人が語り掛けてくれる当時の朝鮮半島の情勢。
朝鮮の国民性って、今も昔もあまり変わらない気がする。
変わったのは、日本人の方かもしれない。
昔の日本人は、毅然として、100年先を見ていた。
自分自身の近視眼的な発想も反省した。
明治維新を成し遂げた侍たちは、やはり現代の日本人とは器の大きさが違うと感じさせる。
歴史書という枠に収まりきらない、重厚な本である。
2015年4月20日に日本でレビュー済み
今も昔も相変わらずに、日本が悪い、朝鮮が被害者という揺るぎない大前提で、朝鮮半島で悪行が行われたり不幸な出来事があると、悪事や不幸は日本人のせいとなる構図。
朝鮮人は、事実を見ることはなく、感情にまかせて、嘘を事実と思いこみ、朝鮮人の悪行が日本人がやった事とすり替わり、自分の娘を女衒に売った事実も悪い日本人が連れていったとなる。
両班、働かない支配階級が人口の半分を占めている国家体制はもはや国体を保てない。
司法、行政、立法、治安維持ができていない事は必定だ。
最近になって漸く、韓国政府が「強制動員された」という証拠はないと報道されるようになった。(2015年4月14日、韓国・マネートゥデイ)
ラッド博士も事実と意見と推論を厳密に区別して本を書いている。今も昔も日本を貶めているのは、「特定の外国人達による偏見と悪意に満ちた虚偽の報告」だ。
朝鮮人は、事実を見ることはなく、感情にまかせて、嘘を事実と思いこみ、朝鮮人の悪行が日本人がやった事とすり替わり、自分の娘を女衒に売った事実も悪い日本人が連れていったとなる。
両班、働かない支配階級が人口の半分を占めている国家体制はもはや国体を保てない。
司法、行政、立法、治安維持ができていない事は必定だ。
最近になって漸く、韓国政府が「強制動員された」という証拠はないと報道されるようになった。(2015年4月14日、韓国・マネートゥデイ)
ラッド博士も事実と意見と推論を厳密に区別して本を書いている。今も昔も日本を貶めているのは、「特定の外国人達による偏見と悪意に満ちた虚偽の報告」だ。