〜まずは読み方から〜
はじめにで、
漢字が日本に齎されたのがおそらく1500年以上も昔の事でしょうが、漢字を受け入れたアジア諸国のなかで、我が国だけは、漢字の持っている機能を音と意味の二つに分けて使うという発明をしました。
このいっせつで、引き込まれました。
とても丁寧で、美しい文章と、その専門性の高さ。
実に見事で、胸が震えます。
こんな風に学校の授業で習いたかったものです。
伊勢の神々のお祀りを、古事記と併せて解説して下さるので、古事記の解説書を読むなら、こちらの本がお勧めです。
とても分かり易く説明して下さっています。
靖國神社の前宮司であられましたが、今年9月4日に76才で黄泉の国へ旅立たれました。
日本の財産がまた一つ失われました。
誠に残念です。
伊勢神宮や古事記について、前宮司様から、直接学びたかったです。
佳き御著書を残して下さった事に
心より感謝申し上げます。
美しい一文字一文字をかみしめながら、
何度も読み返しております。

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伊勢神宮のこころ、式年遷宮の意味 単行本 – 2011/2/1
小堀 邦夫
(著)
在りつづける神の座
千三百年つづく二十年に一度の大祭
日本人の魂の原郷を解き明かす
千三百年の長きにわたりつづけられている二十年に一度の大祭、式年遷宮(しきねんせんぐう)。この神宮最大のお祭りを正しく知るためには、伊勢神宮そのものへの理解を深めることが肝要です。
そもそも式年遷宮は、正殿・神宝をはじめすべてを新調・新造し、ご神体を新宮へ遷すこと。いまも古式のまま、ほぼ八年の歳月を要して実行されており、このたびの第六十二回式年遷宮は、来る平成二十五年十月の「遷御(せんぎょ)」で最高潮をむかえます。 本書は、この式年遷宮を一身に支える立場にある著者により、貴重な写真を多数交え、わかりやすく、この国民的大祭を意味を、正しくに理解するために執筆されました。
伊勢神宮のこころにふれ、式年遷宮の意味を知るための、後世にまで伝えたい待望の書籍です。
千三百年つづく二十年に一度の大祭
日本人の魂の原郷を解き明かす
千三百年の長きにわたりつづけられている二十年に一度の大祭、式年遷宮(しきねんせんぐう)。この神宮最大のお祭りを正しく知るためには、伊勢神宮そのものへの理解を深めることが肝要です。
そもそも式年遷宮は、正殿・神宝をはじめすべてを新調・新造し、ご神体を新宮へ遷すこと。いまも古式のまま、ほぼ八年の歳月を要して実行されており、このたびの第六十二回式年遷宮は、来る平成二十五年十月の「遷御(せんぎょ)」で最高潮をむかえます。 本書は、この式年遷宮を一身に支える立場にある著者により、貴重な写真を多数交え、わかりやすく、この国民的大祭を意味を、正しくに理解するために執筆されました。
伊勢神宮のこころにふれ、式年遷宮の意味を知るための、後世にまで伝えたい待望の書籍です。
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社淡交社
- 発売日2011/2/1
- ISBN-104473036952
- ISBN-13978-4473036957
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商品の説明
著者について
小堀邦夫 (こほり くにお)
昭和二十五年、和歌山市生まれ。京都府立大学文学部卒業後、皇學館大学大学院、國學院大學神道学専攻課程を修了。伊勢神宮禰宜。神宮司廳綜合企画室長兼広報室長。著書に詩集『魂の原郷』(PHP研究所)、『伊勢神宮』(保育社カラーブックス)、共著に『日本の古社 伊勢神宮』(淡交社)、主な論文・著作に「式年遷宮の諸問題に関する整理と検討」「稲のチカラ」「ニヒナへの分化と発達」など。
昭和二十五年、和歌山市生まれ。京都府立大学文学部卒業後、皇學館大学大学院、國學院大學神道学専攻課程を修了。伊勢神宮禰宜。神宮司廳綜合企画室長兼広報室長。著書に詩集『魂の原郷』(PHP研究所)、『伊勢神宮』(保育社カラーブックス)、共著に『日本の古社 伊勢神宮』(淡交社)、主な論文・著作に「式年遷宮の諸問題に関する整理と検討」「稲のチカラ」「ニヒナへの分化と発達」など。
登録情報
- 出版社 : 淡交社 (2011/2/1)
- 発売日 : 2011/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 317ページ
- ISBN-10 : 4473036952
- ISBN-13 : 978-4473036957
- Amazon 売れ筋ランキング: - 669,329位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2011年2月24日に日本でレビュー済み
著者は神宮司庁の広報室長だけあって、現在執り行われている神宮の祭りを詳細につたえている。その語り口はおだやかで情趣を漂わすが、記述はかなり克明。読み通すには探求心が求められよう。
著者は神宮内部の方なので、当然といえば当然のことだが、由来・由緒については『古事記』や『日本書紀』の記述に全面的に依拠している。すこしでも『古事記』や『日本書紀』をかじったことのある者にはあきらかなように、神宮の由来・由緒について『古事記』と『日本書紀』の記述のあいだには大きな齟齬があるが、この点については不問に付し、最大限奥ゆかしい由緒を紹介している。
祭神であるアマテラス信仰は歴史的にみてかなり変遷をたどっているが(とくに、中世において活発だった伊勢神道)、このあたりは完全に無視されており、“古代のまま”の、“永遠”の神宮が描き出される。「伊勢神宮のこころ」はじっさいには大いに揺れ動き、これを消去して現在のように“古代のまま”一色になったのは明治以降のことである。読者はこのことにも想いを馳せたいものだ。
また、神宮が「わが国独特」の文化であることが本書の基調となっているが、図らずも御樋代木奉曳の写真に「太一」の文字がある(p189)。道教用語の「太一」が大きく掲げられているのである。このことを著者はどう説明するのか、聞きたいと思った。
やや辛口の評言になってしまったが、祭の詳細を伝える多数のカラー写真は立ち会うことのできない一般人にとって貴重なものとなっている。
また、式年遷宮の理由について、従来の説を逐一批判し、独自の新説を唱えている点は興味深い。美術書に定評のある淡交社だけに、編集も見事。
出版された意義は小さくないと評価したい。
【追記】中世のアマテラス信仰については2011年2月に発行された学研新書『アマテラス―最高神の知られざる秘史』(斎藤英喜著)が要を得て簡潔。ご参考まで。
【追記2】『日本書紀』では天武天皇の代になってはじめて伊勢神宮が祠ではなく宮と記録されると本書にあります(151頁)。ちくま新書『伊勢神宮の謎を解く―アマテラスと天皇の「発明」』(武澤秀一著)では、用明天皇の代からとなっていますので(奇しくも同じ151頁)、念のため『日本書紀』にあたってみたところ、用明天皇からでした。
著者は神宮内部の方なので、当然といえば当然のことだが、由来・由緒については『古事記』や『日本書紀』の記述に全面的に依拠している。すこしでも『古事記』や『日本書紀』をかじったことのある者にはあきらかなように、神宮の由来・由緒について『古事記』と『日本書紀』の記述のあいだには大きな齟齬があるが、この点については不問に付し、最大限奥ゆかしい由緒を紹介している。
祭神であるアマテラス信仰は歴史的にみてかなり変遷をたどっているが(とくに、中世において活発だった伊勢神道)、このあたりは完全に無視されており、“古代のまま”の、“永遠”の神宮が描き出される。「伊勢神宮のこころ」はじっさいには大いに揺れ動き、これを消去して現在のように“古代のまま”一色になったのは明治以降のことである。読者はこのことにも想いを馳せたいものだ。
また、神宮が「わが国独特」の文化であることが本書の基調となっているが、図らずも御樋代木奉曳の写真に「太一」の文字がある(p189)。道教用語の「太一」が大きく掲げられているのである。このことを著者はどう説明するのか、聞きたいと思った。
やや辛口の評言になってしまったが、祭の詳細を伝える多数のカラー写真は立ち会うことのできない一般人にとって貴重なものとなっている。
また、式年遷宮の理由について、従来の説を逐一批判し、独自の新説を唱えている点は興味深い。美術書に定評のある淡交社だけに、編集も見事。
出版された意義は小さくないと評価したい。
【追記】中世のアマテラス信仰については2011年2月に発行された学研新書『アマテラス―最高神の知られざる秘史』(斎藤英喜著)が要を得て簡潔。ご参考まで。
【追記2】『日本書紀』では天武天皇の代になってはじめて伊勢神宮が祠ではなく宮と記録されると本書にあります(151頁)。ちくま新書『伊勢神宮の謎を解く―アマテラスと天皇の「発明」』(武澤秀一著)では、用明天皇の代からとなっていますので(奇しくも同じ151頁)、念のため『日本書紀』にあたってみたところ、用明天皇からでした。
2018年3月18日に日本でレビュー済み
ふと何気なく手に取って、あまりに美しい日本語に総毛立ちました。どんな有名大学の出だろうと勘ぐったことが恥ずかしい。祝詞を学び、唱え、血肉にしている著者だからこその研ぎ澄まされた言葉は、さりげなく使うのであっても、こちらのものの見方をすっきりと、素直にさせるようです。そう感じるということに、日本で生まれ育ち、知らず知らずに会得していた日本語という言語が、自らのものの見方の根底にあることを自覚せられます。その言語のもたらす物事の感じ方を静かに見つめて、それに立脚したかたちで清らかなもの、いつまでも生まれ変わり続けるものの尊さを表現するということ。古美よりも白木を貴ぶ感性は、日本独自のものであり、また災害の多い風土に即したものでもありましょう。この感じ方を、他国の文化に浸りきり、英語でばかり会話をする日々の中で、徐々に忘れかけておりました。国際社会の荒波にもまれる日々に、ふと我に返った気分になれるような、そんな本でした。
2011年2月21日に日本でレビュー済み
神宮、そして遷宮に関わる一つ一つのことについて、
これほど丁寧で且つ造詣深い言葉で説かれた本はありません。
深淵な知識と詩人でもある著者の美しさをも感じる文章表現が素晴らしいです。
そして粛々と整然とそして余すことなく神宮のことが書かれています。
神宮、神道、遷宮の本質を理解したいなら、
諸々の本を100冊読むより、この本を10回読むことをおススメします。
これほど丁寧で且つ造詣深い言葉で説かれた本はありません。
深淵な知識と詩人でもある著者の美しさをも感じる文章表現が素晴らしいです。
そして粛々と整然とそして余すことなく神宮のことが書かれています。
神宮、神道、遷宮の本質を理解したいなら、
諸々の本を100冊読むより、この本を10回読むことをおススメします。