ユートピアに関する内容が、最近流行の(もう「流行していた」がいいのか?)「加速主義」が克服対象とした社会をほとんど正確に描写している
資本主義と社会主義の二つの陣営で対立した時代があったが、どちらも合理的で効率的で理路整然とした社会の構築を求めていた
資本主義社会のロールモデルとなった日本は、昼夜を問わず明るい規則的な社会(ユートピア)の構築へと奔走したわけであった(講義が行われたのは1990年代前半)
現在は講義が行われた時代から30年が経ち、ちょうど失われた30年と呼ばれるようになった。
失われたXX年の原因が何であるのか、といった問題はさておき
・歴史の進歩を放棄したかのような低成長な経済
・あらゆるところに蔓延るお役所仕事的な労働
・成功しようが、失敗しようが誰かの二の舞に見えてしまうライフプラン
これらはまさしく誰に指示されるわけでもなく各人が歯車的役割を全うするユートピアの要素そのものである。
左派加速主義を代表するマーク・フィッシャーはイギリスにおいて同様の構造を見出して
再帰的無能感という言葉でもって資本主義の道しかない現代社会を批判した
しかしそれよりもっと前から、何なら「失われるXX年」が言われる前から社会の構造的問題(ユートピア化)を指摘していたなんてあまりにも先見の明があると思う
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シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫 イ 24-1) 文庫 – 2002/3/6
巖谷 國士
(著)
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- ISBN-104480086781
- ISBN-13978-4480086785
- 出版社筑摩書房
- 発売日2002/3/6
- 言語日本語
- 本の長さ297ページ
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2002/3/6)
- 発売日 : 2002/3/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 297ページ
- ISBN-10 : 4480086781
- ISBN-13 : 978-4480086785
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,204位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3位ダダ・シュルレアリスムの美術史
- - 3位アール・ヌーヴォーの美術史
- - 3位アール・デコの美術史
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2021年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シュールという表現が適切でないこと、から始まり驚きの連続でした。シュルレアリスムを見直し、楽しむためのアイデアが満載です。講演がもとになった書籍なので語り口がわかりやすく、それでいて、冗長にならず、すぐれた読み物になっています。著者のtwitterをフォローすると、その生き方ものの見方について、この本がベースの解説になっていて、一緒に楽しむと毎日がシュルレアリムの体験で世界が開かれていきます。
2022年10月30日に日本でレビュー済み
筆者による3回にわたる講義録を本にしたもの。
署名からするとシュルレアリスム入門のよう思えるが、最初の講義は別として他の2つのテーマはシュルレアリスムと関係はあるとは言えメルヘンとユートピアという少し違ったテーマを扱っている。
シュルレアリスムの歴史や主な画家や詩人などを知りたい人は別な本を読むことをお勧めする。
全体的な内容は筆者による執筆当時の日本社会および文化の批判的な側面が多い。
そうした問題を乗り越えるためにシュルレアリスムが参考になるというのが筆者の論旨のようだ。
署名からするとシュルレアリスム入門のよう思えるが、最初の講義は別として他の2つのテーマはシュルレアリスムと関係はあるとは言えメルヘンとユートピアという少し違ったテーマを扱っている。
シュルレアリスムの歴史や主な画家や詩人などを知りたい人は別な本を読むことをお勧めする。
全体的な内容は筆者による執筆当時の日本社会および文化の批判的な側面が多い。
そうした問題を乗り越えるためにシュルレアリスムが参考になるというのが筆者の論旨のようだ。
2018年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主観には客観性が無意識のうちに伴っているし、客観に裏打ちされたものが主観である。
「自己」は、既に自我の客体であり、他者と私の差異によって自己と(主観的に)規定されている。
主観の反対が客体、またはその逆と一面的な見方をするのは、まさに自我にとらわれて自己を見るようなもので、ものの本質が見えてこない。
まさに、こういった楽観的な近代意識に一石を投じたシュルレアリスムを理解しなければ、以降の現代アートは理解できなくなる。
そういった文学や美術においての重要なキーワードがさらっと書かれていたりします。
「自己」は、既に自我の客体であり、他者と私の差異によって自己と(主観的に)規定されている。
主観の反対が客体、またはその逆と一面的な見方をするのは、まさに自我にとらわれて自己を見るようなもので、ものの本質が見えてこない。
まさに、こういった楽観的な近代意識に一石を投じたシュルレアリスムを理解しなければ、以降の現代アートは理解できなくなる。
そういった文学や美術においての重要なキーワードがさらっと書かれていたりします。
2018年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙の果てがどうなっているかを折にふれ気にしているような思考者にとっても、たまたま地球に生まれて意識というものに目覚めてしまっている以上等閑視することができない、通過儀礼のような存在の根源に触れるシュルレアリスムの思考はかくのごとく万人に普遍の課題であると実感できる逸書となっていますね。
講義形態であるがゆえか、親しみやすさ分かりやすさは抜群です。
日頃から平明なことばで、深淵な問題をさらりと解説するこの人が魔術的です!!!
講義形態であるがゆえか、親しみやすさ分かりやすさは抜群です。
日頃から平明なことばで、深淵な問題をさらりと解説するこの人が魔術的です!!!
2021年11月19日に日本でレビュー済み
シュルレアリスムについて、作者の巌谷さんが指摘されているように、私も「シュール・レアリズム」と言っていて現実世界ではない異世界を描いた「芸術」だと思っていました。
きっかけとなったのが、海野弘さんの「ヨーロッパの幻想美術」や社会主義関連の本で、シュルレアリスムというのは芸術の前に思想があったと言うことを知り、いったいどういう思想なんだろうと思って本書を手に取ったわけですが、おかげさまで8割方理解できました。
やはりアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」がベースになっているわけですが、自動書記が非常に重要で、巌谷さんは、自動書記をすると見えてくる(描き出されてくる)主観が消えたオブジェと客観化された世界がシュルレアリスムの世界であり、それは現実に対して見方を変えれば見える世界であって、決して異世界ではないことを説明してくれています。
本書は3回にわけた講演を文章に起こしたものですが、2回目の講演は「メルヘンとは?」で、3回目は「ユートピアとは?」。いずれもシュルレアリスムと関係ないようでいて、実はシュルレアリスムの世界はメルヘンの世界と似ていて、ユートピアの反対に位置するという説明です。
自分は常々、なぜ登山やハイキングで自然の中を歩く(旅をする)と不思議な気持ちになるのだろうと思っていましたが、これはメルヘン(おとぎ話)が太古の人間が採集生活をしていた頃の記憶が刺激されているからだということが分かりました。
またユートピアという言葉は日本人は完全に誤解していて、プラトンのころから文明化された国家体のことを指すというのは意外な面白さでした。スタートレックや鉄腕アトムの時代はユートピアは素晴らしかったのが、ブレードランナーの登場でデストピアになってしまった。特に日本人に至っては、規律正しく規格化され機能文化され毎日反復的に粛々と時計の針の通りに働くことこそが正しい生き方だという考えが染み付いていて、これこそが究極のユートピアの害であるというのは大変納得です。
3回に分けて講演も用意したプロットではなくて自動書記的(?)にされたそうで実に面白くタメになる本でしたが、結局、メルヘンとユートピアの説明があって、「シュルレアリスムとは何か?」という答えは尻切れトンボの時間切れでしたが、自分なりに色々考えることが有意義なのだろうと思います。
きっかけとなったのが、海野弘さんの「ヨーロッパの幻想美術」や社会主義関連の本で、シュルレアリスムというのは芸術の前に思想があったと言うことを知り、いったいどういう思想なんだろうと思って本書を手に取ったわけですが、おかげさまで8割方理解できました。
やはりアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」がベースになっているわけですが、自動書記が非常に重要で、巌谷さんは、自動書記をすると見えてくる(描き出されてくる)主観が消えたオブジェと客観化された世界がシュルレアリスムの世界であり、それは現実に対して見方を変えれば見える世界であって、決して異世界ではないことを説明してくれています。
本書は3回にわけた講演を文章に起こしたものですが、2回目の講演は「メルヘンとは?」で、3回目は「ユートピアとは?」。いずれもシュルレアリスムと関係ないようでいて、実はシュルレアリスムの世界はメルヘンの世界と似ていて、ユートピアの反対に位置するという説明です。
自分は常々、なぜ登山やハイキングで自然の中を歩く(旅をする)と不思議な気持ちになるのだろうと思っていましたが、これはメルヘン(おとぎ話)が太古の人間が採集生活をしていた頃の記憶が刺激されているからだということが分かりました。
またユートピアという言葉は日本人は完全に誤解していて、プラトンのころから文明化された国家体のことを指すというのは意外な面白さでした。スタートレックや鉄腕アトムの時代はユートピアは素晴らしかったのが、ブレードランナーの登場でデストピアになってしまった。特に日本人に至っては、規律正しく規格化され機能文化され毎日反復的に粛々と時計の針の通りに働くことこそが正しい生き方だという考えが染み付いていて、これこそが究極のユートピアの害であるというのは大変納得です。
3回に分けて講演も用意したプロットではなくて自動書記的(?)にされたそうで実に面白くタメになる本でしたが、結局、メルヘンとユートピアの説明があって、「シュルレアリスムとは何か?」という答えは尻切れトンボの時間切れでしたが、自分なりに色々考えることが有意義なのだろうと思います。
2021年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シュルレアリスムの論文を書くため、その参考にしようと購入して読みました。
シュルレアリスムではあるのですが、内容が如何せん文学よりだったので、シュルレアリスムの美術のことが知りたかった私には物足りなさが拭えませんでした。まあ、そこは百歩譲っていいです。
ですが、文章が本当に安っぽかったです。読んでいて苦痛でした。所々に差し込まれる「(笑)」って何ですかね、何も笑えませんが。それに、ふとした時に作者の思想が垣間見えます。例を挙げれば、「子どもがこうあるべきと教える学校は、監獄や精神病院に似ています(笑)」とかですね。私はシュルレアリスムを勉強したくて買ったのであって、教育学には興味ないのですが?
そして、何よりも一番言いたいことは「プロットを作って内容を整理してから書いてくんない?」ということでした。とにかく文章が取っ散らかってる。作者が自分で「話が脱線しますが~」と唐突に前置きして別の話をし始めるのですが、その内容があまりに脱線してるから、話の舵輪が元に戻った時には「あれ、脱線前は何の話をしてたんだっけ」と話の本筋が分からなくなります。
作者は第一章で「自分は書く時に何も用意しない。順序や起承転結はあまり考えない。でも人から論理的な文章だと言われる(笑)事実、論理的です」なんて自分語りをして酔いしれますが、全っっっ然論理的じゃないです。別に、プロットがあろうがなかろうが、最終的に出来上がった時の質が同等なら文句はありません。ですが、順序や起承転結も考えなかった結果駄文が出来上がるなら、プロットがないことは自慢にはならないでしょうに。
私は別に、小説のように凝った文章を書いてほしいと言ってるわけじゃないです。ただ、もう少し内容を整然として欲しかった。構成ですよ、構成。取っ散らからないように構成を考えて欲しかったと言っているんです。これを読んだ時間は、ネットに上がっている学生の論文を見た方が良かったと思います。
それと、この内容で1300円は高すぎる。500円が妥当だと感じました。
そういうわけで、内容としては星2ですが、内容に見合わない値段も考慮して星1です。
追記
どうやらこの本は「講義で喋った内容をそのまま文章に起こしたもの」だそうです。まあ、そんな背景はどうでもいいですけどね。読者としては本が制作された背景がどんなものであれ、とにかく読みづらく、文章や内容が取っ散らかってるように感じたことには変わりないのですから。普通は、出版前に内容の取捨選択をしたり、構成くらい見直すものじゃないんですかね。喋った内容をそのまま、律儀にぐっちゃぐちゃのまま本にされているせいで、本当に読みづらくて苦痛でした。というか、商品の購入ページに「講義で喋った内容をそのまま本にした」といった旨が書かれていないのは、どうかと思いますよ。あとなによりも、タイトルが詐欺にしか感じなかったのは私だけでしょうか?シュルレアリスムについて話しているのは第一章だけで、第二章、第三章はほとんど関係していない。第三章のユートピアの項に関しては、作者の日本の社会批判が合間合間に入れられてくる始末。まあ、シュルレアリスムを専攻している人からすれば「第二章のメルヘンも第三章のユートピアも、シュルレアリスムとは深い関係があるよ!」となるのかもしれませんが、シュルレアリスムの全体像を知りたい、一から学びたかった学生の私からしてみれば、この内容で「シュルレアリスムとは何か」というタイトルは、ちょっとどうかと思いました。
シュルレアリスムではあるのですが、内容が如何せん文学よりだったので、シュルレアリスムの美術のことが知りたかった私には物足りなさが拭えませんでした。まあ、そこは百歩譲っていいです。
ですが、文章が本当に安っぽかったです。読んでいて苦痛でした。所々に差し込まれる「(笑)」って何ですかね、何も笑えませんが。それに、ふとした時に作者の思想が垣間見えます。例を挙げれば、「子どもがこうあるべきと教える学校は、監獄や精神病院に似ています(笑)」とかですね。私はシュルレアリスムを勉強したくて買ったのであって、教育学には興味ないのですが?
そして、何よりも一番言いたいことは「プロットを作って内容を整理してから書いてくんない?」ということでした。とにかく文章が取っ散らかってる。作者が自分で「話が脱線しますが~」と唐突に前置きして別の話をし始めるのですが、その内容があまりに脱線してるから、話の舵輪が元に戻った時には「あれ、脱線前は何の話をしてたんだっけ」と話の本筋が分からなくなります。
作者は第一章で「自分は書く時に何も用意しない。順序や起承転結はあまり考えない。でも人から論理的な文章だと言われる(笑)事実、論理的です」なんて自分語りをして酔いしれますが、全っっっ然論理的じゃないです。別に、プロットがあろうがなかろうが、最終的に出来上がった時の質が同等なら文句はありません。ですが、順序や起承転結も考えなかった結果駄文が出来上がるなら、プロットがないことは自慢にはならないでしょうに。
私は別に、小説のように凝った文章を書いてほしいと言ってるわけじゃないです。ただ、もう少し内容を整然として欲しかった。構成ですよ、構成。取っ散らからないように構成を考えて欲しかったと言っているんです。これを読んだ時間は、ネットに上がっている学生の論文を見た方が良かったと思います。
それと、この内容で1300円は高すぎる。500円が妥当だと感じました。
そういうわけで、内容としては星2ですが、内容に見合わない値段も考慮して星1です。
追記
どうやらこの本は「講義で喋った内容をそのまま文章に起こしたもの」だそうです。まあ、そんな背景はどうでもいいですけどね。読者としては本が制作された背景がどんなものであれ、とにかく読みづらく、文章や内容が取っ散らかってるように感じたことには変わりないのですから。普通は、出版前に内容の取捨選択をしたり、構成くらい見直すものじゃないんですかね。喋った内容をそのまま、律儀にぐっちゃぐちゃのまま本にされているせいで、本当に読みづらくて苦痛でした。というか、商品の購入ページに「講義で喋った内容をそのまま本にした」といった旨が書かれていないのは、どうかと思いますよ。あとなによりも、タイトルが詐欺にしか感じなかったのは私だけでしょうか?シュルレアリスムについて話しているのは第一章だけで、第二章、第三章はほとんど関係していない。第三章のユートピアの項に関しては、作者の日本の社会批判が合間合間に入れられてくる始末。まあ、シュルレアリスムを専攻している人からすれば「第二章のメルヘンも第三章のユートピアも、シュルレアリスムとは深い関係があるよ!」となるのかもしれませんが、シュルレアリスムの全体像を知りたい、一から学びたかった学生の私からしてみれば、この内容で「シュルレアリスムとは何か」というタイトルは、ちょっとどうかと思いました。