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グリーン家殺人事件 (創元推理文庫 103-3) 文庫 – 1959/6/8
ニューヨークのどまんなかにとり残された前世紀の古邸グリーン家で、二人の娘が射たれるという惨劇がもちあがった。この事件をかわきりに、一家のみな殺しを企てる姿なき殺人者が跳梁する。神のごときファイロ・ヴァンス探偵にも、さすがに焦慮の色が加わった。一ダースにのぼる著者の作品中でも、一、二を争うといわれる超A級の名作。
- 本の長さ467ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1959/6/8
- ISBN-104488103030
- ISBN-13978-4488103033
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1959/6/8)
- 発売日 : 1959/6/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 467ページ
- ISBN-10 : 4488103030
- ISBN-13 : 978-4488103033
- Amazon 売れ筋ランキング: - 299,123位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,154位創元推理文庫
- - 1,898位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 4,020位英米文学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み終えてのまずの感想が、長かった…だ。
複雑な事件ではない、がどうにも展開はまどろっこしいと感じた。
それはきっと、探偵が事件に対して終盤までほぼ無能だった、その苛立ちのせいだと思う。
事件は終盤、ほぼ残り50ページぐらいになって、一気に解決へと向かうのだが、それまでが長く感じてしまう。
同じ展開の繰り返しも、そう感じる要因だと思う。事件、取り調べ、わからない、事件、取り調べ、わからない、のほぼ繰り返しだから。
複雑な事件ではない、がどうにも展開はまどろっこしいと感じた。
それはきっと、探偵が事件に対して終盤までほぼ無能だった、その苛立ちのせいだと思う。
事件は終盤、ほぼ残り50ページぐらいになって、一気に解決へと向かうのだが、それまでが長く感じてしまう。
同じ展開の繰り返しも、そう感じる要因だと思う。事件、取り調べ、わからない、事件、取り調べ、わからない、のほぼ繰り返しだから。
2013年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の作品中一位、二位を争う代表作品。
プロットも登場人物も文句なし、最初から読者を飽きさせない、見事な作品。
トリックは至ってシンプルだが、遺言書と変質狂一家が作品にサスペンスとミステリーを高めます。
古さを感じさせない名著です。
プロットも登場人物も文句なし、最初から読者を飽きさせない、見事な作品。
トリックは至ってシンプルだが、遺言書と変質狂一家が作品にサスペンスとミステリーを高めます。
古さを感じさせない名著です。
2016年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本には話しの筋にはなんの脈絡もなく、また登場人物にもなんの関係もなく
ウォール街の株式取引所の喧騒が出てくる。
・・その日市場は異常な活況を呈していた。修羅場はほとんど耳も聾せんばかりで、
取引台あたりの熱狂的な活況は、興奮した群集が暴動化したかと思われるほど
だった・・・
このシーンは1929年の大暴落の前後あたりだろうか、事件とは直接なにも関係ないが、
でも人間の持つ貪欲さや躍動、無秩序に対する憧憬をあらわしていて、この本の底を
流れるテーマに沿っているのかもしれない。
文体はちょっと修飾語過多で最初はとっつきにくいが、慣れればどういったことも
ない。でもやっぱり固すぎる。
・・この戦慄すべき犯罪の背後に横たわる残忍きわまる狡知とか・・
といった調子。しかしヴァン・ダインの代表作だし、なんといってもいまから
80年以上も昔に書かれた古典だから我慢しよう。
表紙の絵がなんとも奇妙。詳細に眺めるとこの絵のなかに犯人の姿が心霊写真の
ように現れている。面白い。私だけの妄想かもしれないが。
それに線をひいてPARTSの名称を書いているところが、なんともEroticなのである。
考えすぎかもしれないが、どういう意図なんだろう。
ウォール街の株式取引所の喧騒が出てくる。
・・その日市場は異常な活況を呈していた。修羅場はほとんど耳も聾せんばかりで、
取引台あたりの熱狂的な活況は、興奮した群集が暴動化したかと思われるほど
だった・・・
このシーンは1929年の大暴落の前後あたりだろうか、事件とは直接なにも関係ないが、
でも人間の持つ貪欲さや躍動、無秩序に対する憧憬をあらわしていて、この本の底を
流れるテーマに沿っているのかもしれない。
文体はちょっと修飾語過多で最初はとっつきにくいが、慣れればどういったことも
ない。でもやっぱり固すぎる。
・・この戦慄すべき犯罪の背後に横たわる残忍きわまる狡知とか・・
といった調子。しかしヴァン・ダインの代表作だし、なんといってもいまから
80年以上も昔に書かれた古典だから我慢しよう。
表紙の絵がなんとも奇妙。詳細に眺めるとこの絵のなかに犯人の姿が心霊写真の
ように現れている。面白い。私だけの妄想かもしれないが。
それに線をひいてPARTSの名称を書いているところが、なんともEroticなのである。
考えすぎかもしれないが、どういう意図なんだろう。
2022年4月22日に日本でレビュー済み
金田一やコナンなどサスペンスが好きな頃、家庭用学習教材の付録雑誌に、この本の紹介がありました。
まだ本屋がいくつか残っていて検索機能もなく、推理コーナーを探してやっと見つけたこの本。そこからもうワクワクドキドキしかなく、登場人物を覚えるのに手間取ることさえも、とても楽しくかった(笑)
当時の私はとにかく犯人が誰なのか知りたくて、でもそこに辿り着くのが長いほど胸が高鳴るんです。
異国の背景とトリックに目が離せず読みふけり、おそらく人生最大の瞬間を楽しんでいました。
一番王道なタイプであろう故に、犯人にたどり着く描き方以外のストーリーにも惹かれていきましたが、この本なくして推理小説には目覚めていません。体調を崩し好きなサスペンスしか読まなかったけれど、いつかもう一度この本を読んだら、どんな感想をもつのかとまた、ドキドキしています。。
まだ本屋がいくつか残っていて検索機能もなく、推理コーナーを探してやっと見つけたこの本。そこからもうワクワクドキドキしかなく、登場人物を覚えるのに手間取ることさえも、とても楽しくかった(笑)
当時の私はとにかく犯人が誰なのか知りたくて、でもそこに辿り着くのが長いほど胸が高鳴るんです。
異国の背景とトリックに目が離せず読みふけり、おそらく人生最大の瞬間を楽しんでいました。
一番王道なタイプであろう故に、犯人にたどり着く描き方以外のストーリーにも惹かれていきましたが、この本なくして推理小説には目覚めていません。体調を崩し好きなサスペンスしか読まなかったけれど、いつかもう一度この本を読んだら、どんな感想をもつのかとまた、ドキドキしています。。
2020年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャラクター、トリック、すべてが既視感。
これを最初に書いたことが偉かったのだろうが、それだけが全てで、
古典として残る作品ではないと思った。
これを最初に書いたことが偉かったのだろうが、それだけが全てで、
古典として残る作品ではないと思った。
2017年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推理小説は好きだが、この作者の本は初めて読んだ。「真っ先に読まんかい!」と怒られそうだ。
文体が古いのは致し方がない。読み進めるうちに、一発で仕留められた被害者と、殺害にまで至らなかった被害者と、二通りあれば、常識的には後者の自作自演を疑うのは当然だろう。それにしても、犯人と目される「○い○○に、こういった計画的な残忍な犯行は可能だろうか?」、という疑問が当然わいてくる。
その答えが、「殺人教科書があった」、というのでは、どんな人物にでも犯人になりえる、という筋書きになってしまう。
古典的名作には違いないが、この「殺人教科書があった」、というオチは、いささか卑怯なような気もするので、星三つの評価とさせていただいた。
文体が古いのは致し方がない。読み進めるうちに、一発で仕留められた被害者と、殺害にまで至らなかった被害者と、二通りあれば、常識的には後者の自作自演を疑うのは当然だろう。それにしても、犯人と目される「○い○○に、こういった計画的な残忍な犯行は可能だろうか?」、という疑問が当然わいてくる。
その答えが、「殺人教科書があった」、というのでは、どんな人物にでも犯人になりえる、という筋書きになってしまう。
古典的名作には違いないが、この「殺人教科書があった」、というオチは、いささか卑怯なような気もするので、星三つの評価とさせていただいた。
2013年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僧正殺人事件が面白かったので、こちらも読んでみようと思いました。
外国の作品は読みずらい印象で、エラリー・クイーンなど途中で挫折することが多いのですが(翻訳の問題なのでしょうけど)ヴァン・ダインは私と相性がいいようです。
外国の作品は読みずらい印象で、エラリー・クイーンなど途中で挫折することが多いのですが(翻訳の問題なのでしょうけど)ヴァン・ダインは私と相性がいいようです。