世界3大SF作家アイザック・アシモフの雑多な短編集。
アシモフを代表すると言うか、SF界を代表する古典、ロボットシリーズの一つのクライマックスと言える傑作、バイセンテニアル・マンも収録されています。
本書の原題は、ずばり、「バイセンテニアル・マン」=二百歳の人でもあり、ヒューゴー・ネビュラ両賞を圧勝した、バイセンテニアル・マンは必読です。映画化もされましたが、やや映画は商業的に変えられた感もあり、やや別物。本作の方が、相当に優れています。
他にも、ロボット工学の第一原則の疑問に踏み込んだ「心にかけられたる者」やキャルビィン博士ものである、ユーモア溢れる「女の直感」等、ロボットシリーズの印象が強く、シリーズの一作としても、よいかもしれません。
他の短編も、ニューヨークタイムズに初めて掲載されたSFである「マルチバックの生涯とその時代」等、まずまず合格ラインが揃い、好書と言えます。

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聖者の行進 (創元推理文庫 604-7) 文庫 – 1979/3/9
アイザック アシモフ
(著),
池 央耿
(翻訳)
まだ実験段階にあった未熟なポジトロン頭脳が、およそロボット離れした才能をアンドリュウに付与し、彼の彫る木のペンダントは芸術の域に達するほどのものだった。やがて彼は“人間”への道を歩み始め、法的自由を、衣服を、そして人間と寸分たがわぬボディを求めて立ち上がる。傑作「バイセンテニアル・マン」ほか十一編。
- 本の長さ379ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1979/3/9
- ISBN-104488604072
- ISBN-13978-4488604073
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1979/3/9)
- 発売日 : 1979/3/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 379ページ
- ISBN-10 : 4488604072
- ISBN-13 : 978-4488604073
- Amazon 売れ筋ランキング: - 680,151位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2008年5月31日に日本でレビュー済み
2008年3月18日に日本でレビュー済み
約30年前、まだ少年向け小説しか読んでいなかった中学2年か3年の頃、学校の帰り道にある小さな本屋で、背伸びをして「SFマガジン」を買った。
その中に掲載されていたのが「聖者の行進」。
ぎっしり詰まった小さな活字に圧倒されながら「こんな世界があったんだ」と感動しながら読んだことを思い出す。
その後、3年ほどのブランクの後、創元文庫の銀河帝国シリーズ(後に早川文庫でもファウンデーション・シリーズとして出版された)で、アシモフ再入門。
個人的な思い入れもあり、星5つ。
その中に掲載されていたのが「聖者の行進」。
ぎっしり詰まった小さな活字に圧倒されながら「こんな世界があったんだ」と感動しながら読んだことを思い出す。
その後、3年ほどのブランクの後、創元文庫の銀河帝国シリーズ(後に早川文庫でもファウンデーション・シリーズとして出版された)で、アシモフ再入門。
個人的な思い入れもあり、星5つ。
2007年1月25日に日本でレビュー済み
とにかく、バイセンテニアル・マン!泣きました(;_;)まだ昭和だったころ。そして、ビデオレンタル店で映画化されているのを発見!さっそく借りて帰りました。家に届いたアンドリューが起動したときのキョトンとした顔……小説の結末が頭の中に蘇り涙が溢れて止まりませんでした(;_;)長編化されたほうは期待はずれになるのが怖くて読んでませんがこの本に収録されている「バイセンテニアル・マン」だけでも読んでみて下さい。少年の頃SF小説を読んでは大宇宙に想いを馳せた人達は邪念を捨てて中学生の自分に戻って読んでみて下さい(/_;)/‾‾
2004年12月18日に日本でレビュー済み
アシモフのSF短編集。
一番面白い話はやはり映画「アンドリューNDR114」の原作、「バイセンテニアル・マン」。映画はこの話が元になっていますが、僕はこの原作小説の方がずっと好きです。原作小説には恋愛的な話はありませんが、一人のロボットが「人間になる」事だけを望み、努力するストーリーが純粋に楽しめます。僕は映画よりも感動的なストーリーだと思います。
そのほか、「女の直観」はスーザン・カルヴィン博士が登場するロボットもの。女性型の知能を持った新型ロボットに関して起きた事件を、カルヴィン博士の推理が鮮やかに解決します。あまり読者が推理できる形式ではありませんが推理小説的で面白いです。
映画に使えるような小説を書いてくれと言う依頼に対して書いたと言う「ウォータークラップ」も、内容的に少し地味で映画になる事は無かったようですがつまらなくは無いです。一つの海底都市がテロリストによって壊滅させられようとしている危機を知恵の力で救うクライマックスは印象的です。
他にも「心にかけられたる者」「天国の異邦人」などのロボット物も収録されていて、ロボットものの小説が好きな人にもお勧めの一冊です。
一番面白い話はやはり映画「アンドリューNDR114」の原作、「バイセンテニアル・マン」。映画はこの話が元になっていますが、僕はこの原作小説の方がずっと好きです。原作小説には恋愛的な話はありませんが、一人のロボットが「人間になる」事だけを望み、努力するストーリーが純粋に楽しめます。僕は映画よりも感動的なストーリーだと思います。
そのほか、「女の直観」はスーザン・カルヴィン博士が登場するロボットもの。女性型の知能を持った新型ロボットに関して起きた事件を、カルヴィン博士の推理が鮮やかに解決します。あまり読者が推理できる形式ではありませんが推理小説的で面白いです。
映画に使えるような小説を書いてくれと言う依頼に対して書いたと言う「ウォータークラップ」も、内容的に少し地味で映画になる事は無かったようですがつまらなくは無いです。一つの海底都市がテロリストによって壊滅させられようとしている危機を知恵の力で救うクライマックスは印象的です。
他にも「心にかけられたる者」「天国の異邦人」などのロボット物も収録されていて、ロボットものの小説が好きな人にもお勧めの一冊です。
2021年9月13日に日本でレビュー済み
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アイザック・アシモフによる短編集です。
1999年公開映画の「アンドリューNDR114」の原作である「バイセンテニアル・マン」も掲載されています。
映画の方はロビンウィリアムズ主演で非常に出来が良いのですが、原作の方が輪をかけて奥が深く傑作です
今回、マツノ書店様より購入させて頂きました。迅速な対応に感謝いたします。注文翌日に着荷しました。
昭和54年初版。帯無・全体ヤケ。との事でしたが、思ってた以上に保存状態が良く、日焼けを除けば古本とは思えないほどでした。古本特有のカビ臭さもなく、よほど管理が良かったのでしょう、書籍に対する愛情が感じられます。気持ちの良い取引をありがとうございました
1999年公開映画の「アンドリューNDR114」の原作である「バイセンテニアル・マン」も掲載されています。
映画の方はロビンウィリアムズ主演で非常に出来が良いのですが、原作の方が輪をかけて奥が深く傑作です
今回、マツノ書店様より購入させて頂きました。迅速な対応に感謝いたします。注文翌日に着荷しました。
昭和54年初版。帯無・全体ヤケ。との事でしたが、思ってた以上に保存状態が良く、日焼けを除けば古本とは思えないほどでした。古本特有のカビ臭さもなく、よほど管理が良かったのでしょう、書籍に対する愛情が感じられます。気持ちの良い取引をありがとうございました