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渚にて: 人類最後の日【新訳版】 (創元SF文庫) (創元SF文庫 シ 1-1) 文庫 – 2009/4/28
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これこそ、SFだけが流すことのできる涙。
●小松左京氏推薦――「未だ終わらない核の恐怖。21世紀を生きる若者たちに、ぜひ読んでほしい作品だ」
第三次世界大戦が勃発、放射能に覆われた北半球の諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けオーストラリアに退避してきた。ここはまだ無事だった。だが放射性物質は確実に南下している。そんななか合衆国から断片的なモールス信号が届く。生存者がいるのだろうか? 一縷の望みを胸に〈スコーピオン〉は出航する。迫真の名作。訳者あとがき=佐藤龍雄/解説=鏡明
*映画『渚にて』(1959年/スタンリイ・クレイマー監督)原作
*テレビ映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2002年/ラッセル・マルケイ監督)原作
●小松左京氏推薦――「未だ終わらない核の恐怖。21世紀を生きる若者たちに、ぜひ読んでほしい作品だ」
第三次世界大戦が勃発、放射能に覆われた北半球の諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けオーストラリアに退避してきた。ここはまだ無事だった。だが放射性物質は確実に南下している。そんななか合衆国から断片的なモールス信号が届く。生存者がいるのだろうか? 一縷の望みを胸に〈スコーピオン〉は出航する。迫真の名作。訳者あとがき=佐藤龍雄/解説=鏡明
*映画『渚にて』(1959年/スタンリイ・クレイマー監督)原作
*テレビ映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2002年/ラッセル・マルケイ監督)原作
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2009/4/28
- 寸法14.9 x 10.5 x 1.9 cm
- ISBN-104488616038
- ISBN-13978-4488616038
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出版社より

登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2009/4/28)
- 発売日 : 2009/4/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4488616038
- ISBN-13 : 978-4488616038
- 寸法 : 14.9 x 10.5 x 1.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,085位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 44位創元SF文庫
- - 394位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 6,451位文芸作品
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
60年以上前に書かれた小説ですが今の時代の出来事のようです。まるで絵をみるような文章の描写で読むのに時間がかかります。ゆっくりじっくり読みました、九十代の女性の方にこの小説の話しを聞いて読みたかったのですか、書店にも図書館にもなくて、Amazonで見つけた時は嬉しかった
2022年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人の話「ウクライナ前後でこの本の読み全く異なる」。突如再起した「世界戦争の悪夢」の真っ只中で、70年以上前に書かれた本が今また読み直されているという事実は、本書が名作とされるに十分値するだろう。
1964年、世界は最終戦争に突入した。核ミサイルが飛び交った37日の後、北半球の人類は絶滅し、放射能を含んだ空気が徐々に「非核地帯」の南半球に押し寄せている。各都市に到着する日は予測できる。原水素爆弾に加えたコバルトの放射性同位体の半減期は5年。20年後には人が住める環境に戻るはずだが、それまで生き残れる人はいない。
かろうじてオーストラリアに避難したアメリカ海軍原子力潜水艦「スコーピオン」艦長タワーズ大佐は言う。人はいつかは死ぬ。その何時かは判らない。だが今回は誰もが死ぬ時間を知っていて、「その運命をどうすることもできない。そういう状況を私はある意味で気に入って」いる、と。したがって本書のテーマは、残された少ない時間を「人はどのようにして過ごすか」にある。
プーチンが核の脅しをかけている今、多くの読者の関心事は、小説の背景にある「核戦争による人類絶滅」の恐れのほうだろう。核戦争などありえないと放っておいた人類の怠慢のつけを、たった一人の「悪魔」によって今突き付けられている。だがそうしたメタ読みは他のレヴューに譲って、ここでは本書の筋にこだわろう。
物語の中心はドワルト・タワーズ艦長とオーストラリアの若い女性モイラとの純愛である。タワーズはコネチカット州ミスティックに住む妻子を大戦中に失った。軍人としての忠誠心の塊の艦長は軍務に励んでいるが、ふと襲ってくる「心の痛み」に太刀打ちできない。そんな彼の気晴らしになればと、米国原潜の連絡将校に抜擢されたオーストリア海軍少佐ピーター・ホームズが自宅に招待する。タワーズの「慰め役」に近所の農園主の一人娘モイラ・ダヴィッドソンが呼ばれる。10歳年下のモイラは誠実に「役目」を果たしているうちに「大人の」タワーズの魅力に溺れてしまう。タワーズは「自由奔放な」オーストラリア娘の一途な思慕を知りつつ、亡き妻への操を捨てられない。その感情の微妙な交差が死を前にして進行する。モイラの「究極な愛の形」に泣ける。
迫りくる死を前に、二人を囲む他の人々の生きざまも描写される。園芸愛好家のピーターの妻メアリは迫りくる死を受け入れられない。来年花をつける球根を植えたり、庭木を切り倒して菜園を作るなどの10年先までの計画に熱中する。妻思いのピーターは「女はこれだから」と嘆きつつも意に従う。これも立派な死の迎え方だと判るからだ。スコーピオンに乗り組み、北半球の放射能分布を調査することになったモイラの従弟の科学将校ジョン・オズボーンは、北の放射能の大部分は雨や雪に洗われて南半球には来ないとする学者との名誉を懸けた「学術論争」に勝つが、死から逃れないことを確認しただけだった。その後は隠れ趣味のカーレースに残りの人生を賭ける。オズボーンとモイラの親戚の大金持ちで愛飲家のダグラスは、クラブに貯蔵されている高級ワインを飲み尽そうと朝晩痛飲する。一部の学者は、この戦争の終末を歴史に残そうと積層ガラス板の中に刻み込むが、数億年後の新人類がこれを読めるかどうかを決めかねている。こういったインテリで金持ちで上流階級の死の迎え方を記す作家は、死を迎える人間の「気高さを」を書きたいのだろう。一般大衆の方は、繁華街の商店のガラス窓が破れた状態を記すに留め、あっても不思議でない狼藉等は黙殺する。
政府が市民全員に配布する「自殺ピル」について、キリスト教は自殺を禁じているのではないかといぶかる向きもあるが、ここで作家が問うているのは、糞尿にまみれて死ぬのが「人間の尊厳」としてふさわしいか、である。私だったら薬を選ぶ。
タワーズの軍人精神には打ちどころがない。将校同士の話の中で、艦長ならば戦争を止める「外交交渉」が出来たのではないかと問われ、「軍人には無理」だと固く分を守ってみせる。だが艦長をはじめとする乗組員の誰もが、聞かれないので答えない問題があるのではないかと、天邪鬼な私は考えてしまう。スコーピオンは核ミサイルを発射しなかったか。タワーズの「道徳観」はどう反応したか。それも黙殺される。
アメリカ海軍原子力潜水艦「スコーピオン」は実在する。Wikipediaによれば1957年に建造が計画され、1960年に就航、1968年に事故によりマリアナ諸島沖で沈没した。排水量2880トン、装備は21インチ魚雷発射管6門とあるが、核ミサイル搭載とは記されていない。本書に登場するスコーピオンは、排水量6000トン、タービン出力は1万馬力を超えるとされ、別物である。潜水艦発射型核ミサイル開発はソ連に遅れて、アメリカは1960年に水中発射SLBM搭載の原潜を就航させた。これから考えてタワーズのスコーピオンは核ミサイルを搭載していたと推定するのは理があり、持っていれば使ったはずだ。
堀田善衛は長編小説『審判』(1963年)で、ヒロシマに原爆を投棄したパイロットが戦後罪悪感から神経症となり病院にとじ込められたとする小説を書いた。この点に関しては人類絶滅をテーマにしたネヴィル・シュートの天真爛漫さが際立つが、これもエドワード・サイード流の「ひねくれ」読みか。とにかく物語は、全世界の読者に改めて核の恐怖の存在を突き付け、本書存在の意味を大いに果たした。
1964年、世界は最終戦争に突入した。核ミサイルが飛び交った37日の後、北半球の人類は絶滅し、放射能を含んだ空気が徐々に「非核地帯」の南半球に押し寄せている。各都市に到着する日は予測できる。原水素爆弾に加えたコバルトの放射性同位体の半減期は5年。20年後には人が住める環境に戻るはずだが、それまで生き残れる人はいない。
かろうじてオーストラリアに避難したアメリカ海軍原子力潜水艦「スコーピオン」艦長タワーズ大佐は言う。人はいつかは死ぬ。その何時かは判らない。だが今回は誰もが死ぬ時間を知っていて、「その運命をどうすることもできない。そういう状況を私はある意味で気に入って」いる、と。したがって本書のテーマは、残された少ない時間を「人はどのようにして過ごすか」にある。
プーチンが核の脅しをかけている今、多くの読者の関心事は、小説の背景にある「核戦争による人類絶滅」の恐れのほうだろう。核戦争などありえないと放っておいた人類の怠慢のつけを、たった一人の「悪魔」によって今突き付けられている。だがそうしたメタ読みは他のレヴューに譲って、ここでは本書の筋にこだわろう。
物語の中心はドワルト・タワーズ艦長とオーストラリアの若い女性モイラとの純愛である。タワーズはコネチカット州ミスティックに住む妻子を大戦中に失った。軍人としての忠誠心の塊の艦長は軍務に励んでいるが、ふと襲ってくる「心の痛み」に太刀打ちできない。そんな彼の気晴らしになればと、米国原潜の連絡将校に抜擢されたオーストリア海軍少佐ピーター・ホームズが自宅に招待する。タワーズの「慰め役」に近所の農園主の一人娘モイラ・ダヴィッドソンが呼ばれる。10歳年下のモイラは誠実に「役目」を果たしているうちに「大人の」タワーズの魅力に溺れてしまう。タワーズは「自由奔放な」オーストラリア娘の一途な思慕を知りつつ、亡き妻への操を捨てられない。その感情の微妙な交差が死を前にして進行する。モイラの「究極な愛の形」に泣ける。
迫りくる死を前に、二人を囲む他の人々の生きざまも描写される。園芸愛好家のピーターの妻メアリは迫りくる死を受け入れられない。来年花をつける球根を植えたり、庭木を切り倒して菜園を作るなどの10年先までの計画に熱中する。妻思いのピーターは「女はこれだから」と嘆きつつも意に従う。これも立派な死の迎え方だと判るからだ。スコーピオンに乗り組み、北半球の放射能分布を調査することになったモイラの従弟の科学将校ジョン・オズボーンは、北の放射能の大部分は雨や雪に洗われて南半球には来ないとする学者との名誉を懸けた「学術論争」に勝つが、死から逃れないことを確認しただけだった。その後は隠れ趣味のカーレースに残りの人生を賭ける。オズボーンとモイラの親戚の大金持ちで愛飲家のダグラスは、クラブに貯蔵されている高級ワインを飲み尽そうと朝晩痛飲する。一部の学者は、この戦争の終末を歴史に残そうと積層ガラス板の中に刻み込むが、数億年後の新人類がこれを読めるかどうかを決めかねている。こういったインテリで金持ちで上流階級の死の迎え方を記す作家は、死を迎える人間の「気高さを」を書きたいのだろう。一般大衆の方は、繁華街の商店のガラス窓が破れた状態を記すに留め、あっても不思議でない狼藉等は黙殺する。
政府が市民全員に配布する「自殺ピル」について、キリスト教は自殺を禁じているのではないかといぶかる向きもあるが、ここで作家が問うているのは、糞尿にまみれて死ぬのが「人間の尊厳」としてふさわしいか、である。私だったら薬を選ぶ。
タワーズの軍人精神には打ちどころがない。将校同士の話の中で、艦長ならば戦争を止める「外交交渉」が出来たのではないかと問われ、「軍人には無理」だと固く分を守ってみせる。だが艦長をはじめとする乗組員の誰もが、聞かれないので答えない問題があるのではないかと、天邪鬼な私は考えてしまう。スコーピオンは核ミサイルを発射しなかったか。タワーズの「道徳観」はどう反応したか。それも黙殺される。
アメリカ海軍原子力潜水艦「スコーピオン」は実在する。Wikipediaによれば1957年に建造が計画され、1960年に就航、1968年に事故によりマリアナ諸島沖で沈没した。排水量2880トン、装備は21インチ魚雷発射管6門とあるが、核ミサイル搭載とは記されていない。本書に登場するスコーピオンは、排水量6000トン、タービン出力は1万馬力を超えるとされ、別物である。潜水艦発射型核ミサイル開発はソ連に遅れて、アメリカは1960年に水中発射SLBM搭載の原潜を就航させた。これから考えてタワーズのスコーピオンは核ミサイルを搭載していたと推定するのは理があり、持っていれば使ったはずだ。
堀田善衛は長編小説『審判』(1963年)で、ヒロシマに原爆を投棄したパイロットが戦後罪悪感から神経症となり病院にとじ込められたとする小説を書いた。この点に関しては人類絶滅をテーマにしたネヴィル・シュートの天真爛漫さが際立つが、これもエドワード・サイード流の「ひねくれ」読みか。とにかく物語は、全世界の読者に改めて核の恐怖の存在を突き付け、本書存在の意味を大いに果たした。
2023年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
100%起こらない事はない。
だからこそ、一人一人がよく考えて事を行わなければならない。
政治や戦争なんて、自分には関係がないと思うかも知れないが、万が一そうなったら見ない平等にそれが訪れる。
実に60年以上前の小説であるが、リアルに感じられる。
読了した今、もう一度読み返したい気持ちはあるが、心を整えてからでないと危ない。
だからこそ、一人一人がよく考えて事を行わなければならない。
政治や戦争なんて、自分には関係がないと思うかも知れないが、万が一そうなったら見ない平等にそれが訪れる。
実に60年以上前の小説であるが、リアルに感じられる。
読了した今、もう一度読み返したい気持ちはあるが、心を整えてからでないと危ない。
2023年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一昔前ほどに午後のロードショー辺りで映画版をエンディング辺りだけ見て、いつかもう一度見たいと思っておりました。コロナ禍で思い出してDVD等での視聴を考えましたが叶わないようだし、その後のTV放送もいつになるか当てもないので、原作本でと思い手に取りました。
著者が、きっと優しい人なのでしょうか、絶望する作中人物は現れますが、現実ではあり得ないほど悪人は出て来ない。今後の近未来に起こり得る現実の世界では、この様な状況下では略奪や暴力沙汰もあるでしょうし、こう言ったことは著者も分かっていて是等をオミットしたものと思います。
悲しい物語なのにも関わらず、読後感が、とても良いお話でした。
目的地の無い潜水艦が出航して終わる、あの映像版もまた是非見てみたいものです。
著者が、きっと優しい人なのでしょうか、絶望する作中人物は現れますが、現実ではあり得ないほど悪人は出て来ない。今後の近未来に起こり得る現実の世界では、この様な状況下では略奪や暴力沙汰もあるでしょうし、こう言ったことは著者も分かっていて是等をオミットしたものと思います。
悲しい物語なのにも関わらず、読後感が、とても良いお話でした。
目的地の無い潜水艦が出航して終わる、あの映像版もまた是非見てみたいものです。
2021年10月14日に日本でレビュー済み
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ネヴィル・シュート「渚にて 人類最後の日」読了。核戦争が勃発し放射能の脅威に晒される人類。汚染が南下する中迫る終焉に対して生き残った人々は意外なほど静的である事が印象に残った。死期が明確になる時人はどのような行動をするのかそれを著者なりの解釈で綴ったのが本作の根幹なのだと思った。
2022年10月25日に日本でレビュー済み
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ロシアによる戦術核使用の懸念が喧伝される中、一発でも核兵器が使われたらきっとこうなるの
だろうと思いました。北半球の全滅を引き起こした放射性降下物が徐々に南下し、オーストラリア
全土を覆うまでのお話しですが、この舞台設定でなければどうと言うこともないストーリーが妙に
心に響きます。
アシモフのSF作品の中には核戦争によって地球に人類が住めなくなり、系外惑星に移住した結果
銀河帝国が生まれると言うものがありますが、こちらは人類がそのまま打つ手もなく全滅する様子
が描かれています。悲劇的な内容ですが、終末を迎えて人びとが静かに死に向き合い旅立って行く
最後の章は自分の人生を振り返る切っ掛けになるように思えました。
なお本作品は新たに翻訳されたもので、とても自然で素晴らしい文章となっています。一読の価値
ありです。
だろうと思いました。北半球の全滅を引き起こした放射性降下物が徐々に南下し、オーストラリア
全土を覆うまでのお話しですが、この舞台設定でなければどうと言うこともないストーリーが妙に
心に響きます。
アシモフのSF作品の中には核戦争によって地球に人類が住めなくなり、系外惑星に移住した結果
銀河帝国が生まれると言うものがありますが、こちらは人類がそのまま打つ手もなく全滅する様子
が描かれています。悲劇的な内容ですが、終末を迎えて人びとが静かに死に向き合い旅立って行く
最後の章は自分の人生を振り返る切っ掛けになるように思えました。
なお本作品は新たに翻訳されたもので、とても自然で素晴らしい文章となっています。一読の価値
ありです。
2021年2月18日に日本でレビュー済み
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世界の終わりをもたらす核戦争で滅びなかった人々の最後の日々。
スペクタクルなし。暴徒の出現なし。
個人的に一番の見所は主人公(?が自分が戻らなかった時に妻に「子供を楽に死なせて自分も自決して」と伝えて、妻が感情的に拒否するところ。
只々平穏に人類は滅んでゆく。
スペクタクルなし。暴徒の出現なし。
個人的に一番の見所は主人公(?が自分が戻らなかった時に妻に「子供を楽に死なせて自分も自決して」と伝えて、妻が感情的に拒否するところ。
只々平穏に人類は滅んでゆく。
2022年8月16日に日本でレビュー済み
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核戦争というあり得る状況の中で、描かれる人間性に感動!