出来れば高校生、少なくとも大学生の内に一読すべき名著。
但し読み解くのは結構難しいし、使いこなすのもそれ以上に難しい。
完全な共有結合、完全なイオン結合が存在しないように
完全な議論、完全な詭弁というのも存在しないので
上手な詭弁の習得は、上手な議論の習得なのです。
…上記のように、僕の詭弁術はいまひとつ。

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正論なのに説得力のない人ムチャクチャなのに絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術 単行本 – 2004/9/30
小野田 博一
(著)
詭弁は珍しいものじゃない
「相手の言い分にナットクできないけど反論もできない」「筋がとおっていないのに、結論には説得力がある」――。こんなときに使われているのが詭弁。「その発言は論点のすりかえだ!」と抗議したくても、詭弁がどんなものかを知らなければ、それだってままならない。「私は人あたりがよい。だから私の発言に賛成する人が多い」。また、「ネス湖に恐竜がいないなんて、まだ証明されてないよ。(だから)いるかもしれないよ」。これらは詭弁である。日常生活の中でも、詭弁は普通に使われているわけだ。
詭弁上手な人は議論がウマイ
弁が立つ人は、意識しているかいないかは別にして、詭弁の手法を上手に使っている。もちろん、人をだましたり、論点をずらす目的で使われる詭弁は誉められない。ところが、議論のすりかえ、立証責任の転嫁など上手に使われた詭弁には強力な説得力がある。議論・討論では、相手をナットクさせなければならない。こんなとき頼りになる詭弁の魅力と手法のすべてを解説する本。
「相手の言い分にナットクできないけど反論もできない」「筋がとおっていないのに、結論には説得力がある」――。こんなときに使われているのが詭弁。「その発言は論点のすりかえだ!」と抗議したくても、詭弁がどんなものかを知らなければ、それだってままならない。「私は人あたりがよい。だから私の発言に賛成する人が多い」。また、「ネス湖に恐竜がいないなんて、まだ証明されてないよ。(だから)いるかもしれないよ」。これらは詭弁である。日常生活の中でも、詭弁は普通に使われているわけだ。
詭弁上手な人は議論がウマイ
弁が立つ人は、意識しているかいないかは別にして、詭弁の手法を上手に使っている。もちろん、人をだましたり、論点をずらす目的で使われる詭弁は誉められない。ところが、議論のすりかえ、立証責任の転嫁など上手に使われた詭弁には強力な説得力がある。議論・討論では、相手をナットクさせなければならない。こんなとき頼りになる詭弁の魅力と手法のすべてを解説する本。
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2004/9/30
- ISBN-104534038127
- ISBN-13978-4534038128
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登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2004/9/30)
- 発売日 : 2004/9/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4534038127
- ISBN-13 : 978-4534038128
- Amazon 売れ筋ランキング: - 898,558位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 875位ビジネス交渉・心理学
- - 39,790位語学・辞事典・年鑑 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の受け取り方、感じ方を叙述しており、
体系立てて一般化していない
詭弁術の体系書として成り立っていない
議論の方法論を学びたい人にとっては、お金の無駄遣い
体系立てて一般化していない
詭弁術の体系書として成り立っていない
議論の方法論を学びたい人にとっては、お金の無駄遣い
2020年9月10日に日本でレビュー済み
言わんとするところはわからないでもないけど、ここに書いてあることが、実際の社会、人としての成長に役立つかといわれると疑問はある。
妥当解である正論を考えられる人であるなら、それを通すために説得力のある説明方法を学ぶことが筋であり、「無茶苦茶でも議論に勝つ人」は結局最後は信用を失う。そういう意味ではタイトルからして詭弁に満ちている。
議論は手段であり、目的ではない。そこで勝った負けたは本質的でない。
その場で相手を黙らせたり、なんとなく自分が正しいような雰囲気にしたところで、結局それが実行されたときに詭弁でなりたった合意は簡単に瓦解する。
妥当解である正論を考えられる人であるなら、それを通すために説得力のある説明方法を学ぶことが筋であり、「無茶苦茶でも議論に勝つ人」は結局最後は信用を失う。そういう意味ではタイトルからして詭弁に満ちている。
議論は手段であり、目的ではない。そこで勝った負けたは本質的でない。
その場で相手を黙らせたり、なんとなく自分が正しいような雰囲気にしたところで、結局それが実行されたときに詭弁でなりたった合意は簡単に瓦解する。
2005年12月26日に日本でレビュー済み
冒頭、著者はちょこっと「論理」の解説をしています。いわく、「論理が正しい」ということと「説得力がある」は違う、とのこと。
「彼女は魅力的だ。だから彼女は魅力的」というのは純然たる演繹で、論理は正しい。でも説得力はない。
かたや「彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ」には説得力があるように聞こえます。これは、説得力の秘密が「ほんの少しの論理の飛躍」だからです。三段論法で書くと、次のようになります。
(1)彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。
(2)独特なものがあれば、他のどれよりもすぐれている。
(3)だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ。
この三段論法の(2)を省略するとなんとなく説得力があるように聞こえますが、よく考えると、(2)は正しくありません。
説得力のある言葉は、実は論理的に正しくないことがある。だから開き直って「詭弁」術と呼ぼう、というのが本書のスタートです。
「詭弁」というと悪い印象がありますから、本のタイトルとしては一風変わっています。でも書いていることは、発言に説得力を持たせる方法ですので、とてもオーソドックスな内容ですね。
ちょっとおもしろかったのが、日本人はレトリックの名人、ということ。
日本人は問答法というレトリックをよく使います。「現代の女性が○○なのはなぜであろうか。それは**だからである」という書き方です。
ところが英語圏では小論文を書くときには「現代の女性が○○なのは、**だからである」と書け、と教育されるそうなのです。「自分で答えるための疑問文を書くな」という教えが徹底しているとのこと。
「論理」って西洋のものなんですねー。
「彼女は魅力的だ。だから彼女は魅力的」というのは純然たる演繹で、論理は正しい。でも説得力はない。
かたや「彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ」には説得力があるように聞こえます。これは、説得力の秘密が「ほんの少しの論理の飛躍」だからです。三段論法で書くと、次のようになります。
(1)彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。
(2)独特なものがあれば、他のどれよりもすぐれている。
(3)だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ。
この三段論法の(2)を省略するとなんとなく説得力があるように聞こえますが、よく考えると、(2)は正しくありません。
説得力のある言葉は、実は論理的に正しくないことがある。だから開き直って「詭弁」術と呼ぼう、というのが本書のスタートです。
「詭弁」というと悪い印象がありますから、本のタイトルとしては一風変わっています。でも書いていることは、発言に説得力を持たせる方法ですので、とてもオーソドックスな内容ですね。
ちょっとおもしろかったのが、日本人はレトリックの名人、ということ。
日本人は問答法というレトリックをよく使います。「現代の女性が○○なのはなぜであろうか。それは**だからである」という書き方です。
ところが英語圏では小論文を書くときには「現代の女性が○○なのは、**だからである」と書け、と教育されるそうなのです。「自分で答えるための疑問文を書くな」という教えが徹底しているとのこと。
「論理」って西洋のものなんですねー。
2017年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
むずかしいディベート術を極めて簡略化して説明した実践本であり、
これ一冊で相手の嘘に騙されなくなりました。
ありがとうございました。
これ一冊で相手の嘘に騙されなくなりました。
ありがとうございました。
2021年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
例文が極端かつわかりにくく読んでいて大変不愉快でした。また、各例文に対する解説が不十分もしくはそもそも解説すらない場合が多く不親切です。説明不足、根拠不足の内容をそれっぽく羅列して分からせた風にしているというのは、本書で目指しているそれらしい詭弁の例文としてはある意味成功しているのではないのかもしれませんが。
2009年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書はタイトルだけを一見するとまるで詭弁指南書のような印象を受けますが、
中身はしっかりと「詭弁を見破る方法」になっています。
108種類の詭弁や強弁が紹介されており、文体も例もわかりやすかったです。
論理学の知識は必要ありません。詭弁の本では野崎昭弘氏の『詭弁論理学』が
有名ですが、こちらの方がわかりやすかったです。
本書を読んでからは、テレビや掲示板を見ているときも「あっ、これはあの詭弁
だ」、とすぐにわかるようになりました。実際に議論をする人なら、知っている
のと知らないのとでは大分差があると思います。
小野田先生のほかの著作も非常に役に立ちました。
中身はしっかりと「詭弁を見破る方法」になっています。
108種類の詭弁や強弁が紹介されており、文体も例もわかりやすかったです。
論理学の知識は必要ありません。詭弁の本では野崎昭弘氏の『詭弁論理学』が
有名ですが、こちらの方がわかりやすかったです。
本書を読んでからは、テレビや掲示板を見ているときも「あっ、これはあの詭弁
だ」、とすぐにわかるようになりました。実際に議論をする人なら、知っている
のと知らないのとでは大分差があると思います。
小野田先生のほかの著作も非常に役に立ちました。
2006年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「欠陥があることがわかりやすいように、挙げる例には説得力のほとんどない変な発言・記述を多く使います」
このような姿勢で書かれた例文は、たしかにナンセンス以外の何ものでもありません。
一見正論に見えるが実は詭弁。そういう類の例文でなければ、
「詭弁」を読み解く術は磨かれないと思います。
「変な発言・記述」をわざわざ「詭弁」と解釈する必要はありません。
このような姿勢で書かれた例文は、たしかにナンセンス以外の何ものでもありません。
一見正論に見えるが実は詭弁。そういう類の例文でなければ、
「詭弁」を読み解く術は磨かれないと思います。
「変な発言・記述」をわざわざ「詭弁」と解釈する必要はありません。