水についてとてもわかりやすく解説されており、水処理の技術者のわたしにとって、簡単に他の分野の人に技術を説明する上で、良い参考になる本です。おいしい水についてを、科学的に語ろうとするのはとても難しいことですが、かなりうまく述べています。
環境問題にも波及するところがあって、いい科学の啓発になると思いました。

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発見!ネイチャー&サイエンス おいしい水 きれいな水 (発見!ネイチャー&サイエンス) 単行本(ソフトカバー) – 2007/11/27
橋本 淳司
(著)
◎おいしい水・きれいな水とはどんな水?
ミネラルウォーター輸入量、国内生産量はともに過去最高をマーク。でも、本当にペットボトルの水を買わなくてはいけないほど「水道水はまずく」て、「ペットボトルの水は健康によい」のでしょうか? 本書では、水道水とミネラルウォーター、浄水器・活水器のしくみなどを解説しながら、この疑問に対する答えを見つけます。
◎カシコイ「水道水とミネラルウォーター」との付き合い方
オゾン等を活用した高度浄水処理技術が進み、「水道水は飲み水としても十分」という意見も出てきています。では、水道水とミネラルウォーターでは何がどう違うのか、それぞれの基準や製造法、成分などを比較します。
◎水問題と地球環境を「もったいない」精神が救う
「仮想水(バーチャルウォーター)」とは、食料などモノをつくるために必要な水の量を、原料まで含めて量る考え方。モノの大量輸入=水の大量輸入ということです。日本は世界に最たる輸入国。「食べ残しをなくす」ということだけでも、水不足の国々を助けます。家庭で簡単にできる、意外な節水方法もお教えします。
ミネラルウォーター輸入量、国内生産量はともに過去最高をマーク。でも、本当にペットボトルの水を買わなくてはいけないほど「水道水はまずく」て、「ペットボトルの水は健康によい」のでしょうか? 本書では、水道水とミネラルウォーター、浄水器・活水器のしくみなどを解説しながら、この疑問に対する答えを見つけます。
◎カシコイ「水道水とミネラルウォーター」との付き合い方
オゾン等を活用した高度浄水処理技術が進み、「水道水は飲み水としても十分」という意見も出てきています。では、水道水とミネラルウォーターでは何がどう違うのか、それぞれの基準や製造法、成分などを比較します。
◎水問題と地球環境を「もったいない」精神が救う
「仮想水(バーチャルウォーター)」とは、食料などモノをつくるために必要な水の量を、原料まで含めて量る考え方。モノの大量輸入=水の大量輸入ということです。日本は世界に最たる輸入国。「食べ残しをなくす」ということだけでも、水不足の国々を助けます。家庭で簡単にできる、意外な節水方法もお教えします。
- ISBN-104534043163
- ISBN-13978-4534043160
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2007/11/27
- 言語日本語
- 本の長さ173ページ
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商品の説明
著者について
はしもと・じゅんじ
ジャーナリスト。日本水フォーラム節水リーダー。1967年、群馬県館林市生まれ。学習院大学卒業後、出版社勤務を経て、現職。水問題を専門に活動。日本国内はもとより、世界各地の水辺を歩き、土地の人と語りながら、水について考えている。水をテーマにしたルポやエッセイなどを多数執筆するとともに、「日本水フォーラム節水リーダー」として、水への興味・関心が高まるよう、一般や生徒・児童を対象にした講演、セミナーを行なっている。
主な著書に、『水問題の重要性に気づいていない日本人』『水の大研究~不思議な世界をのぞいてみよう!』(以上、PHP研究所)など多数。
HP【アクアスフィア】http://www.aqua-sphere.net/
ジャーナリスト。日本水フォーラム節水リーダー。1967年、群馬県館林市生まれ。学習院大学卒業後、出版社勤務を経て、現職。水問題を専門に活動。日本国内はもとより、世界各地の水辺を歩き、土地の人と語りながら、水について考えている。水をテーマにしたルポやエッセイなどを多数執筆するとともに、「日本水フォーラム節水リーダー」として、水への興味・関心が高まるよう、一般や生徒・児童を対象にした講演、セミナーを行なっている。
主な著書に、『水問題の重要性に気づいていない日本人』『水の大研究~不思議な世界をのぞいてみよう!』(以上、PHP研究所)など多数。
HP【アクアスフィア】http://www.aqua-sphere.net/
登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2007/11/27)
- 発売日 : 2007/11/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 173ページ
- ISBN-10 : 4534043163
- ISBN-13 : 978-4534043160
- Amazon 売れ筋ランキング: - 998,287位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 82位水質汚濁
- - 2,498位建築・土木工学
- - 82,735位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所代表、武蔵野大学客員教授。
国内外を歩き、水問題やその解決方法を、さまざまなメディアで発信している。著書に『100年後の水を守る〜水ジャーナリストの20年』、『世界と日本の水問題』(文研出版)などがある。「Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2019」、「東洋経済オンライン2021 ニューウェーブ賞」など受賞。
また、中国での節水教育担当者育成、インドでの雨水活用コミュニティづくりなど、国内外で水問題を解決するためのプロジェクトに参加。学校での探究的・協働的な学び、自治体、企業の水に関する普及啓発活動の支援も行っている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年12月19日に日本でレビュー済み
「水」に関する現状や雑学を、図解を豊富に使いつつコンパクトにまとめた一冊。
今後起きるであろう世界的な水不足の問題から、料理に適した水の種類やペットボトル水の秘密、あるいは上下水の仕組みなど、取り扱うテーマは多岐にわたる。
日本は世界的に見れば水に恵まれているせいか、水の問題がしばし取り上げられながらも、喉元過ぎればというやつで、すぐにその重要性を忘れてしまったりする。
本書の優れているところは、そういった水の大切さを大上段から訴えるだけでなく、「水をあまり消費しない食器の洗い方」「カンタンに水の汚れを取る方法」といった今すぐできる手法も合わせて紹介しているところだ。
単なる読み物としても十分面白いが、環境啓発本としても優れた一冊。
今後起きるであろう世界的な水不足の問題から、料理に適した水の種類やペットボトル水の秘密、あるいは上下水の仕組みなど、取り扱うテーマは多岐にわたる。
日本は世界的に見れば水に恵まれているせいか、水の問題がしばし取り上げられながらも、喉元過ぎればというやつで、すぐにその重要性を忘れてしまったりする。
本書の優れているところは、そういった水の大切さを大上段から訴えるだけでなく、「水をあまり消費しない食器の洗い方」「カンタンに水の汚れを取る方法」といった今すぐできる手法も合わせて紹介しているところだ。
単なる読み物としても十分面白いが、環境啓発本としても優れた一冊。
2008年2月16日に日本でレビュー済み
『水は何でも知っている』とか何とかいう本が妙に売れていたが、そんなわけないだろうが!
こうした噴飯モノの似非宗教はどうでもよいが、今や水について何も知らないでは済まされない時代だ。国内においては「水道格差」という名の社会経済問題があると指摘する著者の水に対する射程は長く、カバーする範囲も広い(08年2月16日朝日新聞)。
ゲゲゲの鬼太郎でも水神を怒らすと一番怖いということらしい。松下幸之助は自身の製造業哲学として「水道哲学」なるものを打ち上げ、必要な製品が水道水のように安価で人々に普く行き渡ることを目指した。その目途は普くとは言わずとも、その大半が実現したかに見えた。少なくとも10年位前までは。
しかし、今日の水を巡る状況を環境、資源、南北問題等で鑑みるに、水道哲学も100年を貫く思想ではなかったことが明白だ。水こそが階級や経済闘争・覇権の象徴的な問題とさえいえよう。レアメタル争奪戦が喧しいが、レアウォーターが大きなイシューとなって来ているのだ。金のある国が水を買占め、その強国のなかでも金のあるものだけが水を得られる時代がやってくるだろう。今日の日本国内における水格差は、その先触れに過ぎない。
本書では、以上のような政治経済状況についてはさりげなくしか触れていないが、まずは水問題を考える際の打ってつけの啓蒙書だ。
こうした噴飯モノの似非宗教はどうでもよいが、今や水について何も知らないでは済まされない時代だ。国内においては「水道格差」という名の社会経済問題があると指摘する著者の水に対する射程は長く、カバーする範囲も広い(08年2月16日朝日新聞)。
ゲゲゲの鬼太郎でも水神を怒らすと一番怖いということらしい。松下幸之助は自身の製造業哲学として「水道哲学」なるものを打ち上げ、必要な製品が水道水のように安価で人々に普く行き渡ることを目指した。その目途は普くとは言わずとも、その大半が実現したかに見えた。少なくとも10年位前までは。
しかし、今日の水を巡る状況を環境、資源、南北問題等で鑑みるに、水道哲学も100年を貫く思想ではなかったことが明白だ。水こそが階級や経済闘争・覇権の象徴的な問題とさえいえよう。レアメタル争奪戦が喧しいが、レアウォーターが大きなイシューとなって来ているのだ。金のある国が水を買占め、その強国のなかでも金のあるものだけが水を得られる時代がやってくるだろう。今日の日本国内における水格差は、その先触れに過ぎない。
本書では、以上のような政治経済状況についてはさりげなくしか触れていないが、まずは水問題を考える際の打ってつけの啓蒙書だ。