この本は日本語で読める唯一のルーマニアの通史です。フランス語原典と
英語翻訳版、そしてこの日本語版を読んでみて、一番この本が読みやすく、
理解しやすいと感じました。
とくに、第一次世界大戦後から1989年のルーマニア革命についても記述
が充実しています。特に王国時代(1881-1947年)については他に読むこ
とのできる本がないことからこの値段ならぜひお買い得だと思います。
ただ、難点を上げると、文章がいささか散文的であることといくつかの
用語がすこし的外れですが、それについてはしょうがないと思います。
ルーマニアの歴史に興味がある人なら迷わず買う事をお奨めいたします。

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ルーマニア史 (文庫クセジュ 747) 新書 – 1993/10/1
プロモーション情報 注文確定時に3%割引 規約
バルカン半島北辺に位置し黒海を臨むルーマニアは、近隣の多様な文化の影響を受け、近世以降は大国の政治的脅威に絶えずさらされてきた。本書は、今また少数民族問題など多くの難問に直面するこの「ラテン的」国家の貴重な通史である。訳者による、チャウシェスク独裁政権崩壊後の現代史補遺を付す。
- 本の長さ149ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日1993/10/1
- ISBN-104560057478
- ISBN-13978-4560057476
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登録情報
- 出版社 : 白水社 (1993/10/1)
- 発売日 : 1993/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 149ページ
- ISBN-10 : 4560057478
- ISBN-13 : 978-4560057476
- Amazon 売れ筋ランキング: - 261,165位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 61位文庫クセジュ
- - 75位その他の地域の世界史の本
- - 681位ヨーロッパ史一般の本
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
入門者ですが、地名人名などに慣れていないせいかやや難しく感じます。
もう少し読み物的な本を先に探しておくべきだったかも……
しかし、ざっくり「ルーマニアとは何ぞや」みたいなことを知りたかったので内容自体には満足。
日を置いてまた読み返してみようと思います。
もう少し読み物的な本を先に探しておくべきだったかも……
しかし、ざっくり「ルーマニアとは何ぞや」みたいなことを知りたかったので内容自体には満足。
日を置いてまた読み返してみようと思います。
2015年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
開梱後、外観・中身をチェックした限りでは、特に問題ありませんでした。
ざっと読み終わりましたが、ルーマニアの地理に明るくない者にとっては
都市名に馴染みのないところが多くあり、歴史を理解する上で難解な
部分が沢山あり、十分修得し得なかった。詳細な地図の明細が欲しかった。
ざっと読み終わりましたが、ルーマニアの地理に明るくない者にとっては
都市名に馴染みのないところが多くあり、歴史を理解する上で難解な
部分が沢山あり、十分修得し得なかった。詳細な地図の明細が欲しかった。
2013年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般人にとっての入門書としては良。チャウセスク時代とそれ以降の記述が物足りない。この国のアイデンティティを明確に記述すべき。
2019年6月11日に日本でレビュー済み
日本人にとってマイナーな国についてとなると、未だにこんな出版状況なのだなあ…。
2019年にルーマニアの歴史を知りたく思い、(観光ガイドではない)本を探したら、1993年刊の薄い新書…概要版みたいな…しかないんですもの。
しかも私が知りたかったルーマニアの古代史~中世史の記述は、この薄い本の冒頭の1章分しかありませんでした。第2章がすでに19世紀前半です。
ゴート族、フン族、モンゴル、ロマ人(ジプシー)などとルーマニア人との関わり合いを詳しく知りたかったんですけど、記述は無きに等しく…。かの有名なヴラド公ですら半ページほどの扱い。
地図は時代の異なるものが3枚ほど載っていますが、他に写真も挿絵もないので、とりわけ古代~中世はイメージがわかず、面白味に欠けるし、字面は読めても理解は難しかったです。
以前に読んだ「東ゴート興亡史」の方が面白かったですが、場所がルーマニアとはずれてるんですよねえ。
本書は貴重な通史ではありますが、1993年からでもずいぶんと「現代史」は付け加えられてきているわけで。
もう少しボリュームがあり、なおかつ読み易い、新しい本の登場を望みます。
2019年にルーマニアの歴史を知りたく思い、(観光ガイドではない)本を探したら、1993年刊の薄い新書…概要版みたいな…しかないんですもの。
しかも私が知りたかったルーマニアの古代史~中世史の記述は、この薄い本の冒頭の1章分しかありませんでした。第2章がすでに19世紀前半です。
ゴート族、フン族、モンゴル、ロマ人(ジプシー)などとルーマニア人との関わり合いを詳しく知りたかったんですけど、記述は無きに等しく…。かの有名なヴラド公ですら半ページほどの扱い。
地図は時代の異なるものが3枚ほど載っていますが、他に写真も挿絵もないので、とりわけ古代~中世はイメージがわかず、面白味に欠けるし、字面は読めても理解は難しかったです。
以前に読んだ「東ゴート興亡史」の方が面白かったですが、場所がルーマニアとはずれてるんですよねえ。
本書は貴重な通史ではありますが、1993年からでもずいぶんと「現代史」は付け加えられてきているわけで。
もう少しボリュームがあり、なおかつ読み易い、新しい本の登場を望みます。