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コメント: 図書館リサイクル本です(ビニールカバー付き。シール印あり)。消毒済み。資料的価値を考慮して出品させていただきます。カバー、中身共にきれいです。2010年10月第1版第1刷発行。迅速に発送いたします。
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キング・イン・ザ・ミラー 単行本(ソフトカバー) – 2010/10/16

3.8 5つ星のうち3.8 13個の評価

今ではもう四半世紀近くも前となる、ある日のできごとを、
ぼくは、つい昨日のことのように、鮮やかに思い出せます。

1987年9月19日。

当時中学1年生だったぼくは、部活動を終えた学校帰りに
自宅の最寄り駅・阪急電車西宮北口(にしのみやきたぐち)駅で
ホームに降り立った時、駅を埋め尽くす
信じられないほどの人込みに圧倒されました。

駅の近くにはプロ野球チーム・阪急ブレーブス
(現・オリックス・バファローズ)の
ホームグラウンドであった西宮球場があり、プロ野球の試合や
オールスター・ゲーム、競輪などのイベントが行われる際には
いつもたくさんの人であふれていたものですが、
「なんだこれっ!」と思わず声に出してしまうほど異様な
群衆の熱気を体験したのは、あとにも先にも、あの時だけです。

それは、マイケル・ジャクソンのコンサートを観るために
集まった人たちでした。

彼自身初のソロ・コンサート・ツアーとなる
『バッド』ワールド・ツアーを
日本から開始したマイケルが、東京の後楽園球場
(現・東京ドーム)に続いてコンサート会場に選んだのが、
ぼくの実家の近所にある西宮球場だったのです。

当時のマイケルと言えば、アルバム前作『スリラー』が
レコードセールスの世界新記録を達成してギネスブックに
認定され、新作『バッド』が世界25か国で初登場1位を記録した
直後であり、その華々しいキャリアのまさに絶頂を極めていた時期でした。

その夜のコンサートのものすごい熱狂ぶりは、
スタジアムから徒歩10分ほどの距離の実家まで
響いてくるほどでした。
それは中学1年生の少年にとっては「ちょっと怖いな」
と感じるほどの狂騒で、
記憶に深く刻みつけられた一種のトラウマ的な、
ぼくの「原体験」となりました。

あれから四半世紀近くもの時が流れ、さまざまな紆余曲折を経て、
まさかあの「マイケル・ジャクソン」が他人とは思えないほど大切に想える存在となり、
自分が彼の小説を書くことになろうとは......
不思議な運命の悪戯です。

親友でもあるカナダ人マンガ家のカイ・チェンバレンに
本の表紙と著者イラストを描いてもらうのに際し、
ぼくはマイケルの歴代の衣装写真を資料として準備したのですが、
その中から妻が「これがいいんじゃない?」と
先入観なく選んだ服は、
なんと、偶然にも、マイケルが『バッド』ツアーで
着ていた衣装でした。
その瞬間、過去と現在の自分が結ばれたような感覚に
襲われました。

この作品『キング・イン・ザ・ミラー』は、
マイケル・ジャクソンの生まれてから死ぬまでを
描いた小説であり、
各章ごとに設けられたテーマに沿って成功哲学を学べる
ビジネス書でもあり、
そして、もちろん、マイケルの傑作群について語った
音楽本でもあります。

読むにあたっての予備知識はいっさい必要ありませんので、
マイケル・ジャクソンの音楽と人物を心から
愛する方たちはもちろん、
謎に満ちたマイケルの人生に興味があるという方や、
歴史上の偉人の人生から成功哲学を学びたいという方には、
どなたにも、きっと楽しんでいただける
内容になっていると思います。

なにかの要素が引っかかった方は、ぜひご一読ください。

清涼院流水
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かつてこんなにも人を好きになったことがないかも......
というほど今では愛しく想えるミスター・マイケル・ジャクソンに、本書を捧げます。 清涼院流水

栄光、失墜、そして、新生----。「MJ」(マイケル・ジャクソン)の繊細でミステリアスな魂を描き出した物語。

本書は、これまでの著者のファンだけでなく、マイケル・ジャクソンを愛する人、マイケル・ジャクソンをもっと知りたいと考える多くの人々に、読んでほしい一冊です。

(本書の目次より)
Introduction 才能の謎/Chapter1 成功の謎/
Chapter2 戦略の謎/Chapter3 再起の謎/
Chapter4 栄光の謎/Chapter5 羨望の謎/
Chapter6 失墜の謎/Chapter7 新生の謎/
FinalChapter 運命の謎/Outroduction 天意の謎/
Anecdote 真実の告白

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2010/10/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/10/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 191ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569793037
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569793030
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.3 x 1.7 x 19 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 13個の評価

著者について

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清涼院 流水
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1974年8月9日、兵庫県西宮市生まれ。

小説の既存ジャンルにこだわらない「大説家(たいせつか)」を自称する娯楽小説(エンターテインメント)作家。「The BBB」編集長。英訳者。マンガ原作者。

京都大学在学中の1996年、『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。

日本人の小説家やビジネス書著者の作品を英訳して全世界に発信するサイト「The BBB」を2012年12月にオープンし、著者、英訳者、編集者として、これまでに220作品以上の電子書籍を刊行。

TOEICスコア: 990(満点)を5回獲得。

2020年7月20日に受洗し、クリスチャン(カトリック信徒)となる。

最新刊は『どろどろのキリスト教』(朝日新書)。

NHK「ラジオ英会話」2021年4月号より、連載「英語で読む戦国武将列伝」(英文執筆: 早稲田大学名誉教授ジェームス・M・バーダマン先生)の和訳を担当中。

近著に『どろどろの聖書』(朝日新書)、『三日坊主でも英語は伸びる』『50歳から始める英語』(幻冬舎新書)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)、『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)。

おもな著作に、

2018年1月に同時刊行した『純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男』(WAVE出版)と『ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン』(幻冬舎)、

世界初のTOEIC小説『不思議の国のグプタ』(アルク)、

実在の英語学習者たちを描いたノンフィクション『社会人英語部の衝撃』(KADOKAWA)、

マイケル・ジャクソンの人生を描いた小説で、ビジネス書と音楽本の要素もある『キング・イン・ザ・ミラー』(PHP)、

デビュー15周年記念作品として2011年に刊行した『清涼院流水の小説作法』(PHP)、

小説仕立てのビジネス書『成功学キャラ教授 4000万円トクする話』(講談社)、

2007年に12か月連続刊行を達成した、英語と京都と運命の物語『パーフェクト・ワールド』(講談社)、

デビュー作と同じテーマに13年ぶりに挑んだ『コズミック・ゼロ 日本絶滅計画』(文藝春秋)、

『羊たちの沈黙』へのオマージュとして執筆した『B/W(ブラック・オア・ホワイト)完全犯罪研究会』(太田出版)、

ケータイ小説として1年間連載した初の純愛ミステリー『忘レ愛』(SDP)、

前半が小説で後半がゲームブックという特殊な構成の『LOVE LOGIC 〜蜜と罰〜』(KADOKAWA)、

見開きごとに新しい事件が起きる日めくりカレンダー的な仕掛けの『とくまでやる』(徳間書店)、

ゲーム・クリエイター飯野賢治氏との共著「RE(アールイー)」名義で、エンピツで本をこすると登場人物の心理が浮かび上がる『レッドブック ワルツの雨』(幻冬舎)などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マイケルが亡くなる前は、
彼の名前や曲を何曲か知ってはいましたが、
彼自身については、ほとんど知りませんでした。

彼の死後、ベスト・アルバムから聴き始めて
マイケルを好きになり、
それから彼の人間的なすばらしさを知りました。

マイケルのことをもっと知りたくて、
彼について書かれた本や雑誌をいくつも読みましたが、
どこか含みのある表現のものもあって、
書いてる人は、本当にマイケルを好きなのかな?
と疑問に思うこともありました。

そんな時に、昔からマイケルファンだった従姉妹から
「ぜひ読んで!」と薦められて、この本を読みました。

ゴシップや事故など、理不尽な苦しみや試練と戦いながらも、
周囲の人たちの醜ささえも包み込む、彼の真の姿を、
この本は切なくも感動的に描いています。

最終章は「Gone Too Soon」が
後ろで流れているような気がして、
思わずCDを聴き直したら、
しばらく涙が止まりませんでした。

一気に読んでしまえるほどの分量ですが、
CDを聴くたびに、
何度も読み返したくなる本だと思います。

マイケルを愛するすべての人に読んで欲しい本です!!
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文字が大きくてものすごく読みやすい!
難しい言葉も一切なし。あっという間に読めてしまいます。
その中でMJの、いや成功者が必ず通る絶頂と墜落を、まるで自分の人生に起こっているかのように体感できます。

伝記でありながら小説。
そのスタイルが最大限に生かされた作品です。

MJについてインターネットで検索すれば、本書で述べられているより詳しいことが簡単にわかるかもしれません。
しかし、単に事実を知るだけでなく、キング・オブ・ポップがなにを考えどう生きたのか?
それを体験できるのは、本書だけでしょう。
言うまでもなく、マイケル・ジャクソンの入門としても最適な一冊です。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マイケル大好きなので、1クリックで購入してしまったのですが、、、

期待しすぎで、ちょっと残念でした。。

「ムーンウォーク」「マイケルジャクソンの新しい教科書」LIFE社の写真集など既に持っていたので

なんというか、新しく知る内容は載っていなく
どこかで読んだことのある出来事、マイケルのインタビューの言葉等
を大まかに繋ぎ合わせた読み物という印象でした。。

マイケルに関する読み物などを何も読んだことの無い人だったら
入門書としてはいいかもしれませんが

マイケルではない人がつづる”ぼくは”と一人称でマイケルが語る形の文体には、やっぱりちょっと抵抗を覚えてしまいました。
わざわざこんな時期に一人称を用いた作品が出版されるということもあり、
誰も知らなかったマイケルの気持が綴られているような期待を読みながら抱いてしまうので、、、
あっという間ににさいごのページになってしまうのですが、
あぁ、っ結局、何もなかった、、、
というがっかり感が、読後どうしても湧いてしまいます。。

著者がTIIで衝撃を受け、マイケルに夢中になっていった気持はとても純粋なもので、決してマスゴミの商戦的な意図のある本ではないとは感じました。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月11日に日本でレビュー済み
著者がマイケル・ジャクソン本人、1歳年上の兄、著者自身の視点という3つの視点から書いた自伝風の小説である。マイケル・ジャクソンが人種差別で苦しんでいたというのは、以前から知っていたので事実自体はそれほど驚かなかったが、認識していた以上に白人から迫害されていた事実を知り、激しい憤りを感じざるを得なかった。
彼は幼少時から妥協のない練習に打ち込み、兄弟の中でも際立って歌唱力とダンス力が高かった。これは彼の努力の賜物であり、兄弟の皆が認めるところでもあった。幼少時から注目を浴びていたマイケルは頂点に上り詰めるまで、周囲からちやほやされ頂点への階段を順調に歩んでいた。
全米一位のヒットを連発するようになると、大衆媒体がこぞって彼のゴシップ記事探しに専念し、根も葉もない根拠不明のゴシップ記事でマイケルを陥れようとする。
マイケルのファンはマイケルの真意を知っていたので、ゴシップが根拠なき嫌がらせと分かっていても、大衆が大衆媒体に翻弄されていたため、次第にマイケルの人気は低迷と上昇を繰り返すようになり、激しいストレスを感じるようになっていく。
オバマ大統領が誕生して半年で不慮の事故死をしてしまうマイケル、人種差別撤廃を夢見て頑張った彼が望んでいたものが達成したと同時に、この世を去ったように早い他界であった。
歌唱力とダンス力が抜群に優れていたマイケルを羨む能力なき低俗な人種に迫害されたと言っても過言でない彼の人生。静かな哀悼をしたくなる内容である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月15日に日本でレビュー済み
ほぼ全編、マイケル・ジャクソン本人の筆による自伝小説、の体裁をとっています。
しかしそれは”体裁”だけで、とても自伝小説と呼べる仕上がりにはなっていません。
なぜなら事実の羅列が全体の7〜8割で、残りがちょっとした独白という構成だからです。

例えばマイケルがジャクソンズから脱退し、以後はソロアーティストとしてのみ活動していくことを決める場面。
あるいはリサとの結婚と離婚についての場面。
ここはちゃんとした自伝小説ならマイケルがこの頃抱いていた葛藤や悩み、あるいは決断に至るまでの心境などが語られるのが当然でしょう。
しかしこの本では、そういう事実があったということが淡々と語られるのみです。
マイケルに心というものがあるのなら、これらの場面はちょっとぐらい何かコメントがあってもいいはずなんですが。

こうなってしまうのは、そもそもマイケルの自伝小説という体裁を取ること自体に無理があるからでしょう。
せめて三人称一視点で書いてマイケルを視点人物にすれば、事実の羅列で終始するにせよ、今よりはまだ自然だったかも知れません。
ではなぜ著者の流水氏はそんな不自然な体裁を取ったのか。

それは三人称の語り手=作家=流水氏が直接に成功哲学を語るよりも、マイケルの口を通して成功哲学を語ってもらった方が効果的だと思ったから、という理由しかないように思います。
つまり、まず流水氏には語りたい成功哲学があり、それを語るのに都合のよいように、マイケルの人生を編集してみせた、ということではないか。

実際、自伝小説というのは基本的には時間が過去から現在へと一直線に流れるはずなんですが、この本では成功哲学を語りやすいように、ところどころ時間が編集されています。
一旦さらっと2001年まで語り、次の章の冒頭で成功哲学に関する独白をし、それについてのエピソードを語るためにまた1980年代に戻る、というように。
作家経験のないマイケル本人が本当に自伝小説を書いていたら、こういうとっ散らかった構成になっていたかな、という点ではリアルでさえあるんですが、もっと整理した方がよかったように思いました。

マイケルの自伝小説を装うというアイデアは良いとしても、それをちゃんと成し遂げられていないのは残念です。
それにマイケルの人生は華々しく派手なものですが、事実の羅列に終始するこの本の内容はかなり地味です。
とても『コズミック』と同じ作者の作品とは思えませんね。
だからこう言うしかありません。

こんなものは、大説ではない
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年3月7日に日本でレビュー済み
やっぱりいつもの流水大説。マイケルの一生をかなり凝縮した読みやすさは著者談の様に小説作法発売時のベストなんだなぁと思いました。だんだんマイケルがサクセスするに従って派手になるスケール感も。とはいえ大説的スケールはそこまで無い感じ。むしろ様々なジャンルのリミックスに大説があるのだな、と思いました。まあド派手なスケールが鳴りを潜めているのはおそらく「MJ」視点だからでしょう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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