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米中新冷戦、どうする日本 単行本(ソフトカバー) – 2013/2/15
米中新冷戦がすでに開始されている。アメリカと中国(シナ)は、激しい対決時代に突入した。米中新冷戦が日本に重大な影響を与えることは、間違いない。日本が冷戦の戦場になっていることを忘れてはならない。経済的には米中両国と、軍事的にはアメリカと深く連携している。地理的に見ても、日本は西の中国と太平洋を隔てた東のアメリカの真ん中に位置しており、世界中で最も米中新冷戦の影響を受ける国家である。
本書は、大局的にかつ歴史的に、日米中三カ国の政治経済の視点から、米中新冷戦が「どのように」発生し、展開してきたかを、詳しく解説するものである。
日本の進路を見誤らないための一冊!
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2013/2/15
- ISBN-104569811329
- ISBN-13978-4569811321
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2013/2/15)
- 発売日 : 2013/2/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 271ページ
- ISBN-10 : 4569811329
- ISBN-13 : 978-4569811321
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,003,557位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

藤井厳喜(ふじい・げんき) http://www.gemki-fujii.com/
国際政治学者。未来学者。詩人。
『ニュース女子』レギュラー出演。
虎ノ門ニュース(第1・第3水曜日レギュラー)出演。
会員制インターネットチャンネル「ワールドフォーキャスト」配信中。
http://gemki-fujii.com/wf/
2016年まで毎週火曜22時~FMラヂオつくば #kgproject にレギュラ出演♪(番組終了)
(翌放送日に以下のURLに過去のコンテンツを公開しています)
https://www.mixcloud.com/kennysuzuki18/
軍事・経済・文明論も含む総合的な視野から国際政治を論ずる。その的確な近未来予測には定評があり、予測のプロの間でも評価が高い。
1952年(昭和27年)東京都江戸川区生まれ。本名:昇。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1977 〜 1985年、アメリカ合衆国へ留学。クレアモント大学大学院で政治学修士号取得。ハーバード大学政治学部大学院へ進み、政治思想のハーベイ・マンスフィールド教授、哲学のジョン・ロールズ教授(『正義の理論』の著者)、ハンチントン教授(『文明の衝突』の著者)、社会学のエズラ・ボーゲル教授(『ジャパン・アズNo.1』の著者)等に師事。政治学博士課程修了。
ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て帰国。
1989 〜 1992年、ラジオ文化放送(JOQR)でニュースキャスター。TV朝日「朝まで生TV」等に出演。
大手信託銀行、大手証券会社等の顧問、財界人の個人アドバイザーを務める。
米ブッシュ・ジュニア政権誕生を予期し、1999年、岡崎久彦元駐タイ大使等の協力を経て、日米保守会議を創設。リチャード・アーミテージ元米国務副長官、ロバート・ゼーリック世界銀行総裁(共に当時は民間人)等を日本に招聘し、日米政界間のパイプ造りに奔走。
著書は第一作の『世界経済大予言』(1984年)以来、編・訳著、共著を含め、最新刊『国境ある経済の復活』で70作目。
英語関係の著作も韓国語に翻訳された『経済英語に強くなる本』(PHP研究所)等、数冊ある。
明治大学・麗澤大学等で、政治学・国際関係論・英語などの教鞭をとった。
エディット・ピアフ「愛の賛歌」等のシャンソンの新訳詞、オリジナル曲の作詞も多数ある。
株式会社ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役。
『厳喜に訊け!』を中心に、YouTube( http://www.youtube.com/user/zingrace1213 )やニコニコ動画を通じて日英両語で世界に情報を多数発信している。
『藤井厳喜アカデミー』シリーズ第2弾「経済篇:日本を復活させる智恵─増税を許すな!復興財源はこうして創れ!」http://www.youtube.com/my_playlists?p=E4F42E64ED2C36F7
が好評である。
無類の動物好き、猫好きである事からNET上では「ニャンコ先生」と愛称され、「ネコウヨ党総裁」でもある。
公式HP http://www.gemki-fujii.com/
"未来が分かる『" Fujii's Focus For Future』(藤井厳喜公式ブログ)は人気が高い。http://www.gemki-fujii.com/blog/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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領土問題についても日本に限らずアジア諸国で深刻化している。
本書は第一部と第二部とで構成され、第一部は日米中の歴史的関係についての分析、
第二部は米中の新冷戦を時系列的に分析・解説したものとなっている。
また、米中新冷戦をメインとしつつ、アメリカの国力を大きく強化することになるであろう
シェールガス革命についても言及されている。
現在進行形で行われている米中新冷戦について述べられた第二部が特に興味深い。
米中新冷戦は、米ソ冷戦とは全く異なる対立軸で戦われている。
戦争手段の多様化・戦場の領域の拡張で、戦争の形態もこれまでイメージするものとは大きく変化している。
本書では軍事面のみならず政治・経済の観点からもこの米中新冷戦について詳しく解説されている。
本書を読むことで米中という二大大国の現況が深く理解できるであろう。
米中の対立が日本に多大な影響を及ぼすことは言うまでもない。
日本も国家的自立に対する自覚を高め、この米中新冷戦に的確に対処していかなければならない。
60年代アメリカの脅威は、「ソ連共産党」です。
しかしアメリカの進歩的文化人の彼らは「国力のバランスを取ろう。それは戦力のバランスだ。ソ連を封じ込める為に中国を同盟国にしてソ連と戦うぞ!」等と荒唐無稽な事を考えた為にアメリカと中国の国交が深く成りました。
しかし今や中国はアメリカにケンカや挑発を繰り返しています。
この発端を作った彼ら(アメリカ人)は誰でしょう?
この本書を読めばアメリカの失策と、ソ連崩壊後の中国に対してのお花畑の妄想を抱き続けるアメリカの目覚める姿が見えてきます。
これからアメリカの支配層が中国を否定する時代が顕著に成るでしょう。
思考プラットフォームとして、アメリカと中国の冷戦構造(対立構造)を知るには最適の一冊です。
コレを読んでおけばアメリカ民主党出身のバラク・オバマが、中国と友好関係を結ぶか?対立姿勢を見せるか?二者択一の答えが分かります。(民主党はアメリカ国内では人権擁護派)
購入できない人は地元の図書館にて探してください。購入依頼をすれば図書館で読書できます。
読書時間は約1時間30分、目次だけ読むなら15秒です。
曰く・・・
世界には400年分の天然ガスと200年分の原油の存在が既に確かめられている。
アメリカでは、原子力発電所は、天然ガスとの価格競争に敗北して廃炉に追い込まれている。原子力発電を代替するのは安価な天然ガスを使ったガスタービン発電である。
中国には宗教というものが生まれなかったし、外部から受け入れたこともない。中国人の精神構造は特異である(ラルフ・タウンゼント:ジャーナリスト出身のアメリカ外交官)。
アメリカ人は不思議なもので、可哀想だと思えない相手は好きになれない。宣教師は特にこの傾向が強い(ラルフ・タウンゼント)。
下院外交委員会に属していたハミルトン・フィッシュ(下院議員)さえ、ハル・ノートの存在を知らなかった。ルーズベルトは疑うことを知らないアメリカ国民を裏切って戦争へと追い立てた。
昭和天皇は1941年11月に駐日米国大使を通し、行き詰まった日米交渉において三ヶ月の冷却期間をおいてはどうかと提案したがルーズベルトはこの提案を拒否している。このときナチスドイツはソビエト戦線で負け戦に突入している。この実情を目の当たりにしていれば日本の反米主義者といえども日米開戦に踏み切ることは不可能だったと思われる。
ヒトラーはイギリスとの戦争を望まず、それ以上にアメリカとの戦争は望んでいなかった。民主政治とは相容れない思想であるが、その脅威はヨーロッパ大陸とソ連のみに限られていた。ナチズムは地域的脅威であったことと比較すれば、共産主義の脅威は世界的なものだった。そればかりでなく、ルーズベルトの側近たちの多くは共産主義者ないし共産主義シンパだった。
アメリカは第二次世界大戦後、蒋介石に毛沢東と連立政権を作るように圧力をかける。蒋介石がこれを拒否すると蒋介石政権への援助を中止した。このため、国民党は共産党に負けて、中国の共産化を許す結果となった。当時のアメリカの指導者たちは共産主義の脅威に対してまったく無警戒だった。毛沢東をジェファーソンのような民主的な指導者と勘違いしていた。共産主義に同情的なアメリカのマスコミの意図的な宣伝も悪影響を及ぼした。パール・バックの「大地」などはその好例。
チャーチルの「鉄のカーテン」演説は、アメリカ保守派の間ではソ連との冷戦を戦う決意を宣言したものではなく、ソ連の勢力圏を承認したものとして怨嗟の的だった。
キッシンジャーは外交界の重鎮というよりは親中派のビジネスマンにすぎない。キッシンジャーは公然と中国共産党のロビイスト的役割を果たしている。
ニクソンはベトナム戦争から抜け出すために対中接近した。中国に頼って北ベトナムに圧力をかけ、アメリカとの休戦協定を受け入れさせようとした。和平は成立したが2年しかもたなかった。北ベトナムは和平協定を破って南ベトナムに侵入し、サイゴンは陥落し、南ベトナム政府は無条件降伏した。
おおむね、欧米の専門家や知識人が直感的に皮膚感覚で理解できる領域は欧米とロシア以外では中東地域が限界。これが一種の知的限界線を形成しており、欧米の外交が繰り返し失敗を犯す大きな潜在的要因となっている。
国際法では、戦争にともなう領土変更は、最終的に平和条約によって行われることが原則。平和条約による裏付けがない限り、降伏勧告文書によって領土変更を行うことはできない。
日本が連合国への降伏文書に調印した直後は、連合国は台湾を蒋介石政権に渡す意図はもっていなかった。たまたま台湾の日本軍は降伏相手として蒋介石軍を指定されたので、国民党軍が台湾を占領したのにすぎない。国際法上は台湾の地位は未確定であり、蒋介石は戦後の混乱にまぎれて台湾を占拠したにすぎない。
国際法上の地位が未確定であるならば、中国が台湾を領有する権利をもっていないことがはっきりする。
カーター政権は、人権外交を推進するにあたり、全体主義的政府と権威主義的政府を区別した。ソ連型の社会主義国家は全体主義的政府なので人権を求めて厳しく相対峙するが、発展途上国などの独裁政権はこれを権威主義的政府と認め、人権上の要求を緩和した。中国は権威主義的政府とされた。
地政学的に見れば、ランドパワーがシーパワーに変身できた例は皆無。かつてのドイツもソ連も失敗したし、中国も失敗するに違いない。
中国は北朝鮮に計画的に挑発的行為をとらせることにより、中国自身への外交的圧力を方向転換させたり、拡散させることができる。北朝鮮ファクターは中国にとっては常に利用価値のある外交兵器である。
日本の電力会社が原発をやめられないのは、それが低コストの発電施設であるからではなく、脱原発を進めれば、償却の終わらない原発設備が巨額の不良債権として重くのしかかるから。
シェールガス革命のインパクトはあまりにも大きいため、石油の重要性が低下し、天然ガスの重要性が増大するだろう。
ギリシャは石油と天然ガスと金の豊富な天然資源大国であることが明らかになってきた。ヨーロッパ最大の金産出国になるかもしれない。
人民元は米ドルに対して徐々に強くなっており、これが人民元の信用の裏付けとなる。中国政府は外貨準備を米ドル、ユーロ、円で保有している(大部分は米ドルだといわれる)。いわゆる通貨バスケット制であり、これは人民元の信用の裏付けを米ドルなどが行っていることを意味する。人民元は自立した国際通貨ではない。そのために、中国政府は必死に金の保有量を増やしてその自立度を高めようとしている。
第二次世界大戦前、ドイツの世論は一般に日本嫌い中国びいきだった。ドイツが明確に日本との提携に踏み切ったのは、ヒトラーなどの最終判断によるものだった。
現在、ドイツが狙っているのは経済上の第4帝国の建設である。ドイツは異常なまでに財政規律にこだわる。ドイツは、ギリシャ、イタリア、スペインなどに迫っているのは各国の経済主権の放棄であり、それによって統一した欧州財務省を創設し、その主導権をドイツが握ろうとしている。
などなど。
私は、キッシンジャーなるモノは昔から顔付からして気に食わない。そのキッシンジャーに対する正しい評価をしている本は、私の読書量の少なさから今まで見た事が無い。この本の筆者は元N○Kの○高氏の知ったかぶり連中とは大違いだ。非常に知識の奥深さが伺える。
本からは、過去の歴史の正しい評価が書かれ大変上質な歴史の知識になる。更に現状進行している事象を分析し将来予想もされている。一冊で2度美味しい本である。
その中でも一番私の思考に会うのが、キッシンジャーを書いた事。出来ればキッシンジャーの事をもっとしっかり書いて一冊の本にして頂きたいものだ。
トランプ政権誕生で米中が戦争になるという著者の話を聞きたくて買ってみた。
実際にこの本の書かれている様に米中が戦争をするというのは読んだ後でもピンと来ないが、
もしそうならば日本は中国からの移民が数多くいるので巻き込まれるだろう。
日本はどう生き抜くか?この本にはヒントがたくさん書かれており、経済不況を脱却したいな!
ルーピー鳩山のお蔭で沖縄が米軍撤退を求めていると意識的な勘違いをして普天間はもちろん在日米軍の撤退すら視野に入れておかなければならないはずです。日本の前途はかなり多難であることを国民は覚悟しなければなりません。