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大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか (PHP新書) 新書 – 2013/3/17

4.0 5つ星のうち4.0 50個の評価

絶対先生とかも気づいていたと思う。いじめはなかったと会見開く前に真実を知るべき、知らせるべき。大人のエゴのせいでみんな傷ついた。いい加減隠さず話してほしい(全校生徒アンケートより抜粋)。

子どもたちは知っていた……。

「自殺の練習をさせられていた」――生徒たちの埋もれかけていた証言から事件は発覚した。
いじめと自殺の因果関係を認めず、調査を打ち切った市教委の対応は、社会問題となった。
事務作業や保護者対応に忙殺される教師たち。連携さえとれない現状で、はたして子どもの異変を察知することはできるのか。子ども1人に孤独を背負わせる世の中であっていいのか。私たちはいま、彼らのために何ができるのか――。
大津支局記者のスクープで疋田桂一郎賞受賞。
全国25紙以上に掲載され大反響となった3部にわたる連載記事をもとに、この事件の真相、そして悩ましき、いじめの構造に迫る。
全校生徒アンケートの一部を本書に収録。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2013/3/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/3/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569812228
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569812229
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 50個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
50グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この事件をめぐっては、昨年7月に報道が過熱して以降、
加害者や教育現場でのバッシングがエスカレートして、
目を覆わんばかりの無責任な言説であふれかえっていたが、
この本はそういった類とは一線を画して、被害者や加害者、
教育現場の実像に迫る努力をしている。

記者らが、自らの過去や身の回りの子らに、13、14歳の
最も多感な時期の心の動きを理解する鍵を探そうと
必死でもがいている跡が見受けられるし、教育現場についても、
一言で表すととたんにチープで陳腐な表現になって、掌から
するりと抜け出てしまう捉えどころのない教師という存在に対して、
先入観なしに共感を持って向き合おうとする姿勢が感じられた。

それゆえに、将来ある子が一人、自ら命を絶たざるを得なかった
という厳然たる事実が結果的に、よりいっそう深刻な形で
教育現場に突き刺さっているように思う。今、学校が、そして
教師が置かれている状況をふまえると、対症療法でどうにかなる
ような問題ではないことも浮き彫りになったといえよう。

過去数十年、押しては返す波のように繰り返されてきた
いじめ自殺という不幸な現象を、少しでもなくしていくために、
あらゆる大人が今、何を心がけるべきなのか教えてくれる良著。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イジメ事件興味あり、購入しました。バランスよく、多面的に書いてありました。もう少し、イジメ事件の中心人物となった加害少年について書いて欲しかったです。
2017年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい本だった。
いじめについてのかなり核心をついていた。
今後の本に期待したい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月3日に日本でレビュー済み
 自殺者が出た場合、文字通り取り返しがつかない。しかし、この取り返しがつかないことが、学校や加害者にとっては有利な条件として働くことがある。なぜならば、取り返しがつかないが故に、もうどうしようもありません、と開き直る絶好の口実となるからだ。あとは、謝罪と再発防止だけに徹すれば良い。謝罪など、痛くも痒くもない。再発防止と言えば聞こえは良いが、意味合いとしては、その事件については「終わったこと」にされていることになる。

「二度とこのようなことが・・・」というコメントを聞く度に不愉快になるのは、そこだ。二度と起きなかったとしても、一度生じた事件が終わることはない。それを一方的に終わらせようとしているのを聞けば、ツッコミの一つも入れたくなる。

 しかし、気にくわないのは、アンケートに対する中学生の回答である。

・「健次君は仏様になって僕たちに大切なことを教えてくれている。そのメッセージをしっかり受け取らなければ」(P.65)。
・「健次の分まで生きる」、「ずっと友達だ」(P.77)。
・「一度失った命は帰ってこない。だからもうこんなつらい悲しみを抱かないように困っている人がいたら助ける、いじめられている人がいたら自分がどうなろうと助けようと思う。そして僕たちが健次君の分まで精一杯生きようと思う」(P.251)。

 中学生相手にいきり立っても仕方ないけれど、よくもそんな模範解答を思いついたものだと思う。そう書いてやり過ごすのが正しいやり方であると、どこかで教わったのだろう。もちろんそれは学校だ。
76人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よく調べられた良書です。いじめについて考えさせられる内容です。多くの人に読んでほしいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
始めと終わりは、大津の中2いじめ自殺事件について、突っ込んだ取材が記述され、真ん中部分は、何件かの同様の事案から学べるもの、という視点で構成されている。
本書を読む限り、この事件に対する学校側の対応の不手際があったこと、その後の教育委員会の処理も不十分であったことは、紛れもない事実のように思える。結果として、被害者の保護者に二重の苦しみを追わせることになったことは、まことに気の毒としか言いようがない。
ただ、加害者側への取材はあまり行われておらず(本書でも、そのことの難しさは自省されているが)、残念としか言いようがない。
社会で犯罪とされることは、学校の中でも犯罪であるはずである。欧米(全てではないが)のように、スクールポリスが常駐することで校内犯罪の抑止力(ドラッグの持ち込みや盗難などが多いからだが)とする方法しかないのではないか。
現行の法規では、教員は教育指導を通して生徒の「人格」形成に資することになっており、欧米の教員のように学習指導だけを行う専門職ではない。教科以外に道徳、特活の授業はもちろん、生徒指導も、教育相談も、そして会計処理や部活動指導も丸投げされている現状がある。しかし、一人の生徒をしっかりとした人間に育て上げると言う、そこに教師としての魅力を感じている教師もたくさんいることもまた事実である。教師としての矜持である。
今後は、本書にもあるような第三者機関との密接な連携や、機能・権限強化によって、少しでも子供の声をすくい取り、最悪の事態を未然に防いでいくしかないのではないか。
なお、文中二~三か所、文章の意味が汲み取りづらいところがあったので、★1個減とした。(P26第三段など)
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いじめは現代社会のひずみの中で発生する問題であり、
一教員、学校、教育委員会の不手際を攻撃するだけでは
なんの解決にもならず、むしろ、次のいじめ自殺を誘発
するだけであることは、これまでの数々の事件で実証さ
れているにもかかわらず、相変わらず、学校関係者を
責めることだけに終始している。何の参考にもならず。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
報道しにくい事件を被害者・加害者の両立場に偏ることなく、公開された重要な情報を冷静に分析し真実を捉えようとしている。貴重な、そして大変意味のある一冊ではないでしょうか。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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