この本は「教室の悪魔」という衝撃的な題名であったこともあり、うちの子供が小学校2年生~3年生だった13~4年前にいちど読んだことがあります。
ちょうど本書が出版され、この種の本としては異例の15万部突破のベストセラーとして話題をあつめた時期でした。
その頃、子供のかよっていた小学校でも「いじめ」が取りざたされていたのでまさしくタイムリーな内容でした。
最近、中野信子さんの「ヒトはいじめをやめられない」という本を読んで「いじめ」に対する興味が再燃し、そういえば「教室の悪魔」というかなり衝撃的な本があったことを思い出し再読した次第です。
東京都児童相談センターに児童心理司として勤務している著者にしか分からない、生々しい「いじめ」の現場や事例に基づいた本書は、やはり説得力がハンパないです。
なぜいじめが起きるのか、被害者児童、加害者児童はどうやって生まれる (作られる) のか、いったん「いじめ」がはじまるとなぜ、子供たちの歯止めが全くきかなくなるのか、なぜ学校の先生や家庭の保護者などの大人は子供たちの間で起きている「いじめ」に気がつきにくいのか? 等々のことが本書を読めば手に取るようにわかります。もちろん「いじめ」をなくすための対処方法も。
まあしかし、それにも増して子供たちの間における「いじめ」がいかに陰湿なものであるかが、いくつもの事例をもとに明らかにされています。「これが年端もいかない子供のやることか?」と目をそむけたくなるような事例ばかりです。それは初読の時もつよく感じました。
2006年12月発行の本書ですが2022年の現在もなお「いじめ」に関心のある読者に多大な示唆をあたえる内容だと思います。
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教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために 単行本(ソフトカバー) – 2006/12/21
山脇 由貴子
(著)
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これほど残酷な「いじめ」を、なぜ親も教師も見抜けないのか。クラス全員が加害者となり1人を追い込んでしまう地獄の構図は、なぜ生まれるのか――。恐るべき速度で「進化」しつづける「いじめ」の正体を、気鋭のカウンセラーが暴き、解決法をわかりやすく示す。内容は①陰惨ないじめを乗り越えた子どもと家族の話 ②大人からは見えない巧妙ないじめのパタン、③被害者以外は全員が加害者にまわるいじめの心理 ④いじめにあっている子を持つ親が何をすればいいのか、学校と何を話し合い、どう解決すればいいのかの具体策 ⑤いじめを見つけるチェックリストなど。いじめ問題の核心をズバッと突いた、1時間で読める衝撃の一冊。
- 本の長さ138ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2006/12/21
- ISBN-104591095940
- ISBN-13978-4591095942
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2006/12/21)
- 発売日 : 2006/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 138ページ
- ISBN-10 : 4591095940
- ISBN-13 : 978-4591095942
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2022年1月7日に日本でレビュー済み
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2014年11月10日に日本でレビュー済み
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読んで、ただただ心が重たくなるばかりでした。
このようないじめが行われているのかと思うと憤りを感じます。
いじめを行っている子ども、保護者は一体どのような環境にいるのか、
子供たちは、何を思ってこのような行為を行うのか、犯罪としか言いようがない。
子どものいる家庭の皆さんには、一度、読んでいただきたいと思います。
このようないじめが行われているのかと思うと憤りを感じます。
いじめを行っている子ども、保護者は一体どのような環境にいるのか、
子供たちは、何を思ってこのような行為を行うのか、犯罪としか言いようがない。
子どものいる家庭の皆さんには、一度、読んでいただきたいと思います。
2021年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を手に取る「もしも子供がいじめに?」と不安な親たちには、
あまりにも現実的でない事例が多かったので、
我が子のフォロー(問題解決方法)を考えるときには、役には立たなかった。
今、こんな恐ろしい事例があるよっていうことを認識しましょう、という点では
知識として読むにはいいと思います。
あまりにも現実的でない事例が多かったので、
我が子のフォロー(問題解決方法)を考えるときには、役には立たなかった。
今、こんな恐ろしい事例があるよっていうことを認識しましょう、という点では
知識として読むにはいいと思います。
2021年6月21日に日本でレビュー済み
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良く整理されていて、大変参考になります。
2012年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書はいじめの最前線で自ら戦っていらっしゃる方が書いています。
現代のいじめがいかに、陰湿で悪質なのか。それをしっかりと把握し、
その構造もある程度分析しています。
構造を体系的に説明し切れてはいませんが、いじめに対応していくには
十分な分析だと思われます。そして、他のいじめに関する本と比べて
秀逸なのは、対応法がとても具体的かつ実践的である点です。
いじめられている人間自体が、どのように行動すると良いのか。その視点
で書いてあれば、☆5でした。子供がこの本を見つけて、親に読むように
せがめるかどうか。そこはかなり困難かもしれません。
現代のいじめがいかに、陰湿で悪質なのか。それをしっかりと把握し、
その構造もある程度分析しています。
構造を体系的に説明し切れてはいませんが、いじめに対応していくには
十分な分析だと思われます。そして、他のいじめに関する本と比べて
秀逸なのは、対応法がとても具体的かつ実践的である点です。
いじめられている人間自体が、どのように行動すると良いのか。その視点
で書いてあれば、☆5でした。子供がこの本を見つけて、親に読むように
せがめるかどうか。そこはかなり困難かもしれません。
2018年2月5日に日本でレビュー済み
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私は今25歳です。この本に出会ったのは15歳の時。中学生でした。学校の図書室にこの本が有り、初めて読み号泣しました。何故こんな酷いことが出来るのだろう。何度も何度も読み返しました。大人なった今も購入したこの本を何度も何度も読んでいます。
私は本を読む時、気に入った物は音読します。セリフは感情を込めて言います。こんなにも苦しくて泣いてしまうセリフは後にも先にもこれが最初で最後だと思います。
いじめのニュースを観る度、心がとても苦しくなります。どうして、どうして助けることが出来なかったのか。学校は言います、「いじめは無かった」と。「調査したが無かった」と。その度に怒りと悔しさと憤りを感じます。そしてこの本の最初のエピソードで作者に背中を押され、父親が学校側に言った言葉を思い出し、突きつけてやりたくて堪らなくなります。
もし、買おうか迷っているなら買ってほしい。もし、あなたが誰かの親になるなら買ってほしい。先生になるなら買ってほしい。周りと共有してほしい。これは、10年以上も前の話です。それを頭に入れて、子ども達を守ってほしい。その為に私は今、このレビューを書いています。
私も元はいじめられた側です。誰も助けてくれなかった。誰にも助けを求めることが出来ず、夜中声を殺して泣いた。人間は弱い存在です。あなたが異変に気付いて、手を差し伸べてあげてください。強がる子ども達を救ってください。
その為にまず、どんないじめが行われているのか。どんな対処をしなければいけないのか。この本で知ってください。
私は本を読む時、気に入った物は音読します。セリフは感情を込めて言います。こんなにも苦しくて泣いてしまうセリフは後にも先にもこれが最初で最後だと思います。
いじめのニュースを観る度、心がとても苦しくなります。どうして、どうして助けることが出来なかったのか。学校は言います、「いじめは無かった」と。「調査したが無かった」と。その度に怒りと悔しさと憤りを感じます。そしてこの本の最初のエピソードで作者に背中を押され、父親が学校側に言った言葉を思い出し、突きつけてやりたくて堪らなくなります。
もし、買おうか迷っているなら買ってほしい。もし、あなたが誰かの親になるなら買ってほしい。先生になるなら買ってほしい。周りと共有してほしい。これは、10年以上も前の話です。それを頭に入れて、子ども達を守ってほしい。その為に私は今、このレビューを書いています。
私も元はいじめられた側です。誰も助けてくれなかった。誰にも助けを求めることが出来ず、夜中声を殺して泣いた。人間は弱い存在です。あなたが異変に気付いて、手を差し伸べてあげてください。強がる子ども達を救ってください。
その為にまず、どんないじめが行われているのか。どんな対処をしなければいけないのか。この本で知ってください。
2008年3月4日に日本でレビュー済み
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この種の本を読んで感じる歯がゆさだが、現状は詳細に分析されつづられているものの、解決プログラムにつっこんだ内容が足りない。
同様の内容の本では、「解決!いじめ撃退マニュアル」の方が実践として参考になるところが多い。私自身もいじめ解決のプログラムに参加した経験がありますが、子供自身にいじめの解決方法を体感させていくプログラムが求められていると思う。
同様の内容の本では、「解決!いじめ撃退マニュアル」の方が実践として参考になるところが多い。私自身もいじめ解決のプログラムに参加した経験がありますが、子供自身にいじめの解決方法を体感させていくプログラムが求められていると思う。
2019年12月13日に日本でレビュー済み
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多くの人が考える「いじめ」よりもさらに本質的な「いじめ」を紹介しています。日本中にはこのようないじめが沢山あります。教育系の道に携わるなら読んでいなければならない、そして対策を考えなければならない本でしょう。